User Manual
CVP-609/605リファレンスマニュアル 59
MIDIソングを制作/編集する
(ソングクリエーター )
取扱説明書では、演奏を録音してオリジナルのソングを作る方法(リアルタイム録音の方法)を説明しました。ここでは、
音符を1音ずつ入力することでMIDIソングを作る方法(ステップ録音の方法)や、一度作ったMIDIソングを細かく編集す
ることで、ソングデータの完成度を上げる方法を説明します。
■リアルタイム録音とステップ録音
ソングを制作する方法には、演奏を録音してソングとして保存する方法(リアルタイム録音)と、音符を1音ずつ入力して
いく方法があります(ステップ録音)。リアルタイム録音の方法は、取扱説明書をご覧ください。また、一度録音したソ
ングを部分的にリアルタイムで録音し直す方法として、パンチイン/パンチアウト録音(81ページ)があります。必要に
応じてご活用ください。
この章では、ステップ録音の方法を中心に説明します。
■MIDIソングのデータ構造
MIDIソングは全部で16のチャンネルで構成され、各チャンネルをまとめてリアルタイム録音したり、特定のチャンネ
ルだけをリアルタイム録音したりステップ録音したりすることで、データを作り上げていきます。
ソング
録音パート(初期設定)
チャンネ ル 1
チャンネ ル 2
チャンネ ル 3
チャンネ ル 4
チャンネ ル 5
チャンネ ル 6
チャンネ ル 7
チャンネ ル 8
チャンネ ル 9
チャンネ ル 1 0
チャンネ ル 1 1
チャンネ ル 1 2
チャンネ ル 1 3
チャンネ ル 1 4
チャンネ ル 1 5
チャンネ ル 1 6
システム
エクスクルーシブ
歌詞
鍵盤演奏
スタイル演奏
・リアルタイム録音の場合:
初期設定では、鍵盤演奏することで各パートが
チャンネル 1 〜 3 に録音されます。再録音すれ
ば、鍵盤演奏はチャンネル 4 〜 8 にも録音可能
です。
・ステップ録音の場合:
鍵盤パートは特に指定せず、メロディーや楽譜に
記載されている音符を、好きなチャンネルにひと
つひとつと入力していきます。
・リアルタイム録音の場合:
初期設定では、スタイル演奏することで各パート
がチャンネル 9 〜16 に録音されます。
・ステップ録音の場合:
コ ード変 更 / セクション 変 更 の情報を録音したあ
と、[Expand] を実行することで各パートがチャン
ネル 9 〜16のデータに変換されます。
メイン
レフト
レイヤー
―
―
―
―
―
リズム 1
リズム 2
ベース
コード 1
コード 2
パッド
フレーズ 1
フレーズ 2