クイックスタートガイド このクイックスタートガイドは、ヤマハデジタルミキシングコンソール DM2000 に初めて触れるユーザーの 皆様を対象読者としております。したがって、本ガイドはオーディオミキシングについて詳しく解説したもの ではありません。 より詳しい情報をお求めの方は、製品に付属の取扱説明書をご覧ください。 「分厚いマニュアルはちょっと・・・」 「手っ取り早く使ってみたい!」という 方は、まずこのガイドをご覧ください。
DM2000V2 クイックスタートガイド 目次 初期設定からのスタート ........................................................................................................................................3 リアパネル ................................................................................................................................................................3 フロントパネル ........................................................................................................................................................
DM2000V2 クイックスタートガイド 初期設定からのスタート SCENE MEMORY [STORE] キーを押したまま電源を入れると、コンソール内のメモリーがすべて消去されて工場出 荷時の初期設定に戻ります。(梱包を開けて初めて本機を使う場合は、もちろんこの操作は不要です!) メモリーを消去せずに空の設定からスタートするには、SCENE MEMORY(シーンメモリー)セクションの [ ]/[ ] キーでシーン「00」を選択し、[RECALL] キーを押してシーン 00 を呼び出します。 全フェーダーが下がり、ミキサー機能もすべて初期状態に設定されます。 リアパネル オーディオ端子は、以下の6種類を含め、すべてリアパネルにあります。 XLR/TRS タイプのマイク/ライン入力 24 系統、 TRS インサート端子 24 系統 ステレオ/スタジオ/コントロール ルーム、アナログ出力端子 TRS タイプ OMNI アナログ 出力端子 8 系統 2トラックデジタル入出力 端子 3 系統 拡張スロット 6 基 その他、各種コントロールや同期機能用の端子があります。たとえば、CONTROL 端子(
DM2000V2 クイックスタートガイド フロントパネル フロントパネルのコントロール類は、次のように区分けされています。 SELECTED CHANNEL (選択チャンネル)セクション EFFECTS PLUG-IN(エフェクト/ プラグイン)セクション アナログ入力セクション(ゲイン、パッド、 インサート、ファンタム電源 +48V) MONITOR(モニター) セクション チャンネルモジュールセクション (フェーダー、ネームディスプレイ、 チャンネル [ON]/[SOLO]/[SEL] キー) マシンコントロール/ ディスプレイコントロール セクション エンコーダー(パン、AUX/MATRIX) DISPLAY ACCESS(ディスプレイアクセス)セクション (ダイヤ形でグレーのキー) SELECTED CHANNEL セクションはコンソールを理解する上のかなめです。チャンネルの重要な機能の設定がこ こに集約されており、ここで選べるチャンネルは一度に 1 つのみです。希望のチャンネルの [SEL] キーを押すと、 そのチャンネルが選択され、SELECTED CHANNEL セクションでその
DM2000V2 クイックスタートガイド チャンネルフェーダーの操作 DM2000 のフェーダーは 9 つのレイヤーに分かれています。 レイヤーを切り替えると、選んでいたすべてのチャンネル設定が保存されるので、チェックしたいチャンネルレイヤー を自在に選べます。 インプットチャンネル 1 〜 24 インプットチャンネル 25 〜 48 その他の機能や機器をコントロールする リモートレイヤー インプットチャンネル 49 〜 72 インプットチャンネル 73 〜 96 マスターレイヤー:バス 1 〜 8、 AUX 1 〜 12、MATRIX 1 〜 4 各フェーダーは、本機に入力される個々の信号をコントロールします。どのフェーダーがどの入力信号をコントロー ルするかは、「INPUT PATCH」(インプットパッチ)ページで変更できます。 以下は初期設定のパッチです。 ☞ フェーダーチャンネル 1 〜 24 は、コンソール上のアナログ入力 24 系統をコントロール ☞ フェーダーチャンネル 25 〜 48 は、スロット 1, 2, 3 からの入力 1 〜 8 をコントロール ☞ フェーダーチャンネル
DM2000V2 クイックスタートガイド インプットチャンネルのパッチ インプットチャンネルのパッチを変更するには(例:スロット1−インプット 9 〜 16 など) 、次の手順に従います。 1. 2. 3. 4. 5. 6. DISPLAY ACCESS [INPUT PATCH] キーを押します。 1 「CH 1ー 48」または「CH49ー 96」が表示されるまで繰り返し押 します。 希望のチャンネルの [SEL] キーを 押します(または画面上のカーソ ルを希望のチャンネル番号に移動 します)。 3 [ENTER] キーを押します(フロン トパネル右下にあるパラメーター ホイールのそばにあります)。これ で「PATCH SELECT」(パッチ セレクト)ウインドウが開きます。 このウインドウの左の欄から入力 タイプを選択します(AD IN / SLOT IN / FX OUT など)。 2 PATCH SELECT ウィンドウ 4 [ENTER] キーを押して、次の欄に 移り、希望の項目を選択します (SLOT 番号や FX 番号など)。 5 7. 8.
