DRUM TRIGGER MODULE DTX700 リファレンスマニュアル この取扱説明書の使い方 DTX700リファレンスマニュアル(本書)は、電子ファイル(PDFファイル)ですので、表示したい項目をクリックして表示 するリンク機能や、用語の検索機能を活用できます。 このイラストは、フロントパネルの[MENU]を押すと表示される画面を示しており、それぞれの項目をマウスでクリックす ると、各機能の最初のページにジャンプします。 用語の検索 用語を検索するときは、本書を表示しているソフトウェアの機能を使います。 Adobe Readerを使っているときは、検索バーに用語を入力してコンピューターキーボードのキーを押すと、入 力した用語を検索します。 NOTE • 最新のAdobe Readerは、下記URLからダウンロードできます。 http://www.adobe.
DTX700のしくみ ここでは、パッドを叩いてから実際にスピーカーから音が出る までの信号の流れや内部的なしくみを解説します。それらを理 解することで、DTX700の豊富な機能を存分にお使いいただ けます。 ■ 叩く場所によって違うトリガー信号を出す2ゾー ンパッド/3ゾーンパッド たとえば同じシンバルパッドでも、1ゾーンパッドのPCY65 はどこを叩いても同じ種類のトリガー信号が発生します(同じ 音が鳴ります)が、PCY65Sでは叩く場所によって2種類、 PCY135では3種類のトリガー信号が発生します。叩く場所 によって違うトリガー信号が発生するパッドのことを、2ゾー ンパッド、3ゾーンパッドといいます。下図に例として示した PCY135は3ゾーンパッドで、ボウ部、エッジ部、カップ部 の3種類のトリガー入力ソースを持っており、叩く場所(ゾーン )によって違うトリガー信号が発生します。 パッド(トリガー入力ソース)と トリガー信号 パッドを叩くことにより、叩いた強さや場所を音源に伝える信号で ある「トリガー信号」が発生し、ケーブルおよびトリガー入力端子 を通じてDTX700本体に送られます。DTX700
DTX700のしくみ ■ 設定によってトリガー入力ソースが異なる例(パッ ドコントローラー ) トリガーセットアップ DTX700では、送られてきたトリガー信号を内部で適切に処理す るために、トリガーセットアップを使って調整します。たとえば、 パッドを叩いたときの感度(センシティビティー )や、ダブルトリ ガーやクロストークなどの誤動作を防ぐための設定が、トリガー セットアップに含まれています。DTX700ではあらかじめ9個の プリセットトリガーセットアップが準備されているほか、お好みの 設定を20個まで作ることができます。 たとえばスネアドラムパッドXP100SDをSNAREq 端子に 接続し、パッドコントローラーの設定(MENU/KIT/PADの PadCtrlType )を SnaresOn/Off に設定してある場合を 想定します。ドラムパッドXP100SDは3ゾーンパッド(A: オープンリム部、B:クローズドリム部、C:ヘッド部)ですの で、3種類のトリガー入力ソースを持っています。さらにパッ ドコントローラーの操作によって、 SnaresOn/Off が on または off )にした場合を区別し
DTX700のしくみ ■ トリガー入力端子(パッド)ごとに設定するインス ト パッドを叩いたときに鳴らす音 パッドを叩いたり、コントローラーを操作することで出力された 「トリガー信号」を受け、DTX700の音源部はそれぞれのパッドや コントローラー /フットスイッチに割り当てられているボイスを鳴 らしたりソングを再生したりします。DTX700でパッドやコント ローラーを叩いたり操作した際に発音させることができる音には、 以下の3タイプがあります。 トリガー入力ソースごとにボイスを設定するのはなかなか面倒 な作業かもしれません。そこでDTX700ではパッドごとに、 すなわちトリガー入力端子ごとに、複数のトリガー入力ソース に割り当てるドラムボイスをまとめて設定できる「インスト」 というパラメーターを準備しています。 • ボイス トリガー入力端子ごとにインストを選ぶ スネア、バスドラム、シンバルなどのドラム音やパーカッショ ン音や、ピアノ、木琴、ギターなどの音階を持った楽器音など 3種類あるトリガー入力ソースに割り当て るドラムボイスを、インストを選ぶこと により、まとめて設定する。 • ソング さ
