User Manual

Table Of Contents
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取扱説明書
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キットの構造
本体パッド1 〜12、外部トリガー入力端子
M
Q
FOOT SW 端子、HI-HAT CONTROL端子(クローズ、
オープン)に対してボイス /パターン/ウェーブを割り当て
たものをキットと呼びます。本体内にはあらかじめ50
類のプリセットキットが準備されています。キットは自分
の好みで作り変えることも可能で、ユーザーキットとして
200種類を本体に保存できます。
キットとボイスの関係
ボイスデータはすべてキット単位でまとめられ、保存され
ています。つまり、ひとつのキットは、そのキットで全
パッド/全コントローラーに割り当てられているボイス情
報を一式持っています。また、ボイスを編集した場合は、
ボイスデータそのものをユーザーキットに保存するのでは
なく、チューニングやパン、アタックタイム、リリースタ
イム、エフェクトなどの編集情報のみを保存します。もち
ろん、これらの編集情報はパッドごとに独自の設定を持つ
ことができます。そのため、設定ページ上の表示は同じボ
イス名でも違うサウンドのボイスが存在することもありま
す。
ボイスのレイヤー
1つのパッド /コントローラーに複数のボイスを重ねられ
る機能をレイヤーと呼びます。レイヤーは、最大4 つ(A
D)まで設定することができるので、「パッドを叩いた際に
最大4 ボイスを鳴らす」ことができます。この4レイヤー
の鳴らし方も、同時に発音させる(スタック )だけでなく、
違う音を順番に鳴らしたり(オルタネイト )、発音/消音を
繰り返す(ホールド )などを選択できます。レイヤーを重ね
るには、パッドを叩いた際にMIDIノートメッセージが複
数発生するように設定します。そして各レイヤーごとに鳴
らしたいボイスを設定し、パッドごとに鳴らし方を設定し
ます。
詳しくは『パッドごとに送信するMIDIメッセージを指定
し、ボイスを割り当てる方法』34ページをご覧ください。
キットが持つ情報
キット単位で音量やエフェクトを設定する画面(キット
モード)、パッド/コントローラーごとにボイス /パター
ン/ウェーブを割り当て音量やチューニングを設定する
画面(ボイスモード)、パッド/コントローラーごとある
いはキットごとに、MIDIに関する設定を行なう画面
(MIDIモード)が用意されています。
パッドを叩いたときに発音させるボイス/パターン/
ウェーブの設定は、以下の2ステップで行ないます。
 

 

ただし上記1のMIDIノートナンバーの設定は、レイヤー設
定などをしない場合は、省略することができます(ボイス
モードで上記2の設定時に内部で自動設定されます)
以下、ボイスの割り当て方法について



の2つの方法について、具体的な例をあげて説明します。
VCE1 -º¡- ç
GM001:GrandPiano
VCE1 -º¡- ¬
GM025:NylonGtr
VCE1 -º¡- œ
GM041:Violin
VCE1 -º¡- ˚
GM051:SynthStr1

レイヤー A
レイヤー B
レイヤー C
レイヤー D
パッド01を叩くとレイヤー A D
が同時に発音します
GM001:GrandPiano
GM025:NylonGtr
GM041:Violin
GM051:SynthStr1