CVP-709 CVP-705 リファレンスマニュアル 本書(リファレンスマニュアル)は、取扱説明書の説明を補うものです。 楽器本体のメニュー画面にある各アイコンをタッチしたときに呼び出される機能や、その他の詳細な機能や使い方に ついて説明しています。取扱説明書を読んだあとに、お読みください。 PDFマニュアルの使い方 • 興味のある項目や見出しにすばやく移動するには、メイン画面左でご覧になりたい項目のしおりをクリックして ください(しおりが表示されていない場合は、画面左上の「しおり」タブをクリックしてください)。 • マニュアル内のページ番号をクリックすると、対応するページに移動できます。 • Adobe Readerの「編集」メニューで「簡易検索」または「検索」を選択しキーワードを入力すると、マニュア ル内で使われている文字を検索して表示できます。 NOTE メニュー項目の名称や位置は、お使いのAdobe Readerのバージョンによって異なる可能性があります。 • 本書に掲載されているイラストや画面は、特に説明のない限り、CVP-709のものを使用しています。また、すべて 操作説明のためのものであ
目次 第 1 章 メニュー画面から操作できる機能や設定 この章は、メニュー画面の各アイコンをタッチしたときに呼び出される機能について説明しています。 テンポを調節する .......................................................................................................................................5 音の高さを半音単位で調整する(トランスポーズ)..................................................................................6 スプリットポイント/フィンガリングタイプ/コード検出エリアを変える...........................................7 コードの押さえ方を調べる(コードチューター )..................................................................................
第 2 章 その他の操作や設定 この章ではメニュー画面以外から操作する機能や使い方を説明しています。 ピアノルームの伴奏の設定を変える ..................................................................................................103 鍵盤に割り当てられた打楽器などの音色を表示する(ドラムキットチューター ) ........................105 ピアノ演奏を右手、左手別々に録音する(MIDI録音) ......................................................................106 スタイルを録音してからメロディーを録音する(MIDI録音)...........................................................110 索引 ..............................................................................
1 第 章 メニュー画面から操作できる 機能や設定 この章は、メニュー画面の各アイコンをタッチしたときに呼び出される機能に ついて説明しています。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 4
テンポを調節する 1 2 4 3 5 1 再生中のメトロノーム、スタイル、MIDIソングのテンポを示します。 2 選ばれているスタイルのテンポを示します。このテンポでスタイル再生がスタートします。オーディオスタイル (CVP-709のみ)を選択しているときは、下段にオーディオスタイルのテンポの上限が表示されます。テンポの 設定がこの上限を超えると、オーディオパートは消音されます。 3 選ばれているMIDIソングのテンポを示します。このテンポでソング再生がスタートします。 4 テンポ[−]/[+]とほぼ同様に使用できます。選ばれているスタイルやMIDIソングの初期設定のテンポに戻したい 場合は、1〜3の表示を長押しします。 5 [タップ]ボタンと同様に使用できます。 NOTE オーディオソングのテンポは、タイムストレッチ機能を使って設定します。詳しくは取扱説明書をご覧ください。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 5
音の高さを半音単位で調整する (トランスポーズ) 鍵盤演奏音、MIDIソング再生、スタイル再生など、半音単位でトランスポーズ(移調)します。 マスター 楽器全体の音を移調します(オーディオソング、マイクや[AUX IN]端子からの入力音などを除く)。 鍵盤 鍵盤演奏音、および鍵盤演奏によって発音するスタイル再生音を移調します。 ソング MIDIソングの再生音だけを移調します。 NOTE オーディオソングの音の高さは、ピッチシフト機能を使って調整します。詳しくは取扱説明書をご覧ください。 NOTE トランスポーズの設定は、ドラム/SFXキットボイスには効果がありません。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 6
スプリットポイント/フィンガリングタイプ /コード検出エリアを変える スプリットポイント/フィンガリングタイプ この画面についての説明は、取扱説明書をご覧ください。 右手でコードを押さえてスタイルを再生させる コード鍵域を右手用鍵域にすると、右手でスタイルを再生させながら、左手で自由にベースパートなどを演奏できます。 1 スプリットポイント/フィンガリング画面を表示させます: [メニュー ] → [スプリットフィンガリング] → 2/2ページ 1 2 2 画面をタッチして、必要な設定をします。 1 コード検出エリア 「アッパー」を選びます。コード鍵域はレフトスプリットポイントの右側に設定さ れ、フィンガリングタイプは自動的に「フィンガード*」が設定されます。 NOTE「フィンガード*」は基本的に「フィンガード」と同じですが、「1+5」「1+8」 「cancel」のコードは認識されません。 NOTE コード検出エリアを「ロワー」に設定した場合については、取扱説明書をご覧くださ い。 2 マニュアルベース コード検出エリアを「アッパー」に設定すると、初期設定ではマニュアルベースが 自動的
コードの押さえ方を調べる (コードチューター ) コードを指定すると、コードの押さえ方の例が表示されます。 ルート コードのルート音(根音)を指定します。 タイプ コードタイプを指定します。 NOTE コードによっては、一部の構成音が表示されないものもあります。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 8
音量バランスを調節する この画面についての説明は、取扱説明書をご覧ください。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 9
音量バランスや音色などを調節する (ミキサー ) 画面最上段にあるパート選択タブのうち、「パネル」〜「ソングCh9-16」ではパート別のサウンド調整が、「マスター」 では楽器全体のサウンド調整ができます。 NOTE オーディオソングの選択中は、ソングパートの設定はできません。 各設定画面では、設定できるパートにだけにノブやスライダーなどが表示されます。 全体の信号の流れを把握したい場合は、17ページの「ブロックダイアグラム」をご覧ください。 フィルター フィルターとは、音声信号の中から特定の周波数帯域の出力を削ることで、音色の明るさなどを変える機能のことです。 ミキサー画面最上段にあるタブのうち、「マスター」を選んだ場合には表示されません。 ハーモニックコンテント 各パートで使われるボイスに対して、フィルターのレゾナンス効果(44ページ)を調節するこ とで、音にクセをつけます。 ブライトネス 各パートで使われるボイスに対して、フィルターのカットオフ周波数(44ページ)を調節して、 音の明るさを決めます。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 10
音量バランスや音色などを調節する(ミキサー ) EQ (イコライザー ) イコライザー (EQ)とは、音をいくつかの周波数帯域(バンド)に分けて、各帯域のレベル(ゲイン)を上げ/下げすること で、サウンドを補正する機能です。ミキサー画面最上段にあるタブのうち、「パネル」〜「ソングCh9-16」のいずれか を選んだ場合はパート別のEQ調節が、「マスター」を選んだ場合は楽器全体のサウンドに対するEQ調節ができます。 ● パートEQ(「パネル」〜「ソングCh9-16」を選んだ場合) ハイ 各パートの高周波数帯域の信号レベルを設定します。 ロー 各パートの低周波数帯域の信号レベルを設定します。 ● マスター EQ(「マスター」を選んだ場合) この楽器には、高性能の5バンドデジタルイコライザーが搭載されており、「マスター」画面で内蔵の5タイプを選択でき ます。また、イコライザーの周波数帯域およびゲインを調節して、ユーザーマスター EQとして2個まで保存できます。 NOTE マスター EQは、オーディオソング再生とメトロノーム音には効果がありません。 ゲイン 帯域の幅(Q) 0 帯域の 中心周波数 5
音量バランスや音色などを調節する(ミキサー ) 1 編集元となるEQタイプを選びます。 • FLAT: フラットなEQ設定です。各周波数のゲインは0dBに設定されます。 • LOW CUT: 低い周波数の音をカットしたEQ設定です。低域をカットすると、すっきりとした音になります。 • LOW BOOST: 低い周波数の音を強調したEQ設定です。低域を強調すると、迫力のある音になります。 • HIGH CUT: 高い周波数の音をカットしたEQ設定です。高域をカットすると、聴き心地が優しい音になります。 • HIGH BOOST: 高い周波数の音を強調したEQ設定です。高域を強調すると、明瞭な音になります。 • User1/2: 手順4で保存できるオリジナルのEQ設定です。 2 中心周波数と各帯域の幅(Q)を調整します。 有効な周波数の幅は、帯域によって異なります。帯域の幅(Q)は、値を大きくするほど狭くなります。 3 4 各帯域のゲインを調整します。 (保存)をタッチして、編集したマスター EQの設定を保存します。 マスター EQの設定は、ユーザーメモリーに2個まで保存できます。 注記 保存せずに電
音量バランスや音色などを調節する(ミキサー ) インサーション エフェクト 各ノブ上部のスペースをタッチすると、各パートのインサーションエフェクトタイプを選べます。 エフェクトのかかり具合はノブを使って調整します。 右上にある (設定)をタッチして表示させた画面では、インサーションエフェクトを特定のパート にかけたり、エフェクトタイプを選んだりできます。各エフェクトのアサインパートは以下のとおり です。 ● CVP-709 • インサーションエフェクト1〜5: 鍵盤パート、ソングチャンネル1〜16 • インサーションエフェクト6: マイク、ソングチャンネル1〜16 • インサーションエフェクト7〜8: スタイルパートのいずれか (オーディオスタイルのオーディオパートを除く) ● CVP-705 • インサーションエフェクト1〜2: 鍵盤パート、ソングチャンネル1〜16 • インサーションエフェクト3: マイク、鍵盤パート、ソングチャンネル1〜16 NOTE CVP-705では、スタイルパートにはインサーションエフェクトをかけられません。 バリエーション エフェクト [INSERTION](インサー
音量バランスや音色などを調節する(ミキサー ) 4 (保存)をタッチして、編集したエフェクトの設定を保存します。 リバーブ、コーラス、バリエーションエフェクトはそれぞれ3個まで、インサーションエフェクトは10個まで、 ユーザーメモリーに保存できます。 注記 保存せずに電源を切ると、設定は失われますのでご注意ください。 NOTE エフェクトの設定をUSBフラッシュメモリーに保存したい場合は、ユーザーエフェクトファイルの一部としてバック アップします。[メニュー ] → [ユーティリティー ] → [ファクトリーリセット/バックアップ] → 2/2ページで、 「ユー ザーエフェクト」の[バックアップ]をタッチして保存します(98ページ)。 コーラス/リバーブ 前項で説明したエフェクトのうち、システムエフェクト(楽器全体にかかるエフェクト)に該当します。ミキサー画面最 上段にあるタブのうち、「マスター」を選んだ場合には表示されません。 コーラス この欄右上にあるコーラスタイプ表示をタッチすると、別のコーラスタイプに変更できます。また、 各パートへのコーラスのかかり具合については、それぞれのノブを使って調
音量バランスや音色などを調節する(ミキサー ) パン/音量 パート別のステレオ定位および音量バランスを調整します。ミキサー画面最上段にあるタブのうち、「マスター」を選ん だ場合には表示されません。 1 2 1 パン 各チャンネル(パート)のパン(ステレオ定位)を調整します。 2 音量 チャンネル間の音量バランスを調整します。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 15
音量バランスや音色などを調節する(ミキサー ) マスターコンプレッサー コンプレッサーとは、あるレベル(スレッショルド)以上の音声信号の出力を圧縮して抑えるエフェクトです。ボーカル (マイク入力音声)サウンドなど強弱の差が激しい音声を補正したり、ギターのような減衰楽器のスレッショルドを故意 に低いレベルに設定することで、減衰するはずのギターサウンドを減衰させないサウンドに変えたりできます。また、 ドラムセットのリズムパターンなどでアクセントの付いたサウンドを抑え、全体サウンドの底上げをすることで迫力あ るサウンドを実現させるなど、さまざまなサウンド作りができるエフェクトです。 この楽器では、楽器のサウンド全体にかかるマスターコンプレッサーの設定ができます。プリセットのマスターコンプ レッサーが用意されていますが、調整してユーザーマスターコンプレッサーとして保存できます。この設定は、ミキ サー画面最上段にあるタブのうち、「マスター」を選んだ場合のみ行なえます。 NOTE マスターコンプレッサーは、オーディオソング再生とメトロノーム音には効果がありません。 1 2 4 3 1 2 3 コンプレッサーの効
音量バランスや音色などを調節する(ミキサー ) ブロックダイアグラム CVP-709 CVP-705 * MIC EFFECT = 3 Band EQ/Noise Gate/Compressor, VH = Vocal Harmony, VE = Vocal Harmony Effect CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 17
譜面表示の設定を変える MIDIソングを選んでから、[譜面]をタッチすると、選んだソングの譜面(楽譜)が表示されます。譜面表示は、好みに合 わせて設定を変更できます。 1 2 3 4 1 選ばれているソングの名前です。右端には、ソングのテンポが表示されます。ソング名をタッチすると、ソング 選択画面を表示してソングを選べます。 2 選ばれているMIDIソングの再生パートなど、再生に関する設定をします。詳しくは、「再生設定」(下記)をご覧 ください。 3 譜面の表示サイズなど、譜面の表示に関する設定をします。詳しくは、「表示設定」(19ページ)をご覧ください。 4 譜面の表示に関するさらに詳細な設定をします。詳しくは、「詳細設定」(19ページ)をご覧ください。 再生設定 (再生設定)をタッチして設定画面を表示させ、選ばれているMIDIソングの再生設定をします。ホーム画面のソング エリア(拡張表示)でも同様の操作ができます。 その他 左手、右手パートに割り当てられているチャンネル(下記)以外のチャンネルすべてをオン/オフします。 左手 左手パートの再生をオン/オフします。左手パート
譜面表示の設定を変える 表示設定 (表示設定)をタッチして設定画面を表示させ、譜面の表示設定をします。 サイズ 譜面の表示サイズを変えます。 左手 左手チャンネルの表示のオン/オフを切り替えます。「-」が表示されて設定できない場合は、詳細設定画面 (19ページ)で左手Chを「自動設定」以外に設定するか、[メニュー ] → [ソング設定] → [各パートのCh]で 左手を「オフ」以外に設定してください。 NOTE 左手と右手(下記)の両方を同時にオフにすることはできません。 右手 右手チャンネルの表示のオン/オフを切り替えます。 NOTE 右手と左手(上記)の両方を同時にオフにすることはできません。 コード コード表示のオン/オフを切り替えます。ソングにコード情報が入っていなければ、オンにしてもコードは表 示されません。 歌詞 歌詞表示のオン/オフを切り替えます。ソングに歌詞情報が入っていなければ、ここをオンにしても歌詞は表 示されません。ソングにペダル情報が入っている場合は、ここをタッチするたびに、歌詞/ペダルが切り替わ ります。 「ペダル」を表示させて、チェックマークを入れると、歌詞を表
歌詞表示の設定を変える MIDIソングを選んでから、[歌詞]をタッチすると、ソングに入っている歌詞情報が表示されます。歌詞表示は、好みに 合わせて設定を変更できます。 1 2 3 1 選ばれているソングの名前です。右端には、再生中の小節番号が表示されます。ソング名をタッチすると、ソン グ選択画面を表示してソングを選べます。 2 選ばれているMIDIソングの再生パートなど再生に関する設定をします。詳しくは、「再生設定」(18ページ)を ご覧ください。 3 歌詞画面とテキスト画面の壁紙を変更できます。プリセットの壁紙だけでなく、USBフラッシュメモリーに 入ったお好みの画像も表示させることができます。800ピクセル×480ピクセル以内のビットマップファイル (拡張子が.