DM2000V2 クイックスタートガイド アウトプットチャンネルのパッチ STEREO アウトプットチャンネルだけは、リアパネルの専用の出力端子から出力できます。その他のアウトプット チャンネルは OMNI OUT または SLOT 出力に割り当てることが必要です。これは「OUTPUT PATCH」 (アウト プットパッチ)ページで設定します。 初期設定のパッチでは、AUX1 〜 8 が OMNI1 〜 8 に、BUS1 〜 8 が各 SLOT 出力チャンネル 1 〜 8 にそれぞれ割 り当てられています。 アウトプットパッチを変更するには、DISPLAY ACCESS [OUTPUT PATCH] キーを押して(必要に応じてもう1 回押します)、希望の「SLOT」ページまたは「OMNI」ページを表示させます。 カーソルキーで希望の出力端子を反転表示させ、[ENTER] キーを押して「PATCH SELECT」(パッチセレクト)ウ インドウを開きます。次に、チャンネルのタイプと番号を選択し、「YES」で [ENTER] キーをクリックしてパッチを 設定します。 PATCH SELECT ウィンドウ パッ
DM2000V2 クイックスタートガイド チャンネル名 DM2000 の各チャンネルに名前をつけて、フェーダーの上にある チャンネルモジュールディスプレイ(1)に表示できます。また、 現在選択中のチャンネル名は LCD の右上に常に表示されます。 1 チャンネル名を入力するには、まず DISPLAY ACCESS [INPUT PATCH] キーを押し「CH NAME」タブで 「INPUT CHANNNEL NAME」(チャンネルネーム)ページを表示させます。 希望のチャンネルの [SEL] キーを押してチャンネルを選び、[ENTER] キーを押して「LCD に TITLE EDIT」 (タイト ルエディット)ウインドウを表示します。コンピュータのキーボードをリアパネルに接続している場合は、キーボード から名前をタイプできます。ディスプレイに表示されているキーボードを使う場合は、カーソルキーと [ENTER] キー で入力します。 TITLE EDIT ウィンドウ 8/28
DM2000V2 クイックスタートガイド 長い名前(ロングネーム:16 文字)と短い名前(ショート ネーム:4文字)がつけられます。ショートネームはフェー ダーの上にあるチャンネルモジュールディスプレイに表示さ れ、ロングネームは参照用として使われます。「CH NAME」 (チャンネルネーム)タブのページ右上にある「Name Input Auto Copy」のボックスをチェックすると、LONG 欄に名前 を入力した時に、その先頭の 4 文字が自動的に SHORT 欄に コピーされます。 Name Input Auto Copy バス、AUX、MATRIX のチャンネルに名前をつけるには、 「OUTPUT PATCH」 (アウトプットパッチ)ページを使って ください。 あるページが表示されている間に、そのページとは関係ない別のチャンネルのロングネームを確認したい場合は、 該当チャンネルの [SEL] キーを1秒以上押したままにすると、ロングネームがフェーダーの上の チャンネルモ ジュールディスプレイに表示されます。 9/28
