STAG E P I A N O 取 扱 説 明 書 JA
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損 害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 ■ CP4 STAGE に表示されている注意マークについて CP
警告 電源/電源コード(CP4 STAGE) 分解禁止 この製品の内部を開けたり、内部の部品を 分解したり改造したりしない。 電源/電源アダプター (CP40 STAGE) 禁止 感電や火災、けが、または故障の原因になります。 電源コードをストーブなどの熱器具に近 づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりし ない。また、電源コードに重いものをのせ ない。 禁止 電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。 電源は必ず交流100Vを使用する。 エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 水に注意 必ず実行 (CP40 STAGE)電源アダプターは、 必ず指定のもの(51ページ)を使用する。 必ず実行 禁止 本体の上に花瓶や薬品など液体の入った ものを置かない。また、浴室や雨天時の屋 外など湿気の多いところで使用しない。 異なった電源アダプターを使用すると、故障、発熱、 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 火災などの原因になります。 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源ス イッチを切り、電源プラグを
注意 電源/電源コード(CP4 STAGE) この製品を電源コンセントの近くに設置 する。 電源/電源アダプター (CP40 STAGE) 電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を 必ず実行 たこ足配線をしない。 ラグをコンセントから抜いてください。また、電源ス 音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して イッチを切った状態でも微電流が流れています。こ 火災の原因になることがあります。 の製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグ 禁止 必ず実行 感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ をコンセントから抜いてください。 電源プラグを抜くときは、電源コードを持 たずに、必ず電源プラグを持って引き抜 く。 接続 電源コードが破損して、感電や火災の原因になるこ とがあります。 (CP4 STAGE) 必ず実行 すべての機器の電源を切ったうえで、ほか の機器と接続する。また、電源を入れたり 切ったりする前に、機器のボリュームを最 小にする。 感電、聴力障害または機器の損傷の原因になります。 (CP40 STAGE) 必ず実行 演奏を始める前に機器のボリューム
● データが破損したり失われたりした場合の補 償はいたしかねますので、ご了承ください。 ● 不適切な使用や改造により故障した場合の保 証はいたしかねます。 使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 (CP40 STAGE) [ ] (スタンバイ/オン)スイッチを切った状態 (画面表示が消えている)でも微電流が流れています。[ ] (スタ ンバイ/オン)スイッチが切れているときの消費電力は、最小限の 値で設計されています。この製品を長時間使用しないときは、必 ず電源プラグをコンセントから抜いてください。 お知らせ ■ データの著作権に関するお願い • ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音 楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上 問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転 用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専 門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。 • この製品は、ヤマハ(株)が著作権を有する著作物やヤマハ(株) が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または同梱 しています。その著作物とは、すべてのコンピュータープロ グ
はじめに このたびはヤマハステージピアノCP4 STAGE/CP40 STAGEをお買い求めいただき、まことにありがとうございます。 本製品の優れた機能を使いこなしていただくために、この取扱説明書をご活用いただきますようご案内申しあげます。 また、ご一読いただいたあとも不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管いただきますようお願いいたします。 付属品 • 取扱説明書(本書) • 電源コード(CP4 STAGE)/電源アダプター (CP40 STAGE) • 2P-3P変換器(CP4 STAGEのみ) • フットペダル(FC3A) • 保証書 マニュアルの使い方 本製品には、取扱説明書、リファレンスマニュアル、シンセサイザーパラメーターマニュアル、データリストの4つの マニュアルが用意されています。取扱説明書(本書)は冊子として製品に同梱されており、リファレンスマニュアル、シン セサイザーパラメーターマニュアル、およびデータリストはPDFファイルとして後述のヤマハダウンロードのウェブサイ トからご覧いただけます。 ■ 取扱説明書(冊子) 本製品を使用するまでの準備と、基本的な操作方法について説明しています
PDFマニュアルの活用方法 リファレンスマニュアル、シンセサイザーパラメーターマニュアル、データリストは、電子ファイル(PDF形式)になっていま す。これらのPDFマニュアルは、ヤマハ ダウンロードのウェブサイトからご覧いただけます。インターネットに接続して以 下のウェブサイトを開き、 「モデル名から検索」テキストボックスにモデル名「CP4」または「CP40」と入力して「検索」を クリックします。 ヤマハ ダウンロード http://download.yamaha.com/jp/ これらの電子ファイルは、コンピューターを使ってご覧いただくことができます。コンピューターでご覧いただくソフト ウェアとして「Adobe® Reader®」を使うと、用語をすばやく検索したり、必要な部分のみ印刷したり、リンクをクリックし て該当する項目を開いたりすることができます。特に用語検索とリンク機能は、電子ファイルならではの便利な機能です。 ぜひご活用ください。 最新のAdobe Readerは下記のURLよりダウンロードできます。 http://www.adobe.
本製品の特長 ■ 最高峰のクオリティーを誇るアコースティックピアノとエレクトリックピアノのサウンド ステージピアノ作りのノウハウをそそぎこんで、1鍵ごとに細かい音の調整や鍵盤タッチとの合わせこみを行ない、ソロ 演奏に映える濃密なピアノサウンドと、アンサンブル演奏の中でも埋もれないピアノサウンドの両方を実現しています。 さらにエレクトリックピアノでは、元の楽器の発音機構を最新の技術を用いて解析、再現することで、スムーズな鍵盤タッ チを実現しています。オリジナルのプリアンプに加え、サウンドメイキングに欠かせないさまざまなバリエーションを生 むエフェクターもモデリングし、往年の名機とよばれるサウンドを忠実に再現しています。 ■ ステージ演奏の幅を広げる多彩な音色とエフェクト ピアノ音色以外にストリングスやギター、ベースなどの様々な音色が搭載されています。また、コーラスやフランジャー などの多彩なエフェクトも搭載しており、バリエーション豊かなサウンドをステージ演奏に活用できます。 ■ ピアノの弾き心地にこだわった88鍵ハンマー鍵盤 CP4 STAGE/CP40 STAGEともに、アコースティックピアノの鍵盤に近い
目次 安全上のご注意..........................................................................................2 クイックガイド 20 注記(ご使用上の注意) ............................................................................5 お知らせ.........................................................................................................5 ボイスを鳴らしてみる ....................................................................... 20 はじめに.......................................................................................................