テキストファイルを表示する/表示の設定を 変える コンピューターで作成したテキストファイル(60KB以下の.
テキストファイルを表示する/表示の設定を変える テキスト表示の設定を変える 1 2 3 4 5 1 選ばれているファイルの名前が表示されます。ここをタッチすると、テキストファイル選択画面が表示され、 USBフラッシュメモリー内のテキストを選んだり、テキストファイルをユーザーメモリーにコピーしたりでき ます。 2 現在選ばれているテキストの表示をクリアします。テキストファイル自体は削除されません。 3 選ばれているMIDIソングの再生パートなど再生に関する設定をします。詳しくは、「再生設定」(18ページ)を ご覧ください。 4 歌詞画面とテキスト画面の壁紙を変更できます。プリセットの壁紙だけでなく、USBフラッシュメモリーに 入ったお好みの画像も表示させることができます。800ピクセル×480ピクセル以内のビットマップファイル (拡張子が.
鍵盤演奏にハーモニーを付ける (キーボードハーモニー ) 1 1 キーボードハーモニーをオンにします。 オンにすると、右手鍵域での演奏音にハーモニーの効果が付きます。 2 ハーモニーのタイプや音量などを設定します。 NOTE 設定できる項目は、ハーモニーのタイプによって異なります。 タイプ ハーモニーのタイプを設定します。タイプは、右手鍵域での演奏音にかかる効果の違いにより、 以下のグループに分けられます。 ● ハーモニータイプ(スタンダードデュエット〜ストラム) コード鍵域で弾いたコードに基づいて、右手鍵域での演奏音にハーモニーが付加されるタイプです。 ただし、「1+5」「オクターブ」はコード鍵域のコードとは関係なくハーモニーが付加されます。 このタイプのハーモニーをスタイル停止中に使うには、ストップACMPの設定を「無効」以外に しておく必要があります(78ページ)。 [スタイルオン/オフ]がオンの場合 スプリットポイント スタイル再生およびハーモニー用コード鍵域 レフトパートがオンの場合 スプリットポイント メイン、レイヤーボイス レフトボイスおよびハーモニー用コード鍵域 [
鍵盤演奏にハーモニーを付ける(キーボードハーモニー ) タイプ ● マルチアサイン 右手鍵域でのコード押鍵に特殊な効果を付けるタイプです。スタイルのオン/オフや左手パートの オン/オフに関係なく、右手鍵域でのコード押鍵の各音に対して個別の鍵盤パートボイスをアサイ ン(割り当て)します。鍵盤パートのメインとレイヤーをオンにして使います。弾いた順番にメイン ボイス、レイヤーボイスがアサインされます。 ● エコータイプ(エコー、トレモロ、トリル) 設定されているテンポに従って、右手鍵域での演奏音に同じノートの連続発音が付加されるタイ プです。スタイルのオン/オフや左手パートのオン/オフに関係なく、右手鍵域での演奏音にエ コー /トレモロ/トリル音が付加されます。なお、トリル音は同時に複数の鍵盤を押したときだけ 効果がかかり、最後に押した2つの音どうしでトリル再生をします。 音量 マルチアサイン以外のすべてのタイプに対して有効な設定です。付加されるハーモニー音や、 エコー /トレモロ/トリル音の音量を決めます。 スピード エコータイプに対してだけ有効な設定です。付加されるエコー /トレモロ/トリル音の再
マイクに関する設定 マイク入力音にかけるさまざまなエフェクト(効果)の設定を行ないます。ボーカルがオンのとき(歌などのパフォーマン スをするとき)と、トークがオンのとき(歌と歌の合間に司会などするとき)、それぞれの場合について設定します。 ボーカルがオンの場合 トークがオンの場合 1 1 4 2 4 2 6 3 3 5 1 6 マイクのオン/オフ 7 5 8 マイクからの音声入力をオン/オフします。 NOTE ここでの設定は、ボーカルハーモニー画面(27ページ)での設定と連動します。 2 ボーカル/トーク の切り替え 歌うときなどパフォーマンス時にはボーカルをオンに、歌と歌の合間に司会をするなどのトー ク時にはトークをオンに設定します。状況に応じて、ワンタッチでマイクの設定を切り替える ことができます。 NOTE ここでの設定は、ボーカルハーモニー画面(27ページ)での設定と連動します。 3 音量調節 マイク入力音の音量を調整します。右側には入力レベルが表示されます。 NOTE ここでの設定は、ボーカルハーモニー画面(27ページ)での設定と連動します。 4 3バン
マイクに関する設定 7 ピッチ検出(ボーカ ルがオンの場合) パフォーマンス時にマイクに入力された音声のピッチを、どのように検出するか設定します。 ボーカルタイプ マイクに入力される音声の特徴を設定します。 • ロー : 低い声に有効な設定です。うなったり怒鳴ったりするような パフォーマンスにも適しているでしょう。 • ミドル: 中音域の声に有効な設定です。 • ハイ: 高い声に有効な設定です。マイクに口を近づけて歌うような場合に も適しているでしょう。 • フル: 低域〜高域にわたり幅広いレンジで歌われる場合に設定します。 スピード マイクに音声が入力されてからの、ピッチ検出のスピードを設定しま す。数字が大きいほど速く検出されます。ここでの設定により、マイク 音声に対するボーカルハーモニーのレスポンス(効果のかかる速さ)が決 まります。 NOTE ピッチ検出のスピードについては、通常はボーカルハーモニーの詳 細設定画面(30ページ)での Lead Pitch Detect Speedおよび Harm Pitch Detect Speedの設定が優先されます。両項目が「as MIC SETT
ボーカルハーモニーの設定 ボーカルハーモニー機能に関するさまざまな設定を行ないます。ここで説明するさまざまな設定は、ボーカルハーモ ニータイプを選択するだけで、自動的に最適なものが呼び出されるので、通常は設定の必要はありません。より細かい 設定をしたい場合にご覧ください。 基本設定 ボーカルハーモニー名 1 2 3 1 マイクのオン/オフ マイクからの音声入力をオン/オフします。 2 ボーカル/トークの 切り替え 歌うときなどパフォーマンス時にはボーカルをオンに、歌と歌の合間などにトークをする 場合はトークをオンに設定します。 ボーカルハーモニーの設定を行なう場合は、ボーカルをオンにしておく必要があります。 3 音量調節 マイク入力音の音量を調整します。右側には入力レベルが表示されます。 NOTE ここでの設定は、マイク設定画面(25ページ)での設定と連動します。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 27
ボーカルハーモニーの設定 ハーモニー /エフェクトの設定 プリセットのボーカルハーモニーの設定を編集することで、オリジナルのボーカルハーモニータイプを作ることができ ます。 1 2 3 ボーカルハーモニー名をタッチして、ボーカルハーモニー選択画面を表示させます。 ボーカルハーモニータイプを選びます。 選んだボーカルハーモニーにあらかじめ割り当てられている設定を元に、ハーモニー /エフェクトを編 集します。 モード(2)が「コーダル」の場合 1 3 8 モード(2)が「ボコーダー」または「ボコーダーモノ」 の場合 2 9 5 ) ! @ 1 # 4 2 5 6 6 7 7 8 9 ) ! @ # ● ハーモニー ボーカルハーモニーに関する設定を行ないます。 1 ハーモニーの オン/オフ ボーカルハーモニー機能をオン/オフします。 2 モード ボーカルハーモニーを選ぶと、自動的に下記3つのいずれかのモードが設定されます。また、 モードは変更することもできます。 コーダル 楽器本体が認識するコード([スタイルオン/オフ]ボタンがオン時の コード
ボーカルハーモニーの設定 3 (モードが「コーダル」の場合) コードソース ソングデータ中の、どのデータをコード検出に使うかを指定します。 • オフ: ソングデータからコードを検出しません。 • XF: XFフォーマットのコードデータを使います。 • 1〜16: 指定したソングチャンネルのノートデータからコードを検出します。 タイプ マイク入力音に対するハーモニー音の付け方を、コーダルタイプのリストから選びます。 ほとんどのタイプは、左手鍵域/コード鍵域/ソングデータで指定されたコードを元にハーモ ニー音が付きますが、下記の2タイプだけはしくみが異なります。コーダルタイプについて 詳しくは、ウェブサイト上の「MIDIリファレンス」 」(ボーカルハーモニーパラメーターリス ト)をご覧ください。 • ScaleDiatonic (スケールダイアトニック): ハーモニーアサイン画面(7)でのKey Root (キールート)とKey Type (キータイプ)の設定を元にハーモニー音が付きます。演奏中の各コー ド指定ではなく、演奏曲全体のキーのダイアトニックスケールにマッチするよう、ハーモニー 音が付きます。
ボーカルハーモニーの設定 7 ハーモニー アサイン リード音(マイク入力音)に対して、どのようにハーモニー音を付けるかを設定します。ハー モニーアサインの設定について詳しくは、ウェブサイト上の「MIDIリファレンス」(ボーカ ルハーモニーパラメーターリスト)をご覧ください。 ● ハーモニーモードが「コーダル」の場合 • Session Table (セッションテーブル): リード音に対して、どのようにハーモニー音を重ね るかを、演奏する音楽ジャンルに合わせて設定します。 NOTE コーダルタイプが ScaleDiatonic、Parallel以外の場合のみ設定できます。 • Key Root (キールート)、Key Type (キータイプ): コーダルタイプ(3)が ScaleDiatonic の場合に設定します。ここで設定されたキーのダイアトニックスケールに合った音がハーモ ニー音として付加されます。 ● ハーモニーモードが「ボコーダー」、「ボコーダーモノ」の場合 • Transpose Mode (トランスポーズモード): リード音に対して付加するハーモニーの音の高 さを設定します。 「0」に
ボーカルハーモニーの設定 4 (保存)をタッチして編集した設定をオリジナルのボーカルハーモニーとして保存します。 設定は、ユーザーメモリーに60個まで保存できます。あとで呼び出しやすいように、わかりやすい名前を付けて おくことをおすすめします。 注記 保存せずに電源を切ると、設定は失われますのでご注意ください。 NOTE ボーカルハーモニーの設定をUSBフラッシュメモリーに保存したい場合は、ユーザーエフェクトファイルの一部として バックアップします。[メニュー ] → [ユーティリティー ] → [ファクトリーリセット/バックアップ] → 2/2ページで、 「ユーザーエフェクト」の[バックアップ]をタッチして保存します(98ページ)。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 31
ミュージックファインダーのレコードを 作成/編集する レコードを作成/編集する 自分で新たにレコードを作って追加したり、既存のレコードを編集して上書きしたりできます。 1 (既存のレコードを編集する場合)ミュージックファインダー画面で、編集元のレコードを選びます。 新規レコードを作成する場合は、この操作は不要です。 2 レコード作成画面またはレコード編集画面を表示させます。 新規レコードを作成する場合は、 (作成)をタッチします。既存のレコードを編集する場合は、 (編集)を タッチします。 3 レコードを作成/編集します。 新規作成の場合 編集の場合 曲名 ミュージックファインダー画面に表示される曲名(レコード名)を入力します。 スタイル スタイルを指定します。ソングのレコードの場合、この項目は編集できません。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 32
ミュージックファインダーのレコードを作成/編集する 拍子 レコード一覧の並べ替えに使用する拍子情報を設定します。ソングのレコードには機能しま せん。 NOTE この画面での拍子設定は検索のためのもので、実際のスタイルの拍子を変更するものではあ りません。 テンポ テンポを変更します。ソングのレコードには機能しません。 セクション レコードを選んだときに自動的に設定されるスタイルセクションを選びます。 イントロ→メインなどを設定しておくと便利です。ソングのレコードには機能しません。 ジャンル ジャンルを設定します。 キーワード レコード検索時に使用するキーワードを入力します。 作成/編集を中止するには、[キャンセル]をタッチします。 4 [作成]または[保存]をタッチして、作成/編集したレコードを保存します。 新規作成の場合は、レコード一覧に新しいレコードが追加されます。編集した場合は、元のレコードに上書きされ ます。 ソングやスタイルをレコードとして登録する 本体メモリーやUSBフラッシュメモリーのいろいろな場所に保存されたソングやスタイルも、ミュージックファイン ダーのレコード