DM2000V2 クイックスタートガイド エンコーダーモードとフェーダーモード フェーダーの上にあるエンコーダーノブを使って、各種チャンネルパラメーターが編集できます。特にパンと AUX セ ンドの編集に便利です。 複数チャンネルの AUX センド情報を一度に確認したい 場合は、AUX SELECT [DISPLAY] キーを押します。 キーを押すたびに、LCD のページが切り替わり他の チャンネル設定が確認できます。このページでは PRE/POST 設定を変更したり、カーソルで回転ノブ を選択し [ENTER] キーを押すことで、AUX センドを オフにできます。 エンコーダーで AUX を編集するには、 ENCODER MODE [AUX/MTRX] キーを押してから、その上の AUX SELECT [AUX1] 〜 [AUX12] キー の 1 つを押します。エンコーダーを回す と AUX レベルがチャンネルモジュール ディスプレイに表示されます。 FADER MODE [AUX/MTRX] キーを押すと、 チャンネルレベルではなく、AUX センドレベルが フェーダーに反映されます。フェーダーに
DM2000V2 クイックスタートガイド SELECTED CHANNEL セクションのコントロール類 チャンネルを選択すると、SELECTED CHANNEL セクションでその設定が確認、調整できます。現在選択している チャンネル名と番号は、LCD 画面の右上に常に表示されています。 ✦ SELECTED CHANNEL セクション ✦ イコライザー EQ つまみの一つを動かすと、 「EQ EDIT」 (EQ エディット)ページが表示されます。全部で 4 つのバンドがあり、 FREQUENCY と Q の切り替えは、該当バンドの FREQUENCY/Q コントロールノブを押します。LOW バンドを ローシェルフまたは HPF に設定するには、Q をそれぞれ最大または最小位置に設定します。同様に、HIGH バンド はハイシェルフか LPF に設定できます。EQ には2種類のタイプ(TYPE I と TYPE II)があり、音色に多少の差が あります。ATT はアッテネーター、つまりデジタルトリムで、EQ をかける前にチャンネル信号レベルをアッテ ネートします。 11/28
DM2000V2 クイックスタートガイド ✦ パン 選択したインプットチャンネルのパン設定とサラウンドパン設定をここで調節します。(アウトプットチャンネルに はパン設定はありません)。チャンネルがステレオペアの左または右の場合は、L または R ボタンが表示されます。 サラウンドモードを選択するとジョイスティック操作ができるようになります。サラウンドモードにするには、 PAN/SURROUND [DISPLAY] キーを押し、「SURROUND MODE」(サラウンドモード)ページを表示させて、 SURROUND MODE: 3-1/5.1/6.
