JA
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 ■ 本体に表示されている注意マークについて 本体には、次の注意マー
警告 電源 / 電源コード 水に注意 電源は必ず交流 100V を使用する。 本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置か エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 ない。また、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いと 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 ころで使用しない。 必ず実行 禁止 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または 故障の原因になります。入った場合は、すぐに電源 電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこり スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜い をきれいに拭き取る。 感電やショートのおそれがあります。 た上で、お買い上げの楽器店または巻末のヤマハ修 理ご相談センターに点検をご依頼ください。 必ず実行 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 感電のおそれがあります。 電源コード / プラグは、必ず付属のものを使用する。 他の電源コード / プラグを使用すると、発熱や感電 禁止 の原因になります。 必ず実行 電源コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、 火に注意 無理に曲げたり、傷つけたりしない。また、電源コー
接続 たこ足配線をしない。 音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して火 他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を 災の原因になることがあります。 切った上で行なう。また、電源を入れたり切ったりする 禁止 前に、必ず機器のボリュームを最小にする。さらに、演 必ず実行 奏を始める場合も必ず両機器のボリュームを最小に し、演奏しながら徐々にボリュームを上げていき適切 な音量にする。 感電または機器の損傷の原因になることがあります。 設置 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストー ブの近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温 度が極端に低いところ、また、ほこりや振動の多い 禁止 ところに置かない。 本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障した りする原因になります。 テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気 製品の近くで使用しない。 楽器本体またはテレビやラジオなどに雑音が生じる 禁止 手入れ 場合があります。 本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗 剤、化学ぞうきんなどは使用しない。 本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になりま 禁止 す。お手入れ
データの保存 本体の上にのったり重いものをのせたりしない。ま た、ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理な力 を加えない。 禁止 作成したデータの保存とバックアップ 本体が破損したり、お客様や他の方々がけがをした エディットバッファー (39 ページ ) 上のデータは電 りする原因になります。 源を切ると消えてしまいます。保存しておきたい 必ず実行 データは、ユーザーメモリー (39 ページ )、USB フ ラッシュメモリー、またはコンピューターなどの外 部機器に保存してください。 また、ユーザーメモリーに保存したデータは故障や 誤操作などのために失われることがあります。大切 なデータは USB フラッシュメモリーやコンピュー ターなどの外部機器に保存してください。 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。 ユーザーメモリーへの書き込み中 ( 画面に 聴覚障害の原因になります。 「Executing...
はじめに このたびは YAMAHA ステージピアノ CP1 をお買い求めいただき、まことにありがとうございます。CP1 には往年の名機 を忠実に再現したピアノ音色やアンプ、エフェクターが搭載されており、これらを自由に組み合わせることで定番のセッ ティングからオリジナルのセッティングまでを CP1 一台で実現できます。ライブパフォーマンスや音楽制作の幅をより 一層広げるものとして、ご活用いただけます。 CP1 の優れた機能を使いこなしていただくために、 この取扱説明書をご活用いただきますようご案内申しあげます。 また、ご一読いただいたあとも不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管いただきますようお願い申しあげます。 付属品 □電源コード □ペダル □「Illustrated Guide to the CP1」 (別冊) □取扱説明書(本書) □「DATA LIST」 (別冊) □ディスク *×1 枚(付属ソフトウェア) □保証書 □ 2P-3P 変換器 * 付属ディスクについては、68 ページをご参照ください。 取扱説明書の使い方 取扱説明書の構成 CP1 の取扱説明書は、 以下のように構成
CP1 の特長 ■最高峰のクオリティーを誇るアコースティックピアノサウンドを搭載 ステージピアノ作りのノウハウをそそぎこんで、1 鍵ごとに細かい音の調整や鍵盤タッチとの合わせこみを行ない、さら にペダルを踏んだときの弦や響板の響きも再現しています。こうした技術を踏まえた音作りにより、ソロ演奏に映える濃 密なピアノサウンドと、アンサンブル演奏の中でも埋もれないピアノサウンドの両方を CP1 一台で得ることができます。 ■忠実に再現されたビンテージエレクトリックピアノサウンドを搭載 エレクトリックピアノの発音機構を最新の技術を用いて解析することで、スムーズな鍵盤タッチを実現しています。さら に、オリジナルのプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーに加え、サウンドメイキングに欠かせないさまざまなバリエー ションを生む外部エフェクターも忠実にモデリングすることで、往年の名機といわれるエレクトリックピアノのサウンド を再現しています。 ■木製象牙調ウェイテッド鍵盤 アコースティックピアノやエレクトリックピアノの弾き心地を実現した木製の 88 鍵ハンマー鍵盤を装備しています。 ■オリジナルのピアノサウンドを作るカスタ
目次 演奏前の準備 ...................................................................................................................... 10 電源コードを接続する ................................................................................................................................................................... 10 外部オーディオ機器と接続する .................................................................................................................................................. 11 アンプやスピーカーを使う場合 ......................
USB フラッシュメモリーとファイルをやりとりする ............................................................................................................. 41 工場出荷時の状態に戻す(ファクトリーセット).................................................................................................................... 42 リファレンス ...................................................................................................................... 43 ピアノ .................................................................................................
電源コードを接続する 演奏前の準備 演奏前の準備 電源コードを接続する 1 2 3 本体のリアパネルにある (電源)スイッチがオフになっていることを確認します。 付属の電源コードのプラグを、本体のリアパネルにある [AC IN] 端子に接続します。 電源コードの、もう一端のプラグを電源コンセント(家庭用 AC100V) に接続します。 コンセント AC IN 端子 または 2P-3P 変換機(付属) 警告 電源コードは、必ず付属のものをお使いください。他の電源コードを使用すると、発熱や感電の原因になります。 警告 電源は必ず AC100V を使用してください。 注意 CP1 は、アース線の使用を前提として設計されています。感電と機器の損傷を防ぐため、電源コードにはアース端子が付いています。コンセ ントにプラグを差し込むときは、アース端子を接続してください。なお、接続方法がわからないときは、巻末のヤマハ修理ご相談センターに ご相談ください。 注意 10 (電源)スイッチがオフの状態でも微電流が流れています。長時間使用しないときは必ず電源コードを電源コンセントから抜いてください。 CP1 取扱
外部オーディオ機器と接続する 演奏前の準備 外部オーディオ機器と接続する CP1 にはスピーカーが内蔵されていません。 音を出すためには、外部ステレオシステムやアンプ、スピーカーなどと接続が 必要です。ヘッドフォン端子にヘッドフォンを接続すれば直接音を聞くこともできます。ここでは、一般的な接続の方法を いくつかご紹介します。次のイラストを参考に外部のオーディオシステムと接続しましょう。 注意 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。聴覚障害の原因になります。 注意 外部機器と接続するときは、すべての機器の電源を切った状態で行なってください。 アンプやスピーカーを使う場合 キーボードアンプやモニタースピーカーを 2 台使用すると、各パフォーマンスのパンやエフェクトなどの設定が再現さ れ、拡がりのある豊かなサウンドが得られます。この場合、リアパネルの OUTPUT [L/MONO]/[R] 端子 (UNBALANCED) を使 用します。キーボードアンプやモニタースピーカーを 1 台のみ使用する場合は、OUTPUT [L/MONO] 端子(UNBALANCED) に接続します。 キーボードアン
