User Manual
66
本機の特長
準備する
再生する
設定する
付 録
立体的な音場を楽しむ(シネマ
DSP HD
3
)
本機には、ヤマハ独自の音場技術シネマ DSP HD
3
(シネマ DSP HD キュービック)を
使った各種の音場プログラムが備わっています。これにより、映画館やコンサートホー
ルさながらのリアルな音場を簡単に再現し、自然で立体的な視聴空間をお楽しみいただ
けます。
• 通常のシネマ DSP を使用する場合は、設定メニューの「シネマ DSP 3D モード」(122 ペ ー ジ)を「オフ」
に設定してください。
• フロントプレゼンススピーカーが接続されていない場合でも、本機はフロント、センター、サラウンド
スピーカーを使って前方にバーチャルプレゼンススピーカーを創り出し(
VPS)、立体的な視聴空間を実
現します。ただし、音場効果を十分に得るにはフロントプレゼンススピーカーの使用をおすすめします
(リアプレゼンススピーカーも使用するとより効果的です)。
• リアプレゼンススピーカーが接続されていない場合でも、フロントプレゼンス
スピーカーが接続されていれば、本機はフロント、センター、サラウンドスピーカーを使って後方にバー
チャルプレゼンススピーカーを創り出し(
VPS)、ごく自然で立体的な視聴空間を実現します。
• サラウンドバックスピーカーが接続されていない状態で、6.1ch 以上の音声信号が入力されたときは、本
機はサラウンドスピーカーを使ってバーチャルサラウンドバックスピーカーを創り出し(
VSBS)、後方に
奥行き感ある視聴空間を実現します。
•VPSまたは VSBS が機能しているときは、前面ディスプレイの「VIRTUAL」が点灯します。
■ 映像コンテンツに適した音場プログラム(MOVIE)
映画、テレビ番組、ゲームなど、映像コンテンツに適した音場プログラムが含まれて
います。
❑ ムービーシアター
VOLUME
3
HD
VIRTUAL
Hall in Vienna
CLASSICAL
MUSIC
音場プログラムの種類
音場プログラム
「
CINEMA DSP !」が点灯
Standard
(スタンダード)
Dolby Digital、DTS、AAC などのマルチチャンネル音声のオリジナル定位
を乱さず、サラウンドの包囲感を重視した音場です。「理想的な映画館」が
コンセプトで、周囲から美しい響きで包み込みます。
Spectacle
(スペクタクル)
壮大なスケール感を演出するスペクタクルな音場です。シネスコサイズの
ワイド画面に合う広大な空間と微小な効果音から迫力の大音響まで、ダイ
ナミックレンジの広さが特長です。
Sci-Fi
(サイファイ)
最新
SFX 映画の緻密なサウンドを鮮やかに描き分ける抜けの良い音場です。
セリフ、効果音、
BGM の明快な分離感を保ちつつ各空間を鮮やかに再現し
ます。
Adventure
(アドベンチャー)
アクション&アドベンチャー映画に最適です。響きを抑え、左右の広がり
感を重視した力強い空間を再現します。奥行は浅めで各チャンネルのセパ
レーションや音の明瞭度を保ちつつ、クリアで力強い空間を再現します。
Drama
(ドラマ)
シリアスなドラマからミュージカルやコメディまで、幅広いジャンルの映
画に対応する落ち着いた響きが特長です。控えめな響きでありながら適度
な立体感を持ち、セリフの明瞭度とセンター定位を軸に効果音や
BGM を柔
らかな響きで立体的に再現します。長時間聴いていても疲れません。
Mono Movie
(モノムービー)
往年のモノラル映画を当時の映画館の雰囲気で楽しめます。広がりと適度
な残響が付加され、奥行がある心地よい空間が再現されます。