各部の名称と機能 各部の名称と機能 フロントパネル (代表してCP4 STAGEのイラストを掲載しています。) # * 2 7 3 A-1 B-1 C0 D0 9 8 5 4 1 E0 F0 G0 A0 ) @ ! 6 B0 C1 D1 $ E1 F1 G1 A1 1 ピッチベンドホイール(26ページ) 鍵盤を弾いたときの音の高さ(ピッチ)を連続的に上下させ ます。 2 モジュレーションホイール(26ページ) 鍵盤の音にかけるビブラートなどの効果をコントロール します。 3 [MASTER VOLUME] (マスターボリューム)ダイアル B1 C2 D2 % ^& E2 F2 G2 A2 B2 C3 D3 E3 F3 G3 A3 B3 7 [SLIDER FUNCTION] (スライダーファンクション) ボタン(26ページ) 6のパートスライダーで調節するパラメーターを切り替 えます。ボタンを押すごとにパラメーターが切り替わり、 選択中のパラメーターに対応する、ボタン左側のランプ が点灯します。 8 [METRONOME] (メトロ
各部の名称と機能 ( B C D E A C4 D4 E4 F4 H G G4 A4 I F B4 C5 D5 E5 F5 G5 A5 B5 C6 D6 @ [MASTER COMP] (マスターコンプ)ボタン(40ページ) マスターコンプレッサーのオン/オフを切り替えます。 E6 F6 G6 A6 B6 C7 A [-1/NO] (-1/ノー )ボタン [+1/YES] (+1/イエス)ボタン(17ページ) 画面中のカーソルがある位置の値を1つずつ増減します。 # TRANSPOSE (トランスポーズ) [−]/[+]ボタン(27 ページ) 鍵盤のピッチを半音ずつダウン/アップします。 B [PERFORMANCE PLAY/SELECT] (パフォーマンス プレイ/セレクト)ボタン(28ページ) パフォーマンスを選択する画面を表示します。 $ [FILE] (ファイル)ボタン(37ページ) USBフラッシュメモリーと本体とでファイルをやりとり するファイル画面を表示します。 C [PANEL LOCK] (パネルロック)ボタン(40ページ) パ
各部の名称と機能 リアパネル CP4 STAGE 4 4 % 5 1 6 7 8 9 ) ! @# $ 2 CP40 STAGE 3 4 1 5 8 6 1 [P]スイッチ(15ページ) 9 ) 4 ! @# $ 9 USB [TO HOST] (ユーエスビー トゥー ホスト)端子 (CP4 STAGE)電源スイッチ、(CP40 STAGE)スタンバイ/オン スイッチです。CP4 STAGEの場合、電源のオン(O)/オフ(N) を、CP40 STAGEの場合、電源のオン(O)/スタンバイ(N)を 切り替えます。 (42ページ) 本体とコンピューターのUSB端子とを、USBケーブルで接 続する場合に使います。 ) USB [TO DEVICE] (ユーエスビー トゥー デバイス) 2 [AC IN]端子(13ページ) 端子(37ページ) CP4 STAGE のみ 付属の電源コードを接続する端子です。 3 DC IN端子(13ページ) 本体とUSBフラッシュメモリーとを接続する場合に使い ます。 CP40 STAGE のみ 付属の電源アダプ
演奏までの準備 電源の準備 CP40 STAGEの場合 1 1 本体リアパネルの[P] (電源)スイッチが、オフ(N)に 本体リアパネルの[P] (スタンバイ/オン)スイッチが、 スタンバイ(N)になっていることを確認します。 なっていることを確認します。 2 演奏までの準備 CP4 STAGEの場合 付属の電源コードのプラグ(下図参照)を、本体リアパ 2 付属の電源アダプターのプラグ(下図参照)を、本体リ アパネルのDC IN端子に接続します。 ネルの[AC IN]端子に接続します。 DC IN端子 [ ]スイッチ [AC IN]端子 3 電源アダプターのもう一端のプラグ(下図参照)を電源 コンセント(AC100V)に接続します。 コンセント 3 電源コードのもう一端のプラグ(下図参照)を、電源コ ンセント(AC100V)に接続します。 コンセント または NOTE 電源アダプターを外すときは、逆の手順で行なってください。 警告 2P-3P変換器(付属) NOTE 電源コードを外すときは、逆の手順で行なってください。 警告 電源コードは、必ず付属のものをお使いくださ
演奏までの準備 外部オーディオ機器と接続 する ミキサーを使う場合 楽器本体にはスピーカーが内蔵されていません。音を出 を使用するのが一般的です。CP4 STAGEには、ノイズに すためには、アンプやスピーカーなどとの接続が必要で 強い3極のOUTPUT [L]/[R]端子(BALANCED)が標準装備さ す。[PHONES]端子にヘッドフォンを接続すれば、直接音 れていますので、ミキサーはこの端子に接続して使用す を聞くこともできます。ここでは、一般的な接続の方法 ることをお勧めします。(CP40 STAGEにはこの端子は装 をご紹介します。イラストを参考に、本体を外部のオー 備されていませんので、OUTPUT [L/MONO]/[R]端子 ディオ機器と接続しましょう。 (UNBALANCED)をお使いください。) レコーディングやライブパフォーマンスでは、ミキサー OUTPUT R 注意 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。聴覚障 害の原因になります。 OUTPUT L 注記 外部機器と接続するときは、すべての機器の電源を切った状態で行 なってくださ
フットペダルを接続する 電源を入れる / 切る フットペダルには、付属のFC3Aや別売のFC4A/FC5のよ うなフットスイッチと、別売のFC7のようなフットコン トローラーの2種類があります。どちらも本体のリアパ 電源を入れるとき ネルに接続して使いますが、接続する端子や機能が異な 1 演奏までの準備 ります。 楽器本体の[MASTER VOLUME]ダイアルと、キーボー ドアンプやモニタースピーカーのボリュームを最小 (「MIN」または0)にします。 フットスイッチ 付属のFC3Aは、リアパネルのFOOT SWITCH [SUSTAIN]端 子に接続します。アコースティックピアノのダンパーペ ダルのように、接続したフットスイッチを踏んでいる間、 鍵盤から指を離しても弾いた音を長く響かせることがで きます(サステイン機能)。FC3Aは、ハーフペダルとして も使用できます。この場合、ペダルを踏んだ量に応じた ダンパー効果を得ることができます。以下の手順で設定 できます。 [UTILITY]ボタン → [∧]/[∨]ボタンで「03: Controller」を 選択して[ENTER] → [-1
オートパワーオフとは、本体が一定時間操作されないと ボリュームや画面の明るさ を調節する 自動的に電源が切れる機能です。初期設定では、約30分 鍵盤を弾きながら、楽器本体とキーボードアンプやモニ 操作されないと自動的に電源が切れるようになっていま タースピーカーのボリュームを調節します。本体のボ す。 リュームは、[MASTER VOLUME]ダイアルで調節します。 オートパワーオフ機能 演奏までの準備 本体のボリュームを、目盛の約7分目(下図参照)に合わせ オートパワーオフ機能を解除したい場合は、いったん電 てから、キーボードアンプやモニタースピーカーのボ 源を切って、左端の鍵盤を押したまま電源を入れます。 リュームを上げていきます。 画面に「Auto power off disabled.
