User Manual

4章 デザイナー
DMEDesigner取扱説明書
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ResourceMeterウィンドウ
ResourceMeterウィンドウは、[View]メニューの[Navigator]コマンドで表示/非表示します。
ResourceMeterウィンドウは、
コンフィギュレーションウィンドウとユーザーモジュールウィンドウ
がアクティブなときのみ表示されます。ResourceMeterウィンドウには、DSPメモリーの使用率
SPXリソース使用率のメーターがあります。DMEごとのサンプリング周波数も表示します。
●DSPメモリーの使用率
コンフィギュレーションを設計していくときに、DME本体のDSPメモリーの合計使用率の目安を
「%(パーセント)」で表示します。同じコンポーネントでも、使用率はサンプリング周波数によって異
なります。
コンフィギュレーションは、DME本体とオンライン状態でシンクロさせたときに、自動的に結線
コンポーネント情報などのチェック(これをコンパイルといいます)を始めます。実際の合計使用率
は、このコンパイル後に計算されます。結線数やコンポーネント数によっても使用率は変わります。
ResourceMeterウィンドウは、設計していく上でのコンパイル前の目安となります。結線数や選ぶ
コンポーネントの種類、コンポーネント数などの条件によっては、メーターが100%以内でも
エラーが発生することがあります。コンパイルできるかどうかを事前に「Analyze」ダイアログボッ
クス(314ページ)で解析しておくことをおすすめします。
●SPXリソース使用率
コンフィギュレーションに配置したSPXコンポーネントとFeedbackSuppressorコンポーネント
のリソース使用率を表示します。
NOTE
SP2060のコンフィギュレーションウィンドウでは表示されません。
NOTE
fs=44.1kHzまたは48kHzでコンパイルし、その後fsを88.2kHzまたは96kHzに変えた場合は、fs=88.2kHzまたは
96kHzで再コンパイルする必要があります。再コンパイルしないと、コンフィギュレーションによっては音が出なくなる
場合があります。音が出なくなるときは、DME本体に「DSPPowerShortage」というメッセージが表示されます。
NOTE
機器の種類によって、配置できるコンポーネントは異なります。詳しくは、「コンポーネントリスト」(379ページ)をご覧
ください。
NOTE
DME64Nのコンフィギュレーションウィンドウに[MatrixMixer64input64output]または[MatrixMixer64input
32output]コンポーネントを配置した場合、リソースメーターは100%に達しませんが、ほかのコンポーネントを使用で
きなくなります。