User Manual

3. コマンド仕様
3.1. コマンドの基本仕様
DMEとリモートコントローラーの間で交わされるコマンドは、次のような書式である。
<コマンド名> <オプション1> <オプション2> … <オプションn><改行>
- コマンドの最後には改行コードとして LF (0x0A) が必要である
- コマンド名とオプションの間、オプションとオプションの間には1文字以上の半角スペースが必要である
- コマンドはすべてASCII文字列とする。それ以外の文字列は使用できない
- パラメーターの値を示すオプションの文字列は次のとおり
-Inf -13801
-18dB -1800
-6.5dB -650
0dB 0
10dB 1000
2kHz 2000
400Hz 400
Pan L 63 -63
Pan Center 0
Pan R 63 +63
ON 1
OFF 0
REVERSE 1
NORMAL 0
"ON" や "HARD" などといった文字列がパラメーターの値として返ることはない。
- FaderパラメーターのCurve Table方式では、次のような文字列となる
 (Curve Table方式については 1.4.1章を参照、dBと文字列が示す値については巻末の付録を参照)
突き当て0dBのフェーダーの場合 突き当て10dBのフェーダーの場合
-Inf 0 -Inf 0
-60dB 173 -60dB 123
-40dB 323 -40dB 223
-30dB 423 -30dB 323
-20dB 623 -20dB 423
-10dB 823 -10dB 623
0dB 1023 0dB 823
10dB 1023
3.2. DMEからリモートコントローラーに通知されるコマンド
3.2.1. パラメータ制御コマンド
1) PRM: フェーダー以外のパラメーター、ならびにdB方式のフェーダーの変更
2) VOL: カーブテーブル方式のフェーダーの変更
コマンド オプション
PRM 0 [インデックス] [パラメーター値]
VOL 0 [インデックス] [レベル値]
コマンド名の文字列は "PaRaMeter","VOLume" の略
DME DesignerのRemote Control Setup Listに登録してあるパラメーターに変更が発生したとき、DMEはこのコマンドを送信する。
- 1つ目のオプションは常に0である。これは将来のための拡張用なので、コントローラーでは無視してよい
- [インデックス]、[パラメーター値]、[レベル値]にはそれぞれ適切な文字列が入る
- コマンドとオプションの間、およびオプションとオプションの間には半角スペースが存在する
例) インデックス3のパラメーター(dB方式)が-20dBに変更されたときに、DMEから送信する文字列
PRM 0 3 -2000
インデックス4のパラメーター(カーブテーブル方式、突き当て10dB)が-20dBに変更されたときに、DMEから送信する文字列
VOL 0 4 423
文字列
文字列
文字列
DMEリモートコントロールプロトコル仕様書 V3.1
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