ドラムトリガーモジュール 取扱説明書 DTX-PROXの特長 8ページ 目次 9ページ 仕様 60ページ JA
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 注意喚起を示す記号 禁止を示す記号 行為を指示する記号 ■「警告」 「注意」「注記」について 誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を区分して掲載しています。 警告 注意 「死亡する可能性または重傷を負 う可能性が想定される」内容です。 注記 「 傷 害を負う可 能 性が想 定され る」内容です。 「故障、損傷や誤動作、データの損 失の発生が想定される」内容です。 電源アダプターについて 警告 禁止 注意 ヤマハ製電子楽器以外に使
火に注意 電源アダプターは、必ず指定のもの(60ページ) を使用する。 必ず実行 本機の上にろうそくなど火気のあるものを置か ない。 異なった電源アダプターを使用すると、故障、発熱、 火災などの原因になります。 禁止 電源プラグにほこりが付着している場合は、ほ こりをきれいに拭き取る。 ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になりま す。 感電やショートのおそれがあります。 必ず実行 医療用電気機器への影響 分解禁止 この製品の内部を開けたり、内部の部品を分解 したり改造したりしない。 禁止 医療機器の近くなど電波の使用が制限された区 域で使用しない。 心臓ペースメーカーや除細動器の装着部分から 15cm以内で使用しない。 本体が発する電波により、動作に影響を与えるおそれ があります。 感電や火災、けが、または故障の原因になります。 禁止 異常に気づいたら 下記のような異常が発生した場合、すぐに電源 スイッチを切り、電源プラグをコンセントから 抜く。 必ず実行 水に注意 禁止 ・電源コード/プラグがいたんだ場合 ・製品から異常なにおいや煙が出た場合 本機の上に花瓶や薬品など液体
設置 接続 不安定な場所に置かない。 すべての機器の電源を切った上で、ほかの機器 と接続する。また、電源を入れたり切ったりす る前に、機器のボリュームを最小にする。 本機が転倒して故障したり、お客様やほかの方々がけ がをしたりする原因になります。 必ず実行 禁止 本機を移動するときは、必ず電源コードなどの 接続ケーブルをすべて外した上で行う。 必ず実行 コードをいためたり、お客様やほかの方々が転倒した りするおそれがあります。 感電、聴覚障害または機器の損傷の原因になります。 演奏を始める前に機器のボリュームを最小に し、演奏しながら徐々にボリュームを上げて、 適切な音量にする。 必ず実行 聴覚障害または機器の損傷の原因になります。 この製品を電源コンセントの近くに設置する。 必ず実行 取り扱い 電源プラグに容易に手が届く位置に設置し、異常を感 じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグ をコンセントから抜いてください。また、電源スイッ チを切った状態でも微電流が流れています。この製品 を長時間使用しないときは、必ず電源プラグをコンセ ントから抜いてください。 本機のすき間に
注記(ご使用上の注意) お知らせ 製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下の内容をお 守りください。 ■ データの著作権に関するお願い ■ 製品の取り扱いに関する注意 • テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近くで使用し ないでください。本機またはテレビやラジオなどに雑音が生じる場合が あります。 • スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスのアプリと一 緒に使用する場合は、通信によるノイズを避けるためスマートデバイス の機内モードをオンにしてからWi-Fiまたは Bluetooth をオンにしてお 使いいただくことをおすすめします。 • 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くなど極端に温 度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、また、ほこりや振 動の多いところで使用しないでください。本機のパネルが変形したり、 内部の部品が故障したり、動作が不安定になったりする原因になります。 • 本機上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを置かないで ください。本機のパネルが変色/変質する原因になります。 ■ 製品のお手入れに関する注意
はじめに このたびは 、ヤマハDTX-PROXをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 DTX-PROXは、電子ドラムキットやパッドで音を鳴らすためのドラムトリガーモジュール です。 ご家庭、スタジオやライブなどで演奏にお使いいただけます。 本製品に搭載された機能を十分に活かし、演奏をお楽しみいただくため、本書をよくお読み になってからご使用ください。 また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに大切に保管していただきます ようお願いします。 付属品(お確かめください) □ 取扱説明書(本書) □ 電源アダプター □ モジュールホルダー用蝶ボルト (4個) □ 保証書 □ Cubase AI ダウンロード □ モジュールホルダー インフォメーション モジュールホルダーの取り付けかた 分解図 本機 モジュールホルダー モジュールホルダー用 蝶ボルト NOTE ホルダークランプ 6 DTX-PROX 取扱説明書 モジュールホルダーは、標準のドラムハードウェ アの径(22.
取扱説明書について 本機には、以下の説明書が用意されています。これらの説明書は、本機のユーザーを対象に作られ ています。 冊子マニュアル 取扱説明書(本書) 準備編 本機の取り付けかたや音を出すまでの準備について説明しています。 基本編 本機の基本的な使いかたについて説明しています。 応用編 本機をより詳細に使いこなす方法について説明しています。 資料 困ったときの解決方法をはじめ、各種資料を掲載しています。 電子マニュアル(PDF形式) リファレンスマニュアル [MENU](メニュー )ボタンを押すと表示される機能や、その他の詳細設定について説明しています。 データリスト 本機に搭載されたキット名やエフェクト名などの一覧とMIDIに関する資料を掲載しています。 スマートデバイス接続マニュアル iOS用(iPhone/iPad接続マニュアル) スマートデバイス接続マニュアル Android™用 本機をスマートフォンやタブレット端末と接続する方法を説明しています。 電子マニュアルは、ヤマハ ダウンロードのウェブサイトからご覧いただけます。インター ネットに接続して以下のウェブサイトを開き
DTX-PROXの特長 ● 直感的な操作で、あなたの理想のドラムサウンドが鳴らせる Real World Studios をはじめとした著名スタジオにて、トップスタジオドラマー の演奏による、本物のアンビエンスを含めたナチュラルなドラム音を収録 新たに搭載されたKIT MODIFIERで、ドラムサウンドメイクの肝となるアンビエン ス/コンプ/エフェクトの直感的な操作を実現 (→33ページ) 高品質なドラムサウンドを実現する、高性能へッドホンアンプを搭載 アコースティックドラムさながらの表現力を実現する高精細ダイナミクス、高性能 エフェクト、スネア/ライドポジションセンシング (*1)、高速発音、256音同時発音 の高性能音源を搭載 ドラムサウンドメイクだけでなく、ライブシーンでの外部機器のコントロールまで 素早く直感的に操作できるLEDロータリーフェーダーを搭載 ● ライブシーンに活用できる ライブセット機能でキット、テンポ、オーディオファイルなどをお好みの順番で保 存。演奏時にワンタッチでの呼び出しが可能 8系統のINDIVIDUAL OUTPUT端子と自由度の高いルーティング
目 次 安全上のご注意 2 はじめに 6 付属品(お確かめください) 6 取扱説明書について 7 冊子マニュアル ......................................................................................... 7 電子マニュアル(PDF形式) ..................................................................... 7 DTX-PROXの特長 各部の名称とはたらき 8 10 トップパネル .......................................................................................... 10 フロントパネル ...................................................................................... 12 リアパネル ..............................
