User Manual

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基本編
ピアノとして演奏する
この楽器には、3本のペダルが付いています。
右のペダル(ダンパーペダル)
このペダルを踏むと、鍵盤から指を離しても音が長く響きます。
また、グランドピアノの音色を選択して踏んだ場合には、グラ
ンドピアノの響板や弦の共鳴効果(サステインサンプリング)が付
きます。共鳴効果のかかり具合は、[FUNCTION](71ページ)
で調節できます。
まん中のペダル(ソステヌートペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけが、鍵盤
から指を離しても長く響きます。ペダルを踏んだあとに弾いた
音には効果はかかりません。
左のペダル(ソフトペダル)
このペダルを踏んでいる間、ペダルを踏んだあとに弾いた鍵盤の音量をわずかに下げ、音の響
きを柔らかくします。ペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音には効果はかかりませんの
で、効果をかけたい場合は、ペダルを踏んでから鍵盤を弾きます。
ただし、「JazzOrgan
ジャズオルガン
「MellowOrgan
メローオルガン
音色を選ぶとロータリースピーカーの回転の速い
/遅いの切り替え(RotarySpeed
ロータリースピード
)、「Vibraphone
ビブラフォン
」音色を選ぶとビブラートのオン/オフ
(VibeRotorOnOff
バイブローターオンオフ
)機能に切り替わります(64ページ)。
ペダルを使う
ここでダンパーペダルを踏むと、
このとき押さえていた鍵盤とその
あと弾いた音すべてが長く響く
NOTE
どのグランドピアノ音色にサステイ
ンサンプリングが付くかは、「音色
一覧(詳細版)」(75ページ)を確認し
てください。
NOTE
[VOICESETTING]の
「RPedalFunc」/「CPedalFunc」
/「LPedalFunc」を使って、各ペ
ダルへ別の機能を割り当てることが
できます(65ページ)。
NOTE
「PIPEORGAN」「JAZZ
ORGAN」「STRINGS」
「CHOIR」の音色および「XG」の
一部の音色では、まん中のペダルを
踏むと、音が減衰せずに持続して鳴
り続けます。
まん中のペダルと左のペダルの
スタート/ストップ機能切り替え
[FUNCTION]の「PedalPlay/
Pause」で、まん中のペダルか左の
ペダルをパネルの[PLAY/PAUSE]
ボタンと同じ機能に切り替えること
ができます(70ページ)。
NOTE
ペダルには、工場出荷時にビニール
袋をかぶせてあります。GPレスポ
ンスダンパーペダルの効果を最大に
するには、ビニール袋を外してくだ
さい。
ハーフペダル機能
ダンパーペダルを踏んでいない状態と、完全に踏み込んだ状態の中間の状態を「ハーフペダル」と
いい、グランドピアノのダンパーが弦に触れるか触れないかの微妙な状態を指します。この楽器の
ダンパーペダルはハーフペダルに対応しており、どの程度踏み込んだらハーフペダル効果がかかる
か(ハーフペダルポイント)を、ファンクション(70ページ)で設定できます。
GPレスポンスダンパーペダル
この楽器のダンパーペダルは、ペダルを踏んだときの感覚をよりグランドピアノに近づけたGPレ
スポンスダンパーペダルです。ハーフペダルのポイントを体感しやすく、ハーフペダル効果をかけ
やすいのが特長です。楽器の設置場所など状況によって、踏み心地が異なる場合があるので、必要
に応じてハーフペダルポイントを好みの状態に設定してください(70ページ)。
ここでソステヌートペダルを踏む
と、このとき押さえていた鍵盤の
音だけが長く響く