User Manual
Dante Controller ユーザーガイド
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のみのネットワークでは小さいレイテンシーを使う事ができます。(PCIe カードなど早い機器で最小 150μsec まで)推奨
レイテンシーの設定は Dante Controller に表示されます。また製品の取扱説明書にも掲載されている場合もありま
す。
レイテンシーは受信機に設定されています。しかしサブスクリプションが確立すると受信機と送信機間に自動的にネゴシ
エーションプロセスが生じ、パケットロスを回避するための十分なサブスクリプションのレイテンシーを確保します。
例えば、Ultimo 機器は最小 2msec のレイテンシーをサポートしています。レイテンシーを 1msec に設定した PCIe カ
ード等のより早い機器が Ultimo 送信機にサブスクリプションされると、レイテンシーはサブスクリプションでサポートされてい
る最低値の 2msec になります。その他の機器(Brooklyn II 機器など)へのサブスクリプションは 1msec に設定されま
す。(あるいはその受信機器に設定されているレイテンシー)このように、送信機がサポートしていなくても機器のレイテン
シーは確実に「デフォルト」のレイテンシーが設定されます。
注: 100Mbps のネットワークポートに接続された機器の最小可能レイテンシーは 1msec です。
100Mbps を超えるリンクで 1msec 以下のレイテンシーを使用すると、サブスクリプションエラーになり、”Tx Scheduler
Failure(送信)スケジューラーの問題”のツールチップが表示されます。
レイテンシーモニター
Dante Controller はサポートする機器にレイテンシーのモニターをします。詳細は Latency タブを参照して下さい。
レイテンシーと Dante Virtual Soundcard
Dante Virtual Soundcard を使用すると、Apple Mac または Windows PC を Dante デバイスとして機能させる
ことができます。
Dante Virtual Soundcard(以降は DVS と標記)は特殊なハードウエアを持たない汎用コンピューター上で動作す
るため、DVS 送信機から受信した接続に追加のレイテンシーを追加する必要があります。
DVS には動作の信頼性の高くするために、カスタムのレイテンシー値を設定しています。 DVS 送信機からチャンネル受
信している Dante 機器は、Dante デバイスは、これらのチャンネルのこれらのチャンネルについてのみ自動的にこの大き
いレイテンシー値を使用します。その他の Dante 機器から受信するチャンネルのレイテンシーは影響を受けません。
DDM ネットワークのレイテンシー
Dante ドメインに登録されたデバイスはより大きなネットワーク構成に対応するためにレイテンシーを設定することができま
す。一つのレイテンシー設定にある Dante デバイスの内、あるデバイスそ登録削除するとレイテンシーの値は自動的にデ
フォルト値のリセットされます