User Manual

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CLP-785,CLP-775,CLP-745,CLP-735取扱説明書
演奏を録音する
MIDI録音では、全部で16トラックで構成されるMIDIソングを、1トラックずつ録音して作り
上げることができます。たとえば、ピアノ曲の場合、右手パートをトラック1に録音したあと、
左手パートをトラック2に録音すれば、両手で弾くのが難しいピアノ曲を録音することができ
ます。また、リズム(打楽器音のみ)を先に録音しておき、あとでリズムを聞きながらトラック
1にメロディーを録音する、ということができます。このように、1回で演奏するのが難しい
曲でも、パート別に重ねて録音をすることによって、1つの曲に仕上げることができます。
1. 「簡単にMIDI録音する」(53ページ)の手順1〜2と同じ方法で、
録音の準備をします。
2.
[<]/[>]
ボタンで録音トラックを指定します
右手パートを録音したいときは「R」を選びます。
左手パートを録音したいときは「L」を選びます。
トラック3〜16のいずれかを指定したいときは[<]/[>]ボタンを何度か押してトラッ
ク(Extra3〜16)を指定します。最初にリズムを録音した場合は、トラック9〜11
のいずれか、またはすべてにリズムが録音されていますので、それ以外のトラック
を指定します。
3. 鍵盤を弾くと同時に録音がスタートしますので、演奏します。
リズムを最初に録音する場合は、[RHYTHM]ボタンを押して録音をスタートさせます。
曲の始めに空白の小節を録音したいときは、[PLAY/PAUSE]ボタンを押して録音を
スタートさせます。
4. 演奏が終わったら、[REC
レック
]ボタンを押して、録音を終了します。
録音モードを抜け、ソングを保存するための画面が表示されます。
トラックを指定してMIDI録音する
MIDI
NOTE
USBフラッシュメモリーに録音し
たい場合や、USBフラッシュメモ
リー上のソングに追加録音したい場
合は、「USBフラッシュメモリーに
MIDI録音する」(57ページ)をご覧
ください。
NOTE
リズムは後から追加録音できませ
ん。リズムを録音したい場合は、最
初に録音してください。
NOTE
リズムのベース音は、いずれかの鍵
盤を弾かないと鳴らないため、ベー
ス音を録音したい場合は、必ず鍵盤
を弾きながら録音してください。
本体に録音済みのMIDIソングに追加録音したい場合:
追加録音したいMIDIソングを選びま
す(42ページ手順1〜4)。[
REC
]
ボタンを1秒以上押
すと、録音のためのソングを選ぶリストが表示されます。追加録音したいMIDIソングを
選んで[>]ボタン押してから、手順2へ進んでください。
12345678910111213141516
右手パートを録音
左手パートを録音 リズムを録音
NOTE
RとLに別々の曲を録音すると、
一緒に再生されてしまいます。別々
の曲を録音する場合は、改めて新規
録音してください。
トラックの割り当て
リズムを録音するときは、トラッ
クを指定できません。トラック9
〜11に録音されます。
指定したトラックに入るのは、
デュアルの第1ボイス、スプリッ
ト/デュオの右側のボイスのみで
す。デュアルの第2ボイスは、指
定したトラックに6を足した番号
のトラック、スプリットおよび
デュオの左側のボイスは、指定し
たトラックに3を足した番号のト
ラックに入ります。16を超えた
場合は折り返して数えます。
注記
データがあるトラックに録音する
と、元のデータは上書きされてしま
いますので、ご注意ください。
録音トラック
トラックのデータの有無:
:データあり
データなし