DTX700のしくみ ■ ソング キットの構造 パッドを叩くことでソングを鳴らすこともできます。スネアド ラムのドラムボイスを割り当てたパッドを叩くとスネアドラム の音が鳴るように、ソングを割り当てたパッドを叩くとソング を再生/停止できます。このとき、パッドは再生スイッチの働 きをします。パッドを叩いた情報がスイッチのオン/オフを切 り替えます(叩く強さはオン/オフには関係しません)。本体内 にはあらかじめ、いろいろなジャンルのソングが63種類(うち デモ曲が2曲、練習曲が44曲、パッドソングが17曲)用意さ れており、自由にパッドに割り当ててオリジナルのキットも作 れます。また、レコーダー (本体の[REC])で記録した自分の演 奏をソングにコピーして93種類まで保存できます。さらに、 スタンダードMIDIファイル(フォーマット0)を取り込む(イン ポートする)こともできます(36ページ)。 トリガー入力端子 q 〜 !2 と HI-HAT CONTROL端子(クローズ、 オープン)に対してボイス/ソング/ウェーブを割り当てたものを キットと呼びます。本体内にはあらかじめ50種類のプリセット キッ
DTX700のしくみ ■ ボイスとレイヤー エフェクト DTX700は1つのトリガー入力ソースあたり4つ(A〜D)のレ イヤーを持っています。レイヤーごとにボイスを設定できるの で、1つのトリガー入力ソースから最大4つのボイスを鳴らす ことができます。また、この4つのレイヤーは同時に発音させ る(スタック)だけでなく、違う音を順番に鳴らしたり(オルタ ネート)、発音/消音を繰り返す(ホールド)など、鳴らし方も3 種類の中から選択できます(MENU/KIT/MIDI/ASSIGNの Mode )。 音源部から出力された音声に、残響、広がり、厚みなど、さまざま な効果をかけ音を加工する装置です。音作りの最終段階でエフェク トを活用することによって、さらに表現力を加えます。 ■ エフェクト構成 以下4種類のエフェクトが用意されています。 ● バリエーション 複数のボイスを重ねたいときは、まずボイスを重ねたいトリ ガー入力ソースを選択し、それぞれのレイヤーにMIDIノートナ ンバーを割り当てられているか確認します(MENU/KIT/MIDI/ ASSIGNの Note )。このときレイヤーにMIDIノー
DTX700のしくみ ■ エフェクト結線図 AUX IN *2 VarSend VarSend(Dry) ドライ信号 VarSend(Wet) ウェット信号 Variation VarPan バリエーション パン VarReturn VarToCho * ドライ音 1 ChoSend Chorus ChoPan Kit EQ Master EQ コーラス パン キットEQ マスターEQ *3 ChoReturn ChoToRev VarToRev Reverb RevPan リバーブ パン RevReturn RevSend *1 クリックボイスにはエフェクトセンドがありません。 *2 バリエーションセンドでは、エフェクトをかけない信号の量(ドライレベル)とエフェクトをかける 信号の量(ウェットレベル)のバランスを調整できます。 *3 外部オーディオ信号(AUX IN)にはエフェクトがかかりません。 ● COMPRESSOR&EQ (コンプレッサー&イコライザー ) ■ エフェクトプログラムのカテゴリーとタイプにつ いて コンプレッサーは、大き
DTX700のしくみ ● FLANGER&PHASER (フランジャー&フェーザー ) ● WAH (ワウ) フィルターの周波数特性を変化させることで、独特のサウンド を作り出すエフェクトです。周波数特性がLFOによって周期的 に変化するのがオートワウ、入力する楽器音の音量によって変 化するのがタッチワウです。 フランジャーは、ジェット機の上昇下降音のような響きを作 り出すエフェクトです。基本原理はコーラスと同じですが、 コーラスよりもディレイタイムを短くし、さらにフィード バック回路を持つことで激しいうねりと音程が移行する効果 を与えます。曲中で常時かけるのではなく、ポイントを決め て部分的にかけるように使います。フェーザーは、位相をず らして原音とミックスするフェーズシフト回路とその出力を フィードバックする回路を持つエフェクターです。シュワ シュワといった独特のトーンで、メローなサウンドを作るこ とができます。フランジャーよりも目が細かく効果が柔らか いので活用できる範囲は広く、特にエレピに使うと多彩な音 作りができます。 エフェクトタイプ Cho Var 説明 SPX Flanger ○