DM2000V2 クイックスタートガイド ✦ AUX/MATRIX センド 各インプットチャンネルには 12 系統の AUX センドがあり、各バスと AUX チャンネルには 4 系統の MATRIX セ ンドがあります。このセクションではそのレベルとオン/オフを設定します。インプットチャンネルを選択し、 [BANK] キーで希望の AUX(1 〜 4、5 〜 8、9 〜 12)を選択してから、センドレベルを調整します。 AUX や MATRIX が表示されていなくても、センドレベルを調整したりコントロールノブを押すだけで、レベル設 定が表示されます。 AUX/MATRIX SEND [DISPLAY] キーを押すと、関連データが LCD で確認できます。または、コンソール左手 にある AUX SELECT、MATRIX SELECT セクションで、確認したい AUX/MATRIX の番号を押して表示させる こともできます。どちらのセクションでも [DISPLAY] キーを繰り返し押すと、全チャンネルのレベルとプリ/ポ スト設定にアクセスできます。「VIEW」 (ビュー)ページでは、各フェーダーレイヤーの
DM2000V2 クイックスタートガイド ステレオペアの AUX センドや MATRIX センド(これは常にステレオ)では、パンコントロールが使えます。設定 はコンソール右下にあるパラメーターホイールとカーソルキーで調整します。 パラメーターホイール カーソルキー 14/28
DM2000V2 クイックスタートガイド ✦ ルーティング操作 選択チャンネルを任意のバスアウト 8 系統、ステレオバス、ダイレクトアウトにルーティングできます。ルーティ ング先のキーを押して、チャンネルをバスにルーティングします(アウトプットチャンネルではこれらのキーは使 えません)。[FOLLOW PAN] キーを押すと、インプットチャンネルのパン設定がバスアウトにも適用されます。ア ナログのコンソールでよくあるステレオのサブグループとしてバスを使用している場合に、この機能は便利です。 バスの割り当てはチャンネルモジュールディスプレイにも表示されます。 バスアウトはステレオアウトにもルーティングできます(アナログコンソール上のサブグループと類似していま す)。ROUTING [DISPLAY] キーを押して「BUS TO ST」(バス→ステレオ)ページを表示させます。このペー ジでバス 1 〜 8 のルーティング、パン、ステレオバスへのミックス量が設定できます。カーソルキー、パラメー ターホイール、[ENTER] キーでパラメーターを調整します。 パラメーターホイール カーソルキー [ENTER
DM2000V2 クイックスタートガイド ✦ フェーズ/インサート SELECTED CHANNEL セクションの PHASE/INSERT [DISPLAY] キーを押して LCD にフェーズ、インサー ト情報を表示させます。フェーズのリバースはインプットチャンネルでのみ使用できます。インサートアウトの送 り先、インサートインのソース信号をリアパネルの各端子、または内蔵エフェクトプロセッサーから選択してくだ さい。インサートの位置もここで変更できます。 ✦ ディレイ DELAY [DISPLAY] キーを押すと、各チャンネルのディレイ設定が確認できます。ディレイ機能はインプット/ アウトプットチャンネルすべてに搭載されています。ディレイタイムの最大値はサンプリング周波数によって異な ります。たとえば 44.1kHz なら最大ディレイタイムは 984.1 ミリ秒です。インプットチャンネルには FB.
DM2000V2 クイックスタートガイド チャンネルペア シンセサイザーや CD プレーヤーなどステレオ入力ソースによっては、インプットチャンネルをステレオペアに組むと 便利です。チャンネルペアには2種類のモードがあり、「PAIR」 (ペア)ページで選択します。 HORIZONTAL VERTICAL HORIZONTAL モードでは同じレイヤーの隣り合った奇数・偶数チャンネルでペアになります。 VERTICAL モードでは、異なるレイヤーのチャンネル(上のフェーダーレイヤー(1 〜 24)のチャンネルと、それに 対応するフェーダーレイヤー(25 〜 48)のチャンネル、またフェーダーレイヤー(49 〜 72)のチャンネルと、そ れに対応するフェーダーレイヤー(73 〜 96)のチャンネル)でペアが組まれます。ただし、マスターチャンネルは HORIZONTAL のペアのみです。 チャンネルをペアにするとフェーダーレベル、オン/オフ設定、EQ、ゲート、コンプ、AUX 設定が同じになります。 ただしパンとルーティングのパラメータは独立したままとなります。 HORIZONTAL のペアを組む時は、以下の要領で画
DM2000V2 クイックスタートガイド フェーダーグループ フェーダーグループを使うと、1 本のフェーダーを操作するだけでグループに組んだフェーダーを同時に動かせます。 インプットチャンネルでは 8 個のフェーダーグループまで、アウトプットチャンネルでは4個のフェーダーグループま で作成できます。 以下の要領でフェーダーをグループ化します。 1. 2. 3.