各部の名称とはたらき トップパネル 液晶ディスプレイ(表示画面) ファンクション1〜3ボタン ([F1]、[F2]、[F3]) キット画面の見かた 各画面下部に表示された機能を選ぶときに使いま す。 注記:画面の「 」マークについて キットやクリックなどの設定を変更すると、画面 の右上に「 」と表示されます。これは設定の編 集後、保存(ストア)されていないことを示してい ます。ストアするとマーク表示は消えます(40ペー ジ)。ストアしないでキットやクリックを切り替え ると、変更した設定は失われます。 F1 F2 F3 クロススティック設定(28ページ) パッドの種類によっては非表示 エフェクト設定 画面(33ページ) モードセレクトノブ モード(キット、クリック、トリガー、レコーダー、ライブセット)を切り替え ます。各モードの画面が表示されます。 KIT(キット) CLICK(クリック) TRIGGER(トリガー ) RECORDER(レコーダー ) LIVE SET(ライブセット) KIT MODIFIER(キットモディファイアー )ノブ アンビエンス(残響感、空間の広がりかた)、コンプ(
各部の名称とはたらき [−][+]ノブ [−]ボタン [+]ボタン Bluetooth フィギュアマーク (24ページ) 値を減らしたり、増やしたりします。 ノブは値をまとめて変えたいとき、ボタンは値を1つずつ変えたいときに使うと便利 です。本書では両方をまとめて「[−][+]」と記載します。ノブとボタンのどちらか を使ってください。 [PAD SELECT](パッドセレクト)ボタン トリガー入力切り替え画面またはトリガー入力ソース切り替え画面が表 示されます。詳しくはリファレンスマニュアル(PDF)をご参照ください。 NOTE LEDロータリーフェーダーで設定変更中にパッドを切り替えたいときにも、 このボタンを押します。 [ ](スタンバイ/オン)スイッチ(17ページ) 電源のスタンバイ(オフ)とオンを切り替えます。 クリックテンポ表示 [TEMPO](テンポ)ノブ(42ページ) テンポを調節します。 [CLICK](クリック)ボタン(42ページ) クリックをスタートまたはストップしま す。クリックのテンポに合わせてランプ が点滅します。 120 [AUDITION](オーディション)
各部の名称とはたらき フロントパネル [PHONES](ヘッドホン)端子 (16ページ) ステレオミニフォーン プラグ(3.5mm) ステレオ標準フォーンプラグ (6.3mm) ステレオミニプラグ (3.5mm) [AUX IN](外部入力)端子 携帯用音楽プレーヤーやスマートデバイスなどの ヘッドホン端子と接続します。 12 DTX-PROX 取扱説明書 ヘッドホンを接続します。左側 がステレオ標準フォーンタイプ (6.3mm)、右側がステレオミニ タイプ(3.
各部の名称とはたらき リアパネル XP125SD-X PCY175 トリガー入力端子 [!4] 端子〜[qSNARE]端子 DTXシリーズのパッドなどを接続 します。お持ちのドラムキットに同 梱されているパッドを接続するに は、組立説明書をご参照ください。 トリガー入力端子には別売のパッド も接続できます。詳細については 「トリガー入力端子について」(51 ページ)をご覧ください。 [MIDI OUT]端子 [MIDI IN]端子 [AUX IN](外部入力)端子 電子楽器やPAからの返しを入力 するステレオ標準フォーンジャッ クです。パネル前面のAUX INと ミックスされます。詳しくはリ ファレンスマニュアル(PDF)を ご参照ください。 MIDI機器を接続して、本機と MIDI信号を送受信します。 ステレオ標準フォーン プラグ(6.3mm) ステレオ標準フォーンプラグ(6.3mm) MIDIケーブル ステレオ標準フォーンプラグ(6.3mm) [INDIVIDUAL OUTPUT]端子 (UNBALANCED)(49ページ) 標準フォーンプラグ (6.
準備編 演奏するための準備 設置や初期設定など、演奏の準備をします。 作業の流れ 設置 電源アダプターをつなぐ ヘッドホンをつなぐ 電源を入れる 初期設定(トリガーセットアップウィザード) 以上で準備完了です。 設置 本機を設置します。以下のような設置方法があります。 ● ドラムキットのラックに取り付ける(組立説明書を参照) ● 付属のモジュールホルダー (6ページ)と組み合わせて標準のドラムハードウェアに取り付ける (「アコースティックドラムに電子ドラムを組み込む」 53ページ) ● 台などの上に置く 設置のあと、パッドのケーブルと接続します。接続方法については、ドラムキットの組立説明書をご参照くだ さい。 14 DTX-PROX 取扱説明書
準備編 設置 ■ 電源アダプターをつなぐ 警告 電源アダプターは、必ず指定のもの(60ページ)をご使用ください。異なった電源アダプターを使用すると、故障、発熱、火 災などの原因になります。このような場合は、保証期間内でも保証いたしかねることがございますので、十分にご注意くださ い。 注意 本機はコンセントの近くに設置し、異常を感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてく ださい。 1. 電源がオフの状態(パネルのランプがすべて消え、 画面オフ 画面に何も表示されていない状態)になっているこ とを確認します。 2.
