User Manual
スタイルを制作/編集する(スタイルクリエーター )
CVP-709/CVP-705リファレンスマニュアル
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の手順5に該当します。録音済みのチャンネルデータを編集するための画面です。ターゲットCh(チャンネル)
を選んだあとで、各項目の設定を行ないます。
各項目の設定画面で[実行]をタッチすることにより、指定されたチャンネルのデータが実際に変更されます。実行する
と、このボタンは[やり直し]に変わるので、変更されたデータを元に戻したい場合は、[やり直し]をタッチします。元に
戻せるのは、1つ前の操作だけです。
NOTE
オーディオスタイル(CVP-709のみ)のオーディオパートは録音/編集の対象外です。
チャンネルエディット
ターゲットCh
編集の対象となるチャンネルを選びます。グルーブを除く下記すべての項目については、ここで設定し
たチャンネルのデータに対して編集を行なうことになります。
グルーブ
スタイル再生の発音タイミング(クロック)を微妙にずらして、音楽のノリやグルーブ感を演出します。
ここでの設定は、選択されているセクションの全チャンネルに対して有効です。
元のビート
グルーブ効果をかけるビートを指定します。たとえば、「8ビート」を選ぶ
と、8分音符のタイミングにあるノートオン(音符)に対してグルーブ効果を
かけることになります。また、「12ビート」を選ぶと、3連8分音符のタ
イミングにあるノートオン(音符)に対してグルーブ効果をかけることにな
ります。
ビート移動設定
「元のビート」で指定されたビートのタイミングを、どのタイミングに変え
るかを設定します。たとえば、「元のビート」の設定が「8ビート」で、こ
こでの設定が「12」の場合、セクション内のすべての8分音符タイミング
のノート(音符)データが、3連8分音符のタイミングに変わることになりま
す。「元のビート」が「12 ビート」に設定されているときにここで表示さ
れる「16A」と「16B」は、コンバートのバリエーションです。
スイング
オフビート(2拍目、4拍目などの第2アクセントとなる拍)のタイミングを
ずらすことにより、スイング感を出します。たとえば、「元のビート」が
「8ビート」に設定されている場合、スイングの設定により2番目、4番目、
6番目、8番目のビートが遅れることでスイング感が出ます。「A」〜「E」
の設定はそれぞれ異なる度合いのスイング感を出します。「A」設定では最
も弱いスイング感、「E」設定で最も強いスイング感が得られます。
微調整
「グルーブ」の効き具合を微調節します。Push設定は実際のビートより早
く演奏される「前ノリ」のリズムを作ります。また、Heavy設定は実際の
ビートより遅いタイミング、「後ノリ」を作ります。2、3、4、5の数字
は、効果をかけるビートを設定します。指定されたビート数までのすべて
のビートが、前ノリや後ノリで演奏されますが、最初のビートだけは含ま
れません。たとえば、「3」が選ばれているときは2番目と3番目のビート
だけに効果がかかります。どの場合も、「A」タイプは弱い効果で、「B」タ
イプは中ぐらいの効果「C」タイプは最大の効果を得られます。