ペダルを接続する 演奏前の準備 ペダルを接続する 付属ペダルを FOOT SWITCH [SUSTAIN]/[SOSTENUTO]/[SOFT] 端子に接続します。 サステインペダル(右側のペダル)はラ イトグレーのプラグ、ソステヌートペダル(真ん中のペダル)はダークグレーのプラグ、ソフトペダル(左側のペダル)はブ ラックのプラグに色分けされています。それぞれ端子側の色と合わせて、ライトグレーのプラグは FOOT SWITCH [SUSTAIN] 端子に、ダークグレーのプラグは FOOT SWITCH [SOSTENUTO] 端子に、ブラックのプラグは FOOT SWITCH [SOFT] 端子に接続します。 また、別売のフットスイッチ FC4/FC5 を FOOT SWITCH [ASSIGNABLE] 端子に接続したり、別売のフットコントローラー FC7/FC9 を FOOT CONTROLLER [1]/[2] 端子に接続したりして、さまざまなパラメーターをコントロールすることもでき ます。コントローラーへのパラメーターの割り当てについては、コモン設定画面の 4 ページ目(54 ページ)をご参照くだ
電源を入れる 演奏前の準備 電源を入れる 1 ペダルやヘッドフォンなどの接続が完了したら、本体パネルの左側にある [MASTER VOLUME] ダイアルと本体に接 続しているキーボードアンプやモニタースピーカーのボリュームが最小(「MIN」や 0)になっていること、さらに電源 がオフになっていることを確認します。 2 3 本体のリアパネルにある (電源)スイッチを押します。 本体に接続しているキーボードアンプやモニタースピーカーなどの電源を入れます。 1 2 POWER ON!! 電源を切るときは、本体の [MASTER VOLUME] ダイアルと本体に接続しているキーボードアンプやモニタースピーカーの ボリュームを最小(「MIN」や 0) にし、本体に接続しているキーボードアンプやモニタースピーカーの電源を切ってから、 本体リアパネルの (電源)スイッチを押して電源を切ります。 HINT USB フラッシュメモリーが接続されている状態で電源を入れた場合は、パフォーマンスのトップ画面が表示される前に、エクス ターナルパフォーマンスデータ(22 ページ)が USB フラッシュメモリー上に作成さ
画面の明るさを調整する 演奏前の準備 画面の明るさを調整する 1 本体パネルの右側にある [UTILITY] ボタンを押して、ユーティリティー画面を表示します。 2 本体パネルの右側にある [PAGE R] ボタンを押して、ユーティリティー画面の 5 ページ目を表示します。 3 「Brightns(ディスプレイブライトネス)」の値をノブ 1 を回して設定し、画面の明るさを調整します。 「1」 に設定すると画面が一番暗くなり、 「15」に設定すると一番明るくなります。 Brightns 12 StartUP PREA - 01 FctrySet5 [PUSH] 2 3 ノブ 1 ノブ 2 ノブ 3 ノブ 4 ノブ 5 1 ノブ 6 NOTE [UTILITY] ボタンと [LPAGE]/[PAGER] ボタンを使って画面の明るさを調整することもできます。[UTILITY] ボタンを押しながら [LPAGE] ボタンを押 すと画面が暗くなり、[UTILITY] ボタンを押しながら [PAGER] ボタンを押すと画面が明るくなります。 音量を調整する 本体パネルの左側にある [MAS
デモソングを聞いてみよう CP1 にはデモソングが複数曲収録されています。 次の手順でデモソングを再生し、CP1 の音色をお聴きください。 デモソングを聞いてみよう 1 [UTILITY] ボタンと [FILE] ボタンを同時に押すと、 デモソング再生画面が表示されます。 DEMO> ノブ 1 Song 01:Demo Song 1 ノブ 2 ノブ 3 Play [PUSH] ノブ 4 ノブ 5 Exit [PUSH] ノブ 6 NOTE ここに掲載しているデモソングの画面は操作説明のためのものです。したがって、実際とは異なる場合があります。 2 ノブ 2 を回してデモソングを選択します。 NOTE デモソングの選択は、デモソング停止中のみ可能です。 3 4 5 ノブ 5(「Play」 )を押してデモソングを再生します。 ノブ 5(「Stop」)を押してデモソングを停止します。 ノブ 6(「Exit」)または [EXIT] ボタンを押して、パフォーマンス画面に戻ります。 CP1 取扱説明書 15
フロントパネル 各部の名称と機能 フロントパネル 各部の名称と機能 ! 3 4 5 6 7 8 9 @ ) 1 A-1 B-1 C0 D0 E0 F0 G0 A0 B0 C1 D1 E1 F1 G1 A1 B1 C2 D2 E2 F2 G2 A2 B2 C3 D3 E3 F 2 1 ピッチベンドホイール(31 ページ) ピッチベンド効果のアップ / ダウンをコントロールします。 2 ヘッドフォン端子(11 ページ) ステレオヘッドフォンを接続する端子です。 設定画面を表示します。設定画面を表示させている場合にボ タンを押しても、パート 1/2 の各ブロックのオン / オフの切 り替えができます。 この場合、 オンとオフでランプの点滅の 仕方が異なります。 オンの場合は点灯時間が長くて消灯時間 が短くなり、 オフの場合は点灯時間が短くて消灯時間が長く なります。 マスターボリューム 3 [MASTER VOLUME] ダイアル(14 ページ) 本体全体の音量を調整します。 ピアノ ピアノ 4 [PIANO 1]/[PIANO
フロントパネル ^& ( 各部の名称と機能 # A B $% * C 3 F3 G3 A3 B3 C4 D4 E4 F4 G4 A4 B4 C5 D5 E5 F5 G5 エグジット / ジャンプトゥーエディット $ [ EXIT/jump to edit ] ボタン(26、33 ページ) このボタンを押すことで、各ブロック(19 ページ) の設定画 面、ユーティリティー画面またはファイル画面から抜けて パフォーマンスのプレイ画面に戻ります。 また、 このボタン を押しながら [PIANO 1]/[PIANO 2] ボタン、[PRE AMPLIFIER 1]/[PRE AMPLIFIER 2] ボタン、 [MODULATION EFFECT 1]/ [MODULATION EFFECT 2] ボタン、 [POWER AMPLIFIER/ COMPRESSOR 1]/ [POWER AMPLIFIER/COMPRESSOR 2] ボ タン、[REVERB] ボタン、 [MASTER EQUALIZER] ボタンを押す ことで各ブロックの設定画面を表示します。
リアパネル リアパネル 各部の名称と機能 1 2 3 4 アウトプット 1 (電源)スイッチ(13 ページ) イン 付属の電源コードを接続します。付属の電源コード以外は使 用しないでください。 スルー MIDI 機器を接続する場合に使います。 トゥー ホスト 4 [USB TO HOST] 端子(36 〜 37 ページ) 本体とコンピューターを、USB ケーブルを使って接続する場 合に使います。 サステイン ソステヌート (12、 30 ページ) 付属のペダルを接続します。 [SUSTAIN] 端子には別売のフッ トペダル FC3、およびフットスイッチ FC4/FC5 も接続でき、 サステイン専用に使います。 [SOSTENUTO]/[SOFT] 端子には 別売のフットスイッチ FC4/FC5 も接続でき、 この端子に接 続したペダルには様々な機能を割り当てられます。 アサイナブル 6 FOOT SWITCH [ASSIGNABLE] 端子(12 ページ) 別売のフットスイッチ FC4/FC5 を接続します。 この端子に 接続したペダルには、 さまざまな機能を割り当てられます。
CP1 の全体構成 CP1 のしくみ CP1 の全体構成 CP1 は、音源部とコントローラー部から構成されています。 コントローラー部 音源部 鍵盤(キーボード) パフォーマンス 各種コントローラー(ノブ、ピッチベンドホイール、フットペダル) MIDI 出力 MIDI 入力 USB、MIDI USB、MIDI CP1のしくみ 音源部 音源部は、キーボードの演奏や各種コントローラーによる演奏情報によって、実際に発音するブロックです。 CP1 の音源は、 パフォーマンスと、 マスターEQ ブロックによって作り上げられます。パフォーマンスは、2 つのパートとリ バーブブロックで構成されています。全体の信号の流れは、次の図のようになっています。 パフォーマンス パート 1 ピアノ ピアノタイプ プリアンプ モジュレーション エフェクト パワーアンプ / コンプレッサー マスター EQ パート 2 ピアノ ピアノタイプ プリアンプ モジュレーション エフェクト パワーアンプ / コンプレッサー リバーブ パフォーマンスの各パートは、ピアノブロック、モジュレーションエフェクトブロッ
音源部 音源部を構成する各ブロックおよびパラメーターの役割 CP1 の音を作り上げる各ブロックとコモンパラメーターの役割は次のとおりです。 ピアノブロック ピアノブロックは、ピアノタイプとプリアンプで構成されています。ピアノタイプには、アコースティックピアノから往年 の名機といわれるエレクトリックピアノまでのピアノの原音を、それぞれ最適な発音システムを用いて忠実に再現した音 色が搭載されています。また、プリアンプには、実際のステージなどでそれぞれのピアノと合わせて使われていたプリアン プを忠実に再現したプリアンプが搭載されています。各パートで発音システムとなるピアノタイプを選択すると、それに 最適なプリアンプのタイプが連動して設定されます。選択したピアノタイプとプリアンプに対して、それぞれパラメー ターを調整できます。ピアノタイプとプリアンプのタイプおよびパラメーターについて詳しくは、リファレンスの「ピア ノ」 (43 ページ) をご参照ください。 モジュレーションエフェクトブロック ステージやレコーディングでのピアノのサウンドメイキングに欠かさないモジュレーション系のエフェクトタイプが複 数搭載されて
音源部 パフォーマンスのメモリー構成 CP1 には、 パフォーマンスを記憶させるためのメモリーが用意されています。メモリーには、大きく分けてプリセットパ フォーマンスメモリー、 ユーザーパフォーマンスメモリー、エクスターナルパフォーマンスメモリーの 3 種類がありま す。各メモリーの役割は、 次のように異なります。 プリセットパフォーマンスメモリー([PRESET] ボタン) あらかじめ本体に内蔵されたパフォーマンスが記憶されています。プリセットパフォーマンスメモリーには、PRE A(プリ セット A)バンク、 PRE B(プリセット B) バンク、PRE C (プリセット C)バンクが用意されており、それぞれ 16 個のパフォー マンスが記憶されています。プリセットパフォーマンスメモリーでは、新たにパフォーマンスの保存はできません。 NOTE プリセットパフォーマンスの一覧は、別冊「DATA LIST」をご参照ください。 ユーザーパフォーマンスメモリー([USER] ボタン) オリジナルのパフォーマンスを保存(ストア)しておくメモリーです。ユーザーパフォーマンスメモリーには、USR A(ユー ザーA)
音源部 HINT エクスターナルパフォーマンスメモリーを使う場合について パフォーマンスデータをエクスターナルパフォーマンスメモリーに保存したり、USB フラッシュメモリー上のエクスターナルパ フォーマンスデータを本体で使ったりする場合には、USB フラッシュメモリーを本体に接続する必要があります。このとき、接続 する USB フラッシュメモリーの状態によって、接続時の本体の動作が異なります。ここでは、エクスターナルパフォーマンスメモ リーを上手に使っていただくために、USB フラッシュメモリーを本体に接続したときの動作について説明します。 ●ルートディレクトリーにエクスターナルパフォーマンスメモリーが存在しない USB フラッシュメモリー 本体に接続した USB フラッシュメモリーには、接続直後に自動的にエクスターナルパフォーマンスメモリー(EXTBANK.C1E ファイ ル)がルートディレクトリーに作成されます。 << << @@@@-----40% Making external memory...