基本操作と画面表示 カーソルの表示と移動 値の変更と設定 画面上のカーソル(選択中であることを示すもの)には、 データダイアル 以下のタイプがあります。 ● 矢印タイプ Part:MAIN Filter/EG データダイアルは、右方向(時計回り)に回すと値が増加 Attack + 5 Decay R+ 0 Release E + 0 U し、左方向(反時計回り)に回すと値が減少します。また、 設定レンジの大きいパラメーター値を変更する場合、 基本操作 と 画 面 表 示 [SHIFT]ボタンを押したままデータダイアルを回すと、値 選択中の項目の左横に、R(カーソル)が点滅しながら表 を10ずつ増加または減少させることができます。 示されます。表示中の画面に応じて、[∧]/[∨]/[<]/[>] ボタンを使い、上下左右にカーソルを移動できます。 [-1/NO]/[+1/YES]ボタン ● 点滅タイプ Common Name Name E [CPCategory] 選択中の項目自体が点滅します。名前を設定する画面で 表示されます。[<]/[>]ボタンを使って、左右方向にの みカー
リストの表示と項目の選択 文字入力 編集画面が複数存在する場合、各編集画面の名前が選択 パフォーマンスネームなど、文字を入力するパラメー 項目としてリスト表示されます。どの編集画面に入るか ターの場合、まず[<]/[>]ボタンを押してカーソルを左 を、選択項目から選びます。 右に移動し、文字を入力する位置を指定します。そして、 データダイアルまたは[-1/NO]/[+1/YES]ボタンを使って、 EDIT Common D01:Chorus Effect 選択項目の 番号 E 入力する文字を選びます。 Common Name 項目名 (編集画面名) Name E [CPCategory] カーソルのある位置が点滅 選択項目を切り替えるには[∧]/[∨]ボタンを使い、 [ENTER]ボタンを押して選択を確定します。 基本操作 と 画 面 表 示 番号の左横に表示されるアイコンは、上(▲)下(▼)に選択 項目があることを示しています。 D 表示画面からの抜け方 下方向に選択項目がある 現在表示されている画面から前の画面に戻りたい場合は、 [EXIT]ボタンを押します。また、[
パフォーマンス ここでは本製品をお使いになるうえで最初に知っておいていただきたい、パフォーマンスについて簡単に説明します。 パフォーマンスとは、複数のボイス(音色)を1つのセットとしてまとめたものです。本製品には、数多くのパフォーマン スが用意されています。 パフォーマンスのパート構成 各パフォーマンスは、CP4 STAGE の場合、MAIN パート、 LAYERパート、SPLITパートの3パート、CP40 STAGEの場 合、MAINパート、SPLIT/LAYERパートの2パートで構成され ています。各パートにはあらかじめ1つずつボイスが割り 当てられており、これら複数のパートのボイスを組み合わ せたものをパフォーマンスと呼んでいます(下図参照)。 パフォーマンスの変更と ボイスの変更 パフォーマンスとボイスは連動しています。パフォーマン スを変更すると、全パートのボイスが連動して変わりま す。また、パートを選択してボイスを変更すると、パフォー マンスの該当パートのボイスが変わります(下図参照)。 MAINパートは、押鍵により常に音が鳴ります。LAYERパー パフォーマンスを変更する トは、2つの
クイックガイド ボイスを鳴らしてみる ボイスを変更する CP4 STAGEは、MAIN (メイン)パート、LAYER (レイヤー ) ボイスはカテゴリー別に分類されています。カテゴリー パート、SPLIT (スプリット)パートの3パート、 とはいわゆるジャンルのことで、各ボイスは、ピアノ、 CP40 STAGEは、MAINパート、SPLIT/LAYERパートの オルガンといった楽器の種類や、音のキャラクターに 2パートで構成されています。各パートにはあらかじめ よって分けられています。ボイスを変更するには、まず ボイス(楽器音)が割り当てられています。 カテゴリーを選択します。 初期設定での電源起動後に表示されるトップ(パフォーマ ここでは、MAINパートのボイスをさまざまなボイスに変 ンスプレイ)画面には、MAINパートのボイス名のみが表 更して演奏してみましょう。 示されます。初期設定では、MAINパートの音だけが鳴る 状態になっています([MAIN]ボタンのランプが点灯)。 タリスト」をご覧ください。 1 トップ(パフォーマンスプレイ)画面 パート名 NOTE ボ
パートを選択する HINT お気に入りボイス(Favorite Voice)の登録 パートのボイスを変更したり、パートのパラメーターを 各カテゴリーボタンを押したとき、最初に選ばれるボイ スをFavorite Voice (フェーバリットボイス)と呼びます。 初期設定では、各カテゴリーの1番目のボイスがFavorite Voiceとして設定されています。以下の手順により、 Favorite Voiceを変更することもできます。 編集するには、パートを選択する必要があります。 「ボイスを変更する」の手順1、2に従って、登録したい ボイスを選択 → [SHIFT]ボタンを押したまま、選ばれて いるカテゴリーのカテゴリーボタンを押す パートを選択するには、[PART SELECT]ボタンを押したま ま、該当するパートのパートボタンを押します。 トップ(パフォーマンスプレイ)画面では、パートをオン するだけでそのパートが選択されます。 下図は、LAYERパートを選択している例です。 「Favorite voice registered.
