User Manual

CVP-609/605リファレンスマニュアル 88
MIDIに関する設定
MIDI情報のやりとりについて、いろいろな設定ができます。この楽器では、使用場面に応じた標準的なMIDI設定がプ
リセットMIDIテンプレートとして10個用意されています。またそれらをもとにご自身で編集したMIDI設定を、独自の
MIDI設定ファイルとして、10個まで保存できます。
1 上図で示した位置をタッチして、プリセットMIDIテンプレート(下記)を選びます。
自分で作ったMIDI設定がユーザーメモリーに保存されている場合は、それらを選ぶこともできます。
2 必要に応じて、各画面でMIDIテンプレートを編集します。
システム:
MIDIシステムメッセージに関する設定をします(89ページ)。
送信:MIDI送信(トランスミット)に関する設定をします(90ページ)。
受信:MIDI受信(レシーブ)に関する設定をします(91ページ)。
オンベースノート:MIDI受信ノートデータによる、スタイル再生(自動伴奏)用ベース音検出に関する設定をし
ます(92ページ)。
コード検出:MIDI受信ノートデータによる、スタイル再生(自動伴奏)用コードタイプ検出に関する設定をしま
す(92ページ)。
3 各画面で設定が終わったら、 (保存)をタッチして、設定した内容をユーザーメモリーに保存しま
す。
NOTE 保存したMIDI設定ファイルをまとめてUSBフラッシュメモリーに保存できます。[メニュー ]→[ユーティリティー ]→
[ファクトリーリセット/バックアップ]→2/2ページで、MIDI[バックアップ]をタッチして保存します(95ページ)。
プリセットMIDIテンプレート説明
AllParts
(オールパーツ)
鍵盤演奏パート(メイン、レイヤー、レフト)を含むすべてのパートの演奏情報を、外部に
対してMIDI送信する設定です。(ソングパートは含まれません。
KBD&STYLE
(キーボード&スタイル)
基本的にはAllPartsと同じですが、右手鍵域での演奏情報(ノートイベント)をメイン、
レイヤーパートではなくUPPER(アッパー )パートとして、また左手鍵域での演奏情報
(ノートイベント)をレフトパートではなくLOWER(ロワー )パートとして、外部に対して
MIDI送信する設定です。
MasterKBD
(マスターキーボード)
マスターキーボードとは、外部MIDI機器をコントロールすることを想定して設計された
MIDIキーボードのことです。ここでのMIDI設定は、クラビノーバをマスターキーボード
として使えるようになっています。
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