コントローラー部 HINT USB フラッシュメモリーの接続 USB フラッシュメモリーを本体の USB TO DEVICE 端子に接続します。USB TO DEVICE 端子の形状に合うプラグを上下の向きに注意 して差し込んでください。 NOTE 本機は USB1.1 に対応していますが、USB2.0 の機器でも使用できます。ただし転送スピードは USB1.1 相当になりますので、ご了承ください。 USB TO DEVICE 端子ご使用上の注意 本機には USB TO DEVICE 端子があります。USB TO DEVICE 端子に USB 機器を接続する場合は、以下のことをお守りください。 NOTE USB 機器の取り扱いについては、お使いの USB 機器の取扱説明書もご参照ください。 ● 使用できる USB 機器 CP1のしくみ CP1 でご利用いただける USB 機器は、USB フラッシュメモリーのみです。動作確認済み USB フラッシュメモリーについては、ご購 入の前にインターネット上の下記 URL でご確認ください。 http://www.yamahasynth.
CP1 の基本操作 CP1 の基本操作 ここでは、CP1 の基本的な操作方法や画面表記の見方を説明します。 ページの切り替え CP1 の画面のうち、次の画面は複数ページ存在します。 ・パフォーマンスのトップ画面 ・コモン設定画面 ・ゾーンエディット画面 ・マスターEQ 設定画面 ・ユーティリティー設定画面 ・ファイル設定画面 これらの画面は [LPAGE]/[PAGE R] ボタンを使ってページを移動させます。パフォーマンスのトップ画面とゾーンエ ディット画面以外の画面では、画面内の右上にページ番号が表示されます。 ページ番号 CP1のしくみ ONoteShf TNoteShf ODetune 0 0 0.0 TDetune 0.0 OPan C TPan R 1 2 値の変更 / 設定 本体画面の下にあるノブ 1 〜 6 を回す / 押すと、各ノブに対応するパラメーター値の変更や設定ができます。ノブを右方 向(時計回り)に回すと値が増加し、左方向(反時計回り)に回すと値が減少します。 EONoteShf TNoteShf ODetune -24 +24 -12.
CP1 の基本操作 名前の設定 CP1 では、 自分で編集したパフォーマンスに名前を設定できます (50 ページ) 。また、本体から USB フラッシュメモリーに 保存(セーブ)するファイルや、作成するディレクトリーにも名前を設定できます(60 ページ)。 各画面で名前を設定するには、画面上の「Cursor」 パラメーターに対応するノブを回して文字を入力する位置を選択し、 「Data」パラメーターに対応するノブを回して入力する文字を設定します。 E Name Cursor [CF Grand] ノブ 1 ノブ 2 Data ノブ 3 1 KbdMode layer ノブ 4 ノブ 5 ノブ 6 文字を入力 CP1のしくみ カーソル位置を選択 ノートナンバーの入力 ノートを設定するパラメーターの場合、対応するノブを回して設定する以外に、対応するノブを押しながら鍵盤を押すこ とでもノートを設定できます。 Zone Zone1 ノブ 1 Note Limit C 2 -- G 8 ノブ 2 ノブ 3 BankMSB-BankLSB [on ] 0 0 ノブ 4 ノブ
CP1 の基本操作 エディットマーク パフォーマンスを構成するパラメーターを編集すると、画面左上に E(エディット)マークが表示されます。この表示によ り、選択中のパフォーマンスが設定を変更された状態にあり、まだ保存されていないことを確認できます。現在の状態を保 存するには、ストア(40 ページ) の操作を行ないます。 エディットマーク EONoteShf TNoteShf ODetune -24 +24 -12.7 TDetune +12.
パフォーマンスを演奏する クイックガイド パフォーマンスを演奏する CP1 には、 「パフォーマンス」という演奏プログラムが複数搭載されています。CP1 のトップ画面で好きなパフォーマンス を選択して鍵盤を弾くことで、パフォーマンスを鳴らすことができます。パフォーマンスは 2 パートで構成されており、2 つのピアノ音色を重ねて鳴らしたり、鍵盤の音域やベロシティーによって 2 つの音色を鳴らし分けたりすることができ ます。 パフォーマンスを選ぶ ここでは例としてプリセットパフォーマンスを選んで演奏してみましょう。 NOTE パフォーマンスのメモリー構成については、「CP1 のしくみ」の「音源部」(19 ページ)をご参照ください。 ナンバーボタン メモリーボタン クイックガイド バンクボタン 1 パフォーマンスのトップ画面で [L PAGE] ボタンを押して 1 ページ目を表示させます。 パフォーマンスのトップ画面は 2 ページあり、ここでは 1 ページ目を表示させます。 NOTE 1 ページ目はパフォーマンスや各パートのピアノタイプ、およびノブ 1 〜 6 に割り当てられているパラメーターの名称が
パフォーマンスを演奏する 4 ナンバー[1] 〜 [16] ボタンのうち、 いずれかのボタンを押します。 パフォーマンスが確定し、該当するメモリーボタン、バンクボタン、ナンバーボタンのランプが点灯状態に変わりま す。 NOTE プリセットパフォーマンスの一覧は、別冊「DATA LIST」をご参照ください。 5 鍵盤を弾いてみましょう。 HINT USB フラッシュメモリーに保存したエクスターナルパフォーマンスデータを本体で使う場合の手順 1 2 USB フラッシュメモリー上のエクスターナルパフォーマンスデータが、 USB フラッシュメモリーのルートディレクトリーにあ ることを確認します。 USB フラッシュメモリーを本体に接続します。 USB フラッシュメモリー上のエクスターナルパフォーマンスデータが本体にロードされます。詳しくは、「CP1 のしくみ」の 「エクスターナルパフォーマンスを使う場合」(22 ページ ) をご参照ください。 3 パフォーマンストップ画面で [EXTERNAL] ボタンを押し、使いたいパフォーマンスを選択します。 選択のしかたは、「パフォーマンスを選ぶ」の手順 3
パフォーマンスを演奏する ページ目に戻ることができます。各パラメーターの名称と設定値を常に表示させておきたい場合は、2 ページ目の画面を ご利用ください。 パフォーマンスのトップ画面(2 ページ目) ノブ 1 〜 6 に割り当てられているパラメーター OBass +0.5dB OMid +0.0dB OTreble +1.
