User Manual

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CLP-585/575/545/535取扱説明書
システムメニュー
システムメニュー
システムメニューでは、楽器全体にかかわる設定を行ないます。
各項目の呼び出し方:
必要に応じてソングを選択したあと、[MENU]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[∧]/[∨]/[<]/[>]ボタンで
目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
トランス
ポーズ
(設定画面) 鍵盤演奏音のキーを半音単位で移調(トランスポーズ)します。ここ
での設定により、弾く鍵盤を変えずに、ほかの楽器や歌う人の声の
高さにキー (調)を合わせられます。たとえば、トランスポーズを
「5」に設定すると、「ド」の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音が鳴
り、「ハ長調」の弾きかたで「ヘ長調」の演奏ができます。
NOTE
ここでの設定はソング再生音には関係ありません。ソング再生音のキー
(調)を変えたいときは、ソングメニュー (79ページ)のトランスポーズで
設定してください。
NOTE
鍵盤演奏の情報(ノートオン/オフ)をMIDI送信する場合、ノートナンバー
は本来の値にトランスポーズ値を加えた値で送信されます。ノートオン/
オフをMIDI受信した場合は、受信したままのノートナンバーで発音しま
す(トランスポーズされません)。
0 −12(−1オク
ターブ)〜0(標準
音程)〜+12(+1
オクターブ)
チューニ
ング
音の高さ(マ
スターチュー
ン)
(設定画面) 楽器全体の音の高さを微調整します。ほかの楽器との合奏やCDの
再生に合わせて演奏するときなどに、それらのピッチ
(音の高さ)と楽器本体のピッチを正確に合わせたい場合に使いま
す。
NOTE
マスターチューン設定は、ドラムキットやオーディオソング再生音の
ピッチには影響しません。また、MIDIソングには記録されません。
A3=
440.0Hz
A3=414.8Hz
〜466.8Hz
(約0.2Hz単位)
音律 (設定画面) 現代のピアノはほとんどの場合、「平均律」と呼ばれる1オクター
ブを12分割した音律で調律(チューニング)されています。デジタ
ルピアノでも初期設定は「平均律」ですが、16〜19世紀の古代に
使われていた音律をワンタッチで呼び出し、当時の音律で演奏する
ことも可能です。
平均律 「音律リスト」を
参照(88ページ)
基音 (設定画面) 上記で選択した音律の基音(演奏する曲の調の主音)を設定します。
上記で「平均律」以外を選んだときは、基音の設定が必要です。
NOTE
音律で「平均律」を選んでいる場合は、「---」表示となり、値の変更はで
きません。
CCCD
E♭、E、F、
F♯、G、A♭、
A、B♭、B
調律曲線
(CLP-585)
「CFXグランド」ボイスの調律曲線(鍵域によるチューニング設定
の曲線)を選びます。初期設定の「標準」では、平均律(88ページ)
からややずれたピアノ特有の調律曲線が呼び出されています。
MIDI録音などでピアノボイスと他のボイスの音高とが微妙に合わ
ないと感じた場合は、「フラット」を選ぶと解消されます。
標準 標準、フラット
鍵盤 タッチ (設定画面) 鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の付きかた(タッチ感度)を選びま
す。
ソフト2:弱いタッチで大きい音を出すことができます。
ソフト1:ソフト2とミディアムの中間です。
ミディアム:標準的なタッチです。
ハード1:ハード2とミディアムの中間です。
ハード2:
強いタッチで弾かないと大きい音が出にくい設定です。
固定:タッチによる強弱は付かず一定のボリュームが出ます。
NOTE
ここでの設定は、MIDI録音されたりMIDI出力されたりしません。
ミディアム ソフト1、ソフト
2、ミディアム、
ハード1、ハード
2、固定
ベロシティ (設定画面) タッチが「固定」に設定された場合のベロシティー値
(音量)を設定します。
NOTE
ここでの設定は、MIDI録音されたりMIDI出力されたりしません。
64 1〜127
スプリット
ポイント
(設定画面) スプリットポイント(鍵盤の右手領域と左手領域の境め)を設定しま
す。
F♯2 A-1〜C7