準備編 設置 4. 電源アダプターのコードをコードフックに巻きつけ て固定します。 注意 コードフックに巻きつけるとき、電源アダプターのコー ドを極端に折り曲げないでください。コードの断線や発 火の原因となります。 電源アダプターのコード コードフック 5.
準備編 電源を入れる、切る 電源を入れる、切る ■ 電源を入れる 1. [OUTPUT]スライダーと[PHONES]スライダーを 下げて、本機の音量を最小にします。 2. [ ](スタンバイ/オン)スイッチを押します。 重要 初期設定(トリガーセットアップウィザード) 本機では、お買い上げ後に初めて電源を入れたときにだけ初期設定(トリガーセットアップウィザー ド)の画面が表示されます。初期設定でお買い上げのドラムセットを選ぶことにより、すべてのパッ ドのトリガー出力レベルが最適な状態になるように自動的に設定されます。 1. お買い上げのドラムセットを[−][+]で選び、「OK」の下のボタン([F3])ボタンを押します。 お買い上げのドラムセット名がわからないときは、ドラムセットの組立説明書をご参照くださ い。パッドの種類(DTX**K-XとDTX**K-M)の違いにも注意してください。 2.
準備編 電源を入れる、切る ■ 電源を切る 注記 • 電源オフ時に本機の設定は自動的に保存されます。液晶ディスプレイが完全に消えるまで電源アダプターを抜かないでくださ い。 • 保存(ストア)していないキット、クリック、トリガー設定、ライブセットのデータは消去されるため、電源オフ前に必ず保存 (ストア)を実行してください。 1. PAシステムに接続している場合: 外部スピーカーの電源を切ります。 電源オフ 2. [OUTPUT]スライダーと[PHONES]スライダーを 下げて、本機の音量を最小にします。 3.
準備編 全体の設定を変える 全体の設定を変える ■ オートパワーオフ(自動電源オフ) オートパワーオフとは、本機を一定時間操作しなかった場合、自動的に電源がオフになる機能です。工場出荷 時は30分で設定されています。 注記 • オートパワーオフで電源が切れた場合、保存(ストア)していないデータは消去されます。電源が切れる前に必ず保存(ストア) してください。 • 本機の状態によっては、一定時間操作せずにオートパワーオフの設定時間が経過しても電源が切れない場合があります。使用 後は、手動で本機の電源を切ってください。 • 外部オーディオ機器やPA機器などを本機に接続した状態で、一定時間本機を操作しない場合は、外部オーディオ機器の音量 をゼロにしておくことをおすすめします。本機の電源が自動的に切れないようにするには、オートパワーオフを解除してくだ さい。 NOTE オートパワーオフで電源が切れるまでの時間を30分以外にしたい場合には、[MENU]ボタンからオートパワーオフの設定を変 更できます。(MENU/Utility/General) ● オートパワーオフの簡単解除 電源が切れた状態で、[MENU]ボタ
準備編 全体の設定を変える ■ 本機の設定を初期の状態に戻す(ファクトリーリセット) ファクトリーリセットを実行すれば、本機の設定を誤って書き換えてしまった場合でも、初期の状態に戻すこ とができます。 注記 ファクトリーリセットを行うと、設定したすべてのデータが消え、工場出荷時の状態に戻ります。大切なデータは、ファクト リーリセットを行う前にUSBフラッシュメモリーに保存してください。データの保存について詳しくはリファレンスマニュア ル(PDF)をご参照ください。(MENU/File) ● ファクトリーリセットを行う 電源が切れた状態で、[−]ボタンと[+]ボタンを押しな がら[ ](スタンバイ/ オン)スイッチを押すと、ファク トリーリセットが実行されます。 NOTE [MENU]ボタンからファクトリーリセットを選んで実行するこ ともできます。(MENU/Factory Reset) 20 DTX-PROX 取扱説明書
準備編 USBフラッシュメモリーの取り扱い USBフラッシュメモリーの取り扱い 本機リアパネルの[USB TO DEVICE]端子にUSBフラッシュメモリーを接続すると、自分の演奏をUSBフ ラッシュメモリーに直接録音できます。また本機の設定をUSBフラッシュメモリーに保存(セーブ)したり、 読み込んだり(ロード)できます。 ■ USBフラッシュメモリーを本機に接続する [USB TO DEVICE]端子のご使用上の注意 本機の[USB TO DEVICE]端子にUSBフラッシュメモリーを接続するときは、以下のことを守ってください。 NOTE USBフラッシュメモリーの取り扱いについては、お使いのUSBフラッシュメモリーの取扱説明書もご参照ください。 ● 使用できるUSB機器 USBフラッシュメモリーのみ 動作確認済みのUSBフラッシュメモリーについては下記URLでご確認ください。 https://download.yamaha.