ミュージックファインダーのレコードを作成/編集する ミュージックファインダーに登録したソングやスタイルを呼び出す ミュージックファインダーに登録したソングやスタイルは、その他のレコードと同じ方法で呼び出すことができます。 呼び出し方については、取扱説明書をご覧ください。 NOTE USBフラッシュメモリーに入っているソングまたはスタイルをレコードに登録した場合は、あとでレコードを選ぶときに同じ USBフラッシュメモリーを「USB TO DEVICE]端子に接続しておく必要があります。 レコードを削除する 1 2 ミュージックファインダー画面で、削除したいレコードを選びます。 (削除)をタッチして、レコードを削除します。 レコードをファイルとして保存する ミュージックファインダーでは、本体上のメモリーにあるすべてのレコードを1つのファイルとして、ユーザーメモ リーまたはUSBフラッシュメモリーに保存できます(個別のレコードがファイルとなるわけではありません)。 1 2 3 4 USBフラッシュメモリーに保存する場合は、USBフラッシュメモリーを接続します。 保存画面を表示させます: [メニュー ]
レジストレーションメモリーを呼び出す順番 を決める(レジストレーションシーケンス) ライブやコンサートなど人前で演奏する場合にレジストレーションメモリーをすばやく切り替える方法として、8個の パネル設定を呼び出す順番(レジストレーションシーケンス)をあらかじめ決めておき、それを演奏時にペダルやアサイ ナブルボタンで呼び出す方法があります。 1 ホーム画面の右上の角にある[R]をタッチしてレジストレーションエリアを表示させ、レジストレー ションエリアをタッチして、バンク選択画面を表示させます。 1 2 2 3 レジストレーションシーケンスを設定したいバンクを選びます。 レジストレーションシーケンス画面を表示させます:[メニュー ] → [レジストシーケンス] 7 4 8 レジストレーション メモリー番号が、 呼び出される順に 表示されます。 現在のレジストレーション メモリーバンク名 6 5 4 ペダルでレジストレーションを移動させる場合は、ペダルの設定をします。 「レジスト+」で、レジストレーションシーケンスを進めるペダルを選びます。「レジスト−」で、レジストレー ションシーケンスを戻
レジストレーションメモリーを呼び出す順番を決める(レジストレーションシーケンス) 5 パネル設定を呼び出す順番を決めます。 呼び出したいレジストレーションメモリー [1]〜[8]ボタンを押してから、[挿入]をタッチしてレジストレーション メモリー番号を入力します。 T、L、R、RI カーソル(入力位置)を移動します。 NOTE 入力済みのレジストレーションメモリー番号がある場合は、番号をタッチするとその位置に カーソルが移動します。 6 置換 カーソル位置の番号を、現在パネルで選ばれているレジストレーションメモリー番号に置き 換えます。 挿入 カーソル位置に、現在パネルで選ばれているレジストレーションメモリー番号を挿入します。 削除 カーソル位置の番号を削除します。 消去 入力した番号をすべて消去します。 レジストレーションシーケンスを最後まで進めたときの動作を決めます。 ・Stop: ペダルを踏んだりアサイナブルボタンを押したりしても、次のレジストレーションメモリーは呼び出さ れません。 ・Top: 同じレジストレーションシーケンスの先頭に戻ります。 ・Next: 同じフォルダ
レジストレーションメモリーのうち呼び出したく ない項目を指定する(レジストレーションフリーズ) レジストレーションメモリーにはさまざまな設定項目を登録できますが、演奏の場面によっては呼び出したくない設定 があるかもしれません。たとえば、同じスタイルを鳴らしたまま、ボイス関連の設定だけを切り替えたい場合です。こ のような場合にフリーズ機能を使えば、レジストレーションメモリーのボタンを押しても、スタイル関連の設定だけは 呼び出さずに現状のまま固定(フリーズ)できます。 2 1 1 2 呼び出したくない項目にチェックマークを付けます。 フリーズ機能をオンにします。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 37
ペダルやアサイナブルボタンに機能を割り 当てる ペダル 3本のペダルに、もともとの機能(ダンパー /ソステヌート/ソフト)以外の機能を割り当てたり、[AUX PEDAL]端子に 接続したフットスイッチやフットコントローラーに機能を割り当てたりできます。 1 2 3 4 1 ペダルごとに、割り当てる機能を選びます。 ペダルの機能については、39〜40ページの「ペダルでコントロールできる機能」をご覧ください。 NOTE ソングのパンチイン/アウトをペダルで行なう設定(84ページ)や、レジストレーションシーケンスをペダルで進める設定 (35ページ)をしている場合は、ソングパンチイン/アウト → レジストレーションシーケンス → アサイナブル画面での 機能設定の順に優先されます。 2 (設定)をタッチし、ペダルに割り当てる機能の詳細設定を行ないます。 パートごとに機能をオン/オフしたり、効果のかかり具合(深さ)を調節したりできます。表示される項目は、手順1 で選んだ機能によって異なります。また、選んだ機能によっては、設定アイコンがグレーになり、設定できる項目 がないものがあります。 3 必要に応じて、
ペダルやアサイナブルボタンに機能を割り当てる ペダルでコントロールできる機能 (*)印の機能については、フットコントローラーをご使用ください。フットスイッチでのご使用は不適です。 (**)印の機能については、アサイナブル[1]〜[4]ボタンに割り当てることもできます。 アーティキュレーション 1/2** スーパーアーティキュレーションボイスを使用しているときに、ペダル/フットスイッチを踏 むことで効果をかけられます。 音量* 音量を調節します。[AUX PEDAL]端子に接続したフットコントローラーだけに設定できま す。 サステイン ペダルを踏むと、演奏音に長い余韻が付きます。ペダルをゆるめると、サステインがかかっ た音は止まります。CVP-709では全ペダル、CVP-705では右のペダルまたは[AUX PEDAL]端子に接続したフットコントローラーを使用する場合に、どのくらい踏み込めば効 果がかかり始めるか(ハーフペダルポイント)を設定できます。 ソステヌート ペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけを、鍵盤から指を離しても長く響かせるこ とができます。ペダルを踏んでいるかぎり余韻が付き
ペダルやアサイナブルボタンに機能を割り当てる キーボードハーモニー オン/オフ** キーボードハーモニー (23ページ)のオン/オフを切り替えます。 ボーカルハーモニー オン/オフ** ボーカルハーモニーのハーモニー (28ページ)のオン/オフを切り替えます。 ボーカルハーモニー エフェクト オン/オフ** ボーカルハーモニーのエフェクト(30ページ)のオン/オフを切り替えます。 トーク オン/オフ** マイク設定のボーカル/トーク(25ページ)を切り替えます。 譜面ページ +/−** ソングが停止しているときに、譜面のページを進めます/戻します。 歌詞ページ +/−** ソングが停止しているときに、歌詞のページを進めます/戻します。 テキストページ +/−** 次/前のテキストのページに進みます。 ソング 再生/一時停止 ソングコントロール[R/K](スタート/一時停止)ボタンと同じです。 スタイル スタート/ストップ スタイルコントロール[R/J](スタート/ストップ)ボタンと同じです。 タップテンポ [タップ]ボタンと同じです。 シンクロスタート [シンクロス
ペダルやアサイナブルボタンに機能を割り当てる アサイナブル アサイナブル[1]〜[4]ボタンに、よく使う機能を割り当てて、呼び出しやすくできます。また、メニュー画面にある各 アイコンを登録することもできます。 1 1 2 アサイナブルボタンの番号ごとに、割り当てる項目を選びます。 メニュー画面にある各アイコン(アサイナブル、無線LAN、タイムを除く)や、ペダルでコントロールできる機能 (39ページ)のうち、(**)印の機能を割り当てることができます。また、下記の機能も割り当てることができます。 機能を割り当てない場合は、「割り当てなし」を選びます。 2 レフトホールド オン/オフ レフトホールドのオン/オフを切り替えます。 エフェクト オン/オフ エフェクトのオン/オフを切り替えます。 モノ/ポリ モノフォニック(単音)で発音させるかポリフォニック(複音)で発音させるか、切り替えます。 モノに設定すると、管楽器などの単音発音楽器をよりリアルに演奏できます。また(選んだボ イスにもよりますが)、レガートに演奏したときにポルタメント効果が付きます。 レジスト +/− レジストレーション
ボイスを編集する(ボイスエディット) ボイスエディット機能を使うと、既存のボイスを編集し、オリジナルのボイスを作れます。作ったボイスをユーザーボ イスとして保存すれば、必要なときに呼び出して使えます。オルガンフルートボイスとそれ以外のボイスとでは、編集 方法が異なります。オルガンフルートボイスの編集方法については、46ページをご覧ください。 1 2 もとになるボイス(オルガンフルート以外のボイス)を選びます。 ボイスエディット画面を表示して([メニュー ] → [ボイスエディット])、ボイスを編集します。 設定できる内容については、「ボイスエディット画面で設定できる項目」(43ページ)をご覧ください。 (比較)をタッチするたびに、編集前のボイスと編集後のボイスが切り替わります。鍵盤を弾きながら聞き比べ られます。 3 (保存)をタッチして、編集したボイスを保存します。 注記 設定を保存せずにほかのボイスに切り替えたり、電源を切ったりすると、ここでの設定は失われます。ご注意ください。 NOTE 引き続き、ほかのパートで選ばれているボイスの編集をしたい場合は、画面上部に表示されているボイス名をタッチ
ボイスを編集する(ボイスエディット) ボイスエディット画面で設定できる項目 共通 音量 タッチ感度 編集中のボイスの音量を設定します。 深さ オフセット 編集中のボイスを鍵盤演奏で使う場合の、タッチに対するベロシティー (音量)の変化 幅を設定します。 深さの設定によるベロシティーの カーブ変化 オフセットの設定によるベロシティーの カーブ変化(深さ=64で一定にしたとき) 音源に働く ベロシティー 音源に働く ベロシティー オフセット96(+64) 深さ127(2倍) 127 深さ64(通常) 深さ32(1/2倍) 64 オフセット127(+127) 127 オフセット64(通常) 64 オフセットに よる増減 0 オフセットに よる増減 オフセット32(‒64) 深さ0 0 64 127 受信したベロシティー (実際に押した強さ) 64 127 受信したベロシティー (実際に押した強さ) オフセット0(‒127) • 深さ: 「入力したベロシティー」(実際に押した強さ)に対して「音源に働くベロシティー」 の変化の度合いを調節します。 • オフセッ
ボイスを編集する(ボイスエディット) サウンド フィルター フィルターとは特定の周波数帯域だけを通過させ、ほかの周波数帯域の信号をカットすることによって音 質を変化させる機能です。フィルターを使って、シンセサイザーのような電子的なサウンドを作り出すこ ともできます。 ブライトネス フィルターのカットオフ周波数(どの周波数帯の信 号以上をカットするか)を設定して、音の明るさを 調整します。値を高くするほど、明るい音になり ます。 音量 カットオフ周波数 周波数 そのまま通過する部分 ハーモニック コンテント カットオフ周波数付近の音量を持ち上げる(レゾ ナンス)機能です。値を高くするほどレゾナンス 効果が強くなり、音にクセを付けることができま す。 カットされる部分 音量 レゾナンス 周波数 EG EG (エンベロープジェネレーター )により、時間経過の中でどのよう に音量が変化していくかを設定できます。 これにより、「音の立ち上がりや減衰が速い」(パーカッションなど) や、「余韻が長い」(ピアノなど)といった生楽器が持つさまざまな音の 特性を作り出すことができます。 レベル サ
ボイスを編集する(ボイスエディット) モジュレー ション LFOピッチ ピッチ変調をコントロールする場合の、効果の深さ(ピッチの変化幅)を設定します。 LFOフィルター フィルター変調をコントロールする場合の、効果の深さ(カットオフ周波数の変化幅、 ワウ効果の深さ)を設定します。 LFOアンプリ チュード ボイスの音量変調をコントロールする場合の、効果の深さ(音量の変化幅、トレモロ効 果の深さ)を設定します。 エフェクト インサーション エフェクト オン/オフ インサーションエフェクトをオン/オフします。 タイプ インサーションエフェクトのタイプを選びます。カテゴリーを選んでからタイプを選 びます。タイプ名右の (設定)をタッチすると、詳細パラメーターを編集して保存で きます。詳しくは13ページをご覧ください。 深さ インサーションエフェクトの深さ(かかり具合)を調節します。 バリエー ション 各インサーションエフェクトタイプには、バリエーションがあり、初期設定ではバリ エーションがオフになっています。バリエーションをオンにすると、バリエーション 有効になり、タイプ名右の (設
オルガンフルートボイスを編集する (ボイスエディット) オルガンフルートボイスは、画面上のフッテージレバーを操作したり、アタックやエフェクト効果を追加したりして編 集します。 1 もとになるオルガンフルートボイスを選びます。 [オルガン]カテゴリー内にある[オルガンフルート]タブをタッチしたあと、好きなオルガンフルートボイスを選び ます。 2 ボイスエディット画面を表示して([メニュー ] → [ボイスエディット])、ボイスを編集します。 NOTE オルガンフルートのボイスエディット画面は、ホーム画面で、オルガンフルートボイスのボイス名の右上にあるオルガ ンフルートアイコンをタッチして表示させることもできます。演奏中にフッテージの調節をしたりロータリースピー カーのオン/オフをしたいときなどに便利です。 4 5 6 7 2 3 1 1 フッテージ オルガンフルートの基本となる音を決めます。 2 オルガンタイプ オルガンボイス作成のもとになるボイスのタイプを選びます。 • サイン: サイン波(正弦波)のクリアな音質です。 • ビンテージ: やや歪んだ、特徴のある音質です。 • ユ
