User Manual

MIDIに関する設
CVP-609/605リファレンスマニュアル
89
ここでの説明は、88ページの手順2でシステム画面を呼び出した場合に該当します。
Song
(ソング)
すべての送信チャンネルがソングチャンネル1〜16に設定されます。外部音源でソング
データを流すときや外部シーケンサーで演奏を録音するときに使います。
ClockExt
(クロックエクスターナル)
ソングやスタイルを再生させるとき、楽器本体の内部クロックではなく外部MIDI機器のク
ロックを使う設定です。接続された外部MIDI機器でテンポ設定をしたい場合に使います。
MIDIAccord1
(MIDIアコーディオン1)
MIDIアコーディオンとは、右手による鍵盤演奏や左手のボタン操作によるベース音/コ
ド指定を、MIDIイベントとして外部に出力できるアコーディオンのことです。この設定
では、MIDIアコーディオンを使って楽器本体の鍵盤演奏やスタイル再生をコントロール
できます。
MIDIAccord2
(MIDIアコーディオン2)
基本的には、MIDIAccord1と同じですが、左手のボタン操作によるベース音/コード指
定情報が、ノートデータとしても受信されます。
MIDIPedal1
(MIDIペダル1)
MIDIペダルとは、ノートオン/オフなどのMIDIイベントを出力できるフットコントロー
ラーのことです。この設定では、MIDIペダルから受信したMIDIメッセージを使ってスタ
イル再生のコードルート音を指定できます。
MIDIPedal2
(MIDIペダル2)
この設定では、MIDIペダルから受信したMIDIメッセージを使ってスタイル再生のベース
パートの演奏ができます。
MIDIOFF(MIDIオフ)
MIDIメッセージの送受信を一切行なわない設定です
システム―MIDIシステムメッセージに関する設定
クロック
クラビノーバのソング/スタイル再生を、内部クロック(インターナル)でコントロールする
か、外部MIDI機器から受信したMIDIクロック(MIDI、USB1,USB2、無線LANのいず
れか)でコントロールするのかを設定します。クラビノーバを単独で使用したり、MIDIク
ロックによる同期演奏のマスターとして使用したりする場合は「インターナル」を選択し
ます。外部MIDI機器のクロックにクラビノーバを同期させたいときは、このパラメー
ターをMIDI、USB1、USB2、無線LANのいずれかに設定します。後者の場合、外部
MIDI機器がクラビノーバとMIDI接続されており、MIDIクロック信号が外部機器から適切
に送信されている必要があります。外部MIDI機器のクロックに同期する場合、テンポ画
面には、「外部」と表示されます。
NOTE クロックが「インターナル」以外に設定されている場合は、スタイルやソング、メトロ
ノーム、テンポを楽器のボタンで操作できません。
NOTE「無線LAN」は、付属のUSB無線LANアダプターを接続した場合のみ表示されます。
クロック送信
クラビノーバのMIDIクロック信号(F8)をMIDI出力するかしないかを設定します。オフに
設定した場合、ソングやスタイルを再生させてもMIDIクロック信号(F8)やスタート/ス
トップデータはMIDI出力されません。
MIDI入力トランスポーズ
受信したノートイベントに対して、クラビノーバのトランスポーズ設定を有効とするかど
うかを決めます。
スタート/ストップ
受信したFA(スタート)/FC(ストップ)メッセージを、ソング再生、スタイル再生のどちら
に使うかを決めます。
ローカルコントロール
パートごとにローカルコントロールをオン/オフします。ローカルコントロールをオンに
したいパートにチェックマークを付けます。クラビノーバでは、鍵盤演奏やソング/スタ
イル再生情報がMIDIイベントとして内蔵の音源に送られ、音が鳴るしくみになっていま
す。この状態をローカルコントロールオンといい、鍵盤部やソング/スタイル再生部と音
源部はMIDI接続されているといえます。ローカルコントロールをオフにすると、これら
が切り離され、鍵盤を弾いても、またはソング/スタイルを再生させても、楽器からは音
が出なくなります。例えば、クラビノーバの演奏情報を外部MIDI音源で鳴らしたり、外
部シーケンサーで演奏/録音したりしたいときに、ローカルコントロールをオフにします。
システム
エクスクルーシブ
メッセージ
送信
MIDIシステムエクスクルーシブメッセージを送信するかどうかを決めます。
受信
MIDIシステムエクスクルーシブメッセージを受信して認識するかどうかを決めます。