準備編 USBフラッシュメモリーの取り扱い ● USBフラッシュメモリーの初期化(フォーマット) USBフラッシュメモリーの中には、本機で使用する前に初期化が必要なものがあります。USBフラッシュメ モリーの初期化の手順については、リファレンスマニュアル(PDF)をご参照ください。(MENU/File/Format) 注記 初期化すると、そのUSBフラッシュメモリーの中身は消去されます。必要なデータが入っていないことを確認してから初期化 してください。 ● 誤消去防止 USBフラッシュメモリーには、誤ってデータを消してしまわないようにするため、データの書き込み保護が できるものがあります。大切なデータが入っている場合は、データの書き込み保護を有効にし、書き込みがで きないようにしてください。データを保存する場合などは、ご使用の前にお使いのUSBフラッシュメモリー のデータの書き込み保護が解除されていることをご確認ください。 22 DTX-PROX 取扱説明書
準備編 スマートデバイスを活用する スマートデバイスを活用する [USB TO HOST]端子にスマートデバイスを接続すると、デジタル接続で以下のことができます。 • アプリを使って高音質での録音再生 • Rec n Shareを使って練習、録音録画、SNSなどでシェア 注記 • 接続の前に、外部機器のボリュームが最小になっていることを確認してください。 • スマートデバイスを不安定な場所に置かないでください。スマートデバイスが落下して破損するおそれがあります。 NOTE スマートデバイスのアプリケーションと一緒に使用する場合は、通信によるノイズを避けるためスマートデバイスの機内 モードをオンにしてからWi-Fiをオンにしてお使いいただくことをおすすめします。 接続にはUSBケーブルや接続用のパーツが必要です。 接続のしかたについて詳しくは、ウェブサイト上の「スマートデバイス接続マニュアル iOS用」(PDF)または 「スマートデバイス接続マニュアル Android™用」(PDF)をご参照ください。 対応のスマートデバイスや、Rec n Shareなどのスマートデバイスアプリケーションについて詳しくは、
準備編 Bluetooth対応機器のオーディオデータを本機で鳴らす(Bluetoothオーディオ機能) Bluetooth 対応機器のオーディオデータを本機で鳴らす(Bluetooth オーディオ機能) Bluetooth 対応機器のオーディオデータを本機で鳴らす (Bluetooth オーディオ機能) Bluetooth オーディオ機能を使う前に、必ず5ページの「 Bluetooth について」をお読みください。 スマートフォンや携帯音楽プレーヤーなどの Bluetooth 対応機器*と接続すると、その機器で再生するオー ディオデータを本機に接続したヘッドホンやスピーカーなどから鳴らせます。入力されたオーディオデータは 録音することもできます(46ページ)。 * Bluetooth 対応機器 本書における Bluetooth 対応機器とは、 Bluetooth 機能を使って、無線でオーディオデータを送信できる機器のことを いいます。(例:スマートフォン、携帯オーディオプレーヤーなど) NOTE Bluetooth ヘッドホンやスピーカーは接続できません。 ■ Bluetooth 対応機器とペアリングす
準備編 Bluetooth Bluetooth対応機器のオーディオデータを本機で鳴らす(Bluetoothオーディオ機能) 対応機器のオーディオデータを本機で鳴らす(Bluetooth オーディオ機能) ペアリングが完了すると、各モードのトップ画面 右上に (Bluetooth)マークが表示されます。 3.
基本編 キットのしくみ キットとは、ドラムセットの音にアンビエンス、コンプ、エフェクトなどの音色効果を組み合わせたもので す。本機にはプリセットのキットが搭載されており、キットを切り替えたり、アンビエンスなどを調節(モ ディファイ)することで音の鳴りかたが変わります。 キット ドラムセット アンビエンス コンプ エフェクト Compressor EFFECT その他の設定 ドラムセット内の各打楽器の音は「インスト」と呼び、ドラムパッドを叩くことでインストを鳴らせます。 インスト(例) スネア 26 DTX-PROX 取扱説明書 キック シンバル カウベル タンバリン その他
基本編 パッドの叩きかた パッドの叩きかた インストの音を鳴らすには、本機に接続されているパッドを叩きます。 叩く部位(ゾーン)により何種類の音を鳴らし分けできるかは、パッドの種類によります。 位置検出機能が使える場合は、同じ部位の中でも叩く位置を少し変えることで、さらに細かい変化をつけられ ます。 パッドの 種類 マルチピエゾ ゾーン数 2 シングルピエゾ 1 2 3 叩く部位によって2 1種類の音色を鳴ら 叩く部位によって2 叩く部位によって3種類の音色を鳴らし 種類の音色を鳴ら せます。 種類の音色を鳴ら 分けできます。「3ゾーンパッド」とも呼 し分けできます。 「モノラルパッド」 し分けできます。 びます。 や「1ゾーンパッ ド」とも呼びます。 ゾーン リム部 ヘッド部 パッド例 XP125SD-X ボウ部 パッド部 TP70 ボウ部 エッジ部 RHH135 カップ部 エッジ部 PCY135 パッド部 Bリム部 Aリム部 XP80 NOTE ドラムスティックやビーターの種類については、パッドの取扱説明書をご参照ください。 DTX-PROX 取扱説明
基本編 パッドの叩きかた ■ スネア タム アコースティックのスネアやタムと同じように、部位を叩き分けて演奏できます。 スネアパッド([qSNARE]端子に接続されている位置検出機能付きのパッド)は、叩く位置によって音が自然 に変化します。 ヘッドショット ヘッドを叩きます。 位置検出機能付きマルチピエゾパッドの場合: 特定のスネア音色では、ヘッドの中心からエッ ジにかけて叩いた位置の違いによる自然な音色 変化が得られます。 ヘッド ヘッド オープンリムショット ヘッドとリムを同時に叩きます。 ヘッド ヘッドショットとは別の音(リム音)が鳴ります。 位置検出機能付きマルチピエゾパッドの場合: 通常のリムショットと浅いリムショットが使え ます。リムショットの叩きかたの違いによって 音色のニュアンスが変化します。 リム オープン側リム シングルピエゾ3ゾーンパッドの場合: オープン側のリムを叩きます。 クローズドリムショット(クロススティック) リムだけを叩きます。 ヘッドには触らないようにします。 クローズド側リム リム マルチピエゾパッドの場合: キット画面の「XSTICK」の下のボタ
基本編 パッドの叩きかた ■ ハイハット アコースティックのハイハットシンバルと同じように、部位を叩き分けて演奏できます。 ボウショット ハイハットのカップとエッジの中間地点を叩きます。 エッジショット ハイハットのエッジ手前側を叩きます。 *1 パッドエッジ面に対してスティックが平行に当たるように叩いてください。真横か ら叩くとエッジのスイッチが入りません。 オープン/クローズ • ハイハットペダルを踏まない状態でハイハットパッドを叩くと、ハイハットオープンの音が鳴ります。 • ハイハットペダルを踏んだ状態でハイハットパッドを叩くと、ハイハットクローズの音が鳴ります。 • ハイハットペダルの踏み具合によってオープンからクローズまで音色が変化します。 フットクローズ ハイハットパッドを叩かずにハイハットペダルを踏み込むと、フットクローズの音が出ます。 ハイハットスプラッシュ ハイハットペダルを瞬間的に踏んですぐ離すと、ハイハットスプラッシュの音が出ます。 *1 ヤマハロゴがあるほうが手前側です。 DTX-PROX 取扱説明書 29
基本編 パッドの叩きかた ■ シンバル アコースティックのシンバルと同じように、部位を叩き分けて演奏できます。 ライドシンバル([iRIDE]端子に接続されている位置検出機能付きのパッド)は、叩く位置によって音が自然に 変化します。 ボウショット シンバルのカップとエッジの中間地点を叩きます。 ライドシンバルは手前側を叩くと、叩く位置によって音が自然に変化します。 *1 エッジショット シンバルのエッジ手前側を叩きます。 *1 パッドエッジ面に対してスティックが平行に当たるように叩いてください。真横か ら叩くとエッジのスイッチが入りません。 エッジ手前側 ベルショット カップの部分を叩きます。 チョーク奏法 叩いたシンバルのエッジ手前側を手でつかむと音が止まります。 *1 エッジ手前側 30 DTX-PROX 取扱説明書
基本編 パッドの叩きかた ミュート奏法 シンバルのエッジ手前側をつかんだ状態で叩きます。音色が変化します。 エッジ手前側 *1 *1 ヤマハロゴがあるほうが手前側です。 DTX-PROX 取扱説明書 31
基本編 DTX-PROXの基本操作 DTX-PROXの基本操作 ■ キットを切り替える 1. モードセレクトノブで「KIT」を選びます。 キット画面が表示されます。 キット番号 キット名 * マルチピエゾパッド接続時の表示 P***:プリセットキット (あらかじめ搭載されているキット) U***:ユーザーキット(自分だけのキット) 2.