オルガンフルートボイスを編集する(ボイスエディット) 3 必要に応じて、 (設定)をタッチして、エフェクトやEQの設定を行ないます。 前章「ボイスを編集する(ボイスエディット)」のエフェクト画面、EQ画面と同じです(45ページ)。 4 (保存)をタッチして、作ったオルガンフルートボイスを保存します。 注記 設定を保存せずにほかのボイスに切り替えたり、電源を切ったりすると、ここでの設定は失われます。ご注意ください。 NOTE 引き続き、ほかのパートで選ばれているボイスの編集をしたい場合は、画面上部に表示されているボイス名をタッチす るか、ボイス[メイン/レイヤー /レフト]ボタンを押してパートを選びます。表示されたボイス名を確認し、編集して保 存します。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 47
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) スタイルクリエーターでは、リズムパターンの演奏を録音したり既存のスタイルデータを活用することで、オリジナル のスタイルデータを制作できます。作りたいスタイルに最も近い内蔵スタイルを選んでから、セクションごとに各チャ ンネルのリズムパターン、ベースライン、コード、フレーズを録音していきます(スタイルクリエーターでは「ソースパ ターン」と呼びます)。ソングの場合と同様、録音にはリアルタイム録音とステップ録音の2種類の方法(49ページ)があ ります。 NOTE オーディオスタイル(CVP-709のみ)のオーディオパートは録音/編集の対象外です。 ■ スタイルデータ構造 ― ソースパターンの作成 スタイルは、イントロ/メイン/エンディングなどのセクションが、それぞれ8つのチャンネルで構成されたデータです。 スタイルクリエーターでは、各セクション各チャンネルのデータ=ソースパターンを、鍵盤演奏を録音することで作っ たり、既存のデータを活用(ほかのスタイルからコピー )したりすることで、作り上げていきます。 エンディング3 エンディング2 イントロ フィルイン メイ
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) ■ スタイル制作の流れ 下記手順に沿ってスタイルの制作を進めてください。詳しい手順については、下記手順にある参照ページをご覧くださ い。 1 2 3 元になるスタイルを選びます。 スタイルクリエーター画面を表示させます: [メニュー ] → [スタイルクリエーター ] 「基本設定」画面で、修正したいセクションを選びます(50ページ)。 必要に応じて、以下設定も行ないます。 ・スタイルをゼロから作りたい場合は、[スタイルの初期化]をタッチして現在のスタイルデータを空にします。 ・スタイルを初期化した場合は、パターンの長さ(小節数)を設定します。 ・テンポ、拍子など、スタイル全体に共通の設定を行ないます。 4 チャンネル別にデータ(ソースパターン)を制作します。 ・リアルタイム録音(51ページ) 鍵盤演奏による録音方式です。 ・ステップ録音(54ページ) 譜面を書いていくように、一音一音、音の高さや長さなどを入力する録音方式です。 ・組み立て(54ページ) 内蔵スタイルや制作済みのスタイルから、気に入ったデータをコピーして、スタイルを組み立てます
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) 基本設定 49ページの手順3に該当します。スタイルを制作するにあたって、セクションを選ぶなど基本的な設定を行なう画面で す。 スタイルの初期化 現在選択されているスタイルの全セクション、全チャンネルのデータを初期化し、データを空にし ます。ゼロからスタイルデータを作りたい場合にタッチしてください。 セクション これから制作/編集するセクションを選びます。 パターンの長さ 選択されたセクションの長さ(小節数)を設定します。選んだら、[実行]をタッチして変更を確定させ ます。 NOTE 元になるスタイルにオーディオスタイル(CVP-709のみ)を選んだ場合、パターンの長さを変更す ると、オーディオパートは削除されます。 テンポ スタイルのテンポを設定します。全セクション共通の設定です。 拍子 スタイルの拍子を設定します。全セクション共通の設定です。選んだら、[実行]をタッチして変更 を確定させます。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 50
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) リアルタイム録音 49ページの手順4に該当します。 「録音チャンネル」画面で、鍵盤演奏によるリアルタイム録音でチャンネルデータを 作ります。 スタイルクリエーターにおけるリアルタイム録音の特徴 ● ループ方式である スタイル再生は数小節のリズムパターンの演奏をくり返す(ループ)ものですが、録音も同じようにループ方式にな ります。たとえば2小節のメインセクションの録音をスタートさせると、2小節の録音が何回もくり返されます。 一度録音したデータはその次の「ループ」からは再生されますので、耳で録音データの確認ができます。 ● オーバーダブ方式である オーバーダブとは、一度録音したチャンネルに、元のデータを消さずに重ねて録音する方式のことです。「ドラム 楽器音の消去」(52ページ)や「削除」(52、53ページ)、「イベントの削除」(56ページ)を行なわないかぎり、一 度録音したデータが消えることはありません。たとえば2小節のメインセクションの録音をスタートさせると、2 小節の録音が何回もくり返されます。一度録音したデータはその次の「ループ」からは再生されます
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) 2 必要に応じてボイスを変更し、録音するリズムパターンを練習しておきます。 各チャンネルの楽器イラストをタッチするとボイス選択画面が表示されるので、お好みのボイス(ドラムキットな ど)を選んでください。[閉じる]をタッチすると、元の画面に戻ります。ボイス選択後は、録音したいリズムパ ターンを練習し、録音に備えます。 録音に使えるボイス リズム1チャンネルでは、オルガンフルートボイスを除くすべてのボイスを使えます。 リズム2チャンネルでは、ドラムキット、SFXキットのみ使えます。 3 スタイルコントロール[R/J](スタート/ストップ)ボタンを押して、録音を開始します。 既存データがある場合は再生されるので、必要に応じて、各チャンネル名をタッチすることで、再生のオン/オフ を切り替えます。既存データを消したい場合は、そのチャンネルの下にある[削除]をタッチして削除します。 4 ループ再生が1小節目の1拍目に来たタイミングで、演奏をスタートします。 たとえば以下のような順で録音するとよいでしょう。 ループ録音1巡目 バスドラム ループ録音2巡目
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) ■ ベース、コード1〜2、パッド、フレーズ1〜2を録音する 1 「録音チャンネル」画面で、録音したいチャンネル名を、色が赤に変わるまでタッチします。 選んだチャンネルにすでにデータがある場合、消去してよいか確認のメッセージが表示されます。[はい]をタッチ することで、既存データは消去され、録音対象となります。リズム以外のチャンネルでは、既存のスタイルデータ へのオーバーダブ録音はできません。 2 必要に応じてボイスを変更し、録音するベースやコード、フレーズを練習しておきます。 各チャンネルの楽器イラストをタッチするとボイス選択画面が表示されるので、お好みのボイスを選んでくださ い。[閉じる]をタッチすると、元の画面に戻ります。ボイス選択後は、録音したいフレーズを練習し、録音に備え ます。 録音に使えるボイス オルガンフルート/ドラムキット/SFXキットボイスを除くすべてのボイスを使えます。 ● 演奏時の指定コード=CM7をイメージして録音する メイン、フィルイン録音時のルール 初期設定では、ソースルート/コードがCM7に設定されています。これは
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) 5 パネル上のスタイルコントロール[R/J](スタート/ストップ)ボタンを押して、演奏を止めます。 追加したいフレーズがあれば、もう一度[R/J](スタート/ストップ)ボタンを押して録音を続けます。 ● ソースパターン以外のコードでの再生音を試聴するには 1)「SFFエディット」画面を呼び出し、「ターゲットCh」を「リズム1」または「リズム2」に設定します。 2)「プレイルート/コード」をタッチして設定画面を表示させます。 3) パネル上のスタイルコントロール[R/J](スタート/ストップ)ボタンを押してスタイルを再生させます。 4) 画面上のプレイルート/コードを変更すると、ソースパターンが通常演奏時にどのような音で再生されるか、 試聴できます。 6 録音対象のチャンネル名を、色が変わるまでタッチして、録音を解除します。 ステップ録音 49ページの手順4に該当します。画面右上の (編集)をタッチすると表示されるステップ録音画面(スタイル編集画 面)で、一音一音データを入力してチャンネルデータを作ります。ソングのステップ録音(63ページ)とほぼ
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) チャンネルエディット 49ページの手順5に該当します。録音済みのチャンネルデータを編集するための画面です。ターゲットCh (チャンネル) を選んだあとで、各項目の設定を行ないます。 各項目の設定画面で[実行]をタッチすることにより、指定されたチャンネルのデータが実際に変更されます。実行する と、このボタンは[やり直し]に変わるので、変更されたデータを元に戻したい場合は、[やり直し]をタッチします。元に 戻せるのは、1つ前の操作だけです。 NOTE オーディオスタイル(CVP-709のみ)のオーディオパートは録音/編集の対象外です。 ターゲットCh 編集の対象となるチャンネルを選びます。グルーブを除く下記すべての項目については、ここで設定し たチャンネルのデータに対して編集を行なうことになります。 グルーブ スタイル再生の発音タイミング(クロック)を微妙にずらして、音楽のノリやグルーブ感を演出します。 ここでの設定は、選択されているセクションの全チャンネルに対して有効です。 元のビート グルーブ効果をかけるビートを指定します。たとえば、「8 ビ
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) ダイナミクス クオンタイズ スタイル再生の、ある特定のタイミングの音を強めたり弱めたりする(ベロシティー値、またはボリュー ム値を上げ下げする)ことで、アクセントの効いた演奏効果を出します。ここでの設定は、選択されてい るセクションの全チャンネルに一律にかけることも、チャンネル別にかけることもできます。 アクセントのつけかた どのタイミングでアクセントをかけるかを選択します。 強さ アクセントの効き具合を決定します。値を大きくするほど、より強い効果 が得られます。 伸張/圧縮 音量を伸張/圧縮します。値を100%以上に設定すると、変化幅が広がり ます。また、値を100%未満に設定すると、変化幅が狭まります。 音量のブースト/カット 音量をブースト(増加)させたり、カット(減少)したりします。値を100% 以上に設定すると、音量が大きくなります。また、値を100%未満に設定 すると、音量が小さくなります。 すべてのチャンネルに 適用 オンに設定することで、ここでの設定が全チャンネルに適用できます。 ソングクリエーターの場合(71ペ
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) SFFエディット ― スタイルファイルフォーマット関連の設定 49ページの手順5に該当します。スタイルファイルフォーマット(SFF: Style File Format)とは、ヤマハのスタイル再 生機能のノウハウを集大成した「統一フォーマット」です。SFF関連の設定画面では、スタイルのオリジナルデータが、 コード鍵域でのコード指定を元に、どのように実音に変換されていくかを設定します。各設定項目、コード演奏と実際 の発音に至るまでの流れは下図のとおりです。 ソースパターンの設定 ・ソースルート ・ソースコード 録音前に、どのキー / どのコードタイプで演奏するかを設定 録音前に設定 通常演奏時のコード指定 ソースパターンからのノート変換 ・NTR(コードルート変更に対する変換)..................... 58ページ ・NTT(コードタイプ変更に対する変換).....................
