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Table Of Contents

　ヤマハのステージピアノ“CP”は、

2010年を迎え新たなる方向へ進化を遂げた。

SCMという最新鋭の技術が注入されたこのCP1は、

“ピアノ・サウンド”だけをストイックなまでに追求。

原点に帰り開発された同機は、ミュージシャンの間でもすでに大きな話題となっている。

　本企画では、その構造を解明し、さらにプロ・ミュージシャンたちに試奏してもらうことで、

“ステージピアノ”としてのCP1の真価を探る。

一線で活躍するミュージシャンたちの演奏したサウンドにも耳を傾けて、

ぜひその実力を一緒に検証していただきたい。

ミュージシャンを魅了するステージピアノ

Introduction~Summary of CP1

Story Behind the Birth of CP1

Sound Making with CP1

Artist Performs CP1

Artist Comment for CP1

CP5/CP50 Review

CP1 Specification

Y A M A H A C P 1 S P E C I A L B O O K

www.yamahasynth.com/jp/

products/stage_pianos/cp1/

● MIDIは社団法人音楽電子事業協会（AMEI）の登録商標です。　● その他、このカタログに掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

● 製品の仕様およびデザインは、改良のためお断りなく変更する場合がございます。　● 本カタログは印刷物のため、商品の写真と実際の色とが異なる場合がございます。

● この冊子はリットーミュージック社キーボードマガジン 2010年SPRING号の記事を基に加筆・編集したものです。

メーカー希望小売価格 525,000円（本体価格 500,000円）

●音源方式：SCM（Spectral Component Modeling）●鍵盤：88鍵NW-STAGE鍵盤（木製象牙

調ウェイテッド鍵盤）●最大同時発音数：128音●パフォーマンス：プリセット＝16×3バンク、ユーザー

＝16×3バンク、エクスターナル＝16×3バンク●パート：2パート●ブロック：ピアノ・ブロック＝17ピアノ・

タイプ、モジュレーション・エフェクト・ブロック＝10タイプ、パワーアンプ／コンプレッサーブロック＝8タ

イプ●リバーブ：8タイプ●マスターEQ：5バンド●ディスプレイ：55文字×2行 VFD（蛍光表示管）●操

作子：ピッチベンドホイール、マスター・ボリューム・ダイアル、ノブ1〜6●接続端子：アウトプット＝L/

MONO、R端子（アンバランス接続の標準フォーンジャック）、L／R端子（バランス接続のXLR 端子）、

ヘッドフォン（ステレオ標準フォーンジャック）、フット・スイッチ＝サステイン、ソステヌート、ソフト、アサイナ

ブル、フット・コントローラー＝2、MIDI（IN／OUT

／THRU）、 USB（TO HOST、TO DEVICE）

●付属品：電源コード、2P-3P変換器、ペダルユニ

ット、保証書、「Illustrated Guide to the

CP1」、取扱説明書、ソフトウェアDVD-ROM

（Cubase AI）● 外形寸法：1,385（W）×173

（H）×420（D） mm●質量：27.2 kg

Summary of content (8 pages)