基本編 DTX-PROXの基本操作 ■ 音色効果を調節(モディファイ)する 最大:すべて点灯 [ANBIENCE]ノブ [COMP]ノブ [EFFECT]ノブ 残響感、空間の広が 音のツブの整えかた エフェクトのかかり りかた 音の迫力の出し具合 具合 最小:すべて消灯 ■ エフェクトの種類を変える 1.「EFFECT」の下のボタン([F3])を押します。 2.「EFFECT M . . 」の下のボタン([F3])を押して、設 定したいエフェクトを選びます。 選択中のエフェクト M: マスターエフェクト 1: エフェクト1 2: エフェクト2 3.
基本編 ドラムセットの音を変える(自分の好きなドラムセットを組む) ドラムセットの音を変える(自分の好きなドラムセットを組む) 本機では、キット内のドラムセットを変更して、自分だけのドラムセットを組むことができます。 以下のようなカスタマイズが可能です。 ● 音量バランスを整える ● インストを差し替える ドラムセット ● チューニングを変える ● シンバルサイズを変える ● マフリング(ミュート)する ● シンバルのサステインの長さ ● ハイハットクラッチの位置調節 など ● エフェクトのかかり具合を変える DISTORTION DELAY FLANGER PHASER ● カスタム設定をする より細かく設定を変えたい場合には、[MENU]ボタンを押して詳細設定を行います。詳しくはリファレンスマ ニュアル(PDF)をご参照ください。(MENU/Kit Edit/Inst または MENU/Kit Edit/Voice) 34 DTX-PROX 取扱説明書
基本編 ドラムセットの音を変える(自分の好きなドラムセットを組む) ■ 音量バランスを整える ミキサーを使って音量バランスを調節します。 NOTE • ミキサー設定はキットを切り替えても保持されます。 • キットごとの設定には保存されません。 1. フェーダーセレクトノブで「MIXER」を選びます。 ミキサー設定画面が表示されます。 2.
基本編 ドラムセットの音を変える(自分の好きなドラムセットを組む) ■ インストを差し替える 1. フェーダーセレクトノブで「INST」を選びます。 インスト画面が表示されます。 2.
基本編 ドラムセットの音を変える(自分の好きなドラムセットを組む) 3. LEDロータリーフェーダーのノブを回してインストを選びます。 選んだインストが画面に表示されます。 NOTE TOM、CRASH、 MISCのパッドは、 [PAD SELECT]ボタン でもパッドを切り替え られます。詳しくはリ ファレンスマニュアル (PDF)をご参照くださ い。 インスト名 選んだインストの インストカテゴリー インスト番号 4.「OK」の下のボタン([F3])を押します。 ■ 外部の音色(ウェーブ)を使う 本機では、オーディオファイル(.
基本編 ドラムセットの音を変える(自分の好きなドラムセットを組む) ■ チューニングやマフリング(ミュート)などの設定を変える チューニングやマフリング(ミュート)などのインストの設定を変えられます。 「TUNING」や「MUFFL」で変えられる設定項目は、「INST」から選んだインストのインストカテゴリーに よって変わります。 INSTのインストカテゴリー Kick1 Kick2 Snare1 Snare2 Tom1 Tom2 TUNING MUFFL Cymbal1 Cymbal2 HiHat1 HiHat2 Tuning Size Size チューニング(ピッ チ)が変化します。 シンバルのサイズ が変化する効果が 得られます。 シンバルのサイズが変 チューニング(ピッ 化する効果が得られま チ)が変化します。 す。 Muffling Sustain Clutch マフリング(ヘッド のミュート具合)を 調節した効果が得 られます。 シンバルのサステ インを調節した効 果が得られます。 ハイハットクラッチの 音が減衰する速さ 位置を調節した効果が を調節できます。 得ら
基本編 ドラムセットの音を変える(自分の好きなドラムセットを組む) 2. LEDロータリーフェーダーのノブを回して調節します。 3.
基本編 ドラムセットの音を変える(自分の好きなドラムセットを組む) ■ カスタマイズしたキットに名前をつけて保存する 1. [STORE]ボタンを押します。 キットストア画面が表示されます。 現在編集中のキット番号と キット名 2.「NAME」の下のボタン([F2])を押して、キット名 の編集画面を開きます。 3.
基本編 ドラムセットの音を変える(自分の好きなドラムセットを組む) 4. すべての文字の入力が終わったら、「OK」の下のボ タン([F2])を押して、ストア先選択画面に戻りま す。 5. [−][+]で保存先のユーザーキット番号を選びま す。 または 6.