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) ターゲットCh (チャンネル) 編集の対象となるチャンネルを選びます。 ソースルート/ コード (プレイルート /コード) リズム以外のチャンネルにソースパターンを録音する場合、録音前に何のキーで演奏するかを設定しま す。たとえばFm7に設定すると、スタイルを鳴らす際にFm7のコードを押さえると録音データ(ソースパ ターン)がそのまま演奏されることになります。初期設定はCM7(ソースコードルート「C」、ソースコー ドタイプ「M7」)です。ここで設定したコードタイプによって、録音時に押さえられる鍵盤(スケール ノート、コードノート)が変わります。「基本設定」画面で編集元となるスタイルを初期化すると、元の設 定に関係なくCM7が自動的に設定されます。 ソースルートCの場合 C6 CMaj CM 7 ᅊ11 CM 7 CM 7 (9) Cadd9 C 6 (9) C C R C C R C R C C C R C R Cm 7 (11) C R C C C C 7 ᅈ5 R C C C C R C C C C C
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) NTR/NTT (ノートトラン スポジション ルール/ノート トランスポジ ションテーブ ル) NTT タイプ ソースパターンをノート変換するためのテーブル(一覧表)を決めます。下記をご覧ください。 ● NTRが「ルートトランスポーズ」または 「ルート固定」の場合: バイパス NTRが「ルート固定」の場合はノート変換をいっさい行なわず、NTRが 「ルートトランスポーズ」の場合はルートだけノート変換されます。コー ド変更に影響されないリズムチャンネルや、コードタイプに関係なく ソースパターンのイメージそのままを再生させたいチャンネルに設定す るとよいでしょう。 メロディー メロディーラインのノート変換に最適なテーブルです。「フレーズ1」や 「フレーズ2」のような、メロディーを含むチャンネルに使用します。 コード コードパートのノート変換に最適なテーブルです。「コード1」と「コー ド2」のような、ピアノやギターなどのコードバッキングを含むチャン ネルに使用します。 メロディック マイナー メジャーコードのソースパターンがマイナーコードに変
スタイルを制作/編集する (スタイルクリエーター ) NTR/NTT (ノートトラン スポジション ルール/ノート トランスポジ ションテーブ ル) ハイキー / ノートリミット NTT ベース これを「オン」に設定したチャンネルは、楽器にオンベースコードが認識されたときにベース ルートで再生されます。NTRが「ギター」に設定されているときにこれを「オン」にすると、 オンベースコードが認識されたときに、ベース音だけがベースルートで再生されます。 ● リズムチャンネルのNTR/NTT設定 リズムチャンネルはコード指定による影響を受けてはいけないので、下記のように設定しておきましょう。 ・NTR=ルート固定 ・NTT=バイパス ・NTTベース=オフ このように設定してある場合、ソースルート/コードの表示がプレイ ルート/コードに切り替わります。 NTTやNTRで変換されたノートデータのオクターブ調整を行ないます。 ハイキー コードのルート変更に対する、再生音のノート変換のオクターブ折り返 し点を設定します。この折り返し点を境に、再生音のオクターブが切り 替わります。NTRの設定(58ページ)で「ルー
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) 取扱説明書では、演奏を録音してオリジナルのソングを作る方法(リアルタイム録音の方法)を説明しました。ここでは、 音符を1音ずつ入力することでMIDIソングを作る方法(ステップ録音の方法)や、一度作ったMIDIソングを細かく編集す ることで、ソングデータの完成度を上げる方法を説明します。 ■ リアルタイム録音とステップ録音 ソングを制作する方法には、演奏を録音してソングとして保存する方法(リアルタイム録音)と、音符を1音ずつ入力して いく方法があります(ステップ録音)。リアルタイム録音の方法は、取扱説明書をご覧ください。また、一度録音した ソングを部分的にリアルタイムで録音し直す方法として、パンチイン/パンチアウト録音(83ページ)があります。必要 に応じてご活用ください。 この章では、ステップ録音の方法を中心に説明します。 ■ MIDIソングのデータ構造 MIDIソングは全部で16のチャンネルで構成され、各チャンネルをまとめてリアルタイム録音したり、特定のチャンネ ルだけをリアルタイム録音したりステップ録音したりすることで、データを作り上げていきま
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) ■ ソングクリエーターでの操作の流れ ここではステップ録音を使ったソング制作の流れを説明します。 1 編集したいソング、または新規ソングを選びます。 新規ソングを作るには、[●](録音)ボタンを押してから、[新規MIDI]、[キャンセル]を順にタッチします。 2 3 ソングクリエーター画面を表示させます: [メニュー ] → [ソングクリエーター ] 画面右上の (編集)をタッチして、ソング編集画面を表示させます。 3,6 7 4 4 画面左上の[Ch1]をタッチして、編集/録音の対象を選択します。 ・ 鍵盤演奏によるメロディーを録音/編集したい場合は、Ch1〜Ch8からチャンネル番号を選びます。スタイル演 奏を録音に使わない場合は、Ch9〜Ch16も選べます。 ・ システムエクスクルーシブデータを編集したい場合は、SysExを選びます。 ・ 歌詞を入力/編集したい場合は、Lyricsを選びます。 ・ スタイル演奏でのコード/セクション切り替えを録音/編集したい場合は、Chordを選びます。 5 手順4での選択に応じて、ステップ録
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) メロディーをステップ録音する 62ページ手順5で「Ch1」〜「Ch16」を選んだ場合の説明をします。ソング編集画面左下にある[Step Rec]がオン になっている状態(ステップ録音画面)で、音符をひとつひとつ入力していきます。 2 1 3 4 5 7 6 8 ■ 各部の機能 1 イベントリスト 音符やボイス選択などの「イベント」が表示されます。詳しくは、69ページをご覧く ださい。 2 ソングの現在位置 (小節:拍:クロック) ソングの現在位置が表示され、音符やボイス選択などのイベントを入力すると、ここ で表示されている位置にイベントが記録されます。ソングの現在位置を変えたい場合 は、小節:拍:クロック*の下にある[▲][▼]をタッチして位置を設定します。 *クロック 音の長さやソングデータ上の再生位置を示す最小単位です。4分音符を1920分割した長さ です。 3 カーソル カーソルを移動します。 4 Step Rec (ステップ録音) オンにするとステップ録音画面が、オフにするとソング編集画面が表示されます。
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) 7 Note Type、音符表示 [Note Type]をタッチするたびに、次に入力する音符の種類(右にある音符表示)が、 標準音符、付点音符、3連符の順に切り替わります。音符表示については、いずれか を選ぶことで(オンにすることで)、これから入力する音符の長さを設定します。オン になっている音符表示を再度押すと、その長さの休符が入力されます。 8 Delete (削除) 選択中のデータを削除します。 ■ 音符の入力例 ̶ メロディー 1 2 3 4 • 譜面中の番号は、下記の操作手順番号に対応しています。 • この楽譜例を使って録音したソングを、譜面機能([メニュー ] → [譜面])で譜面表示 させても、フォルテ、メゾピアノ、スラー、タイ、スタッカートは表示されませ ん。また音符が上記楽譜のとおりに表示されないことがあります。 上記楽譜のメロディーをステップ録音画面で入力する方法を説明します。なお、以下の点にご注意ください。 • タイのある部分(手順4)では、一度押した鍵盤から指を離さずに画面操作をする必要があります。説明を
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) 3 休符を入力します。 オンになっている4分音符( )をタッチすると、4分休符が入力されます。 オンになっている音符を何度もタッチしないようにご注意ください。タッチした回数分の休符が入力されます。 休符はイベントリストには表示されませんので、ソング現在位置表示でご確認ください。 4 タイと和音を入力します。 4-1 4-2 4-3 [Velocity]をタッチして、 「 」(メゾピアノ)を選びます。 [Length]をタッチして、「80%(Normal)」(ノーマル)を選びます。 G3(ソ)の鍵盤を押さえたまま、4分音符( 4分音符( )をタッチします。 )をタッチしたあとも、G3から指を離さないでください。これは、次の入力位置を、現在の入 力位置(2拍目)から1拍(4分音符)分、進めるための操作です。 4-4 4-5 G3を押さえたまま、C4(ド)の鍵盤を弾きます。 G3とC4の鍵盤から指を離さずに、次の手順に進んでください。 G3とC4を押さえたまま、2分音符( 2分音符( )をタッチします。 )をタッチしたあとで、鍵
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) スタイルのコード/セクション切り替えをステップ録音する 62ページ手順5で「Chord」を選んだ場合の説明をします。ソング編集画面左下にある[Step Rec]がオンになってい る状態(ステップ録音画面)で、コード切り替えやセクション切り替えの情報をひとつひとつ入力していきます。 2 1 3 4 5 6 NOTE オーディオスタイル(CVP-709のみ)のオーディオパートは録音されません。 ■ 各部の機能 1 イベントリスト コード変更やセクション切り替えなどの「イベント」が表示されます。詳しくは、69 ページをご覧ください。 2 ソングの現在位置 (小節:拍:クロック) ソングの現在位置が表示され、音符やボイス選択などのイベントを入力すると、ここで 表示されている位置にイベントが記録されます。ソングの現在位置を変えたい場合は、 小節:拍:クロック*の下にある[▲][▼]をタッチして位置を設定します。 *クロック 音の長さやソングデータ上の再生位置を示す最小単位です。4分音符を1920分割した長さで す。 3 カーソル カ
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) ■ 音符の入力例 ̶ コード/セクション C 1 2 3 メインA ブレイク メインB F G F G7 C *譜面中の番号は、下記の操作手順番号に対応しています。 上記楽譜に記されたコード進行およびセクション切り替えを、ステップ録音画面で入力する方法を説明します。なお、 操作に入る前に以下の点をご確認ください。 ・入力を始める前に、スタイルコントロール[フィルインオン/オフ]ボタンがオフになっていることを確認してください。 ・4/4拍子のスタイルを選択しておいてください。 1 メインAが選択された状態でのコード進行を入力します。 1-1 1-2 1-3 パネル上のメイン[A]ボタンを押します。 2分音符( )をタッチしてオンにします。 コード鍵域で、コードC、F、Gを順に弾きます。 C F G 1-1 1-2 2 1-3 ブレイクを入力します。 2-1 2-2 2-3 [ブレイク]ボタンを押します。 4分音符( )をタッチしてオンにします。 コード鍵域で、コードF、G7を順に弾きます。
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) 3 メインBを入力します。 3-1 3-2 3-3 メイン[B]ボタンを押します。 全音符( )をタッチしてオンにします。 コード鍵域で、コードCを弾きます。 C 3-1 3-3 3-2 これで、楽譜に記されたコード進行/セクション切り替えが入力されました。 4 5 6 ソングコントロール[J](ストップ)ボタンを押して、カーソルをソングの先頭位置に移動し、[R/K] (スタート/一時停止)ボタンを押して、録音したソングを試聴します。 [Step Rec]をタッチしてオフにし、ソング編集画面を表示させます。 ソング編集画面左上にある[Expand]をタッチして、入力したコード進行/セクション切り替えの情報 を、ソングデータに変換します。 手順3までの操作では、コードやセクションを切り替えたという情報が記録されただけで、この状態でソングクリ エーター画面を抜けると、ソングを再生させてもスタイルパートの音は鳴りません。したがって、入力が完了した ら、必ず[Expand]を実行して、コード進行やセクション切り替えの情報を、ソング再生の
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) 1 編集の対象 編集の対象を選択します。 • Ch1〜Ch16: チャンネルデータの編集を行ないます。 • SysEx: 全チャンネル共通のシステムエクスクルーシブデータを編集します。 • Lyrics: 歌詞データを編集します。 • Chord: スタイルのコード変更/セクション切り替えの情報を編集します。 2 Expand (展開) 上記で編集対象を「Chord」とした場合のみ表示されます。ステップ録音画面で入力された コード/セクション切り替えイベント情報を、実際に鳴る音のMIDIデータに変換します。 [Expand]を実行しないと、ソングクリエーターから抜けて通常のソング再生をしても、スタ イル部分が再生されないので、ソング制作の仕上げとして忘れずに実行してください。 3 イベントリスト ソングデータの中身が1イベント/1行で表示され、それぞれ編集できます。 ソング中の位置 イベントタイプ (小節:拍:クロック) イベントの詳細 1で選択した編集対象により、表示されるイベントが異なります。 ● 編集対象が「Ch1」〜「
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) 3 イベントリスト ● 編集対象が「Lyrics」の場合 Name (ネーム) ソング名を入力します。 Lyrics (リリックス=歌詞) 歌詞を入力します。 Code (コード) CR: 歌詞表示を改行します。 LF: 現在表示されている歌詞を消し、次の歌詞を表示させます。 ● 編集対象が「Chord」の場合 4 ソングの現在位置 (小節:拍:クロッ ク) Style スタイル名 Tempo テンポ Chord コード(コードルート、コードタイプ、オンベースコード) Sect セクション(イントロ、メイン、フィルイン、ブレイク、エン ディング) OnOff スタイル各パート(チャンネル)のオン/オフ CH.Vol スタイル各パート(チャンネル)の音量 S.
