User Manual

はじめに
各部の名称と機能外部機器との接続その他の機能資料
DMESatellite
の紹介
コンピューター
との接続
オーディオ入出力
の接続
DME Satellite の紹介
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DME8i-C/DME8o-C/DME4io-C 取扱説明書
コンダクターとパフォーマー
1つのCobraNetネットワーク上では、その中の1台の機器から同期信号が発信され、それ以外
の機器が受信して同期します。同期信号を発信する機器をコンダクター、その他の機器をパ
フォーマーと呼びます。
コンダクターとなる機器はCobraNetネットワーク上で自動的に設定され、通常はユーザーが設
定する必要はありません。ただし、コンダクタープライオリティーを適切に設定すれば、任意の
機器をコンダクターとすることもできます。コンダクタープライオリティーの設定については、
DME Designerの取扱説明書をご覧ください。DME Satelliteの場合、コンダクターになると
[IN USE/CONDUCTOR ]インジケーターがオレンジ色に点滅します。また、コンダクターが故
障した場合、自動的に別の機器がコンダクターになります。
コンダクターからネットワークに同期信号が送信されるため、各パフォーマーは、同期を取るた
めに専用の外部ワードクロックのケーブルを接続する必要がありません。その結果、接続する
ケーブルを減らせます。ただし、ネットワークに接続されていないデジタルオーディオ機器は、
CobraNetネットワーク上の機器からワードクロックを取って同期させる必要があります。
CobraNetネットワークで使用するケーブルおよびハブ
カテゴリー 5メタルケーブルを使用の場合は最長100mまで、マルチモード光ファイバーケーブ
ルを使用の場合は最長2kmまで伝送できます。ただし、使用するケーブルの種類やスイッチング
ハブ、CobraNet機器の性能などにより、この長さを保証できない場合もあります。Ethernetの
ケーブルにはクロスケーブルとストレートケーブルがありますが、2台の機器を直接接続する場
合は、クロスケーブルを使います。3台以上の機器を接続するには、スイッチングハブとスト
レートケーブルを使います。
NOTE
デジタルオーディオデータや制御データは、コンダクターやパフォーマーに関係なく、すべてのCobraNet機器が送受
信できます。