DM2000V2 クイックスタートガイド エフェクト 本機は8基のマルチエフェクトプロセッサーを搭載しています。EFFECTS/PLUG-INS [INTERNAL EFFECTS] キーを押すと画面でこれらのエフェクトが確認でき、その中から選ぶには下図のように [1] 〜 [8] キーを押します。 ✦ EFFECTS/PLUG-INS ✦ エフェクトのエディット エフェクトパラメーターは、画面下にある4つのエンコーダーでエディットします。エフェクトに5種類以上のパ ラメーターがある場合は、エンコーダーの横にある上下の矢印キーでパラメータ間を移動します。 19/28
DM2000V2 クイックスタートガイド エフェクトのタイプを変更するには(たとえばリバーブからディレイへ)、EFFECTS/PLUG-INS [DISPLAY] キーを押し、「EFFECT LIBRARY」(エフェクトライブラリー)ページを表示させます。パラメーターホイールで リストをスクロールし、画面左手にある「RECALL」ボタンにカーソルを移動して [ENTER] キーを押します。 ✦ エフェクトを使う エフェクトを使う前にまずパッチをします。工場出荷時の初期設定では、AUX1 〜8が FX1 〜 8 に、FX1 〜 8 の ステレオ出力はインプットチャンネル 73 〜 88 にそれぞれパッチされています。これは便利ですが、必要に応じ て変更することもできます。たとえば INSERT OUT/IN で一つのエフェクトを一つのチャンネルのみにインサート することもできます。エフェクトのパッチを変更するには、「INPUT PATCH」(インプットパッチ)ページから 「EFFECT1-2」または「EFFECT3-8」タブのページを選択します。 NOTE Surround (5.
DM2000V2 クイックスタートガイド 信号にエフェクトをかける 1. 2. 3. 4.
DM2000V2 クイックスタートガイド グラフィックイコライザー 本機には任意のバス、AUX、マトリックス、ステレオマスターチャンネルで使用できる 6 つのグラフィックイコライ ザーが搭載されています。この GEQ 機能にアクセスするには、EFFECTS/PLUG-INS セクションで [GRAPHIC EQUALIZERS] キーを押してから、下図の数字キーで6つの GEQ の中から1つを選びます。 このページで INESRT パラメーターにカーソルを移動し、[ENTER] キーを押して GEQ をインサートするチャンネル を選択します。GEQ は常にポストフェーダーにインサートされ、内蔵または外付けエフェクトで使用する通常のイン サートポイントとは別になっています。 INSERT カーソルを「FADER ASSIGN」パラメーターの一つに移動して [ENTER] キーを押すと、チャンネルフェーダーで GEQ バンドをコントロールできます。 FADER ASSIGN チャンネルモジュールディスプレイには、各フェーダーでどの周波数バンドを調整しているかが表示され、フェーダー 操作中は、そのゲイン値が表
DM2000V2 クイックスタートガイド シーンメモリー 本機には 99 個のシーンメモリーがあり、各シーンには、インプットチャンネル、アウトプットチャンネル、エフェク トパラメータの設定すべてを含むミキシングパラメーターをストアできます。 SCENE MEMORY [DISPLAY] キーを押すと「SCENE MEMORY」 (シーンメモリー)ページにシーンメモリーの リストが表示されます。 パッチリンク機能 (PATCH LINK) は、シーンごとに異な るパッチ設定が必要な場合に 便利です。パッチ設定はシー ンの一部ではなく、インプッ トパッチライブラリー、アウ トプットパッチライブラリー に保存されます。 (このライ ブラリーを開くには、該当す る [DISPLAY ACCESS] キーを押します) 。任意の パッチライブラリーをシーン にリンクさせればシーンを呼 び出したときに、そのパッチ も呼び出すことができます。 シーンをストアする時に、 その名前を入力できます。 シーンがプロテクト (PROTECT)されている と、[STORE] キーを押し てもシーンを上書きでき ないので、誤ってデ