パフォーマンスを演奏する ペダルを使って演奏する 付属ペダルを本体の FOOT SWITCH [SUSTAIN]/ [SOSTENUTO]/[SOFT] 端子に接続して(12 ページ) 、演奏しながら使ってみ ましょう。 ブラック ライトグレー ダークグレー 付属ペダル 接続する端子によって、割り当てられる機能が異なります。各端子は、以下の用途で使えます。 FOOT SWITCH [SUSTAIN] 端子 付属ペダルの右側のサステインペダル(ライトグレーのプラグ)を接続します。このペダルを踏んでいる間、弾いた音を鍵 盤から指を離しても長く響かせることができます。またサステインペダルはハーフダンパー演奏に対応しているので、踏 み込むほど音が長く伸びます。 クイックガイド NOTE 別売のフットペダル FC3 およびフットスイッチ FC4/FC5 も FOOT SWITCH [SUSTAIN] 端子に接続できます。ただし、FC4/FC5 はハーフダンパー 演奏に対応していません。別売のペダルを接続する場合は、接続するペダルによって、ユーティリティーの「SusPedal(サステインペダル)」 (57
パフォーマンスを演奏する 音のピッチを変える 鍵盤演奏しながら本体のピッチベンドホイールを動かすと、鍵盤演奏で鳴っている音のピッチを上げたり下げたりできま す。ホイールを奥に回すとピッチが上がり、手前へ回すとピッチが下がります。ピッチベンドホイールから手を離すと、自 動的に真ん中の位置に戻り、本来のピッチに戻ります。鍵盤演奏をしながら、ピッチベンドホイールを上下に動かしてみま しょう。 ピッチが上がる ピッチが下がる ピッチベンドホイール パフォーマンスを構成するブロックのオン / オフを切り替える パフォーマンスの演奏中に、パフォーマンスを構成する各ブロック(19 ページ) のボタンを押すことで、パート 1/2 の各ブ ロックをオン / オフに切り替えできます。 該当するブロックは、ピアノブロック([PIANO 1]/[PIANO 2] と [PRE-AMPLIFIER 1]/[PRE-AMPLIFIER 2]) 、モジュレーションエフェクトブロック ([MODULATION EFFECT 1]/[MODULATION EFFECT 2]) 、パ ワーアンプ / コンプレッサーブロック([POWER-
パフォーマンスを演奏する HINT ボタンのランプの点灯状態 パフォーマンスを構成するブロックのうち、コモン以外の各ブロックのボタンにあるランプの点灯状態が、本体の設定によって次 のように異なります。該当するボタンは、[PIANO 1]/[PIANO 2] ボタン、[PRE-AMPLIFIER 1]/[PRE-AMPLIFIER 2] ボタン、 [MODULATION EFFECT 1]/[MODULATION EFFECT 2]ボタン、[POWER-AMPLIFIER/COMPRESSOR 1]/ [POWER-AMPLIFIER/COMPRESSOR 2] ボタン、[REVERB] ボタン、[MASTER EQUALIZER] ボタンです。 ・ 消灯......................................................................................................... パート 1/2 の各ブロックのオフ ・ 点灯....................................................
オリジナルのパフォーマンスを作る オリジナルのパフォーマンスを作る パフォーマンスを構成するブロックおよびコモンパラメーターの設定をすることで、オリジナルのピアノサウンドを作成 できます。次の設定手順にしたがって、音を聴きながら各ブロックを編集してみましょう。ここでは、ピアノブロック、モ ジュレーションエフェクトブロック、パワーアンプ / コンプレッサーブロックを先に設定し、その後、リバーブブロック、 コモンパラメーターを設定してパフォーマンスを作成し、最後に音を鳴らす環境に合わせてマスターEQ を設定するとい う順番を例にして説明します。 NOTE パフォーマンスを構成するブロックについて詳しくは、「CP1 のしくみ」の「音源部」(19 ページ)をご参照ください。 1 編集対象とするパフォーマンスナンバーを選択します(27 ページ) 。 注意 エクスターナルバンク上でパフォーマンスを作成する場合は、USB フラッシュメモリーを先に本体に接続してから行なってください。本体に 一度接続したことのある USB フラッシュメモリーを接続すると、自動的に USB フラッシュメモリー上にあるエクスターナルメモリー
オリジナルのパフォーマンスを作る 9 [COMMON] ボタンを押します。 コモンの設定画面が表示されます。 10 [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して、編集したいパラメーターがあるページを表示します。 ページ番号 EONoteShf TNoteShf ODetune 0 0 0.0 TDetune 0.
MIDI 機器と接続して使用する MIDI 機器と接続して使用する 市販の MIDI ケーブルを使って CP1 の MIDI IN/OUT/THRU 端子と外部 MIDI 機器の MIDI 端子を接続します。 ここでは、 CP1 から外部 MIDI 機器をコントロールする場合について説明します。 NOTE CP1 と外部機器を接続した場合も、音を出すためには、外部ステレオシステムやアンプ、スピーカーなどとの接続が必要となります。ヘッド フォンをお使いになれば直接音を聞くこともできます。詳しくは、演奏前の準備の「外部オーディオ機器と接続する」(11 ページ)をご参照く ださい。 注意 外部機器と接続するときは、すべての機器の電源を切った状態で行なってください。また、すべての機器のボリュームが 0 になっていること を確認して、MIDI 送信側の機器→ MIDI 受信側の機器→外部オーディオ機器(ミキサー→アンプ)の順で電源を入れてください。また、電源 を切る場合は外部オーディオ機器のボリュームを下げ、逆の順番で切ってください。 CP1 で外部シンセサイザーをコントロールする 本体の鍵盤演奏で、ほかの MI
コンピューターと接続して使用する 10 [PAGER] ボタンを押してゾーンエディット画面の 2 ページ目を表示し、ノブ 2 〜 6 を回して、手順 8 で設定した ゾーンのパラメーターを設定します。 11 外部 MIDI 機器の MIDI 受信チャンネルを「3」または「4」に設定します。 外部音源用のパートとなるゾーン 3 またはゾーン 4 の送信チャンネルと合わせます。この接続により、 本体の音と外 部音源の音との鳴らし分けができます。 HINT MIDI [THRU] 端子は、MIDI [IN] 端子からはいってきた信号をそのまま外部に出力するための端子です。外部コントローラーから CP1 の音源を鳴らすだけでなく、MIDI THRU 端子を通じて別の MIDI 音源を鳴らすこともできます。 コンピューターと接続して使用する 本体とコンピューターを接続することで、MIDI データの送受信ができます。 コンピューター上でシーケンサーを再生させ て本体音源を鳴らしたり、CP1 からコンピューターへ MIDI データを送信したりできます。 USB ケーブルを使って接続する 本体の USB TO HOS
コンピューターと接続して使用する 4 [STORE] ボタンを押して、 設定を本体に保存します。 本体のシステム設定として保存されます。保存方法の詳細については、40 ページをご参照ください。 USB TO HOST 端子ご使用時の注意 USB TO HOST 端子でコンピューターと接続するときは、以下のことを行なってください。以下のことを行なわないと、コンピュー ターや本体が停止(ハングアップ)して、データが壊れたり、失われたりするおそれがあります。 コンピューターや本体が停止したときは、アプリケーションやコンピューターを再起動したり、本体の電源を入れなおしてくださ い。 ・ USB ケーブルは、AB タイプのものをご使用ください。 ・ USB TO HOST 端子でコンピューターと接続する前に、コンピューターの省電力(サスペンド / スリープ / スタンバイ / 休止) モードを解除してください。 ・ 本体の電源を入れる前に、USB TO HOST 端子とコンピューターを接続してください。 ・ 本体の電源オン / オフや USB ケーブルの抜き差しをする前に、以下のことを行なってください。 - すべ
コンピューターと接続して使用する コンピューターと接続しているときのローカルオン / オフの設定 本体をコンピューターと接続して使用する場合、通常は、鍵盤で演奏したデータをコンピューターに送信し、その情報をコ ンピューターから返してもらって音源部を鳴らします。このときに本体のローカルコントロールの設定がオンになってい ると直接音源部にも情報を送信してしまうので、音が重なって発音してしまいます。 コンピューター上のアプリケーションにもよりますが、一般的には以下のように設定すると音が重なって鳴らず、適切な サウンドが得られます。 アプリケーションの設定でエコーバック(MIDI スルー)= オンのとき 本体のローカルコントロールをオフに設定します。 コンピューター (アプリケーション) USB端子 CP1 IN OUT OUT 鍵盤 音源部 ローカルオフ IN エコーバック=オン ユーティリティー設定画面4ページ目の「Local(ローカル)」=「off」 アプリケーションの設定でエコーバック(MIDI スルー)= オフのとき クイックガイド 本体のローカルコントロールをオンに設定します。 コンピュ
設定を保存する 設定を保存する メモリー構成 CP1 の内部メモリーおよび外部機器との関係は下図のとおりです。 内蔵メモリー 内部でのデータ通信 プリセットデータ(ROM) プリセットパフォーマンス 外部機器とのデータ通信 デモ MIDI機器または コンピューター バルクダンプ *1 エディットバッファー (DRAM) ユーザーメモリー (フラッシュROM/DRAM)*2 パフォーマンス*3 ピアノタイプ ピアノタイプ ロード ストア コモン システム設定 コモン ロード ストア システム設定 エクスターナルパフォーマンス 「EXTBANK.C1E」 ファイル拡張子「.
