User Manual

Table Of Contents
DME7リモートコントロールプロトコル仕様書 V1.0.0
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4. コマンドシーケンス
コントローラが期待するバージョンより操作対象機器のバージョンが古い場合、コントローラの仕様に合わせて以下の対処法のなかからどれか1
つを選ぶこと。
a) 最初に非対応バージョンである旨を警告表示し、コントローラは動作を停止する。
b) 最初にバージョン不整合の旨を警告表示するが、コントローラは動作を継続する。
この場合、ユーザーから見て一部の機能が使えないこともありうるが、それはユーザーに許容してもらう。
c) 操作対象機器のプロトコルバージョンに合わせて、コントローラは古いプロトコルに準拠した通信しか行わないようにする
ユーザーから見て一部の機能が使えなくなる場合には、バージョン不整合の警告表示も併せて行う。
ユーザーから見て機能制限以外にも性能劣化などの影響も起こりうるが、それはユーザーに許容してもらう。
パラメーターセットバージョンを取得して動作を切り替えたい場合
パラメーターセット
バージョン不明
リモートコントローラー
devinfo paramsetver
OK devinfo paramsetver "PROC:1.0.0"
操作対象機器
パラメーターセット
バージョン認知
後述の通り、操作対象機器
のバージョンに応じて動作を
切り替えても良い。
コントローラが期待するパラメーターセットバージョンと操作対象機器が返してきたパラメーターセットバージョンが異なる場合は、以下のように対
処すると良い。
コントローラが期待するバージョンより操作対象機器のバージョンが新しい場合、SCPプロトコルは原則として後方互換性が保たれているので、コ
ントローラは動作を継続すれば良い。
ただし、現実的にはSCPプロトコルで完全な後方互換性を保たれているわけではなく、パラメーターセットバージョンの改版に伴ってパラメーター
の削減が起こることもあるので、コントローラが送ったコマンドに対してエラーが返っても、コントローラが適切に対応することが望ましい。「適切に
対応」とは、以下のような対処を指す。
単発の get コマンドでエラーが返ったらデフォルト値が返ったものと見なす
setコマンドでエラーが返ったら、単に無視する
など
コントローラが期待するバージョンより操作対象機器のバージョンが古い場合、コントローラの仕様に合わせて以下の対処法のなかからどれか1
つを選ぶこと。
a) 最初に非対応バージョンである旨を警告表示し、コントローラは動作を停止する。
b) 最初にバージョン不整合の旨を警告表示するが、コントローラは動作を継続する。
この場合、ユーザーから見て一部の機能が使えないこともありうるが、それはユーザーに許容してもらう。
c) 操作対象機器のパラメーターセットバージョンに合わせて、コントローラは古いパラメーターセットに準拠した通信しか行わない
ようにする
ユーザーから見て一部の機能が使えなくなる場合には、バージョン不整合の警告表示も併せて行う。
ユーザーから見て機能制限以外にも性能劣化などの影響も起こりうるが、それはユーザーに許容してもらう。