User Manual

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本機の特長
準備する
再生する
設定する
付 録
コンサートホールで体験した感動、映画の中にいるような迫力、この体感を自宅のリビングでも再現したい。ヤマハはこういったお客様の要望にこたえるべく、20 年以上にわたっ
てその追求を続けています。ヤマハ
AV レシーバーはその成果の結晶です。
音場とは?
人は声や楽器の音など直接聞こえる音(直接音)だけ
でなく、建物の壁や天井によって生じる響き(反射音
や残響音)も含めて音を感じています。反射音や残響
音の性質は、建物の形状や広さ、材質などさまざまな
条件により異なり、これらの音がすべて合わさって、
人はその場にいることを聴覚で感じることができます。
このように、「ある空間が持つ特有の音の響き」のこと
を「音場」と言います。
コンサートホールの音場イメージ
シネマ
DSP HD
3
ヤマハは、世界中のコンサートホールやライブハウス
などの音場を実際に測定し、膨大なデータを蓄積して
います。そのデータを応用し、音場の創生を可能にし
たのが「シネマ
DSP」です。本機にはシネマ DSP を採
用したさまざまな音場プログラムが搭載されています。
映画、音楽、ゲームなど、再生ソースの内容に応じて
音場プログラムを選択することで、その作品の音響効
果を最大限に引き出すことができます。(たとえば、映
画用の音場プログラムでは、その場面にいるような臨
場感をもたらします。
さらに、「シネマ
DSP 3D」機能により、高さ方向も含
めた
3 次元の音場データを使用して、立体感のあるよ
りリアルな音場効果を実現できます。
音場データに含まれる膨大な反射音の情報を最大限駆使
して、ヤマハ最高峰の
3
次元音場再生を実現したのが
「シネマ
DSP HD
3
HD
キュービック)」です。リアプレ
ゼンススピーカー出力にも対応し、通常のシネマ
DSP
3D
と比べ
2
倍以上の反射音再現能力と、高い周波数再
生能力を実現、ごく自然で迫力のある立体空間を提供し
ます。
反射音再現能力(音場プログラム「ミュンヘン」選択時
新サラウンドフォーマット対応の
シネマ
DSP HD
3
2014 年以降に、3 次元空間の中に自由に音源を配置す
る「オブジェクト方式」を採用した新サラウンドオー
ディオフォーマット(
Dolby Atmos など)が登場、本
モデルのシネマ
DSP ではこれらの信号にも対応するべ
くアルゴリズムを刷新しました。コンテンツの持つ
3
次元空間の深みをさらに高め、作品の世界に没入させ
るリアルな臨場感を提供します。
本機が創り出す音場イメージ
空間を表現するシネマ DSP
シネマ DSP HD
3
レベル
シネマ DSP 3D
時間