基本編 クリック(メトロノーム)を使う クリック(メトロノーム)を使う クリック(メトロノーム)を鳴らしながらパッドを叩くことで、正確なリズムで叩く練習ができます。 ■ クリック(メトロノーム)を鳴らす 1. [CLICK](クリック)ボタンを押してクリックを鳴ら します。 クリックテンポ表示に表示されたテンポでクリック が鳴ります。 [CLICK](クリック)ボタン右側のランプがクリック に合わせて赤く点滅します。 2. クリックを止めるには、もう一度[CLICK](クリッ ク)ボタンを押します。 ■ テンポを変える 1. [TEMPO](テンポ)ノブを回します。 ■ クリックの音量を調節する 1.
基本編 自分のクリック(メトロノーム)設定を作る 自分のクリック(メトロノーム)設定を作る クリック(メトロノーム)のテンポ、音量などを設定します。 1. モードセレクトノブで「CLICK」を選びます。 クリック画面が 表示されます。 タイマー設定 各クリックタイミングの 音量設定内容 クリック番号 クリック名 ボタンを押すタイミングで テンポを決める (タップテンポ) お好みのタイミングでボタンを 押してテンポを決められます。 各クリックタイミングの音量を変える 2.「VOLUME」の下のボタン([F2])を押しま す。 音量の設定画面が表示されます。 小節の先頭 2.「TAP」の下のボタン 4分音符 タップ設定画面が表示されます。 16分音符 ([F1])を押します。 8分音符 8分3連符 ヒューマン ボイス 3.
基本編 自分のクリック(メトロノーム)設定を作る ■ カスタマイズしたクリックに名前をつけて保存する カスタマイズしたクリック設定は、キットの保存と同じ手順で保存します。「カスタマイズしたキットに名前 をつけて保存する」(40ページ)をご覧ください。 ■ 保存したクリックを呼び出す クリック画面が表示された状態にしてから、[−][+]で ユーザークリックを選びます。 または 44 DTX-PROX 取扱説明書
基本編 トリガー設定を変える トリガー設定を変える 初期設定(トリガーセットアップウィザード)により、すべてのパッドのトリガー出力レベルが最適な状態にな るように自動的に設定されますが、設定を切り替えたり、自分の好みに合わせてトリガー設定を作ったりする こともできます。カスタマイズしたトリガー設定は複数保存できます。 NOTE トリガーセットアップウィザードで選んだ設定がユーザートリガー設定の1番に保存されます。 ■ トリガー設定を作る トリガー設定は「SETTING」の下のボタン([F3])から 変えられます。詳しくはリファレンスマニュアル(PDF) をご参照ください。 ■ トリガー設定を保存する 自分で作ったトリガー設定は、キットの保存と同じ手順で保存します。「カスタマイズしたキットに名前をつ けて保存する」(40ページ)をご覧ください。 ■ トリガー設定を選ぶ 1. モードセレクトノブで「TRIGGER」を選びます。 トリガー画面が表示されます。 2.
基本編 自分の演奏を録音する 自分の演奏を録音する 本機を使って自分の演奏を録音できます。USBフラッシュメモリーが接続されているときはUSBフラッシュ メモリーに録音されます。 また、外部入力端子や Bluetooth を使って曲を再生しながら録音を同時に行うと、再生中の曲に自分の演奏を 重ねて録音できます。 ■ 本機に録音する(USBフラッシュメモリーを接続していないとき) 1. モードセレクトノブで「RECORDER」を選びます。 レコーダー画面が表示されます。 再生速度 保存場所 録音する 再生する 本機への録音時間は約1分30秒です。 NOTE 2.「●」の下のボタン([F1])を 曲が録音されていないときは表示されま せん。 押して録音を始めます。 録音中は録音経過時間(分:秒)が画面 に表示されます。 2.「▶」の下のボタン([F2])を 押して再生を始めます。 再生中は再生経過時間(分:秒)が画面 に表示されます。 3. 4.
基本編 自分の演奏を録音する ■ USBフラッシュメモリーに録音する 1. リアパネルの[USB TO DEVICE]端子にUSBフラッシュメモリーを差し込みます。 USBフラッシュメモリーを差し込むと • 一度の録音で最大90分まで録音できます。 • 録音するたびに新しいファイルができます。 • 再生と録音を同時に行うと、再生中の曲に自分の演奏を重ねて録音できます。 2. モードセレクトノブで「RECORDER」を選びます。 USB録音画面が表示されます。 再生速度 ファイル番号 ファイル名 録音する 3.「●」の下のボタン([F1])を押して録音を始め ます。 録音中は録音経過時間 が画面に表示されま す。 再生する NOTE 曲が録音されていないときは表 示されません。 3. [−][+]で再生したい 曲を選びます。 または 4. 5.
基本編 自分の演奏を録音する ■ 伴奏と自分の演奏を重ねて録音する 伴奏(バッキング)の曲をUSBフラッシュメモリーに取り込み、その曲を再生しながら演奏すると、自分の演 奏と伴奏を合わせて1つのファイルとして録音できます。 ● バッキングの曲(オーディオファイル)を準備する •コンピューターから取り込む コンピューターからUSBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにオーディオファイル(.WAV)を 保存します。 オーディオファイルの条件:16ビット、44.1kHz、ステレオ、wav形式 NOTE • 上記条件をすべて満たしたオーディオファイルでも、再生できない場合があります。 • オーディオファイルがフォルダに入っていると、本機では認識されません。 ● バッキングの曲を聞きながら自分の演奏を録音する 1. [−][+]で、準備したバッキングの曲を選びます。 または 2.「●」の下のボタン([F1])と「▶」の下のボタン ([F2])を押して、録音と再生を始めます。 3. 演奏します。 4.