設定を保存する 設定を保存する 作成したオリジナルのパフォーマンスは、本体のユーザーパフォーマンスメモリーまたはエクスターナルパフォーマンス メモリーに保存できます。また、マスターEQ およびユーティリティー設定は、 システム設定として本体のユーザーメモ リーに保存できます。さらに、編集中のパフォーマンスデータを外部 MIDI 機器や DAW ソフトウェアにバルクデータとし て保存できます。 NOTE パフォーマンスネームを変更する場合は、コモンパラメーターで設定します。詳しくは、リファレンスの 50 ページをご参照ください。 注意 ストアを実行すると、ストア先のデータは失われてしまいます。大切なデータは、あらかじめ USB フラッシュメモリーなどに保存(セーブ) しておくことをおすすめします。 パフォーマンスを保存する NOTE USB フラッシュメモリー(エクスターナルメモリー)に保存したい場合は、あらかじめ USB フラッシュメモリーを本体に接続しておきます。 1 パフォーマンスの編集が終わったら、[STORE] ボタンを押します。 ストア画面が表示されます。 Store> 2 [CF G
USB フラッシュメモリーとファイルをやりとりする 選択中のパフォーマンスを外部機器に保存する(バルクダンプ) 現在編集中のパフォーマンスデータ(エディットバッファー上のデータ)を、バルクダンプ機能を使って本体に接続されて いる外部 MIDI 機器や DAW ソフトウェアなどに MIDI データとして記録することにより、保存できます。ここでは、 DAW ソフトウェアに保存する場合について、説明します。 NOTE コンピューターと CP1 との接続については、36 ページをご参照ください。 NOTE バルクダンプを行なうためには、「DevNo(デバイスナンバー)」が正しく設定されている必要があります .
工場出荷時の状態に戻す(ファクトリーセット) 工場出荷時の状態に戻す(ファクトリーセット) ユーザーメモリー上のデータを初期化して工場出荷時の状態に戻すファクトリーセットを実行します。 注意 ファクトリーセットを実行すると、現在のユーザーメモリーのパフォーマンスデータや、システム設定の内容がすべて工場出荷時の設定に書 き換えられます。大切なデータを失わないようにご注意ください。また、必要な設定内容は、前もって USB フラッシュメモリーやコンピュー ターなどに保存されることをおすすめします。 1 2 [UTILITY] ボタンを押し、[PAGER] ボタンを押してユーティリティー設定画面の 5 ページ目を表示させます。 ノブ 6(「FctrySet [PUSH]」)ボタンを押します。 実行の確認画面が表示されます。 3 ノブ 4(「YES [PUSH]」 )ボタンを押して、ファクトリーセットを実行します。 画面に「Completed.
ピアノ リファレンス ここでは、CP1 で設定できるパラメーターについて説明します。 ピアノ このブロックでは、パート 1/2 にピアノタイプとプリアンプの組み合わせを設定します。 ピアノタイプとプリアンプについて エディット手順 [PIANO 1/2] ボタンを長押しする (1 秒以上押したままにする) →ノブ 1 (「Piano」 )を回す CP1 のピアノタイプには、 アコースティックピアノから往年の名機といわれるエレクトリックピアノまでのピアノの原音 を忠実に再現した音色が搭載されています。各ピアノタイプにはそれぞれに最適なプリアンプが設定されています。次の 表では、各ピアノタイプのしくみや効果、またそれぞれに設定されるプリアンプについて説明します。 タイプ名 説明 素直な音で、ジャンルを問わず応用範囲の広いピアノ音色です。 ダイナミックレンジが広く表現力豊かな演奏が可能 です。プリアンプには 3 バンドのトーンコントロールがつき、ヤマハのコンサートグランドピアノ CFIIIS に特化した チューニングがされています。 CF 2Band* 素直な音で、ジャンルを問わず応用範囲の広いピア
ピアノ ピアノタイプのパラメーターについて エディット手順 [PIANO 1/2] ボタンを長押しする (1 秒以上押したままにする) →ノブ 2 〜 6 を回す 各ピアノタイプは、元の音源の発音機構が異なることにより、構成しているパラメーターも異なります。次の表は、 ピアノ タイプのすべてのパラメーターを説明しています。 NOTE 各ピアノタイプがどのパラメーターで構成されているかについて詳しくは、別冊「DATA LIST」のピアノのパラメーターリストをご参照くださ い。 パラメーター名 Decay (Decay Time) 該当するタイプ すべてのピアノタイプ 説明 鍵盤を押している間の音の減衰時間を調整します。 □設定値 : -16 〜 +16 Release(Release Time) すべてのピアノタイプ 鍵盤から指を離したあとの減衰時間を調整します。 □設定値 : -16 〜 +16 Key-off(Key-off Noise Level) DX EP 1 〜 4 以外 鍵盤から指を離したときに、ダンパーが弦を押さえる音を再現します。こ こではその音の大きさを調整します。 □
ピアノ プリアンプのパラメーターについて エディット手順 [PRE-AMPLIFIER 1/2] ボタンを長押しする(1 秒以上押したままにする)→ノブ 1 〜 6 を回す ピアノタイプに連動して設定されたプリアンプのパラメーターを編集することで、ピアノタイプの音質を調整します。プ リアンプのタイプによって、構成しているパラメーターは異なります。 次の表は、プリアンプのすべてのパラメーターをア ルファベット順に説明しています。 パラメーター名 B 該当するピアノタイプ 説明 CF 3Band、S6 3Band、CP80、 CP88、 71Rd Ⅰ、73Rd Ⅰ、 75Rd Ⅰ、 78Rd Ⅱ、Dyno、 69Wr、 77Wr 低域成分のレベルを調整します。 Brill.
モジュレーションエフェクト モジュレーションエフェクト このブロックでは、パート 1/2 に設定したピアノに対してモジュレーション系のエフェクトを設定し、揺れや広がり、うね りなどの効果をかけます。 モジュレーションエフェクトのタイプについて エディット手順 [MODULATION EFFECT 1/2] ボタンを長押しする (1 秒以上押したままにする)→ノブ 1( 「MdEffect」 )を回す 次の表では、モジュレーションエフェクトの各タイプのしくみや効果について説明します。パート1/2で設定したピアノタ イプに対して、以下のモジュレーションエフェクトタイプを設定できます。 タイプ名 説明 SmallPha (Small Phaser) ビンテージ系のフェーザーです。 独特なうねり感が得られます。 Max90 ビンテージ系のフェーザーです。 オーソドックスなフェーザー効果が得られます。 Max100 ビンテージ系のフェーザーです。 「Mode」 パラメーターにより幅広い効果が得られます。 Flanger ビンテージ系のフランジャーです。 TouchWah(Touch Wah)
モジュレーションエフェクト パラメーター名 M P R S T 該当するタイプ 説明 Manual Flanger ディレイ変調のオフセット値を設定します。 Mix Flanger、 Chorus、 816Chorus、Symphonic エフェクト音の音量を調整します。 Mode Max100 モードを切り替えます。 Pedal Control Pedal Wah ワウフィルターのカットオフ周波数を設定します。 Phase 816Chorus 位相のズレを設定します。 Rate Small Phaser 変調の速さを設定します。 Reso(Resonance Offset) Touch Wah、Pedal Wah レゾナンスの値のオフセット値を設定します。 Sens.
パワーアンプ / コンプレッサー パワーアンプ / コンプレッサー このブロックでは、パート1/2に設定したピアノ音色に対して、エレクトリックピアノのパワーアンプとスピーカーを忠実 に再現した効果や、コンプレッサーをかけます。 パワーアンプ / コンプレッサーのタイプについて エディット手順 [POWER AMPLIFIER/COMPRESSOR 1/2] ボタンを長押しする(1 秒以上押したままにする)→ノブ 1 (「PowerAmp」) を回す 次の表では、パワーアンプ / コンプレッサーの各タイプのしくみや効果について説明します。パート 1/2 で設定したピア ノ、モジュレーションエフェクトタイプに対して、以下のパワーアンプ / コンプレッサータイプを設定できます。 NOTE ピアノタイプが「CF 3Band」、「CF 2Band」、「S6 3Band」または「S6 2Band」に設定されている場合、パワーアンプ / コンプレッサーブロックで 設定可能なタイプは、「Clean」または「Comp376」のみになります。 タイプ名 説明 71Rd(PowerAmp I 71Rd I) ビンテ
リバーブ O Output PowerAmp 71Rd I/73Rd I/75Rd I/78Rd II/ 69Wr/77Wr、Compressor 376、 Clean Amp 出力のレベルを設定します。 NOTE パワーアンプ / コンプレッサーのタイプを変更しても、 「Output」 の設定値は保持されます。ただし、パフォーマンスが変更され た場合は、パフォーマンスデータとして登録されている値が設 定されます。 R S Ratio Compressor 376 コンプレッサーの圧縮比を設定します。 Release Compressor 376 コンプレッサー効果から開放されるまでの時間を設定します。 SpType(Speaker Type) PowerAmp 71Rd I/73Rd I/75Rd I/78Rd II/ 69Wr/77Wr スピーカーのタイプを変更します。 リバーブ パート 1 とパート 2 に共通となる残響の効果を設定します。 エディット手順 [REVERB] ボタンを長押しする(1 秒以上押したままにする)→ノブ 1 〜 5 を回す RevType
コモン コモン パート 1 とパート 2 に共通するパラメーターを設定します。コモンの設定画面は 4 ページあります。 パフォーマンスの名前と鍵盤の発音方式を設定する (1/4 ページ) エディット手順 [COMMON] ボタンを押す→ [LPAGE] ボタンを押して1ページ目を表示→ノブ 1 〜 6 を操作 Name (ネーム) エディット中のパフォーマンスの名前を表示します。 最大 10 文字の名前を設定できます。名前の設定方 法については、 基本操作の「名前の設定」 (25 ページ) をご参照ください。 Cursor(カーソル) ノブ 2 を回すことによって、パフォーマンスネームのカーソルを 1 文字ずつ移動させます。 Data(データ) ノブ 3 を回すことによって、パフォーマンスネームのカーソルがある位置の文字を変更します。 □設定値 : ・英小文字......... abcdefghijklmnopqrstuvwxyz ・英大文字......... ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ ・数字、記号 ...... 0123456789!"#$%&'()*+,-.