ボイスを重ねる(レイヤー ) メインボイスとレイヤーボイスの 音量を調節する [LAYER]ボタンを押してLAYERパートをオンにすること で、MAINパートのボイス(メインボイス)にLAYERパート のボイス(レイヤーボイス)を重ねて鳴らせます。このよ うにボイスを重ねることを「レイヤー」と呼びます。 CP40 STAGEの場合、ここではSPLIT/LAYERパートを 必要に応じてMAINパートとLAYERパートの音量を調節し ます。 1 LAYERパートとして使います。 本体パネル左側の[SLIDER FUNCTION]ボタンを、ボタ ン左側のVOLUME (ボリューム)ランプが点灯するまで 何回か押します。 LAYERパートのボイス 2 鍵盤を弾いて音を確認しながら、音量を調節したい パートのパートボタン下側のスライダーを、上下方 MAINパートのボイス 向に動かします。 上方向に動かすと音量レベルは大きくなり、下方向に動 かすと音量レベルは小さくなります。 MAINパートの音量を調節する場合(CP4 STAGE) VOLUMEランプが点灯 レイヤーボイスを変更する 1 [
レイヤーを解除する レイヤーを解除したい場合は、もう一度[LAYER]ボタンを 押します。 [LAYER]ボタンのランプが消灯し、MAINパートのボイス だけが鳴る状態になります。 右手側と左手側とでボイス を分ける(スプリット) [SPLIT]ボタンを押してSPLITパートをオンにすることで、 MAINパートのボイス(メインボイス)を右側の鍵盤に、 SPLITパートのボイス(スプリットボイス)を左側の鍵盤に 割り当てて、左右の音域で違うボイスを鳴らせます。 HINT カテゴリーボタンの同時押しによるレイヤー音色の 作成 ボイスカテゴリーボタンを同時に2つ押すことで、レイ ヤー音色を簡単に作成できます。この場合、選択した各 カテゴリーの1番目のボイスがレイヤー音色として選ば れます。 カテゴリーボタンのうち、いずれか1つのボタンを押し たまま、もう1つのボタンを押します。 このように右手側と左手側とでボイスを鳴らし分けるこ とを「スプリット」と呼びます。右側の鍵盤と左側の鍵 盤を分ける位置を「スプリットポイント」と呼びます。 スプリットポイントは任意の鍵盤に変更できます。 CP40 STAGEの場合、S
3 スプリットポイントを変更したい場合は、[SPLIT]ボ SPLITパートの音量を調節する場合(CP40 STAGE) タンを押したまま、スプリットポイントに設定した VOLUMEランプが点灯 い鍵盤を押します(ノート入力)。 スプリットポイント 押したまま + 1 2 SPLITパートの スライダーを動かす NOTE ノート(音名)を入力すると、入力されたノートを確認す る画面が一定時間表示されます。また、ここでの設定 は、パフォーマンスコモンエディットGeneral画面の 「SplitPnt」パラメーターの設定と連動しています(パラ メーターについて、詳しくはPDFファイル「リファレン スマニュアル」をご覧ください)。 メインボイスとスプリットボイスの 音量を調節する NOTE 各スライダーは、各パートに対応しています。 CP40 STAGEの場合、左側のスライダーはSPLIT/LAYER パートに対応しており、ここでの設定は、SPLIT/LAYER パートをLAYERパートとして使う場合にも適用されま す。 HINT 各パートのピッチを変更する 下記の方法でパートごとのピッチを
ボイスの鳴らし方によるパートの使い分け メトロノームを使って練習 する ■ 低音域から高音域までの全鍵域で、同じ(1つの) ボイスを使いたいとき [METRONOME]ボタン HINT 本体にはメトロノーム機能が搭載されています。 ピアノ(MAINパート) [METRONOME]ボタンを使うと、メトロノームのクリッ ク音に合わせて練習ができます。また、この機能は、演 奏をオーディオ録音(33ページ)する場合にも使用できま MAINパートのみオン ■ 低音域から高音域までの全鍵域で、2つのボイ スを使って音を重ねたいとき⇒レイヤー (22 ページ) す。 [METRONOME]ボタンを押すと、設定した拍子とテンポ でメトロノームがスタートします。再生中は、ボタンの ランプが点滅します。 バイオリン(LAYERパート) ピアノ(MAINパート) MAINパート+LAYERパートをオン メトロノームの拍子やテンポ、音量などのパラメーター クイックガイド ■ 鍵盤を低音域と高音域に分け、各音域で違うボ イスを鳴らしたいとき⇒スプリット(23ページ) は、パフォーマンスコモンエディットのG
コントローラーを使って音 に変化をつける 本体のフロントパネルには、ピッチベンドホイールやモ ジュレーションホイール、スライダーといった、楽器の モジュレーションホイール ビブラート(変調効果)のほか、音色に合った変化をかけ るためのコントローラーです。鍵盤演奏をしながら、 モジュレーションホイールを上下に動かしてみましょう。 音色をリアルタイムに変更できるコントローラーがあり 効果が大きくなる ます。また、リアパネルの各端子にフットペダルなどの 外部コントローラーを接続し、各種の機能を割り当てる ことにより、割り当てた機能を足元でコントロールでき ます。 効果が小さくなる ピッチベンド ホイール フットペダル (フットスイッチ /フットコントローラー) パートスライダー 各パートのパラメーターレベルを調節するためのコント モジュレーション ホイール ローラーです。各パートボタンの下側にあり、各パート に対応しています。演奏しながらスライダーを操作する ことで、各パートの音量や、エフェクトの深さを調節で きます。 スライダーには、VOLUME (ボリューム)、CHORUS (コー ラスセンド)