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) チャンネルエディット ― 録音済みチャンネルデータを一括編集する 62ページの手順6に該当する説明です。 「チャンネルエディット」画面上で、録音済みのチャンネルデータ全体を、 一括で修正したり編集したりします。各項目の設定画面で[実行]をタッチすることにより、指定されたチャンネルの データが実際に変更されます。実行すると、このボタンは[やり直し]に変わるので、変更されたデータを元に戻したい 場合は、[やり直し]をタッチします。元に戻せるのは、1つ前の操作だけです。 ターゲットCh 編集対象のチャンネルを選択します。 クオンタイズ チャンネル内の音符の鳴るタイミングを設定します。たとえば、下図のような4拍子のフレーズを録音し たとします。演奏しているときは、正確に弾いているつもりでも、タイミングが微妙に遅れたり早かっ たりする場合もあります。クオンタイズはそういった微妙な「ずれ」を補正してデータを書き直す機能 です。 分解能 クオンタイズの分解能を設定します。指定したチャンネルで使われている、最も細か い音符を選んでください。最も細かい音符
MIDIソングを制作/編集する (ソングクリエーター ) クオンタイズ 強さ クオンタイズをかける強さ(クオンタイズ分解能の音符に、どの程度近づけるか)を設 定します。100%でジャストのタイミングにデータが移動します。100%以下でクオ ンタイズをかければ、自然な拍のずれを残せます。 4分音符の長さ クオンタイズをかける前のデータ ストレングス100%でクオンタイズを かけたとき ストレングス50%でクオンタイズを かけたとき 削除 ソングデータのうち、特定のチャンネルデータを削除します。削除したいチャンネルをタッチして チェックマークを入れ、[実行] をタッチすることでデータを削除します。 ミックス ソングデータの異なる2つのチャンネルデータを、1つのチャンネルデータとしてミックスします。 また、あるチャンネルのデータを、別のチャンネルにコピーすることもできます。 トランスポーズ ミックスチャ ンネルその1 ミックスする元となるチャンネルを1〜16の中から選びます。ここで指定したチャン ネル内のデータは、すべてミックスの対象となります。 ミックスチャ ンネルその2 ミックスする元
ボイスに関する設定 チューン 鍵盤パートごとに音の高さに関する設定をします。 チューニング 鍵盤演奏でのチューニングを設定します。 NOTE VRMボイスが選ばれている全パートのVRM共鳴効果音は以下のチューニングになります。 メインパートがVRMボイスの場合:メインパートのチューニング メインパートがVRMボイスではない場合 : 0 オクターブ 鍵盤演奏でのオクターブを設定します。 ピッチベンド レンジ ペダルにピッチベンドやグライドを割り当てたときに(39ページ)ピッチがどれだけ変化するかを、半音 単位で設定します。 ポルタメント タイム ポルタメントとは、最初に弾いた鍵盤のピッチから次に弾いた鍵盤のピッチまでを、連続的に変化させ る機能です。ここでは、ポルタメントのピッチ変化にかかる時間を設定します。値を大きくするほど ピッチの変化にかかる時間が長くなります。0の場合は効果がありません。ポルタメントタイムは、モノ に設定されている鍵盤パート(43ページ)に対して有効です。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 73
ボイスに関する設定 ピアノ 画面1/2 ここでの設定は、ピアノカテゴリーのボイスのうち、VRMボイスに対してのみ有効です。詳しくは取扱説明書「ピアノ の弦共鳴音を楽しむ(VRMボイス)」をご覧ください。 画面2/2 ここでの設定は、ピアノカテゴリーのボイスのうち下記「対象ボイスリスト」に対してのみ有効です。 チューニングカーブ 調律曲線を選びます。多重録音をしたときなど、ピアノ特有の調律カーブがほかの楽器の ピッチと微妙に合わないと感じた場合に、「フラット」を選ぶと解消されます。 • ストレッチ: ピアノ特有の調律曲線 • フラット: 全音域にわたってオクターブで周波数が倍になる調律曲線 キーオフサンプリング キーオフ音(鍵盤を離したときの微妙な発音をサンプリングした音)の音量を調節します。 対象ボイスリスト サブカテゴリー名 VRMピアノ グランドピアノ ボイス名 キーオフ サンプリング チューニング カーブ CFX グランド ○ ○ ポップ グランド ○ − スタジオ グランド ○ − ブライト ピアノ(CVP-709のみ) ○ − アンビエント ピアノ ○
ボイスに関する設定 ボイスセット ボイスには、そのボイスに合ったさまざまな設定(オルガンフルートボイス以外のボイスエディット画面(42ページ)で の設定と同じ)が含まれます。これらの設定はボイスを選んだときに自動的に呼び出されるようになっていますが、オフ にすることによって呼び出さないようにできます。 たとえば、どのボイスでも同じハーモニーをかけたいときは、この画面で、「キーボードハーモニー」のチェックマーク を外します。 設定 カテゴリーボタンの動作 ボイスカテゴリーボタンを押してボイス選択画面を開いたときの、ボイスの切り替わ りかたを選択します。 • 開いて選択: ボイスカテゴリーボタンを押すと、そのカテゴリーの最後に選ばれたボイス が呼び出されます。 • 開くのみ: ボイスカテゴリーボタンを押しても、ボイスは切り替わりません。現在のボイ スが選ばれたままの状態でボイス選択画面を開きます。 S.
ボイスに関する設定 Live! (ライブ) Live! ボイスは、アコースティック楽器の音を演奏空間の雰囲気とあわせ てステレオサンプリングすることで楽器の自然な響きを再現しています。 Cool! (クール) Cool! ボイスは、特別な音声プロセスとデジタル信号処理によってエレク トリック楽器の音の特徴を再現しています。 Sweet! (スイート) Sweet! ボイスは、アコースティック楽器の演奏を特徴づけているビブ ラートをそのままサンプリングすることで、後から加えられたビブラート に比べて音のリアリティを向上させています。 Drums (ドラムス) ドラムやパーカッションといった打楽器のボイス(キット)は、それぞれの 音が鍵盤上に並べられています。主に音楽制作用途です。どの鍵盤にどの 音色が割り当てられているかは、別冊データリストの「ドラム/SFXキッ トリスト」をご覧ください。 Live!Drums (ライブドラムス) Live! Drumsボイスは、楽器の音を空間の雰囲気とあわせてステレオサン プリングすることでドラムの自然な響きを再現しています。主に音楽制作 用途です。 S
ボイスに関する設定 GM/XGボイスやメガボイスを呼び出す この楽器には、GMやXGに対応したボイスや、メガボイスが内蔵されています。これらのボイスは、パネルボタンには ない「その他」カテゴリーに入っており、ボイス選択画面から選べます。 1 ホーム画面で、ボイスを選びたいパートのボイス名をタッチしてボイス選択画面を表示させます。 1 2 3 2 「その他」カテゴリーのタブをタッチします。 (上へ)を何度かタッチして、いちばん上の階層を表示させます。 3 4 選びたいボイスのカテゴリー (GM&XG、メガボイスなど)をタッチします。 NOTE「レガシー」フォルダーには、過去のCVPシリーズ(CVP-609やCVP-605など)で作成されたソングデータを鳴らすた めのボイスが入っています。 5 選びたいボイスをタッチします。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 77
スタイル再生に関する設定 設定 ダイナミクス コントロール 鍵盤を弾く強さを変えたときの、スタイル再生の音量変化の幅を設定します。 • オフ: 音量は変化しません。 • ナロー : 音量の変化幅が小さい設定です。 • ミディアム: 標準的な設定です。 • ワイド: 音量の変化幅が大きい設定です。 テンポ表示 スタイル選択画面での各スタイルのテンポ表示をオン/オフします。 ストップACMP [スタイルオン/オフ]ボタンがオンで、[シンクロスタート]がオフの状態で、ここを「無効」 以外に設定すると、スタイル再生が停止していても、左手でコードを押さえたときに本体が コードを認識し、ホーム画面のスタイルエリアにコードを表示します。これをストップアカ ンパニメントの状態と言います。 ここでは、ストップアカンパニメントの状態で、コード音(スタイルのパッドとベース)をどの ように鳴らすかを決めます。 • 無効: ストップアカンパニメントを無効にします。スタイル停止中は、コード鍵域を押さえても コードが認識されません。 • オフ: コード鍵域を押さえても何も音が鳴りません。 • スタイル: コード鍵域を押さえると
スタイル再生に関する設定 シンクロストップ ウィンドウ シンクロストップの例外条件を設定します。[シンクロストップ]ボタンが点灯中の場合でも、 ここで設定した時間(音符の長さ)より長くコード鍵域を押し続けるとシンクロストップは機能 しません。シンクロストップを機能させるには、設定した音符の長さに達するまでに、コー ド鍵域から指を離す必要があります。設定値をオフにした場合は、コード鍵域を押さえた時 間にかかわらず、指を離すとシンクロストップが機能します。 スタイル変更時の挙動 セクションセット スタイル停止中にスタイルを切り替えたとき、どのセクション(イントロやメインなど)が 選ばれるかを決めます。オフに設定している場合は、スタイルを変更してもセクションは 切り替わりません。 スタイルによっては、メインA〜Dのいずれかのデータが存在しない場合もあります。 その場合は、最も近いセクションに切り替わります。 たとえば、メインDに設定した状態でメインDのみデータが無いスタイルに変更した場合、 セクションはメインCが選択されます。 テンポ スタイルを切り替えたとき、切り替えたあとのスタイル再生テンポを決めま
スタイル再生に関する設定 スタイルの特徴 スタイル選択画面の各スタイル名の左側に、特徴を表すアイコンが表示されます。 • Audio (オーディオ)(CVP-709のみ): 取扱説明書をご覧ください。 • Pro (プロ): あなたが指定したとおりのコードが鳴るスタイルです。テンションノートを含む複雑なコードを 指定しても音楽的なハーモニーをくずすことなくスタイルが鳴りますので、幅広いアレンジをお楽しみいただけ ます。 • Session (セッション): 独特のテンションノートやコード変化を伴う伴奏リフなどが加えられ、よりリアル で派手な伴奏となっています。ただし、メジャーコードを弾いただけでセブンスの音が混ざる、オンベースコー ドに正確に反応しない場合があるなど、曲によっては適切な伴奏が鳴らないことがあります。特定ジャンルの曲 でパンチのある演奏をしたいときによいでしょう。 • Free Play (フリープレイ): テンポにとらわれることなく、壮大な伴奏とともに自由な演奏表現をお楽しみ いただけます。 • Pianist (ピアニスト): ピアノボイスのみによるスタイルです。左手でコードを押さ
ソングの再生/録音に関する設定 ガイド ガイド機能をオンにして、MIDIソングを再生すると、鍵盤ガイドランプが鍵盤を弾くタイミングや、押さえる鍵盤位置 を示してくれます。また、ソング再生に合わせてマイクを使って弾き語りするときに、歌と演奏とのタイミングを合わ せたりすることもできます。 ガイド機能は、ホーム画面のソングエリア(拡張表示)や、譜面、歌詞、テキスト画面でオン/オフできます。ガイド機能 の使い方について詳しくは、取扱説明書をご覧ください。ここでは、ガイド機能に関する設定を行ないます。 タイプ 練習機能の種類を選びます。 ● 鍵盤演奏用 • フォローライツ: 正しい鍵盤を弾く練習をします。ソング再生中に、鍵盤を弾くべきタイミングが来たら ソング再生が一時停止します。ガイドランプに合わせて正しい鍵盤を弾けば、ソング再生は続行されます。 • エニーキー : 鍵盤を弾くタイミングを練習します。ソング再生中に、鍵盤を弾くべきタイミングが来たら ソング再生が一時停止します。いずれかの鍵盤を弾けば、ソング再生は続行されます。 • ユアテンポ: 上記「フォローライツ」の機能に加えて、弾く人のテンポに合わせてソ
ソングの再生/録音に関する設定 各パートのCh 右手 MIDIソング内のどのチャンネルを右手パートにするかを設定します。 左手 MIDIソング内のどのチャンネルを左手パートにするかを設定します。 自動設定 オンに設定すると、市販のMIDIソングを再生したときに、右手/左手パートが最適になるように自動的に 選ばれます。通常はオンにしておきます。 歌詞 言語 歌詞画面で使用する言語を選びます。 • 自動: ソング内の言語情報に応じて自動で切り替わります。 • インターナショナル: 欧米語の歌詞を表示するのに適した設定です。 • 日本語: 日本語の歌詞を表示するのに適した設定です。 再生 リピートモード MIDIソングとオーディオソングのくり返し再生の方法を設定します。 • オフ: 現在選ばれているソングを1回だけ再生し、くり返し再生はしません。 • 1曲リピート: 現在選ばれているソング1曲をくり返し再生します。 • 全曲リピート: 指定のフォルダー (現在選ばれているソングがあるフォルダー )にあるソング全曲の連 続再生をくり返します。 • ランダムリピート: 指定のフォルダー (現在選ばれ
ソングの再生/録音に関する設定 パフォーマンスアシスタント機能を使ってバッキングを弾く MIDIソングを再生しながらパフォーマンスアシスタント機能を使うと、どの鍵盤を弾いてもソングに合った音が鳴るの で、簡単にバッキングを演奏できます。 1 コードデータが入ったMIDIソングを選びます。 パフォーマンスアシスタント機能を使うには、コードデータが入っているソングが必要です。使いたいソングに コードデータが入っているかどうか確認するには、ホーム画面を表示してソングを再生してください。コードデー タが入っていれば、ホーム画面のスタイルエリアにコードが表示されます。確認が終わったらソングをストップし て、次の手順へ進みます。 2 3 設定画面を表示させます: [メニュー ] → [ソング設定] → [再生] 「パフォーマンスアシスタント」をオンにします。 NOTE パフォーマンスアシスタント機能は、ソングを選ぶたびにオフになります。 4 5 ソングコントロール[R/K](スタート/一時停止)ボタンを押して、ソングをスタートします。 鍵盤を弾きます。 ソングの再生に合わせて、左手でベースライン、右手でいろ
ソングの再生/録音に関する設定 モード 録音ストップ 再録音ストップの方法を選びます。 • すべて書き換え: 録音をストップしたタイミング以降のデータを消します。 • パンチアウト: 録音をストップしたタイミングをパンチアウトとする設定です。 録音をストップしたタイミング以降のデータは残ります。 • パンチアウト小節: 下記パンチイン/アウト「パンチアウト小節」で設定した小 節番号をパンチアウトとする設定です。録音スタート後、パンチアウト小節の先 頭まで上書き録音され、それ以降は元のデータが残ります。 パンチイン/ アウト パンチイン小節 パンチインの小節を指定します。 パンチアウト小節 パンチアウトの小節を指定します。 ペダルでパンチ イン/アウト ここをオンにすると、まん中のペダルを踏んだタイミングがパンチイン、まん 中のペダルから足を離したタイミングがパンチアウトとなります。録音終了ま での間、パンチイン/アウトを何度もくり返すことができます。つまり、ペダ ルを踏んでいる間(この間、ペダルの本来の機能は無効)に上書き録音されます。 NOTE ペダルパンチイン/アウトでは、使用するペ
ソングの再生/録音に関する設定 ■ パンチイン/アウトの設定による再録音の例 パンチイン/アウトの設定の組み合わせによって、さまざまな方法で再録音できます。下記にいくつかの実例を挙げてお きますので参考にしてください。 元データ 録音スタートの方法 録音ストップの方法 1 2 3 4 スタート(上書き開始) *1 ノーマル すべて書き換え 1 2 1 ノーマル パンチアウト小節=006 3 4 スタート(元データ再生) キーオンでパンチイン すべて書き換え 1 スタート(元データ再生) キーオンでパンチイン パンチアウト 1 キーオンでパンチイン パンチアウト小節=006 スタート(元データ再生) 1 スタート(元データ再生) パンチイン小節=003 すべて書き換え 1 スタート(元データ再生) パンチイン小節=003 パンチアウト 1 パンチイン小節=003 パンチアウト小節=006 スタート(元データ再生) 1 7 8 7 8 7 8 7 8 7 8 7 8 7 8 5 録音ストップ *2 2 3 4 スタート(上
音の高さに関する設定(チューニング) マスターチューン ― 鍵盤全体のピッチを微調整する 鍵盤全体のピッチを0.2Hz単位で微調整(チューニング)します。合奏のときや、CDの再生に合わせて演奏するときな ど、ほかの楽器やCDの再生音などと音の高さを正確に合わせることができます。ドラム/SFXボイスやオーディオソン グは、チューニングできません。初期設定(440.