コモン ゾーンエディット 「KbdMode (キーボードモード) 」を「zone(ゾーン)」に設定した場合 (50 ページ) 、ゾーンごとに詳細設定ができます。ゾー ンエディットの設定画面は 2 ページあります。 ●ゾーンごとのノートリミットや音色切り替えを設定する(1/2 ページ) エディット手順 [COMMON] ボタンを押す→ノブ 5 を回して「KbdMode」 を「zone」に設定→ノブ 6 (「ZoneEdit」)を押す Zone(ゾーン) エディット対象となるゾーンを設定します。 次の表のとおり、ゾーンごとに音源と MIDI 送受信チャンネル が固定されています。 □設定値 : zone1、zone2、zone3、 zone4 NoteLimit(ノートリミット) ゾーン 音源 送信チャンネル 受信チャンネル zone1 パート 1 1 1 zone2 パート 2 2 2 zone3 外部音源パート 3 - zone4 外部音源パート 4 - 選択中のゾーンの発音する音域を設定します。 ノブ 2 で最低音を、 ノブ 3 で最高音を設定します。
コモン 各パートのピッチやパンを設定する (2/4 ページ) エディット手順 [COMMON] ボタンを押す→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 2 ページ目を表示→ノブ 1 〜 6 を操作 1NoteShf(ノートシフト 1) 2NoteShf(ノートシフト 2) 1Detune (デチューン 1) 2Detune (デチューン 2) 1Pan(パン 1) 2Pan(パン 2) パート 1( 「1NoteShf」 )またはパート 2( 「2NoteShf」) のピッチを半音単位で調整します。 □設定値 : -24 〜 +24 [semitones] パート 1( 「1Detune」 )またはパート 2( 「2Detune」) のピッチを 0.1 ヘルツ単位で微調整します。 □設定値 : -12.8 〜 +12.
コモン 1VelDepth-Offset (ベロシティーセンシティビ ティーデプス 1、ベロシティーセン シティビティーオフセット 1) 2VelDepth-Offset (ベロシティーセンシティビ ティーデプス 2、ベロシティーセン シティビティーオフセット 2) ベロシティーセンシティビティーデプス 1/2 パート 1 またはパート 2 における、 「鍵盤を弾いたときのベロシティー」に対する 「実際に音源部に送る ベロシティー」 の変化の度合いを設定します。図のように、 値を大きくするほど、 「鍵盤を弾いたときのベ ロシティー」 に対して「実際に音源に送るベロシティー」 の変化が大きくなり、グラフの傾きが急になり ます。 値を 0 に設定すると、 「鍵盤を弾いたときのベロシティー」が変化しても 「実際に音源に送るベロシ ティー」 は変化しなくなり、オルガンのようにベロシティー変化のない状態になります。 □設定値 : 0 〜 127 オフセット= 64 の場合 デプス= 127 127 実際に音源に送る ベロシティー デプス= 64 デプス= 32 0 127 デプス= 0 ノートオンを
マスター EQ コントローラーの設定をする (4/4 ページ) エディット手順 [COMMON] ボタンを押す→ [PAGER] ボタンを押して 4 ページ目を表示→ノブ 1 〜 4 を操作 Source(ソース) 設定対象のコントローラーを選択します。 □設定値 : PtchBend (ピッチベンドホイール) 、FC1(フットコントローラー1) 、FC2(フットコントロー ラー2)、 FSAssign (フットスイッチアサイナブル) 、Soft(ソフトペダル) 、Sostnuto(ソステヌー トペダル) ・FC1/FC2.......... FOOT CONTROLLER [1]/[2] 端子に接続したフットコントローラーです。 ・FSAssign......... FOOT SWITCH [ASSIGNABLE] 端子に接続したフットスイッチです。 ・Soft.................... FOOT SWITCH [SOFT] 端子に接続したペダルです。 ・Sostnuto.........
マスター EQ 帯域ごとに信号を調整する(2/6 〜 6/6 ページ) エディット手順 [MASTER EQUALIZER] ボタンを長押しする (1 秒以上押したままにする)→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 2 〜 6 ページ目を表示→ノブ 3 〜 6 を回す 5 バンドの帯域別に中心周波数やゲインを設定します。マスターEQ の設定画面のうち、 2 ページ目は Low、3 ページ目は LowMid、4 ページ目は Mid、 5 ページ目は HighMid、6 ページ目は High の帯域を設定します。各ページで表示されるパラ メーターは次のとおりです。 Shape (シェイプ) EQ の両端に当たる Low(ロー)と High(ハイ)の 2 つのバンドについて、シェルビングとピーキングのど ちらのタイプとして使うかを設定します。 2 ページ目 (Low)と 6 ページ目 (High)にのみ表示されます。 □設定値 : shelv (シェルビングタイプ)、 peak(ピーキングタイプ) ・shelv .................
ユーティリティー ユーティリティー ユーティリティーでは、システム全体に共通した設定を行ないます。ユーティリティーの設定画面は 5 ページあります。 キーの設定をする (1/5 ページ) エディット手順 [UTILITY] ボタンを押す→ [LPAGE] ボタンを押して 1 ページ目を表示→ノブ 2 〜 6 を回す Trnspose (トランスポーズ) 鍵盤の音程を半音単位で移調します。 □設定値 : -12 〜 +12(semitones) Tune(マスターチューン) 本体音源部で鳴るサウンド全体のチューニングを調整します。 音程をセント単位で微調整します。 NOTE CP1 のマスターチューニングは A3=440Hz に設定されています。1Hz は約 4cent です。 □設定値 : -102.4 〜 +102.
ユーティリティー 音律やペダルの設定をする(2/5 ページ) エディット手順 [UTILITY] ボタンを押す→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 2 ページ目を表示→ノブ 2 〜 6 を回す Scale (スケール) 音律 (調律法)を設定します。 現在最も一般的なピアノの調律法「平均律」 が完成するまでには、時代と共にさ まざまな音律が考えられ、 またそれによる音楽が誕生しました。当時の調律法で演奏することでその曲が誕 生したときの響きを味わえます。 全部で 7 種類の音律 (調律法)が用意されています。 □設定値 : 次の表をご参照ください。 Equal (イコール = 平均律) 1 オクターブを 12 の間隔で等分した音律です。現在もっともポ ピュラーなピアノの調律法です。 Pure Major (ピュアメジャー= 純正律「短調」 ) 自然倍音を基準とするため、主要 3 和音が美しく純粋に響くのが 特長です。現在でも合唱のハーモニーなどで見られます。 Pure Minor (ピュアマイナー= 純正律「長調」 ) Pythagorean (ピタゴリアン = ピタゴラス音律)
ユーティリティー MIDI の設定をする(4/5 ページ) エディット手順 [UTILITY] ボタンを押す→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 4 ページ目を表示→ノブ 1 〜 6 を操作 RecvCh (レシーブチャンネル) MIDI の受信チャンネルを設定します。 omni、off □設定値 : 1 〜 16、 ・omni(オムニ)................
ファイル その他の設定をする(5/5 ページ) エディット手順 [UTILITY] ボタンを押す→ [PAGER] ボタンを押して 5 ページ目を表示→ノブ 1/ ノブ 2/ ノブ 6 を操作 Brightns (ディスプレイブライトネス) 本体の画面表示の輝度を設定します。 (最大輝度)〜 1 □設定値 : 15 NOTE 本体の蛍光表示管の輝度は、[UTILITY] ボタンを押しながら [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押すことによって も設定できます。 Start Up (スタートアップ) 電源を入れたときにトップ画面に表示されるパフォーマンスを設定します。 FctrySet (ファクトリーセット) 本体内蔵のユーザーメモリーを工場出荷時の状態に戻すファクトリーセットを実行します。 ノブ 6 を押す と確認画面が表示されるので、 そのあとノブ 4(「YES [PUSH]」 )を押すとファクトリーセットが実行されま す。 確認画面が表示されたあと、ファクトリーセットの実行をやめる場合は、 ノブ 5(「NO [PUSH]」 )または [EXIT] ボタンを押します。 PREC-1
ファイル ファイルを USB フラッシュメモリーに保存 (セーブ) する(2/7 ページ) [FILE] ボタンを押す→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 2 ページ目を表示→ノブ 2/ ノブ 3/ ノブ 5/ ノブ 6 を回 すことによってパラメーターを設定→ [ENTER] ボタンを押す→ノブ 4( 「YES」 )を押して実行 エディット手順 Save> Type all File: ***:[ ファイル / ディレクトリ番号 Type (ファイルタイプ) Cursor Data 2 .C1A] ファイル名 USB フラッシュメモリーにセーブするファイルのタイプを選択します。 □設定値 : all (オール) 、external(エクスターナル) ・all ........................ユーザーパフォーマンスメモリーおよびシステム設定(マスターEQ とユーティリ ティーの設定) のデータを、まとめて 1 つのファイル (拡張子:C1A) としてセーブ します。 エクスターナルパフォーマンスメモリーのデータは含まれません。 ・external ....