基本編 PAに接続する PAに接続する ライブ演奏時に本機の音声をPAミキサーに送り出したりするときは、下の例のように接続すると便利です。 接続例 PAミキサー INDIVIDUAL OUTPUT DTX-PROX ■ [INDIVIDUAL OUTPUT]端子(1/2 〜 7/8) スネア、キックなどの各楽器音を個別に出力できます。 • ステレオ標準フォーンジャック(UNBALANCED) • 最大8つのモノラル出力(ステレオ4系統) • 個別に好みの音(パッドの音、クリックなど)を割り当て可能 端子を2つに分けてモノラルで使いたい場合にはY字ケーブル(市販)をお使いください。 出力先の割り当てを変えることができます。詳しくはリファレンスマニュアル(PDF)をご参照ください。 DTX-PROX 取扱説明書 49
基本編 ライブセットを活用する ライブセットを活用する ライブセットとは、キット、テンポ、オーディオファイルなどの組み合わせを順番に並べたものです。たとえ ば、演奏順にキットを並べたライブセットを作ってライブ演奏で利用したり、難易度順にオーディオファイル を並べたライブセットを作ってリズム練習で使ったりなど、さまざまに活用できます。 本機では、自分で作ったライブセットを10種類まで保存しておき、いつでも自由に選んで演奏に使えます。 ライブセット1 20ステップ まで ライブセット10 20ステップ まで ステップ1 ステップ1 キット キット テンポ テンポ オーディオファイル オーディオファイル など など ■ ライブセットを作る ステップごとの組み合わせを順番に登録し、ライブセットを作ります。詳しくはリファレンスマニュアル (PDF)をご参照ください。 50 DTX-PROX 取扱説明書
応用編 別売品や外部機器を接続する 本機に別売品や外部機器を接続すると、本機の機能を拡張できます。 ■ トリガー入力端子について トリガー入力端子とは、パッドを接続するための端子です。本機リアパネルに装備されている[qSNARE]端 子〜[!4] 端子には、最大14のパッドを接続できます。接続できるパッドの種類については、「パッドの叩きか た」(27ページ)をご覧ください。 CONTROL、!1HI-HAT !0CRASH2、oCRASH1、iRIDE ハイハットコントローラー HH65やリアルハイハット パッドRHH135などを接続する端子です。 シングルピエゾパッド(3ゾーン)に対応しています。 !4、qSNARE !2KICK/!3、yTOM3/u、rTOM2/t、wTOM1/e マルチピエゾパッドとシングルピエゾパッ ド(3ゾーン)に対応しています。 マルチピエゾパッドに対応しています。 シングルピエゾパッド使用時は1ゾーンパッドとして動作します。 タムなどの増設をしたい場合は[!4] 端子を 使うと便利です。 KP90などのキックパッドを接続した場合は、キックパッド背面のインプッ
応用編 別売品や外部機器を接続する ■ 別売品を取り付ける 別売品を本機に接続して楽しむ方法を紹介します。 ここではXP125T-XとPCY95ATの接続例を紹介します。これ以外の別売品を取り付ける場合は、パッ ドモジュール対応表(PDF)をご参照ください。https://jp.yamaha.com/ ● [!4] 端子にタムを増設する 1. 本機の電源を切ります。 2. [!4] 端子にXP125T-Xを接続します。 XP125T-X ● [wTOM1/e]端子にシンバルを増設 する [wTOM1/e]端子にY字ケーブル(市販)を取り付け て、シンバルを増設できます。 その場合、2つのパッドは1ゾーンパッドとして機 能します。 OUTPUT 1. 2. 本機の電源を切ります。 [wTOM1/e]端子にY字ケーブル(市販)とパッ ドを接続します。 XP105T-X OUTPUT PCY95AT ステレオ標準フォーンケーブル (付属ケーブルなど) ステレオ標準フォーン ケーブル (付属ケーブルなど) DTX-PROXへ Y字ケーブル 3. 本機の電源を入れます。 4.
応用編 別売品や外部機器を接続する ■ アコースティックドラムに電子ドラムを組み込む アコースティックドラムセットに電子ドラムを組み込む方法を紹介します。 ● アコースティックドラムセットに パッド(XP125SD-Xなど)を組み込 む ● アコースティックドラムを叩いて DTX-PROXを鳴らす アコースティックドラムセットにパッド (XP125SD-Xなど)を組み込むことができます。ま DT50KやDT50Sを取り付けて、本機の[!2KICK/ !3] 端子や[qSNARE]端子に接続すると、ドラムを た、接続したパッドに応じて、パッドタイプを設定 叩いたときのトリガー信号を本機に伝達できます。 してください。(TRIGGER/SETTING/Pad Type) また、接続したパッドに応じて、パッドタイプを設 バスドラムやスネアドラムにドラムトリガー 定してください。(TRIGGER/SETTING/Pad Type) ● セッティング例 DT50S DTX-PROX KP128 DT50K DTX-PROXへ XP125SD-X 取り付ける位置などについて詳しくは、DT5
応用編 別売品や外部機器を接続する ■ コンピューターを接続する 本機にコンピューターを接続し、付属のCubase AIなどのDAW(Digital Audio Workstation)ソフトウェア を使うと、自分の演奏の録音、編集、ミキシングなど一連の作業ができます。 コンピューターの接続方法については、リファレンスマニュアル(PDF)をご参照ください。DAWソフトウェ アの使いかたについてはお持ちのDAWソフトウェアの取扱説明書をご参照ください。 [USB TO HOST]端子ご使用時の注意 [USB TO HOST]端子でコンピューターと接続するときは、コンピューターや本機の停止(ハングアッ プ)によるデータの損失を防ぐため、以下のことを行ってください。 注記 • USBケーブルはABタイプで、3メートル未満のものをご使用ください。USB3.
資料 メッセージ一覧 メッセージ 説明 Are you sure? 各操作を実行したときの、確認を求める表示です。 Auto power off disabled. [MENU]ボタンを押しながら電源を入れることによって、オートパワーオフ機能が解除 されたときに表示されます。 Backup error. 本機へのデータ書き込みに失敗した場合に表示されます。 電源オフ時にデータを正しく保存できなかった場合、次回の電源オン時に表示されます。 エラーメッセージが表示されたあと、自動的にファクトリーリセットが実行されます。 Bluetooth pairing.... Bluetooth のペアリング待機状態です。(24ページ) Canceled. キャンセル処理が完了したときに表示されます。 Can't process. 処理に失敗しました。 Completed. キットのストア、ファイルのロード/セーブ、ジョブなどの実行が完了したときに表示さ れます。 Connecting USB device...