音の高さに関する設定(チューニング) スケールチューン ― 音律(調律法)を選ぶ 1 2 鍵盤パート 1 音律(調律法)を選びます。 その曲が作られたときの音律で演奏することによって、当時の響きを味わえます。 タイプ • 平均律: 1オクターブを12の間隔で等分した音律です。現在もっともポピュラーな音律です。 • 純正律長調、純正律短調: 自然倍音を基準とするため、主要3和音が美しく純粋に響くのが特徴 です。現在でも合唱のハーモニーなどにみられます。 • ピタゴラス調律: ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた、5度音程だけの組み合 わせからできた音律です。3度はうなりが生じますが5度と4度の音程が美しく、旋律の演奏に向 いています。 • 中全音律: ピタゴラス音律の3度のうなりをなくすために改良された音律です。16世紀後半から 18世紀後半までにかけて広く普及し、ヘンデルも使用しました。 • ヴェルクマイスター音律、キルンベルガー音律: 中全音律とピタゴラス音律を組み合わせた音 律で、それぞれその組み合わせ方が異なります。転調により曲想が変化するのが特徴です。バッ ハやベートーベン時代
鍵盤のタッチ感度を変える 鍵盤を弾く強さを変えたときの、音の強弱の付き方(タッチ感度)を変えられます(鍵盤自体の重さが変わるわけではあり ません)。 この画面についての説明は、取扱説明書をご覧ください。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 88
メトロノームに関する設定 メトロノーム 音量 メトロノームの音量を調節します。 音色 メトロノームの音を決めます。 拍子記号 メトロノームの拍子を決めます。 タップテンポ 音量 [タップ]ボタンをたたいたときに鳴る音の音量を調節します。 音色 [タップ]ボタンをたたいたときに鳴る音の打楽器の種類を選びます。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 89
MIDIに関する設定 MIDI情報のやりとりについて、いろいろな設定ができます。この楽器では、使用場面に応じた標準的なMIDI設定がプ リセットMIDIテンプレートとして10個用意されています。またそれらをもとにご自身で編集したMIDI設定を、独自の MIDI設定ファイルとして、10個まで保存できます。 NOTE ピアノルームではMIDI情報を受信できません。 1 1 3 上図で示した位置をタッチして、プリセットのMIDIテンプレート(下記)を選びます。 自分で作ったMIDI設定がユーザーメモリーに保存されている場合は、それらを選ぶこともできます。 2 必要に応じて、各画面でMIDIテンプレートを編集します。 • システム: MIDIシステムメッセージに関する設定をします(91ページ)。 • 送信: MIDI送信(トランスミット)に関する設定をします(92ページ)。 • 受信: MIDI受信(レシーブ)に関する設定をします(93ページ)。 • オンベースノート: MIDI受信ノートデータによる、スタイル再生(自動伴奏)用ベース音検出に関する設定をし ます(94ページ)。 • コード検出: MI
MIDIに関する設定 Master KBD (マスターキーボード) マスターキーボードとは、外部MIDI機器をコントロールすることを想定して設計された MIDIキーボードのことです。ここでのMIDI設定は、クラビノーバをマスターキーボード として使えるようになっています。 Song (ソング) すべての送信チャンネルがソングチャンネル1〜16に設定されます。外部音源でソング データを流すときや外部シーケンサーで演奏を録音するときに使います。 Clock Ext (クロックエクスターナル) ソングやスタイルを再生させるとき、楽器本体の内部クロックではなく外部MIDI機器のク ロックを使う設定です。接続された外部MIDI機器でテンポ設定をしたい場合に使います。 MIDI Accord1 (MIDIアコーディオン1) MIDIアコーディオンとは、右手による鍵盤演奏や左手のボタン操作によるベース音/コー ド指定を、MIDIイベントとして外部に出力できるアコーディオンのことです。この設定 では、MIDIアコーディオンを使って楽器本体の鍵盤演奏やスタイル再生をコントロール できます。 MIDI Acco
MIDIに関する設定 システム エクスクルーシブ メッセージ 送信 MIDIシステムエクスクルーシブメッセージを送信するかどうかを決めます。 受信 MIDIシステムエクスクルーシブメッセージを受信して認識するかどうかを決めます。 コードシステム エクスクルーシブ メッセージ 送信 MIDIコードエクスクルーシブデータ(コード検出: ルートとタイプ)を送信するかどうかを 決めます。 受信 MIDIコードエクスクルーシブデータ(コード検出: ルートとタイプ)を受信して認識するか どうかを決めます。 送信 ― MIDI送信に関する設定 ここでの説明は、90ページの手順2で送信画面を呼び出した場合に該当します。クラビノーバのサウンドを構成する各 パートを、どのチャンネルでMIDI送信するか設定します。 1 左右ページ切り替え 2 MIDI メッセージが送信されたとき、該当する MIDI チャンネル (1 〜 16) に対応したランプが短く点滅します。 1 パートごとに、どのMIDIチャンネルで送信するかを選びます。 パートは、下記を除いて、通常のパートと同様です。 • アッパー :
MIDIに関する設定 受信 ― MIDI受信に関する設定 ここでの説明は、90ページの手順2で受信画面を呼び出した場合に該当します。クラビノーバが受信したMIDIメッ セージをどのパートに割り当てて音源処理するか(鳴らすか)を、チャンネル別に設定します。 1 左右ページ切り替え 2 MIDI メッセージを受信したとき、該当する MIDI チャンネル (1 〜 16) に対応したランプが短く点滅します。 1 チャンネルごとに、MIDIメッセージをどのパートで受信するかを選びます。 USB接続の場合、全部で32チャンネル(16チャンネル×2ポート)のMIDIメッセージを受信できます。 パートは、下記を除いて、通常パートと同じです。 • 鍵盤: 受信したノートメッセージが楽器本体の鍵盤をコントロールします。 • エキストラパート1〜5: MIDI受信専用に用意されている5つのパートです。通常、本体で使用されていない パートです。通常のパート(マイク入力音声は除く)に、この5パートを追加することにより、クラビノーバは32 チャンネルのマルチティンバー音源として機能します。 2 [▶]をタッチして右
MIDIに関する設定 オンベースノート ― スタイル再生用ベース音の指定 ここでの説明は、90ページの手順2でオンベースノート画面を呼び出した場合に該当します。この画面では、MIDIで 受信したノートデータをもとに、スタイル再生用コードのベース音を決めることができます。この画面でオンに設定さ れたチャンネルで受信したノートイベントが、スタイル再生用コードのベース音として認識されます。ベース音は、[ス タイルオン/オフ]の設定やスプリットポイント設定には関係なく認識されます。複数のチャンネルをオンにした場合、 それらのチャンネルがミックスされたノートデータの中からベース音が検出されます。 オンにしたいチャンネルにタッチしてチェックマークを付けます。もう一度タッチするとオフになります。 コード検出 ― スタイル再生用コードタイプの指定 ここでの説明は、90ページの手順2でコード検出画面を呼び出した場合に該当します。この画面では、MIDIで受信し たノートデータをもとに、スタイル再生用コードのタイプを決めることができます。この画面でオンに設定されたチャ ンネルで受信したノートイベントが、自動伴奏(スタイル再生
楽器全体の設定(ユーティリティー ) スピーカー /外部との接続 本体スピーカーからどのように音を出すかを選びます。 • ヘッドフォンスイッチ: ヘッドフォンを使用していないときにはスピーカーから音が出ます スピーカー が、ヘッドフォンを使用しているときにはスピーカーから音が出ません。 • オン: 常にスピーカーから音が出ます。 • オフ: スピーカーからは音が出ません。ヘッドフォンや、AUX OUT端子につないだ外部機器 機器でのみ音を聞くことができます。 ステレオフォニック オプティマイザー ステレオフォニックオプティマイザーのオン/オフを切り替えます。この機能はVRMボイ スのみに有効です。 • オン: ヘッドフォンを[PHONES]端子に接続しているときに、ヘッドフォンの音に効果がか かります。 NOTE • ヘッドフォンを[PHONES]端子に接続し、上記スピーカーの設定をオンにしているときは、 ヘッドフォンの音とスピーカーの音に効果がかかります。 • ヘッドフォンを[PHONES]端子に、外部機器を[AUX OUT]端子に接続しているときは、 ヘッドフォンの音と外部機器の音に効果がかか
楽器全体の設定(ユーティリティー ) 画面/タッチパネル 画面 ホーム画面のテーマ ホーム画面のテーマ(背景)を設定します。 明るさ 画面の明るさを調節します。 タイムスタンプ ファイル選択画面のユーザータブ内のファイルに更新年月日と更新時刻を表示するか どうかを設定します。 NOTE 付属のUSB無線LANアダプターを使って楽器をネットワークに接続していると、 ネットワークから取得した日時をファイルの更新日時にします。詳しくは101ペー ジをご覧ください。 タッチ パネル ポップアップ表示 時間 ポップアップ画面が自動で閉じるまでの時間を設定します。ポップアップ画面とは、 テンポ[−]/[+]ボタンやトランスポーズ[−]/[+]ボタン、ソングコントロール[LL] (早戻し)/[RR](早送り)ボタン、レジストレーションバンク[−]/[+]ボタンを押した ときに表示される画面です。ホールドを選ぶと、[×]をタッチするまでポップアップ 画面は閉じません。 画面切り替わり効果 画面が切り替わるときの効果をオン/オフします。 ボイスエリア ホーム画面のボイスエリアに表示させるパートを指
楽器全体の設定(ユーティリティー ) システム 画面1/2 この画面についての説明は、取扱説明書の「楽器の基本設定をする」をご覧ください。 画面2/2 音声ガイド 音声ガイドファイルを保存したUSBフラッシュメモリー接続時に、音声ガイドを使う(オン) か、使わない(オフ)かを切り替えます。デモボタンを3秒以上押すことでも、オン/オフが切 り替わります。 音声ガイドの コントローラー ここで設定したコントローラー (アサイナブル[4]ボタンまたは左ペダル)を押しながら操作す ると、操作を実行せず、音声読み上げだけが行なわれます。 音声ガイドの音量 音声ガイドの音量を調節します。 音声ガイドを使うには、音声ガイドファイルを保存したUSBフラッシュメモリーを、楽器本体に接続する必要がありま す。音声ガイドの詳しい使い方については、音声ガイド活用マニュアル(テキストファイル)をご覧ください。 音声ガイドファイルと音声ガイド活用マニュアルは、下記URLからダウンロードできます。 http://download.yamaha.
