User Manual

3.3.3. レベルメーター取得コマンド
18) GMT: レベルメーター取得
オプション 成功時のDMEの応答 失敗時のDMEの応答
GMT 0 [インデックス] [メーター番号] GMT OK GMT ERR
MTR 0 [インデックス] CUR [CH1] … HOLD [CH1] …
コマンド名の文字列は "Get MeTer" の略
CURは "CURent meter value"の略
HOLDは "peak HOLD value"の略
このコマンドにより、DMEのメーターの値を取得できる。
- 1つ目のオプションは将来の拡張用なので、常に0とすること
- [インデックス]には適切な番号を文字列で与えること
- [メーター番号]には取得したいメーター番号を指定すること
全チャンネルのメーターデータを取得したい場合は0を指定する
- コマンドとオプションの間、およびオプションとオプションの間には1文字以上の半角スペースを入れること
例) 特定チャンネルのレベルメーターを取得するとき(インデックス1 メーター番号3)
GMT 0 1 3
例) 全チャンネルのレベルメーターを取得するとき(インデックス1 メーター番号0)
GMT 0 1 0
- 成功すると、DMEは2行の文字列を返す
1行目は "GMT OK" という文字列である
2行目は "MTR [インデックス] CUR [CH1] [CH2] … HOLD [CH1] [CH2] …" という文字列である
コントローラーでは、1行目の文字列を無視しても差し支えない
2行目の CUR 以降は、現在のメーターレベルがチャネル数分だけ続く
2行目の HOLD 以降は、現在のメーターのホールドレベルがチャネル数分だけ続く
メーターレベルとメーターのホールドレベルは、-13801から1までの数で表現される
DME から送られる文字列とレベルの関係を次の表に示す
Audio Detectorへの入力レベルがスレッショルドをオーバーしているかどうかを検知する方法
- 失敗すると、DMEは "GMT ERR" という1行の文字列を返す
例) インデックス5のメーター (4チャネル) を取得して、成功したときの応答 (数字は一例)
GMT OK
MTR 0 5 CUR -13801 -2000 -3000 -13801 HOLD -13801 -1500 -2800 -13801
(文字列は "MeTeR" の略)
インデックス5のメーター (8チャネル) を取得して、成功したときの応答 (数字は一例)
GMT OK
MTR 0 5 CUR -1800 -2300 -200 1 -300 0 -13801 -13801 HOLD -1500 -2000 -0 1 -200 1 -13801 -13801
インデックス5のメーター (4チャネル) を取得しようとして、失敗したときの応答
GMT ERR
19) GCMT: レベルメーター周期取得設定
オプション 成功時のDMEの応答 失敗時のDMEの応答
GCMT 0 [インデックス] [メーター番号]  GCMT OK GCMT ERR
MTR 0 [インデックス] CUR [CH1] … HOLD [CH1] …
コマンド名の文字列は "Get Cyclic MeTer" の略
CURは "CURent meter value"の略
HOLDは "peak HOLD value"の略
-13801
-13800
-10000
-60dB
-Inf
-138dB
-100dB
文字列 レベル
特定のメーターのデータを取得したい場合は、1以上の値をメーター番号に指定する。コンポーネント毎のメータ番号につい
ては、DME通信プロトコル仕様書を参照
-40dB
-20dB
-8000
-6000
-4000
-2000
-80dB
0dB
Over1
0
Audio Detectorのメーター情報は、他のメーターと異なり、入力レベルがスレッショルドを超えると、レベル
メーターもオーバーとなる。したがって、取得した文字列が "MTR 0 1 0 CUR 1 HOLD 1" のようになって
いれば、入力レベルがスレッショルドをオーバーしていることになる。
DMEリモートコントロールプロトコル仕様書 V3.1
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