DM2000V2 クイックスタートガイド ✦ シーンのフェード シーンを呼び出すと、通常フェーダーはシーンに保存されて いる設定に従って即時に移動します。フェードタイム機能を 使うと、フェーダーがゆっくり動き、設定位置に到達するま で最高 30 秒かかるようになります。「Global Fade Time」 ボックスをチェックすると、どのシーンでも同じフェードタ イムが適用されます。1 つのチャンネルに対してフェードタ イムを設定してから [ENTER] キーをダブルクリックする と、その設定タイムがすべてのインプット/アウトプット チャンネルにコピーされます。 ✦ シーンのコピー/ペースト シーン内の設定の一部を別のシーンにコピーしたい場合は、「PASTE SRC」(ペーストソース)タブと「PASTE DST」(ペーストデスティネーション)タブのページを使います。 「PASTE SRC」(ペーストソース)ページでは、どのチャン ネルのどのパラメーターをコピーしたいかを選択します。 「PASTE DST」(ペーストデスティネーション)ページで は、どのシーンメモリーをアップデートしたいかを選択しま す。各
DM2000V2 クイックスタートガイド モニター モニターセクションでは聴きたい信号を選んだり、そのレベルを調整します。 1. 2. 3. 4. 5.
DM2000V2 クイックスタートガイド ユーザー定義キー 様々な機能を 16 個のユーザー定義キー(USER DEFINED KEYS)にプログラムして、ショートカットなど便利な用 途に使えます。USER DEFINED KEYS [DISPLAY] キーを押すと、キーに割り当てられる機能が表示されます。 キーに対応して 8 つの機能バンクがあります。目的に応じて 適切なバンクを選ぶか、個々のボタンごとに機能を定義しま す。各バンクには用途に合ったタイトルがつけられます。 新しい機能をユーザー定義キーに割り当てるには、まずカー ソルを「USER DEF」(ユーザー定義)ページの該当フィー ルドに移動し、[ENTER] キーを押して「UER DEFINE SELECT」(ユーザー定義セレクト)ウインドウを開きます。 左の欄で一般的な機能から選び、まん中と右の欄に選択肢が あれば、詳細機能を選択します。 シーンやライブラリーのメモリーを直接リコール(xx Recall) する機能を選択した場合は、パラメーターホイール と [ENTER] キーで番号(シーンリコールならシーン番号) を指定してください。
DM2000V2 クイックスタートガイド DM2000V2 ショートカットリスト [SEL] キーを使う 1. チャンネルペアを組む チャンネル [SEL] キーを押しながら隣り合うチャンネルの [SEL] キーを押すと、ステレオペアが組めます。左チャンネルの番号 が奇数、右チャンネルの番号が偶数であれば、インプットチャンネルでもアウトプットチャンネルでもこのショートカットが使え ます。最初に押した [SEL] キーのチャンネルがペアのマスターとなるので、その設定(ただしパンとバスルーティングの設定は 除く)がもう 1 つのチャンネルにコピーされます。 もう一度同じ操作をすると、ペアが解除され、それぞれのチャンネルはモノに なります。 2. チャンネル名を表示する チャンネルのロングネーム(長い名前)を表示させるには、そのチャンネル [SEL] キーを 1 秒以上押し続けます。名前がチャン ネルモジュールディスプレイに表示されます。 3.
DM2000V2 クイックスタートガイド その他のヒント 1. グループを作成する ユーザー定義キーのバンク F の初期設定は、INPUT GROUP ASSIGN(インプットグループアサイン)になっています。キー 1 〜 8 はインプットチャンネルのフェーダーグループ、 キー 9 〜 16 はインプットチャンネルのミュートグループです。チャンネ ルをグループに追加するには、そのチャンネルを選んで、対象となるバンク F のユーザー定義キーを押します。そのキーが点灯し てチャンネルがグループに割り当てられたことを表示します。 NOTE 同じチャンネルを一度に複数のフェーダーグループ、ミュートグループに入れることはできません。 2.