NOTE • 電源を起動した直後とパフォーマンス(19ページ)を変更した 直後は、各パートのボリュームパラメーターが常に選ばれて います。 • パラメーター値と、スライダーの実際の位置が対応していな い場合は、パラメーター値がかっこ付きで表示されます。 2 フットペダル 「フットペダルを接続する」(15ページ)の説明をご覧くだ さい。 鍵盤を弾いて音を確認しながら、選択したパラメー ターのレベルを調節します。 例:MAINパートのコーラスセンドを調節する場合 鍵盤の音の高さを変更する TRANSPOSE [−]/[+]ボタン 1 2 MAINパートの スライダーを動かす TRANSPOSE [−]/[+]ボタンを使って、鍵盤の音の高さ (ピッチ)を最大±12半音まで移動できます(トランスポー ズ機能)。ピッチがマイナスまたはプラスに設定される CHORUSランプ が点灯 と、これに対応して[−]または[+]ボタンが点灯します。 ボタンを押すごとに、ピッチは半音ずつ変化します。 パートスライダーを動かすと、次のような画面が表示さ れます。 この機能を使うと、同じ曲を違うキーで演奏する場合で
設定を保存する パフォーマンスを選ぶ 初期設定での電源起動時には、パフォーマンスの1番が 呼び出されます。 [STORE]ボタン ここでは、以下の手順に従って、パフォーマンス1番を 他のパフォーマンスに変更して演奏してみましょう。 1 [PERFORMANCE PLAY/SELECT]ボタンを押します。 ここまでで設定した内容のうち、 • パートオン/オフの状態 パフォーマンスを選択する画面(パフォーマンスセレクト 画面)が表示され、ボタンのランプが点滅します。 • 変更したボイス • メトロノームの拍子、テンポ、音量 • パートスライダーで調節したパラメーターレベル このほか、 パフォーマンスセレクト画面 PERFORMANCE SELECT R001(A01):CFX Grand • SYSTEM EFFECT [CHORUS]/[REVERB]ボタン、 PART EFFECT [A]/[B]ボタンによるエフェクトのオン/オ フ設定(32ページ) パフォーマンスナンバー パフォーマンス名 クイックガイド は、パフォーマンス(19ページ)に保存できます。保存し RM パート名 (
4 を押して、トップ(パフォーマンスプレイ)画面に戻り オリジナルのパフォーマンス を作る ます。 パフォーマンスの編集には、全パート共通のパラメー 選択したパフォーマンスの、オンになっているパートの ボイスが表示されます。 ターの編集(コモンエディット)と、パート固有のパラ パフォーマンスの選択が終わったら、 [PERFORMANCE PLAY/SELECT]ボタンか[EXIT]ボタン MAIN:A.
5 [>]ボタンで「Preset」にR(カーソル)を移動し、手 順4で選択したエフェクトタイプの、エフェクトパラ HINT メーターのプリセット(最適値のセット)を、データダ パフォーマンスのエディットマーク イアルで選択します。 Common Chorus Eff Ctg CHO Common Chorus Eff Type SPX Cho R Preset E Slow D エフェクトプリセット NOTE 選択したプリセットの各パラメーターは、あらかじめ 最適な値に設定されていますが、[∨]ボタンで次ページ 以降を表示させ、値を変更することもできます。 6 Ctg CHOR Type G Cho Preset E Basic D パフォーマンスのパラメーターを編集すると、画面右上 にエディットマーク(E)が表示されます。この表示によ り、選択中のパフォーマンスが設定を変更された状態に あり、まだ保存されていないことを確認できます。現在 の状態を保存するには、パフォーマンスストア(32ペー ジ)を行ないます。保存すると、このマークは消えます。 コーラスエフェクトの設定が
3 9 [EDIT]ボタンを押します。 [>]ボタンで「Preset」にR(カーソル)を移動し、手 順8で選択したエフェクトタイプの、エフェクトパラ メーターのプリセット(最適値のセット)を、データダ イアルで選択します。 Part:LAYER Effect-A Ctg DLY Type CrsDly Preset E R Short D エフェクトプリセット NOTE 選択したプリセットの各パラメーターは、あらかじめ 最適な値に設定されていますが、[∨]ボタンで次ページ 以降を表示させ、値を変更することもできます。 パフォーマンスエディットのトップ画面が表示されます。 EDIT D01:Common E 10 Eff ect-Aの設定が終わったら、[EXIT]ボタンを押し ます。 パフォーマンスパートエディット画面に戻ります。 4 [∧]/[∨]ボタンで「02: Part」を選択し、[ENTER]ボタ EDIT Part:LAYER D03:Effect-A ンを押します。 パフォーマンスパートエディット画面に入ります。 画面左上に選択したパートが表示されます。 EDIT
エフェクトのオン/オフを切り替える パフォーマンスを保存(ストア)する 上記の「コーラスエフェクト/リバーブエフェクトを設定 編集して気に入ったパフォーマンスは、本体に保存して する」、「インサーションエフェクトを設定する」で設定 おきましょう。 したエフェクトは、パネル上の対応するボタンでオン/オ フの切り替えが簡単にできます。 1 [STORE]ボタンを押します。 SYSTEM EFFECT [CHORUS]/[REVERB]ボタン 各パフォーマンスに設定したコーラスエフェクト、リ バーブエフェクトのオン/オフをそれぞれ切り替えます。 オンのときボタンのランプが点灯し、オフのときランプ が消灯します。 ストアトップ画面が表示されます。 STORE 2 R001(A01):CFX Grand E [-1/NO]/[+1/YES]ボタンまたはデータダイアルで、 パフォーマンスの何番に保存するかを設定し、 [ENTER]ボタンを押します。 PART EFFECT [A]/[B]ボタン ストアの実行について、確認を求めるメッセージが表示 されます。 各パートに設定したインサーシ
演奏をオーディオ形式で録音 する 録音機能を使うと、鍵盤演奏をオーディオデータとして USBフラッシュメモリーに保存できます。オーディオ 3 必要に応じてファイル名を変更します。「Name」に R(カーソル)があることを確認し、[ENTER]ボタンを 押します。 AUDIO REC Name [WAV001}{] データはWaveファイルとして保存され、ファイルには 「.