DTX700のしくみ ● CHORUS (コーラス) ● DELAY (ディレイ) 複数の音源が同時に鳴っているような、音に奥行きと厚みを 付加するエフェクトです。複数の音源を同時に鳴らした場 合、それぞれの音源のピッチや位相が微妙に違っているた め、聴いている人に拡がり感や人数感を感じさせます。ディ レイを使って、これと同じ効果を出すエフェクトがコーラス です。実際には、遅延時間をLFOによって1秒程度の周期 で規則的に変化させて、音をビブラートがかかったような状 態にしてから原音と混ぜることで、複数の音源を同時に鳴ら した場合と同じ効果を得ています。 エフェクトタイプ G Chorus 2 Modulator SPX Chorus Var Cho ○ ○ 複雑なモジュレーションで深み のある音が得られるコーラスエ フェクトです。 ○ ピッチモジュレーションとアン プモジュレーションが設定でき るコーラスエフェクトです。音 を自然に広げます。 ○ ○ 入力音を時間的に遅らせて発音させ、やまびこのような効果 を作り出すエフェクトです。空間の奥行きや拡がりを作った り、音を太くした
DTX700のしくみ ■ エフェクトパラメーターについて パラメーター名 エフェクトパラメーターは、エフェクトの効果のかかり方を調 整するための設定です。エフェクトをかける音色や楽曲に合わ せてエフェクトパラメーターを操作することによってはじめて、 エフェクトの効果が活きてきます。エフェクトパラメーターの 働きについては、以下のエフェクトパラメーター解説で確認し、 音を聴きながら最適な状態に設定しましょう。 ● エフェクトパラメーター解説 NOTE [TempoPhaser, EarlyRef] 広がり感をコントロールする Diffuse [EarlyRef以外のREVERB系] リバーブの広がりを設定する Directn エンベロープフォロワーによる変調の向きを設 定する Div.FreqH 3バンドに分割するためのMid/High側の周波数 を設定する Div.
DTX700のしくみ パラメーター名 FBLevel パラメーターの意味 パラメーター名 [CHORUS系、DELAY系、TempoFlanger] ディレイ出力を再び入力へ戻すレベル(マイナ スは位相反転)を設定する InitDlyL 左チャンネルディレイの長さを設定する InitDlyR 右チャンネルディレイの長さを設定する [TempoPhaser] フェイザー出力を再び入力へ戻すレベル(マイ ナスは位相反転)を設定する InpMode 入力のモノ/ステレオ切り替えを設定する InpSelect 入力の選択をする L.Freq 低域をEQで増減させる周波数を設定する L.
DTX700のしくみ パラメーター名 パラメーターの意味 パラメーター名 パラメーターの意味 RotorF ファスト回転時のローター (低域側)の回転する スピードを設定する 中域側においてのコンプレッサー効果が効き始 めるまでの時間を設定する RotorS スロー回転時のローター (低域側)の回転するス ピードを設定する MidGain 中域側においての出力のレベルを設定する Sens 入力の変化に対するワウフィルターの変化の感 度を設定する MidLvl 中域のレベルを設定する S-FTmHorn MidMute 中域のミュートスイッチ ホーン(高域側)における回転速度切り替え時の 移行時間を設定する MidRat 中域側においてのコンプレッサーの圧縮比を設 定する S-FTmRotor ローター (低域側)における回転速度切り替え時 の移行時間を設定する 中域側においての効果が効き始める入力レベル を設定する Speaker シミュレートスピーカーの種類を選択する MidTh MixLvl ドライ音にミックスするエフェクト音のレベル を設定する
DTX700のしくみ DTX700の内部メモリー 制作/編集したキットやソング、ウェーブなどは、内部メモリーに 保存することで電源を切ってもデータを保持することができます。 また、トリガーセットアップやその他全般の設定(MENU/ UTILITY)など、システムの設定も保存できます。 ■ DTX700に保存されるデータ 以下のデータを、本体に保存できます。 • • • • • キット ソング ウェーブ トリガーセットアップ その他全般の設定 NOTE • データファイルのセーブ/ロード時やウェーブ/SMFのインポー ト時は自動的にストアが実行されます。一部の設定については 保存されません。 ■ データファイルのセーブ/ロード これまで説明した「DTX700に保存されるデータ」は、すべ てDTX700で扱えるファイルとしてUSB記憶装置に保存 (セーブ)できます。また、USB記憶装置に保存したファイルを 再び本体に読み込む(ロード)こともできます。詳しくは MENU/FILE(57ページ)をご覧ください。 DTX700 リファレンスマニュアル 13