楽器全体の設定(ユーティリティー ) レジストレーション レジストレーションメモリー [1]〜[8]ボタンのすべてのランプを消灯し、レジストレーショ ンメモリーバンクが選ばれていない状態にします(バンクは消去されません)。こうすることに より、現在のパネル設定を新たにレジストレーションメモリーに登録しやすくなります。 ミュージックファインダー ミュージックファインダー機能のレコードを、工場出荷時の状態に戻します。 ファイル&フォルダー ユーザーメモリーにあるすべてのファイル/フォルダーにあるすべてのデータを消去して、 工場出荷時の状態に戻します。ボイスやスタイル選択画面のお気に入りタブの情報も消去さ れます。 設定をひとつのファイルとして保存/呼び出しする(バックアップ/リストア) 下記の項目については、ユーザーメモリーまたはUSBフラッシュメモリーに、設定をひとつのファイルとして保存でき ます。必要に応じて、保存した設定を呼び出せます。 1 2 楽器の設定を、保存したい状態にしたあと、ファクトリーリセット/バックアップ画面の2/2ページを 表示させます。 保存したい項目の[バックアップ]を
無線LANに関する設定 このアイコンは、付属のUSB無線LANアダプターを[USB TO DEVICE]端子に接続した場合に表示されます。無線 LANアダプターを接続してから操作してください。 このアイコンをタッチして無線LANに関する設定を行なうと、楽器をiPhone/iPadに無線接続できます。接続のしかた について詳しくはウェブサイト上の「iPhone/iPad接続マニュアル」をご覧ください。ここでは、このアイコンをタッ チすると楽器に表示される画面について説明します。 対応のスマートデバイスやアプリケーションについて詳しくは、ウェブサイト上の下記ページでご確認ください。 http://jp.yamaha.
無線LANに関する設定 アドホックモードで接続する 1 2 3 1 初期化 接続情報を初期化して、工場出荷時の設定に戻します。 2 詳細 固定IPアドレスなどの詳細設定を行ないます。 • 1/3ページ: SSID、セキュリティ方式、パスワード、チャンネルを設定します。 • 2/3ページ: 固定IPアドレスなどを設定します。 • 3/3ページ: ホスト名を設定したり、USB無線LANアダプターのMACアドレスなどを 表示したりします。 3 モード インフラストラクチャーモードに切り替えます。 接続に成功すると、画面上部に「接続中」と表示されます。また、信号の強度に応じて以下のようなアイコンも表示さ れます。 強 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 弱 100
時刻に関する設定 このアイコンは、付属のUSB無線LANアダプターを楽器の[USB TO DEVICE]端子に接続すると表示されます。無線 LANアダプターを接続してから操作してください。 接続のしかたについて詳しくはウェブサイト上の「iPhone/iPad接続マニュアル」をご覧ください。アクセスポイント を介して接続する方法(インフラストラクチャーモード)で接続してください。接続に成功し、ネットワークから現在時 刻の情報を取得できると、アイコン上部に時刻が表示されます。 アイコンをタッチして、表示する時刻に関する設定を行ないます。 タイムゾーン タイムゾーンを選びます。 サマータイム サマータイムの設定のオン/オフを切り替えます。 NOTE ネットワークから現在時刻の情報を取得できない場合は、正しい時刻を表示できません。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 101
2 第 章 その他の操作や設定 この章ではメニュー画面以外から操作する機能や使い方を 説明しています。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 102
ピアノルームの伴奏の設定を変える ピアノルームの伴奏詳細設定画面では、伴奏の音量を変えたり、パートごとにオン/オフを切り替えたりできます。 1 2 [ピアノルーム]ボタンを押して、ピアノルーム画面を表示させます。 画面右上の をタッチします。 画面にセッションプレイヤーが表示されます。 切り替わります。 / を押すたびに、セッションプレイヤーの表示/非表示が 3 2 セッションプレイヤー 3 セッションプレイヤーのイラストをタッチします。 伴奏を選ぶ画面が表示されます。 4 4 画面中央下の をタッチします。 伴奏の音量を調節したり、パートごとにオン/オフを切り替えたりする画面が表示されます。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 103
1 2 3 4 5 1 リズムパートとベースパート以外のパートのオン/オフを切り替えます。 2 リズムパートのオン/オフを切り替えます。 3 ベースパートのオン/オフを切り替えます。 4 伴奏の音量を調節します。 5 伴奏を選ぶ画面に戻ります。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 104
鍵盤に割り当てられた打楽器などの音色を表示する(ドラムキットチューター ) 内蔵のドラムボイスやSFXボイスでは、いろいろな打楽器の音色(Drums)または効果音(SFX)が鍵盤に割り当てられて います。ホーム画面のボイスエリア、またはボイス選択画面の下に (ドラムキットチューター )のアイコンが表示さ れている場合は、アイコンをタッチして鍵盤に割り当てられている音色を画面で確認できます。 1 ホーム画面のボイスエリアまたはボイス選択画面下のドラムキットチューターのアイコンをタッチし ます。 ドラムキットチューター画面が表示されます。 1 または 1 2 音色を知りたい鍵盤を押します。 ドラムキットチューター画面に、音色を示すイラストと音色名が表示されます。 画面左右の[◀]/[▶]をタッチすると、イラスト表示の範囲が1オクターブ移動します。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 105
ピアノ演奏を右手、左手別々に録音する(MIDI録音) ここでは両手で演奏するピアノ曲を、まず右手演奏だけをチャンネル1に録音したあと、これを聞きながら左手演奏を チャンネル2に録音して、1曲に仕上げる方法をご紹介します。パネル設定はメインパートの音色はピアノにしてオン、 レイヤーパートとレフトパートをオフにしておきます。 右手演奏の録音 1 ホーム画面のソングエリアで右上の[R]をタッチして拡張表示させ、[●](録音)をタッチして、ソング 録音画面を表示させます。 1 NOTE ソング録音画面に表示される内容は、パネル設定により異なります。 NOTE 以降、ホーム画面のソングエリアでの操作は、ソングコントロールボタンを使って行なうこともできます。 2 [新規MIDI]をタッチします。 2 3 3 4 「チャンネル」の左側にある[R]をタッチします。 録音するパートと録音先のチャンネルを指定します。 4-1 4-2 録音するパート: 「メイン」を[録音]に、「メイン」以外を[オフ]にします。 録音先のチャンネル: [録音]の下のチャンネル番号にタッチして、チャンネル1を指定します。初期設定で
5 右手の演奏を録音しましょう。 演奏を始めると同時に自動的に録音がスタートします。 [録音スタート]をタッチするか、ソングコントロール[スタート/一時停止]ボタンを押して、録音をスタートするこ ともできます。 6 演奏が終わったら、ホーム画面で[■](ストップ)をタッチして、録音を終わります。 6 7 7 [R/K](スタート/一時停止)をタッチして、録音した演奏を再生して聞いてみましょう。 これで右手演奏をチャンネル1に録音できました。次に左手演奏をチャンネル2に録音します。 左手演奏の録音 8 ホーム画面の[●](録音)をタッチして、ソング録音画面を表示させます。 9 8 9 [上書きMIDI]が選択されていることを確認します。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 107
10 録音するパートと録音先のチャンネルを指定します。 10-1 録音するパート: 「メイン」を[録音]に、「メイン」以外を[オフ]にします。 10-2 録音先のチャンネル: [録音]の下のチャンネル番号にタッチして、チャンネル2を指定します。 10-1 10-2 注記 録音済みのチャンネルを指定して録音すると、録音されていたデータは上書きされます。 NOTE 録音を中止するときは、手順11へ進む前に、[キャンセル]をタッチするか、ソングコントロール[録音]ボタンを押しま す。 11 左手の演奏を録音しましょう。 演奏を始めると同時に自動的に録音がスタートします。[録音スタート]をタッチするか、ソングコントロール[ス タート/一時停止]ボタンを押して、録音をスタートすることもできます。録音した右手の演奏を聞きながら左手 を演奏します。 12 演奏が終わったら、ホーム画面で[■](ストップ)をタッチして、録音を終わります。 14 12 13 13 [R/K](スタート/一時停止)をタッチして、録音した演奏を再生して聞いてみましょう。 これで右手演奏と左手演奏が録音できました。続いて録音し
録音した演奏の保存 14 ホーム画面のソングエリアで (保存)をタッチします。 保存先選択画面が表示されます。 注記 録音したMIDIソングを保存せずにソングを切り替えたり電源を切ったりすると、録音したデータは失われます。オートパワー オフ機能により電源が切れた場合も同様です。ご注意ください。 15 ファイルの保存先を選びます。 上の階層(フォルダー )を表示するには、 (上へ)をタッチします。 (フォルダー作成)をタッチして新しいフォルダーを追加することもできます。 16 16 [ここに保存]をタッチして、文字入力画面を表示させます。 NOTE 保存を中止するときは、[キャンセル]をタッチします。 17 必要に応じて、ファイル名を入力します。 ファイル名は、あとで変更できるので、そのまま手順18に進んでも構いません。 18 文字入力画面で[OK]をタッチすると、ファイルが保存されます。 保存されたファイルは、アルファベット順/50音順に並べ替えられて表示されます。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 109
スタイルを録音してからメロディーを録音する(MIDI録音) ここでは、スタイルを先に録音しておき、あとでスタイルを聞きながらメロディーを録音する方法を説明します。パネ ル設定は下記の場合を想定し、スタイルをチャンネル9〜16に、メロディーをチャンネル1に録音する例を紹介します。 録音するスタイルとメインパートの音色は、あらかじめ選択しておいてください。 • メインパートがオン、レイヤー /レフトパートがオフ • フィンガリングタイプは初期設定の「マルチフィンガー」 • [スタイルオン/オフ]ボタンがオン スタイル演奏の録音 1 ホーム画面のソングエリアで右上の[▶]をタッチして拡張表示させ、[●](録音)をタッチして、ソング 録音画面を表示させます。 1 NOTE ソング録音画面に表示される内容は、パネル設定により異なります。 NOTE 以降、ホーム画面のソングエリアでの操作は、ソングコントロールボタンを使って行なうこともできます。 2 [新規MIDI]をタッチします。 2 3 3 4 「チャンネル」の左側にある[R]をタッチします。 録音するパートと録音先のチャンネルを指定します。 4-1
4-1 4-2 NOTE 録音を中止するときは、手順5へ進む前に、[キャンセル]をタッチするか、ソングコントロール[録音]ボタンを押します。 5 スタイルコントロール[シンクロスタート]ボタンを押して、シンクロスタートをオンにしてから、コー ド鍵域でコードを押さえてスタイル演奏をしましょう。 スタイルの演奏を始めると同時に自動的に録音がスタートします。[録音スタート]をタッチするか、ソングコント ロール[スタート/一時停止]ボタンを押して、録音をスタートすることもできます。コードやセクションを切り替 えてスタイルの演奏を録音してください。 コード鍵域 スプリットポイント (F♯2 ― 初期設定) NOTE (CVP-709のみ)オーディオスタイルのオーディオパートはMIDI録音できません。 6 演奏が終わったら、ホーム画面で[■](ストップ)をタッチして、録音を終わります。 6 7 7 [R/K](スタート/一時停止)をタッチして、録音した演奏を再生して聞いてみましょう。 これでスタイル演奏が録音できました。次にメロディーをチャンネル1に録音します。 CVP-709/CVP-705 リフ
メロディーの録音 8 ホーム画面の[●](録音)をタッチして、ソング録音画面を表示させます。 9 8 9 10 [上書きMIDI]が選択されていることを確認します。 録音するパートと録音先のチャンネルを指定します。 10-1「メイン」を[録音]に、「メイン」以外を[オフ]にします。 10-2 [録音]の下のチャンネル番号にタッチして、チャンネル1を指定します。初期設定ではメインパートに チャンネル1が設定されています。 10-1 10-2 注記 録音済みのチャンネルを指定して録音すると、録音されていたデータは上書きされます。 NOTE 録音を中止するときは、手順11へ進む前に、[キャンセル]をタッチするか、ソングコントロール[録音]ボタンを押しま す。 11 メロディーを演奏しましょう。 演奏を始めると同時に自動的に録音がスタートします。[録音スタート]をタッチするか、ソングコントロール[ス タート/一時停止]ボタンを押して、録音をスタートすることもできます。録音したスタイル演奏を聞きながらメ ロディーを演奏しましょう。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 112
12 演奏が終わったら、ホーム画面で[■](ストップ)をタッチして、録音を終わります。 12 13 13 [R/K](スタート/一時停止)をタッチして、録音した演奏を再生して聞いてみましょう。 これでスタイル演奏とメロディーが録音できました。続いて録音した演奏データをファイルとして保存しましょう。 録音した演奏の保存 109ページの手順14〜18に従って、録音データをファイルとして保存します。 CVP-709/CVP-705 リファレンスマニュアル 113
索引 数字 W 3バンドEQ ........................................ 25 WAV ................................................... 85 WPS ................................................... 99 E EG (エンベロープジェネレーター ) 44 EQ (イコライザー ) .......................... 11 Event Filter (イベントフィルター ) .............................................................. 70 Expand (展開) .................................. 69 G GMボイス .......................................... 77 I IAC (インテリジェントアコースティック コントロール) .................................
ソ ソースパターン ................................. 48 ソースルート/コード ........................ 58 ソステヌート ..................................... 39 ソフト ................................................. 39 ソング ................................................. 81 ソングクリエーター .......................... 61 タ ダイナミクス ..................................... 56 ダイナミクスコントロール .............. 78 タイムスタンプ ................................. 96 タッチ感度 .................................43, 88 タッチパネル .....................................