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YAMAHA CP1 SPECIAL BOOK CP1 Specification メーカー希望小売価格 525,000円（本体価格 500,000円） Introduction~Summary of CP1 ●音源方式：SCM（Spectral Component Modeling）●鍵盤：88鍵NW-STAGE鍵盤（木製象牙調ウェイテッド鍵盤）●最大同時発音数：128音●パフォーマンス：プリセット＝16×3バンク、ユーザー Story Behind the Birth of CP1 ＝16×3バンク、エクスターナル＝16×3バンク●パート：2パート●ブロック：ピアノ・ブロック＝17ピアノ・タイプ、モジュレーション・エフェクト・ブロック＝10タイプ、パワーアンプ／コンプレッサーブロック＝8タイプ●リバーブ：8タイプ●マスターEQ：5バンド●ディスプレイ：55文字×2行 VFD（蛍光表示管）●操 Sound Making with CP1 作子：ピッチベンドホイール、マスター・ボリューム・ダイアル、ノブ1〜6●接続端子：アウトプット＝L/ MONO、R端子（アンバランス接続の標準フォー
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Introduction~Summary of CP1 新世代ステージピアノの背景とその構造新開発の技術を多数搭載したCP1。この高品位なステージピアノの構造をまずは探っていこう。文：大山哲司／撮影：八島崇（＊） CP1への系譜〜継承される“ステージピアノ” のコンセプト CP1では2種類のアコースティック・ピアノ（CF プ・ブロック、そしてリバーブ・ブロックの4ブロッククにはエレクトリック・ピアノのスピーカーをモデリとS6）のほかに、金属棒を叩くタイプのエレピで音作りをする。ピアノ・ブロックで元となるピアングしたシミュレーターが入っており、実際スピー（Rd IとRd II）と金属片を叩くタイプのエレピノ・タイプを選ぶとそのピアノ・タイプに合わせたプカーから鳴らしたようなサウンドを作ることができる（Wr）が用意。それらのエレピ音色は、年代別にリアンプが選ばれる。その調整パラメーターは、ピ（写真⑤）。また、それぞれの調整パラメーターは、搭載されており、Rd Iは71、73、75年製、Rd IIはアノ・タイプごとに音作りするのに最
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Story Behind the Birth of CP1 開発者が語るCP1誕生ストーリーンプの3Band EQはハイとローの周波数は変 SCM音源、NW-STAGE鍵盤をはじめ、さまざまな新技術が導入されたCP1。その誕生の経緯を、CP1開発グループのメンバーに語ってもらった。のおいしい周波数がセットされています。」作ってはやり直し、というのを繰り返しました。だから時間はかかりましたね」確立された手法がないので作ってはやり直しを繰り返しました更できませんが、それぞれのピアノに合った別々すべての音色を爽快に弾ける独自の価値観を持つ鍵盤を目指した音源担当：三浦大輔コンテンツ担当：大高史嗣そう語る大高氏は、「見えないところにパワー “スウィート・スポットを外さない”ことはすべてがかかっているんです。でも、シンセではなくてピにおいて徹底された。例えばエフェクトでフェイアノなので、技術やスペックでアピールするより、ザーをかけドライブを上げると乗るうっすらとした気持ち良く弾いてもらえるところを目指しました」歪みや、パワー・アンプ部でのライン出
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Sound Making with CP1 CP1から生まれるステージ仕様のサウンド Listen to CP1 Sound www.yamahasynth.
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Artist Performs CP1 プロデューサーとして、キーボーディストとして、多数のアーティストを手掛けてきたプロ・ミュージシャンが体感するCP1の表現力井上鑑。さまざまな状況に合わせて音作りを行ってきた彼は、どのようにCP1を評価するのだろう。すでにライブでCP1を使用したという井上にその印象を聞いた。多くの現場をこなすミュージシャンたちにCP1 はどう映るのだろうか。それを探るべく、今回4人のプロにCP1を試奏してもらった。付録CDに彼らのプレイも収録したので、そのコメントと併せて、CP1の表現力を体感していただきたい。まず桐朋学園大学在学中から音楽活動を開始。1981年に寺尾聰「ルビーの指輪」でレコード大賞編曲賞を受賞。同年ソロ・デビュー。2006年に13枚目のソロ・アルバム『CRITERIA』を、2009年最新プロデュース作品『ISSIMBOW』をリリース。またアレンジャー／プロデューサーとして、大滝詠一、井上陽水、福山雅治、本田美奈子、吉田兄弟、佐野元春らの作品やライブに参加。海外アーティストとのコラボ作品なども発表している。オフィシャルHP： www
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Artist Performs CP1 最後は、その確かなプレイが多くのアーティストからの支持を得ているキーボーディスト、YANCYにCP1を試奏していただいた。 “CP1からインスパイアされて作った”というそのテクニック満載のデモ・ソングをぜひ堪能してほしい。次に登場するのは、現在の日本のバンド・シーンの第一線で活躍するキーボーディストの堀江博久。ライブハウスから大型フェスまでさまざまな舞台に立ち、多くのレコーディング経験を持つ彼は、CP1をどのような楽器ととらえたのだろうか。さまざまなアーティストのレコーディングやライブ・サポートを行う一方、アレンジャーやプロデューサーとしても活躍するキーボーディスト。ブルース・ハープとのユニット、kotez&yancyやピアノ・ユニット、クレイジーフィンガーズなどのほか、シンガー・ソングライターとしても活動。2008年にはソロとしては2枚目となるアルバム『TASOGARE-JOHN』をリリースした。 The Cornelius Group、LOVE PSYCHEDELICOをはじめ、 caravan、Curly Giraffeなど、さまざま
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Artist Comment for CP1 すごくバランスが良く全体のオケもよく聴こえる CP1プレイヤーによるインプレッション・コメント多くのプレイヤーに注目されているCP1。すでに同機のユーザーとなっているプロたちにその印象を聞いてみよう。 PAモニターから返ってくるピアノの音が良い音をしてる。サンプリングが良いのか、弦のバランスが良くて、音の境目が気にならない。どこかが聴き取りにくくなるとか、違う感じになることがないので、すごくバランス良く全体のオケも聴こえてくる。（財津和夫） 1948年2月19日生まれ、福岡県出身。1972年、東芝レコードより TULIPとして「魔法の黄色い靴」でデビュー。1978年からソロ活動をスタート。8年ぶりとなる最新ソロ・アルバム『ふたりが眺めた窓の向こう』発売中。現在、全国ソロ・ツアー中で、ヤマハCP1を使用。詳細は、財津和夫オフィシャルサイトまでwww.zaitsukazuo.
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CP5/CP50 Review CPシリーズ・ラインナップ紹介 CP5 メーカー希望小売価格 288,750円（本体価格275,000円）新たなCPシリーズのラインナップとして発表されたCP5とCP50。選択肢の幅を広げてくれる2モデルをここではレビューしていこう。 CP5 CP1の音源システム／鍵盤を受け継ぎ多彩な音色を装備するハイパフォーマンス・モデルピアノ、エレピ・サウンドに加えさまざまな楽器音が305種類用意ファイルを読み込んで再生することも可能なのグス、ブラス、シンセ・リード、シンセ・パッドなどで、パソコンなどで作り込んだオケをバッキングの楽器音が305種類用意されており、それらのとして流しながらピアノ弾き語りをすることも、本機1台のみで実現できる。 C P5はC P1の単なる下位バージョンではな楽器音をピアノ音色と自由自在に組み合わせて実際に演奏する音色（パフォーマンス）を作し、基本的な構造は継承しながらも、楽器としれることだ。うことは多々あるが、その場合の多くは音の明音のオン／オフや調整が弾きながらでも瞬時に可能ピアノでは