User Manual

3.2.2. シーン制御コマンド
3) SCN: シーンリコール発生
コマンド オプション
SCN 0 [シーン番号]
コマンド名の文字列は "SCeNe" の略
シーンリコールが発生したとき、DMEはこのコマンドを送信する。
- 1つ目のオプションは常に0である。これは将来のための拡張用なので、コントローラーでは無視してよい
- [シーン番号]には適切な文字列が入る
- コマンドとオプションの間、およびオプションとオプションの間には半角スペースが存在する
例) シーン8がリコールされたときに DME がコントローラーに送信する文字列
SCN 0 8
3.2.3. ミュート制御コマンド
7) MUTE: ミュート状態変化
コマンド オプション
MUTE 0 [ON/OFF]
ミュートON/OFFが変化したとき、DMEはこのコマンドを送信する。
- 1つ目のオプションは常に0である。これは将来のための拡張用なので、コントローラーでは無視してよい
- 2つ目のオプションは "ON" もしくは "OFF" という文字列である
- コマンドとオプションの間、およびオプションとオプションの間には半角スペースが存在する
例) ミュートがOFFになったときに DMEがコントローラーに送信する文字列
MUTE 0 OFF
3.3. DMEを制御するためのコマンド
3.3.1. パラメーター制御コマンド
8) SPR: フェーダー以外のパラメーター、ならびにdB方式のフェーダーの設定
9) SVL: カーブテーブル方式のフェーダーの設定
コマンド オプション 成功時のDMEの応答 失敗時のDMEの応答
SPR 0 [インデックス] [パラメーター値] SPR OK SPR ERR
PRM 0 [インデックス] [パラメーター値]
SVL 0 [インデックス] [カーブ値] SVL OK SVL ERR
VOL 0 [インデックス] [レベル値]
コマンド名の文字列は "Set PaRameter", "Set VoLume" の略
- 1つ目のオプションは将来の拡張用なので、常に0とすること
- [インデックス]、[パラメーター値]、[カーブ値]にはそれぞれ適切な番号を文字列とすること
- コマンドとオプションの間、およびオプションとオプションの間には1文字以上の半角スペースを入れること
例) インデックス5のパラメーターをdB方式で-30dBに変更するとき
SPR 0 5 -3000
インデックス6のパラメーターをカーブテーブル方式(突き当て10dB)で-30dBに変更するとき
SVL 0 6 323
- 成功すると、DMEは2行の文字列を返す
1行目は "SPR OK" もしくは "SVL OK" という文字列である
2行目の"PRM", "VOL"については3.2.1章を参照
コントローラーでは、パラメーターの変更後の値だけを知りたければ1行目を無視し、2行目だけを参照すればよい
- 失敗すると、DME は "SPR ERR" もしくは "SVL ERR" という1行の文字列を返す
例) インデックス5のパラメーターをdB方式で-30dBに変更して、成功したときの応答
SPR OK
PRM 0 5 -3000
インデックス5のパラメーターをdB方式で-30dBに変更しようとして、失敗したときの応答
SPR ERR
インデックス6のパラメーターをカーブテーブル方式(突き当て10dB)で-30dBに変更しようとして、成功したときの応答
SVL OK
VOL 0 6 323
インデックス6のパラメーターをカーブテーブル方式 (突き当て10dB) で-30dBに変更しようとして、失敗したときの応答
SVL ERR
DMEリモートコントロールプロトコル仕様書 V3.1
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