6 オーディオデータを再生する [R](プレイ)ボタンを押します。 録音がスタートします。録音中は、[R]ボタン上側のラ ンプが点灯します。[●]ボタン上側のランプも、点滅状 態から点灯状態に切り替わります。 本体または本体以外の機器で作成した、USBフラッシュ メモリー上のオーディオデータ(Waveファイル)は、以下 の手順により本体で再生できます。 1 オーディオデータを保存したUSBフラッシュメモリー を、本体リアパネルのUSB [TO DEVICE]端子に接続し ます。 NOTE • 本体で再生したいオーディオデータは、USBフラッシュメモ リーのルートディレクトリー (最初に表示される場所)に保存 する必要があります。 • 本体で再生可能なオーディオデータは、44.1 kHz/16 bit/ステ レオのWaveファイルのみです。 録音中は、次のような画面が表示されます。 AUDIO REC Recording...
5 [R](プレイ)ボタンを押します。 選択したオーディオデータの再生がスタートします。再 生中は、[R]ボタン上側のランプが点灯します。 Waveファイルの名前を変更する (リネーム) オーディオPLAY画面では、本体または本体以外の機器で 作成したオーディオデータ(Waveファイル)の名前を変更 できます。 AUDIO PLAY 01:15 6 File RWAV001}{ Volume 127 D 再生を終了または中止するには、[■](ストップ)ボタ 1 上記「オーディオデータを再生する」の手順1〜3を 行ない、名前を変更するファイルを選択します。 2 [∨]ボタンを押して画面の2ページ目を表示させます。 ンを押します。 再生が停止します。 HINT フットスイッチ操作によるオーディオデータの 再生/停止 FOOT SWITCH [ASSIGNABLE]端子にFC4/FC5を接続し、 以下の設定をすることで、フットスイッチを使ってオー ディオデータの再生/停止ができます。 [UTILITY]ボタン → 「03: Controller」を選択 → [ENTER]ボ タン → 「F
3 [>]ボタンで「Delete」にR(カーソル)を移動し、 [ENTER]ボタンを押します。 デリートの実行について、確認を求めるメッセージが表 示されます。 注記 フォーマットを実行すると、フラッシュメモリーの中身は消去 されます。必要なデータが入っていないのを確認してから フォーマットしてください。 ■ 誤消去防止 Are you sure? [NO]/[YES] 実行しない場合は、ここで[-1/NO]ボタンを押します。 4 [+1/YES]ボタンを押します。 デリートが実行されます。 デリート実行後は、3ページ目の画面に戻ります。USBメ モリー上に、ほかにもWaveファイルがある場合は、そ のファイルが自動的に選択され、画面に表示されます。 USB [TO DEVICE]端子ご使用上の注意 本機にはUSB [TO DEVICE]端子があります。 USB [TO DEVICE]端子にUSB機器を接続する場合は、以下 のことをお守りください。 NOTE USB機器の取り扱いについては、お使いのUSB機器の取 扱説明書もご参照ください。 ■ 使用できるUSB機器 クイックガイド 本機でご利
USBフラッシュメモリーを 使ってファイルをやりとり する(ファイル操作) 4 フォーマットが実行されます。 注記 フォーマット実行中は、USBフラッシュメモリーを USB [TO DEVICE]端子から外さないでください。楽器本体やUSB フラッシュメモリーの故障の原因になります。 本体で作成したパフォーマンスなどのデータを、USBフ ラッシュメモリーに保存(セーブ)したり、USBフラッシュ フォーマットが完了すると、画面に「Completed.
4 ファイル名を設定し、[ENTER]ボタンを押します。 3 [∧]/[∨]ボタンで「02: Load」を選択し、[ENTER] ボタンを押します。 名前の設定方法については、「基本操作と画面表示」の 「文字入力」(18ページ)の説明をご覧ください。 セーブの実行について、確認を求めるメッセージが表示 されます。 USBフラッシュメモリー上にある「All (オール)」ファイ ルが表示されます。 NOTE USBフラッシュメモリーのルートディレクトリー (最初 に表示される場所)に「All」ファイルがない場合は、 「File not found」というメッセージが表示され、Load画 面は表示されません。 Are you sure? [NO]/[YES] 実行しない場合は、ここで[-1/NO]ボタンを押します。さ らに、[EXIT]ボタンを何度か押すと、トップ(パフォーマ ンスプレイ)画面に戻ります。 5 [+1/YES]ボタンを押します。 セーブが実行されます。 セーブを中止したいときは、「Now saving…」という メッセージが表示されている間に、[EXIT]ボタンを押し ます。 6
7 ロード先のパフォーマンスをデータダイアルで選択 し、[ENTER]ボタンを押します。 Are you sure? [NO]/[YES] システム全体の設定をする (ユーティリティー設定) [UTILITY]ボタンを押すとユーティリティー画面に入り、 システム全体に共通した設定を行なうことができます。 8 ロードを実行する場合は[+1/YES]ボタン、実行しな い場合は[-1/NO]ボタンを押します。 [+1/YES]ボタンを押すと、ロードが実行されます。 ロードを中止したいときは、「Now loading…」という メッセージが表示されている間に、[EXIT]ボタンを押し ます。 [-1/NO]ボタンを押すと、ロードは実行されずに直前の画 面に戻ります。 9 [EXIT]ボタンを何度か押して、ファイル画面から抜け マスターコンプレッサーを設定する マスターコンプレッサーは、出力の最終段階で大きな音 を圧縮し、音量のばらつきを小さくするために使うエ フェクトです。音を鳴らす環境に合わせて、以下の手順 でマスターコンプレッサーを設定してみましょう。 1 [UTILITY]ボタンを押します。
マスターコンプレッサーのオン/オフ を切り替える [MASTER COMP]ボタン 上記の「マスターコンプレッサーを設定する」で設定し NOTE • フットスイッチ、フットコントローラーに割り当てられている機 能は、[PANEL LOCK]ボタンがオンの場合にも、有効となります。 • [PANEL LOCK]ボタンがオンの場合、ロックされているコントロー ラーを操作しようとすると、「Panel Locked.