ファイル USB フラッシュメモリーのファイルを本体に保存 (ロード) する(3/7 ページ) エディット手順 [FILE] ボタンを押す→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 3 ページ目を表示→ノブ 1/ ノブ 3 を回すことによって パラメーターを設定→ [ENTER] ボタンを押す→ノブ 4 (「YES」)を押して実行 注意 ロードを実行すると、指定したメモリーに保存されていたデータは消えてしまいます。大切なデータは、あらかじめ USB フラッシュメモリー などに保存(セーブ)しておくことをおすすめします。 Type (ファイルタイプ) 本体にロードするファイルのタイプを選択します。 □設定値 : all (オール) 、perf(パフォーマンス) 、external(エクスターナル) ・all ........................選択したファイル(拡張子 : C1A) の全データを本体のユーザーメモリーにロード します。 ユーザーメモリー上にあるエクスターナルパフォーマンス以外の全デー タは上書きされます。 ・perf ....................
ファイル ファイル / ディレクトリーを削除する(5/7 ページ) エディット手順 [FILE] ボタンを押す→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 5 ページ目を表示→ノブ 3/ ノブ 5/ ノブ 6 を回すこと によってパラメーターを設定→ [ENTER] ボタンを押して実行 File (ファイル) 削除するファイル / ディレクトリーを選択します。 ディレクトリーは中が空の場合のみ削除できます。下の 階層のディレクトリーに移動したい場合は、 ノブ 3 を回して既存のディレクトリー (「ディレクトリー名 |DIR」 )を選択し、 [ENTER] ボタンを押します。上の階層のディレクトリーに移動したい場合は、 ノブ 3 を回し て 「(updir) 」を選択し、 [ENTER] ボタンを押します。 ディレクトリーを作成する(6/7 ページ) エディット手順 [FILE] ボタンを押す→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 6 ページ目を表示→ノブ 3/ ノブ 5/ ノブ 6 を回すこと によってファイルを選択→ [ENTER] ボタンを押す→ノブ 4 (「YES」) を押
困ったときは 資料 困ったときは 「音が鳴らない」 「音が歪む」などといった場合は、まず以下の項目をチェックしてください。また、外部機器にデータのバッ クアップをしてから(41 ページ) 、ファクトリーセット(42 ページ) をすることで解決できることもあります。 それでも直らないときは、お買い上げのお店、または巻末のシンセサイザー・デジタル楽器ご相談窓口、 ヤマハ修理ご相談 センターにご連絡ください。 音が鳴らない ■ 本体に外部アンプやスピーカー、 ヘッドフォンが接続されていますか ? 本体にはスピーカーが内蔵されていません。 音を出すためには、外部アンプやスピーカー、ヘッドフォンなどを接続し てください(11 ページ) 。 ■ 本体と、本体に接続した外部オーディオ機器の電源は、オンになっていますか ? ■ 本体と、本体に接続した外部オーディオ機器のマスターボリュームは、十分に上がっていますか ? FOOT CONTROLLER [1]/[2] 端子にフットコントローラーを接続している場合は、動かしてみてください。 ■ 外部 MIDI コントローラーによって、 MIDI ボリュームやエクスプレッション
困ったときは 音が歪む ■ ボリュームを上げすぎていませんか ? 本体に接続したミキサーやアンプの入力レベルを確認してください。入力ゲインを下げたり、PAD をオンにしても歪 む場合は、本機のマスターボリュームを下げてみてください。小音量でも歪んだ音に聴こえる場合は、 [PRE-AMPLIFIER] や [POWER-AMPLIFIER/COMPRESSOR] の設定を次の手順で変更してください。 [PRE-AMPLIFIER] を長押しする(1 秒以上押したままにする)→ノブ 1 またはノブ 6 を回して「Gain」 または「Volume」 を設定(45 ページ) [POWER-AMPLIFIER/COMPRESSOR] を長押しする(1 秒以上押したままにする)→ノブ 6 を回して「Output」 を設定(48 ページ) ■ プリアンプ、モジュレーションエフェクト、パワーアンプ / コンプレッサーの設定は適切ですか ? 設定によっては、音が歪む場合があります。 [PRE-AMPLIFIER] を長押しする(1 秒以上押したままにする) (45 ページ) [POWER-AMPLIFIER/COMPRES
困ったときは エディットしていないのにエディットマーク (E)が表示される ■ ノブを操作したり、外部 MIDI 入力により CP1 の音源を鳴らした場合に、 パラメーター設定が変更されエディットマー クが表示されることがあります。 接続したコンピューターと本体との通信がうまくできない ■ コンピューター側でのポート設定はできていますか ? ■ MIDI メッセージの入出力口の設定で、実際に使用している端子を設定していますか(58 ページ)? [UTILITY] ボタンを押す→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 4 ページ目を表示→ノブ 5 を回して「In/Out」を設定→ [STORE] ボタ ンを押して設定を保存 本体と接続したコンピューター/MIDI機器のシーケンスデータを再生させても、 本体 の音が適切に鳴らない ■ コンピューター側の送信チャンネルが本体の受信チャンネルと一致していますか ? [UTILITY] ボタンを押す→ [LPAGE]/[PAGER] ボタンを押して 4 ページ目を表示→ 「RecvCh」 (58 ページ) ■ 本体の「kbdMode(キーボードモード)
メッセージリスト メッセージリスト メッセージ Are You Sure? 各操作を実行したときの、確認を求める表示です。 Completed. 処理が完了したときに表示されます。 Connected USB device is not supported. 使用不可能な USB フラッシュメモリーが本体に接続されています。 Connecting to USB device... USB フラッシュメモリーを接続中です。 Device number is off. デバイスナンバーがオフなので、バルクデータを送受信できません。 Device number mismatch. デバイスナンバーが異なるので、バルクデータを送受信できません。 Error storing user memory. 本体のユーザーメモリーへの保存(ストア)に失敗しました。ユーザーメ モリーが故障した可能性があるので、巻末のヤマハ修理ご相談センター にご連絡ください。 Executing... 実行中です。表示中は絶対に電源を切らないでください。 File already exists.
メッセージリスト メッセージ 説明 Store MEQ&Utility? マスターEQ とユーティリティーの設定を保存するときに表示されます。 Transmitting MIDI bulk... MIDI バルクデータを送信中です。 USB communication failed. USB フラッシュメモリーとの通信中にエラーが発生しました。 USB connection terminated. USB 機器に異常な電流が流れたので接続を遮断しました。 USB device full. USB フラッシュメモリーの容量が一杯でファイルがセーブできないとき に表示されます。新しい USB フラッシュメモリーを用意するか、 不要ファ イルを消去してから操作をやりなおしてください。 USB device is not responding. USB フラッシュメモリーからの応答がありません。 USB device not ready. USB フラッシュメモリーが本体に正しくセットされていない場合に表示 されます。 USB device read/write error.