資料 メッセージ一覧 メッセージ 56 説明 Please stop recorder. レコーダーで再生または録音中に、レコーダーを終了する操作をしたときに表示されま す。レコーダーを停止してから操作してください。 Recording time limit exceeded. レコーダーで録音制限時間に到達した場合に表示されます。内蔵メモリ使用時は約1分 30秒、USBフラッシュメモリー使用時は90分です。また録音中にUSBフラッシュメ モリーが一杯になった場合にも表示されます。 Read only file. 読み取り専用のファイルを選択しファイル操作を実行すると表示されます。 Sample is too long. サンプルが長すぎて読み込めません。 Sample is too short. サンプルが短すぎて読み込めません。 Song is too long. ソングファイルが大きすぎて読み込めません。 USB connection terminated.
資料 困ったときは 困ったときは リファレンスマニュアル(PDF)もあわせてご覧ください。 リファレンスマニュアルのダウンロードについては、7ページをご覧ください。 現象 音が出ない 対策 参照ページ 正しく接続されていない • ヘッドホンやアンプ/スピーカーなどの外 部機器が正しく接続されているか確認し てください。 • 使用しているケーブルが不良ではないか 確認してください。 12ページ 13ページ 16ページ ボリュームやレベルが適切で はない • 本機に接続しているアンプ/スピーカー • トップパネルのスライダー ([OUTPUT]、 [PHONES]) • LEDロータリーフェーダー • メトロノーム(クリック)の音量[CLICK] スライダー • (トリガー出力のレベル調節ツマミのある パッドの場合)出力レベル 10ページ 13ページ それぞれのパッドから鳴る音 の音量バランスが悪い LEDロータリーフェーダーが適切な音量に なっているか確認してください。 35ページ 外部オーディオ機器と本機の 音量バランスが悪い • 外部オーディオ機器のボリュームが適切 かどうか確認
資料 困ったときは 現象 演奏性関連 シンバル/ハイハットの音 が小さい 音は出るが感度が低い (音が小さい) 考えられる原因 シンバルの向きが正しくない ハイハットシャフトがゆるん でいる フェルトが取り付けられてい る パッドタイプやトリガーの設 定が違う LEDロータリーフェーダーが 最小になっている パッドのレベル調整が適切で はない 二度鳴り(ダブルトリ ガー )を起こす 対策 参照ページ • シンバルの向きが正しいか確認してくだ さい。シンバルの向きが正しくないと、 シンバルの性能を十分引き出せないこと があります。 • 使用しているうちにハイハットシャフト がゆるみ、ハイハットパッドが回転する ことがあります。性能が十分に出なくな ることがありますので、ハイハットシャ フトを定期的にねじ込み、ハイハット パッドの位置を調整し直してください。 • シンバルの下にフェルトが取り付けられ ていると音が小さくなることがあります。 • パッドタイプやトリガーの設定を確認し てください。 詳細についてはリファレンスマニュアル (PDF)をご参照ください。 • パッドにレベル調節つまみなどがある
資料 困ったときは 現象 設定 本機の設定が保存されな い 考えられる原因 対策 参照ページ 本機の設定は、[ ](スタンバイ/オン)ス イッチで電源を切るときに自動的に保存さ れます。 18ページ 15ページ 40ページ • 電源アダプターを抜いて電源を切った場 合は、本機の設定が保存されません。 • キット、クリック、トリガーの設定は、 セーブの操作をしないと保存されません。 データを外部USBフラッ シュメモリーに保存(セー ブ)できない USB1.
資料 仕様 仕様 音源部 音源方式 AWM2 最大同時発音数 256音 エフェクト インスト毎 EQ / Comp / Transient / Insertion(*) キット毎 Ambience / FX1 / FX2 Master Comp / Master Effect 全体 Master EQ / Phones EQ (*) Insertionは特定インストのみ キット キット数 クリック トレーニング ウェーブ レコーダー 録音時間 音色数 ドラム/パーカッション : 400音色以上 ユーザークリック数 30個 テンポ 30〜300/分、タップテンポ機能 ビート 1/4〜16/4、1/8〜16/8、1/16〜16/16 タイミング アクセント、4分音符、8分音符、16分音符、8分3連符 その他 独立ボリューム調整、波形インポート、タイマー トレーニング数 10種類 トレーニングソング数 プリセット:37曲 ユーザー:1曲 読み込み可能ウェーブ数 1000個 読み込み可能 最大サンプル時間 50分40秒(44.
資料 索引 索引 Symbols O サ [−][+] .................................................... 11 [−][+]ノブ ............................................ 11 [−]ボタン................................................ 11 [+]ボタン................................................ 11 OUTPUT [R]、 [L/MONO](外部出力)端子 ............... 13 [OUTPUT](出力)スライダー ............... 11 数字 PA............................................................. 49 [PAD SELECT] (パッドセレクト)ボタン .................... 11 [PHONES](ヘッドホン)スライダー....
保証とアフターサービス サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 ● 保証書 本製品には保証書が付いています。 「販売店印・お買い上げ日」が記入されている場合は、記 載内容をお確かめのうえ、大切に保管してください。記 入されていない場合は、購入を証明する書類(領収書、納 品書など)とあわせて、大切に保管してください。 有寿命部品の例 ボリュームコントロール、スイッチ、ランプ、リレー 類、接続端子、鍵盤機構部品、鍵盤接点、ドラムパッ ドなど ● 補修用性能部品の最低保有期間 製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間 は、製造打切後8年です。 ● 保証期間 保証書をご覧ください。 ● 保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保 証書をご覧ください。 ● 修理のご依頼 まず本書の「困ったときは」をよくお読みのうえ、もう 一度お調べください。 それでも異常があるときは、お買い上げの販売店、また はヤマハ修理ご相談センターへご連絡ください。 ● 保証期間経過後の修理 修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修 理
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