User Manual

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CLP-785,CLP-775,CLP-745,CLP-735取扱説明書
曲(ソング)を再生する、練習する
この楽器では、内蔵曲や録音した曲、市販の曲データを総称して「ソング」と呼んでいます。単に再生して楽しむだけでなく、
ソングを再生しながら演奏の練習ができます。
この楽器では、以下のソングが再生できます。
楽器に内蔵されているボイスのデモ曲(ボイスデモ)
楽器に内蔵されているソング(ピアノソング50曲「クラシック50選」と練習用ソング303
曲「レッスン」)
この楽器での演奏を録音したソング(録音方法については52ページ参照)
市販のMIDIデータ:SMF(StandardMIDIFile)形式
この楽器で再生可能なMIDIデータのサイズは、1曲につき約500KBまでです。
市販のオーディオデータ:WAV形式(拡張子「.wav」)ファイル(サンプリング周波数
44.1kHz、量子化ビット数16bit、stereo)
この楽器で再生可能なオーディオデータは、1曲につき80分までです。
MIDI
ミディ
ソングとオーディオソング
この楽器で再生/録音できるソングには、MIDIソングとオーディオソングの2種類があります。
MIDIソングは、鍵盤を押す/離すといった演奏の動きを記録したデータです。楽譜と同じよう
に、どの鍵盤をどのくらいの強さでどのタイミングで弾いた、といった演奏情報が記録され、
音そのものは記録されません。記録された演奏情報にもとづいて、(クラビノーバなどの)音源部
が鳴ることではじめて音になります。データ容量が小さく、また、ボイスの変更などの編集が
しやすいのが特長です。
オーディオソングは、演奏した音そのものを記録したデータです。ボイスレコーダーなどに録
音するのと同じしくみで記録したものです。スマートフォンや携帯音楽プレーヤーなどで再生
するのと同じように、WAV形式のデータをこの楽器で再生できます。
MIDIソングとオーディオソングでは、使える機能が異なります。この章では、下記のよ
うに説明しています。
ここでの説明は、MIDIソングで使える機能です。オーディオソングでは使えません。
CLP-785は、以下の規格に対応しています。
GMシステムレベル2
代表的な音色配列フォーマットの1つである「GMシステムレベル1*」を、さらに表現力を高
める機能にまで拡張したフォーマットです。
*多くのMIDI機器がGMシステムレベル1に対応しており、市販のミュージックデータの多くがGMシステムレ
ベル1で作られています。
XG
「GMシステムレベル1」をさらに拡張し、豊かな表現力とデータの継続性を可能にしたヤマハ
の音源フォーマットの音色配列です。CLP-785のXG音色(ボイス)グループ内の音色で録音し
た演奏データの音色配列は「XG」になります。
GS
ローランド株式会社の音源フォーマットです。ヤマハのXGフォーマットと同様、GMシステム
レベル1の仕様に加え、音色セットやドラムセットの拡張、音色の修正、エフェクトなどの拡張
機能を規定しています。
MIDI
オーディオ
785 775 745 735