付属ディスクについて 付属ディスクについて ご注意 ・ 付属のソフトウェアの著作権は、Steinberg Media Technologies GmbH が所有します。 ・ 次のページに、付属のソフトウェアのご使用条件が記載されています。付属のソフトウェアをインストールする前に、必 ずこのご使用条件をお読みください。 ディスクの包装を解かれた場合は、付属のソフトウェアのご使用条件に同意した ことになります。 ・ 付属のソフトウェアおよび取扱説明書の一部または全部を無断で複製、改変することはできません。 ・ 付属のソフトウェアおよび取扱説明書を運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承 ください。 ・ 付属のソフトウェアのディスクは、オーディオ用ではありません。一般のオーディオ・ビジュアル用の CD/DVD プレー ヤーでは絶対に使用しないでください。 付属 DAW ソフトウェアについて 付属のディスクには DAW ソフトウェアが入っています(Windows/Macintosh) 。 NOTE ・ 付属 DAW ソフトウェアをインストールするときは、管理者権限のあるアカウントで行
ソフトウェアのご使用条件 ソフトウェアのご使用条件 弊社では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へ のアフターサービスについて、<ソフトウェア使用許諾契約> を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いた ・ 本ソフトウェアの全体または一部を複製、 修正、改変、賃貸、 リース、 頒布または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的 著作物をつくることは許されません。 ・ 本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピューター だいた場合にのみご使用いただけます。 に伝送したり、 ネットワークで他のコンピューターと共有す 本ソフトウェアのディスクの包装を解かれた場合は下記条項に ることは許されません。 ご同意いただけたものとさせていただきますので、下記条項を 充分お読みの上開封してください。 ご同意いただけない場合は、 ・ 本ソフトウェアを使用して、 違法なデータや公序良俗に反す インストール、 コピー、その他のご使用はおやめください。 ・ 弊社の許可無く本ソフトウェアの使用を前提としたサービス るデータを配信することは許されません。 を立ち上げることは許されません。 この
ソフトウェアのご使用条件 6. 責任の制限 弊社の義務は、 お客様に本契約条項の条件で本ソフトウェアの 使用を許諾することがすべてです。 弊社は、 本ソフトウェアの使用、 誤用またはそれを使用できな かったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損 害 (データの破損、 営業上の利益の損失、業務の中断、 営業情報の 損失などによる損害を含む) については、通常もしくは特別の損 害に拘わらず、 たとえそのような損害の発生の可能性について 予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。すべての損 害、損失、契約や違法行為等に対する訴訟申立てについて、いか なる場合も、お客様に対する弊社の責任は、お客様が本ソフト ウェアの購入のために支払った金額を越えることはありませ ん。 7. 一般事項 本契約条項は、 弊社の権限ある者の署名のある書面によらない 限り、改訂することはできません。 本契約条項は、 日本法の適用を受け、日本法に基づいて解釈され るものとします。本契約に関し紛争が生じた場合には東京地方 裁判所を専属管轄裁判所とします。 8.
MIDI について MIDI について MIDI(ミディ)は、Musical Instrument Digital Interface の頭文字をとったもので、 楽器同士を接続して演奏情報や音色情報などをやりとり するために作られた世界統一の規格です。 世界統一規格ですから、メーカーや楽器の種類が違ってもデータをやりとりできます。 MIDI では、 「鍵盤を弾く」、「パフォーマンスを選ぶ」といった演奏に関する情報以外に、 テンポをコントロールするための情報など、 さま ざまな情報をやりとりできます。これらの情報をフルに活用すると、鍵盤やコントローラーを使って演奏するだけではなく、パートごと のパンやリバーブの深さを変えたり、エフェクトの設定を変更するなど、本体パネルで設定するパラメーターのほとんどを、外部 MIDI 機 器から MIDI を通してコントロールできます。 「MIDI について」では、データ / 値を 10 進数や 2 進数、 16 進数で表現しています。16 進数の場合は数値の後(または列の頭)に H (Hexadecimal)が付いています。また、"n" は任意の整数を表します。 MIDI
MIDI について バンクセレクト MSB(コントロールナンバー0) リリースタイム(コントロールナンバー72) バンクセレクト LSB (コントロールナンバー32) パートごとの AEG リリースタイムを調節する MIDI メッセージ 外部機器からパフォーマンスのバンクを選択する MIDI メッ です。 セージです。MSB と LSB の 2 つのコントロールチェンジの組み 0 〜 127 の値を -64 〜+ 63 に置き換えて元のパフォーマンス 合わせでパフォーマンスバンクが選択されます。 CP1 では、 LSB データに加減され、 リリースタイムが変更されます。 の値でパフォーマンスのバンクを設定します。 実際には、バンクセレクト MSB、LSB を受信したあと、プログラ ディケイタイム(コントロールナンバー75) ムチェンジを受信してはじめてパフォーマンスバンクが切り替 パートごとの AEG ディケイタイムを調節する MIDI メッセージ わります。 です。 パフォーマンスバンクを含めてパフォーマンスを切り替える場 0 〜 127 の値を -64 〜+ 63 に置
MIDI について チャンネルモードメッセージ 2nd BYTE 3rd BYTE MESSAGE 120 0 オールサウンドオフ 121 0 リセットオールコントローラー 123 0 オールノートオフ システムメッセージ システムメッセージは、機器間の同期などシステム全体に関連 した設定を行なう情報です。 ■システムエクスクルーシブメッセージ システムエクスクルーシブメッセージのバルクダンプやパラ メーターチェンジでは、デバイスナンバーと呼ばれる専用の MIDI チャンネルのようなものがあり、 送信側の機器と受信側の オールサウンドオフ(コントロールナンバー120) 機器で一致していなければなりません。 この MIDI メッセージを 各パートの発音中の音をすべて消去する MIDI メッセージです。 使うと、外部 MIDI 機器から本体のほとんどすべての設定をエ ホールド 1 やソステヌートなどのチャンネルメッセージは保持 ディットすることも可能になります。 します。 ■システムリアルタイムメッセージ リセットオールコントローラー(コントロールナンバー121) コン
仕様 仕様 項目 内容 鍵盤 木製象牙調ウェイテッド鍵盤 88 鍵 パフォーマンス プリセット : 16×3 バンク ユーザー: 16×3 バンク(すべてプリセットからのピックアップ) エクスターナル : 16×3 バンク(USB フラッシュメモリー) パート数 2 パート 効果 プリアンプ、モジュレーションエフェクト、 パワーアンプ / コンプレッサー、リバーブ、 マスターEQ (5 バンド) コントローラー ピッチベンドホイール、 [MASTER VOLUME] ダイアル、ノブ 1 〜 6 画面 55 文字 x 2 行、 VFD(蛍光表示管) 接続端子 MIDI [IN]/[OUT]/[THRU] 端子、 ヘッドフォン端子(ステレオ標準フォーンジャック) 、 OUTPUT [L/MONO]/[R] 端子(アンバランス接続の標準フォーンジャック) 、OUTPUT [L]/ [R] 端子(バランス接続の XLR 端子) 、FOOT SWITCH [SUSTAIN]/[SOSTENUTO]/[SOFT]/ [ASSIGNABLE] 端子 ([SUSTAIN] 端子はハーフダンパー
索引 索引 Symbols Brill.(Brilliance)........................................................ 45 Feedback ........................................................................46 [LPAGE]/[PAGER] ボタン ....................... 16、24 BulkDump(バルクダンプ)................................ 58 File(ファイル).....................................60、61、62 [B] ボタン ....................................................................... 27 [FILE] ボタン .................................................................
索引 MidBoost(Mid Boost)...........................................45 Q U Middle ..............................................................................45 Q(キュー)................................................................... 55 [USB TO DEVICE] 端子 .............................................23 MidFreq(Mid Freq)................................................45 [USB TO HOST] 端子 ...................................... 36、37 MIDI ................................................................
索引 こ と ま 工場出荷時の状態に戻す ........................... 42、59 トラブルシューティング ...................................... 63 マスター EQ .................................. 19、20、40、54 困ったときは ...............................................................63 トランスポーズ .......................................................... 56 マスターキーボード ..................................... 50、51 コモン ..........................................................19、20、50 トランスミットチャンネル .......................51、58 マスターボリューム ................
ユーザーサポートサービスのご案内 ■ ユーザー登録のお願い 付属 DAW ソフトウェアについては、 Steinberg 社のホームペー 弊社では、ユーザーの方々をサポートし、関連情報をご提供する ジをご覧ください。Steinberg 社のホームページでは、 製品に関す ために、 本製品をご購入いただいたお客様にユーザー登録をお願 るサポート情報や、最新のアップデータのダウンロード、FAQ な いしております。 どを下記 URL にて公開しております。 ユーザー登録手続きは、下記ホームページよりお願いします。 http://japan.steinberg.net/ 付属 DAW ソフトウェアの [ ヘルプ(Help) ] メニューから ヤマハデジタル楽器・DTM 製品ホームページ http://www.yamahasynth.com/jp/ Steinberg 社のホームページにアクセスできます。 (ヘルプメ ニューには、付属 DAW ソフトウェアの PDF マニュアルや追加情 報なども掲載されています。 ) * ユーザー登録には、製品本体のシリアル番号(SER No.
保証とアフターサービス サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 ● 保証書 ◆ 修理に関するお問い合わせ 本機には保証書がついています。 ヤマハ修理ご相談センター 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お買い上げ 日」などの記入をお確かめのうえ、大切に保管してください。 0570-012-808 ナビダイヤル (全国共通番号) ※一般公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。 携帯電話、PHS、 IP 電話からは TEL 053-460-4830 ● 保証期間 営業時間: 月曜日〜金曜日 9:00 〜 18:00、 土曜日 9:00 〜 17:00 お買い上げ日から 1 年間です。 FAX (祝日およびセンター指定休日を除く) 053-463-1127 ● 保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証書をご 覧ください。 ◆ 修理品お持込み窓口 受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 17:45 (祝日および弊社休業日を除く) ● 保証期間経過後の修理 * お電話は、ヤマハ
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