User Manual
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故障かな?と思ったら
音抜け、音程が悪くなった。
タンポ部分が変形し、息漏れしている場
合は、お店に修理を依頼してください。
→ 普段から、キイに強い力を加えないよ
う注意しましょう。また、ケースにし
まうとき、楽器の上に物を乗せないよ
うにしましょう。
管体にヒビが入っている場合は、お店に
修理を依頼してください。
→ ヒビ割れは急激な温度や湿度の変化に
より起こります。冷風や熱風を直接当
てないよう注意してください。
キイの動きが鈍い。キイが動かない。
バネが外れている場合は、バネを掛
ければ直ります。
→ バネを曲げないよう慎重に掛けてくだ
さい。楽器のお手入れの際、クロスが
バネにかかり外れることがありますの
で、注意しましょう。
キイが変形している場合は、お店に
修理を依頼してください。
→ 楽器を落としたり、ケース内の楽器の
上に物を乗せたままフタを閉めるな
ど、楽器に強い衝撃を与えないでくだ
さい。また、演奏が終わったらケース
に収納しましょう。その際、ケース内
にはキイを圧迫するものを入れないこ
と。組み立てる際もキイを圧迫しない
ように注意しましょう。
ジョイント部がきつい / ゆるい。
きつい場合は、ジョイント部にコル
クグリスを塗ります。それでもきつ
い場合は、ジョイント部の受け側に
もコルクグリスを塗ります。
→ ジョイント部は、湿度や気温などによ
り収縮 / 膨張することがあります。演
奏が終わった後は、そのまま放置せず
必ずケースに収納しましょう。
ジョイント部が摩耗している場合は、お
店に修理を依頼してください。
→ ジョイント部にコルクグリスを塗って
おくと、多少の摩耗を防ぐことはでき
ますが、ジョイント部が摩耗したとき
は、お店に修理を依頼してください。
キイを動かすと雑音がする。
キイ部分のオイル切れや、ネジがゆ
るんでいる場合は、キイオイルをさ
したり、ネジを締め直します。
→ 摩耗を防ぐには 1 カ月に 1 回程度(1
〜2滴/1ヶ所)、キイオイルをつけま
しょう。また、木管楽器には小さなネジ
が多く紛失しやすいので、ネジのゆるみ
やキイをいつも点検しておきましょう。
コルク、フェルトが摩耗したり取れ
ている。楽器に強い衝撃が加わり、
キイと管体またはキイどうしが接触
している。といった場合は、お店に
修理を依頼してください。
→ コルクやフェルトは、取れないよう注
意して扱い、演奏が終わったらケース
に収納しましょう。また、楽器に強い
衝撃を与えないよう、演奏の合間や休
憩の時には注意しましょう。