User Manual

69
詳細設定編
その他の詳細設定[FUNCTION]
楽器全体の音の高さを微調整することができます。ほかの楽
器との合奏やCDの再生に合わせて演奏するときなどに、ほ
かの楽器やCDの再生音などと音の高さを正確に合わせたい
場合に使います。
NOTE オーディオソング再生音の高さは変わりません。
設定範囲:A3=414.8Hz〜466.8Hz(約0.2Hz単位)
初期設定:A3=440.0Hz
「GRANDPIANO
グランドピアノ
1」〜「GRANDPIANO4」の音色の調
律曲線を選ぶことができます。多重録音をしたときなど、ピ
アノ特有の調律カーブが他の楽器の音の高さと微妙に合わな
いと感じた場合に、「Flat
フラット
」を選ぶと消されます。
設定範囲:
Stretch(ストレッチ)
ピアノ特有の調律曲線
Flat(フラット)
全音域に渡ってオクターブで周波数が倍になる調律曲線
初期設定:Stretch
NOTE Scale(スケール)=音階
設定範囲:
Equal(イコール=平均律)
1オクターブを12の間隔で等分した音律。現在もっともポピュラー
なピアノの調律法。
PureMajor/PureMinor(ピュアメジャー /ピュアマイ
ナー =純正律「長調」/「短調」)
自然倍音を基準とするため、主要3和音が美しく純粋に響くのが特
長。現在でも合唱のハーモニーなどで見られる。
Pythagorean(ピタゴリアン=ピタゴラス音律)
ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた5度音程だけ
の組み合わせからできた音律。3度はうなりが生じるが4度と5度の
音程が美しく、旋律の演奏に向いている。
MeanTone(ミーントーン=中全音律)
ピタゴラス音律の3度のうなりをなくすために改良された音律。16
世紀後半から18世紀後半までにかけて広く普及し、ヘンデルも使
用した。
Werckmeister/Kirnberger(ヴェルクマイスター /キル
ンベルガー )
中全音律とピタゴラス音律を組み合わせた音律で、両者はその組み
合わせかたが異なる。転調により曲想が変化するのが特長。バッハ
やベートーベン時代に使用され、現在でもその時代の音楽をハープ
シコード(=チェンバロ)などで演奏するときにしばしば用いられる。
初期設定:Equal
基音(演奏する曲の調の主音)を設定する
Equal以外の音律を選んだときは、基音(演奏する曲の調の主
音)を設定する必要があります。B[−(NO)][+(YES)]ボタン
で設定します。
設定範囲:
C、C♯、D、E♭、E、F、F♯、G、A♭、A、B♭、B
初期設定:C
音の高さの微調整
Tune
チューン
ピアノ音色の調律曲線の選択
PianoTuningCurve
ピアノ チューニングカーブ
Tune
A3=440.0Hz
設定する
PianoTuningCurve
Stretch
設定する
音律の選択
Scale
スケール
Scale BaseNote=C
PureMajor
基音を設定する
音律を選ぶ