マスターチューンの設定を変更する 3 [∧]ボタンで「01: FactorySet」を選択し、[ENTER] ボタンを押します。 本体全体のチューニングを調整します。 1 ファクトリーセット画面が表示されます。 [UTILITY]ボタンを押します。 ユーティリティーのトップ画面が表示されます。 2 [∧]ボタンで「01: General」を選択し、[ENTER]ボタ 4 「PowerOn Auto」を「off 」に設定し、[ENTER]ボタ ンを押します。 マスターチューンの設定画面が表示されます。 ファクトリーセットの実行について、確認を求めるメッ セージが表示されます。 R+ MasterTune 0.0/440.
コンピューターと接続して 使う 本体リアパネル 本体とコンピューターを接続することで、DAWソフト ウェアなどの音楽制作用アプリケーションを使って、音 楽制作の幅を広げることができます。 NOTE DAWとは、デジタル オーディオ ワークステーション (Digital Audio Workstation)の略で、オーディオの録音や編 集、ミキシングなど一連の作業ができるアプリケーション ソフトのことを指します。代表的なDAWソフトウェアとし て、Cubase、Logic、SONAR、Digital Performerがありま す。 本体をコンピューターに接続することにより、以下のよ USBケーブル 3 本体を、USB [TO HOST]端子を通してMIDIを送受信す うな使い方ができます。 る状態に切り替えます。 • DAWソフトウェアの外部音源やMIDIキーボードとして 使用する ユーティリティーのMIDI画面で設定できます。設定方法 は以下のとおりです。 [UTILITY]ボタン → [∧]/[∨]ボタンで「02: MIDI」を選択 → [ENTER]ボタン → 「IN/OUT」を「U
携帯用音楽プレーヤーと接続 して使う 本体の[AUX IN]端子(ステレオミニジャック)に携帯用音楽 プレーヤーを接続すると、音楽プレーヤーで再生した音 を本体のヘッドフォンで聞いたり、演奏音と合わせて本 体から出力できます。 1 携帯用音楽プレーヤーを本体の[AUX IN]端子に接続し ます。 外部MIDI機器と接続して使う 市販のMIDIケーブルを使って、楽器本体のMIDI [IN]/ [OUT]端子と、外部MIDI機器(シンセサイザー、音源モ ジュールなど)のMIDI端子を接続してみましょう。これに より、外部MIDI機器とのMIDIデータの通信が可能になり ます。 MIDIデータの入出力口として、MIDI端子、 USB [TO HOST]端子を使用できます。ただし、これら2つ を同時に使うことはできません。どちらの端子を使うか NOTE は、ユーティリティーのMIDI画面で設定できます。ここ • 接続には、それぞれの機器の端子形状に適合したプラグを持 つケーブルをお使いください。 では、以下の手順でMIDI端子を使う設定をします。 • 接続の前に、機器のボリュームが最小になっていること
9 以下の手順で、パフォーマンスごとに設定します。 [SHIFT]ボタンを押しながら[∨]ボタンを押して、別 のゾーンの設定画面に切り替えます。 1 演奏したいパフォーマンスを選択します(28ページ)。 2 [EDIT]ボタンを押します。 パフォーマンスエディットのトップ画面が表示されま す。 EDIT D01:Common すべてのゾーンについて、同様に手順6〜8までを行ない ます。 10 す。 トップ(パフォーマンスプレイ)画面に戻ります。 E 11 3 外部MIDI機器のMIDI受信チャンネルを、手順7で設 [∧]/[∨]ボタンで「03: Master Keyboard」を選択し、 定した外部音源を鳴らすゾーンのMIDI送信チャン [ENTER]ボタンを押します。 ネルに合わせます。 すべてのゾーンに共通する、マスターキーボードのコモ ン設定画面が表示されます。 MasterKbd Common 4 設定が完了したら、[EXIT]ボタンを何度か押しま MasterKbdSw E Roff D [+1/YES]ボタンを押して「MasterKbdSw」を「on」
外部のMIDIキーボードやシンセサイ ザーで本体の音源をコントロールする 外部のMIDIキーボードやシンセサイザーで本体の パフォーマンスを鳴らしたり、変更したりできます。 MIDI OUT端子 MIDI 端子付きのシンセサイザーなど MIDI [IN]端子 CP4 STAGE/CP40 STAGE クイックガイド HINT MIDI送受信チャンネルの設定 パフォーマンスの各パートの受信チャンネルは、以下の ように固定されています。 • CP4 STAGE MAINパート: 1、LAYERパート: 2、SPLITパート: 3 • CP40 STAGE MAINパート: 1、SPLIT/LAYERパート: 2 外部MIDI機器で本体の音源をコントロールするには、外 部MIDI機器のMIDI送信チャンネルを、楽器本体のMIDI 受信チャンネルに合わせる必要があります。設定方法に ついては、外部MIDI機器の取扱説明書をご確認くださ い。 CP4 STAGE/CP40 STAGE 取扱説明書 45
資料 シフト機能一覧 [SHIFT]ボタンと他のボタンを組み合わせることで、以下のようなショートカット機能が使えます。 操作 機能 [SHIFT] + [SLIDER FUNCTION] パートスライダーに割り当てるパートパラメーターをVolumeに戻す。 [SHIFT] + [METRONOME] 「Metronome Tempo (メトロノームテンポ)」パラメーターの編集画面を表示。 NOTE [METRONOME]ボタンの長押しでも同じ機能が使えます。 [SHIFT] + [CHORUS] パフォーマンスコモンエディットのChorus Effect画面を表示。 NOTE [CHORUS]ボタンの長押しでも同じ機能が使えます。 [SHIFT] + [REVERB] パフォーマンスコモンエディットのReverb Effect画面を表示。 NOTE [REVERB]ボタンの長押しでも同じ機能が使えます。 [SHIFT] + [MASTER COMP] ユーティリティーのMasterComp画面を表示。 NOTE [MASTER COMP]ボタンの長押しでも同じ機能が使えます。 [SHIF
メッセージ一覧 説明 Are you sure? 各操作を実行したときの、確認を求める表示です。 Auto power off disabled. 左端の鍵盤を押したまま電源を入れることによって、オートパワー オフ機能が解除されたときに表示されます。 Auto volume boost with this file name. Waveファイルの名前の7、8 文字目に「}{」という記号を追加して 名前を確定すると表示されます。 この名前のファイルを本体で再生した場合、音量が自動的に加算さ れて大音量になる可能性があります。 Completed. ロード、セーブ、フォーマット、ジョブなどの実行が完了したとき に表示されます。 Connecting USB device. USBフラッシュメモリーを接続中です。 Device number is off. デバイスナンバーがオフなので、バルクデータを送受信できません。 Device number mismatch. デバイスナンバーが異なるので、バルクデータを送受信できません。 Executing...
