User Manual
ボーカルハーモニーの設定
CVP-609/605リファレンスマニュアル
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(モードが「コーダル」の場合)
コードソース
ソングデータ中の、どのデータをコード検出に使うかを指定します。
• オフ:ソングデータからコードを検出しません。
•
XF:XFフォーマットのコードデータを使います。
•
1〜16:指定したソングチャンネルのノートデータからコードを検出します。
タイプ
マイク入力音に対するハーモニー音の付け方を、コーダルタイプのリストから選びます。
ほとんどのタイプは、左手鍵域/コード鍵域/ソングデータで指定されたコードを元にハーモ
ニー音が付きますが、下記の2タイプだけはしくみが異なります。
• ScaleDiatonic(スケールダイアトニック):ハーモニーアサイン画面(7)でのKeyRoot
(キールート)とKeyType(キータイプ)の設定を元にハーモニー音が付きます。演奏中の各コー
ド指定ではなく、演奏曲全体のキーのダイアトニックスケールにマッチするよう、ハーモニー
音が付きます。
•
Parallel(パラレル):コード指定とは関係なく、6で指定されたリード音からの音程間隔を
保ったまま、平行移動するような方式でハーモニー音が付きます。
NOTE コーダルタイプの表記のうち、Abv/Blwは、マイク入力音をリード(Lead)として、上側
にハーモニーが付く場合にAbv、下側にハーモニーが付く場合にBlwで表記します。
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(モードが「ボコーダー」または「ボコーダーモノ」の場合)
ソングCh
楽器本体や接続したコンピューターからソングを再生しているとき、どのチャンネルのノー
トデータによってボーカルハーモニーがコントロールされるかを選びます。オフに設定した
場合は、ソングのノートデータによるハーモニーのコントロールは行ないません。
パート
上記で指定したチャンネルのソング再生を消音(Mute)するか再生(Play)するかを選びます。
鍵盤
• オフ:鍵盤演奏によるハーモニーのコントロールは行ないません。
•
Upper(アッパー ):スプリットポイントより右側の鍵盤を弾いて、ハーモニーをコントロール
します。
•
Lower(ロワー ):スプリットポイントより左側の鍵盤を弾いて、ハーモニーをコントロールし
ます。
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バランス
マイク入力音とボーカルハーモニー音との音量バランスを調整します。この値を上げると、
ボーカルハーモニーの音量が上がり、マイク入力音の音量が下がります。L<H63(L:リー
ドボーカル=マイク入力音、H:ハーモニー )ではボーカルハーモニーだけが聞こえ、L63>
Hではマイク入力音(リードボーカル)だけが聞こえます。
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リード音/
ハーモニー音
ごとの設定
マイク入力音(リード音)や付加されるハーモニー音ごとに、各項目の設定ができます。
• トランスポーズ/ディグリー :各ハーモニー音のピッチを、半音単位で動かします(トランス
ポーズします)。コーダルタイプがScaleDiatonicの場合のみ、ここの表示は「ディグリー」と
なり、各ハーモニー音のピッチを、度単位(-22度〜22度)で動かします。なお、1度はunison
(ユニゾン)、8度は1oct.(オクターブ)、15度は2oct.(2オクターブ)、22度は3oct.(3オク
ターブ)と表示されます。
•
デチューン:各ハーモニー音のピッチを-50セント〜+50セントの範囲で微調整します。
•
フォルマント:各ハーモニー音のフォルマントを調整します。値が小さいほど男性らしい声に、
値が大きいほど女性らしい声になります。
•
パン:リード音とハーモニー音の各音を、ステレオ(左右)のどのポジションで鳴らすか、個別に
設定します。
•
音量:リード音とハーモニー音の各音の音量バランスを調整します。
NOTE トランスポーズ、ディグリー、デチューン、フォルマントについては、ピッチコレクト
モード(7)がOFFの場合は、リード音の設定ができません。
NOTE トランスポーズについては、ハーモニーモード(2)が「コーダル」の場合のみ、ハーモ
ニー音の設定ができます。