資料 48 メッセージ 説明 Overwrite? ファイルをセーブする場合、USBフラッシュメモリー内に同名の ファイルがあるときに表示されます。 Panel Locked. パネルロックされているため、操作が無視されました。必要に応じ て[PANEL LOCK]ボタンを長押しして、ロックを解除してください。 Please keep power on... ユーザーメモリーにデータを書き込み中です。表示中は絶対に電源 を切らないでください。表示中に電源を切ると、ユーザーデータが 失われたり、システムが壊れて次に電源を入れたとき正常に立ち上 がらなくなるおそれがあります。 Please stop audio play/rec. オーディオデータの再生/録音を停止してから操作してください。 Quick reset [SHIFT]+[ENTER]で、クイックリセット機能を実行したときに表示さ れます。この操作により、現在選ばれているパフォーマンスが初期化 され、トップ(パフォーマンスプレイ)画面が表示されます。 Receiving MIDI bulk...
困ったときは 「音が鳴らない」、「音が歪む」などといった場合は、まず以 下の項目をチェックしてください。また、USBフラッシュメ [AUX IN]端子からの音が出ない ■ 接続しているオーディオ機器のボリュームが最 小になっていませんか? モリーにデータをバックアップしてから(37ページ)、ファク トリーセット(41ページ)を実行することで解決できることも あります。それでも直らないときは、お買い上げのお店、 または巻末のお問い合わせ窓口にご連絡ください。 音が鳴らない ■ 本体に外部アンプやスピーカー、ヘッドフォン が接続されていますか? 本体にはスピーカーが内蔵されていません。音を出 すためには、外部アンプやスピーカー、ヘッドフォ ンなどを接続してください(14ページ) 。 ■ 本体と、本体に接続した外部オーディオ機器の 電源は、オンになっていますか? ■ 本体と、本体に接続した外部オーディオ機器の マスターボリュームは、十分に上がっています か? FOOT CONTROLLER端子にフットコントローラーを接 続している場合は、動かしてみてください。 ■ 本体と外部オーディオ機器は、正しく接続さ
音が途切れる ■ 全体の発音数が、最大同時発音数を超えていま せんか? 全体の発音数が多すぎると、音が途切れる場合があ ります。 同時に複数の音が発音できない [R](プレイ)ボタンを押しても、オーディ オ再生がスタートしない ■ オーディオデータが入ったUSBフラッシュメモ リーが本体に接続されていますか? ■ オーディオデータのフォーマットは適切ですか? 本体で再生可能なオーディオデータは、44.
仕様 項目 鍵盤 内容 CP4 STAGE CP40 STAGE 88鍵NW-GH鍵盤 (木製象牙調ウェイテッド鍵盤) 88鍵GH鍵盤 音源方式 SCM (Spectral Component Modeling) + AWM2 最大同時発音数 128 ボイス数 433 パフォーマンス数 297 ユーザー : 128 ユーザー : 128 *65〜128は1〜64と同じ内容 パート数 エフェクト 主なコントローラー 3 • リバーブ × 11タイプ • リバーブ × 11タイプ • コーラス × 9タイプ (46プリセット) • コーラス × 9タイプ (46プリセット) • インサーションエフェクト × 62タイプ (226プリセット) × 2パート • インサーションエフェクト × 62タイプ (226プリセット) × 2パート • マスターコンプレッサー × 1タイプ (7プリセット) • マスターコンプレッサー × 1タイプ (7プリセット) • マスター EQ (5バンド) • マスター EQ (3バンド) • ピッチベンドホイール • ピッチ
索引 A U [AC IN]端子 ...............................................................................................................12 USB [TO DEVICE]端子 ................................................... 12, 33, 34, 36, 37, 38 [AUX IN]端子 ............................................................................................................12 USB [TO HOST]端子 ......................................................................................12, 42 USB-MIDIドライバー ......................................
ス ホ [P]スイッチ ..................................................................................................... 12, 13 ボイス ..................................................................................................................19, 20 [J] (ストップ)ボタン ..........................................................................10, 34, 35 ボイスカテゴリーボタン .................................................................. 11, 20, 23 スピーカー .................................................................
ユーザーサポートサービス のご案内 ■ ユーザー登録のお願い 弊社では、ユーザーの方々をサポートし、関連情報をご提 ◆ ウェブサイトのご案内 ・ヤマハ音楽制作機器ウェブサイト http://jp.yamaha.com/mp/ ・ヤマハ ダウンロード http://download.yamaha.com/jp/ 供するために、本製品をご購入いただいたお客様にユー ザー登録をお願いしております。 ユーザー登録手続きは、下記ホームページよりお願いしま ヤマハ株式会社 す。 〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1 ヤマハ音楽制作機器ウェブサイト http://jp.yamaha.com/mp/ * ユーザー登録には、製品本体のシリアル番号(SER No.
保証とアフターサービス ◆ 修理に関するお問い合わせ サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、また ヤマハ修理ご相談センター ナビダイヤル(全国共通番号) はヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 0570-012-808 ● 保証書 ※固定電話は、全国市内通話料金でご利用いただけます。 通話料金は音声案内で確認できます。 本機には保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お 上記番号でつながらない場合は TEL 053-460-4830 へ 買い上げ日」などの記入をお確かめのうえ、大切に保管し おかけください。 てください。 受付 月曜日〜金曜日 10:00〜17:00、 ● 保証期間 保証書をご覧ください。 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定の休日を除く) FAX 東日本(北海道/東北/関東/甲信越/東海) 03-5762-2125 ● 保証期間中の修理 西日本(北陸/近畿/中国/四国/九州/沖縄) 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証 06-6649-9340 書をご覧ください。 ◆ 修理品お持込み
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