メニュー画面のカーソル操作 カーソルの表示の仕方や操作方法が通常の画面とは異なりま す。 ■ パラメーター選択画面 ■ メニュー選択画面 ツマミを回すと、カーソル(反転部分)が上下に移動します。 ツマミを回すと、カーソル(反転部分)が移動します。 ツマミを押すと、値の部分だけにカーソル(反転部分)が移動し ます。 ツマミを押すと、1つ下のメニューに移動します。 値の部分だけにカーソルが当たった状態でツマミを回すと、値 が変化します。 [EXIT]を押すと、1つ上のメニューに戻ります。 もう一度ツマミを押すと、カーソルが元の状態に戻ります。 DTX700 リファレンスマニュアル 14
キット KIT Tempo:キット選択時のテンポ キット選択時のテンポを設定します。off に設定すると、他の キットから現在編集中のキットに切り替えてもテンポは変更され ません。 設定値: off、30〜300 NOTE • テンポを設定しても、パッドに割り当てられたウェーブの再生速 度は変わらず、テンポに影響しません。 : 設定の対象となるキットを1ずつ減らします。 : 設定の対象となるキットを1ずつ増やします。 TrgSetupLink:トリガーセットアップリンク : 設定の対象となるキットを固定します。 キットを選択した際に、このキットで使用するトリガーセット アップ番号を設定します。キットごとにトリガーセットアップを 設定できます。個別に設定しない場合は off に設定しておきま す。 NOTE • [SHIFT]を押しながら[F1]/[F2]を押すと、キットを10ずつ減ら し/増やします。 設定値: off、1〜20 • メニュー画面のカーソル操作については、14ページをご覧くださ い。 Name:キット名 キット全体に関する設定 選択中のキットの名前を設定します。最大12文字ま
キット KIT Icon:アイコンの変更 ボイスに関する設定 [KIT]を押すとLCD画面の右に表示される楽器のイラストを選択 します。キットごとに設定することができます。 off に設定す るとアイコンが表示されません。 KIT/VOICE ■ 設定画面の構成 Voice VoiceCategory:ボイスのカテゴリー VoiceNumber:ボイス番号 Tune:ボイスのチューニング Note:ノート Volume:ボイスの音量 Pan:ボイスのパン(定位) Attack:アタックタイム Decay:ディケイタイム Release:リリースタイム Filter:フィルターカットオフ周波数 Q:Q(フィルターレゾナンス) VarSend(Dry) :バリエーションセンド ChoSend:コーラスセンド RevSend:リバーブセンド Mono/Poly:音源の設定(モノ/ ポリ) AltGroup:オルタネートグルーブ SliderSelect:スライダーセレクト 設定値: Acoustic、Rock、Electric、Percuss、RhythmBox、 Effect、R&B/H-HOP、Pad
キット KIT 【設定対象のパッドにボイス(ソングやMIDIノートナンバー 以外)が選択されている場合の画面】 VoiceCategory:ボイスのカテゴリー 音色(ボイス)の分類(カテゴリー )を選択します。カテゴリーには ボイスの他にソング、ウェーブがあります。 q 設定値: Kick、Snare1、Snare2、Tom1、Tom2、Cymbal、HiHat、LatinPerc、AsiaPerc、AfrcArbcPerc、OrchPerc、 ElectricPerc、EFX、Melody、Wave、e Song VoiceNumber:ボイス番号 音色(ボイス)の番号を選択します。 q 設定対象のパッド 【設定対象のパッドにソングが選択されている場合の画面】 ボイスの設定を行なうパッドを選びます。特定のパッドを設定対 象にするためには、そのパッドを1回叩くか、[F1]を押してパッ ド選択画面を呼び出し、パッド選択画面で選ぶこともできます。 PAD 設定の対象となるパッドを選びます。[F1]を押すとポップアップ が表示され、ツマミを回して値を設定します。ポップアップを抜 けるときは[EXIT
キット KIT 【設定対象にMIDIノートナンバーを直接指定している場合の 画面】 Volume:ボイスの音量 ボイスの音量を設定します。 設定値: 0〜127 Pan:ボイスのパン(定位) ボイスの定位(パン)を設定します。 NOTE 設定値: L63〜C〜R63 • MIDIノートナンバーを設定した場合、VoiceCategoryで♪Songは 選択できません。 KIT/VOICE 3/6 KIT/VOICE 2/6 ボイスのトーン(音質)を設定します。 設定対象のパッドに割り当てられているボイスの種類により、 設定画面が異なります。 【ドラム音やインポートしたオーディオデータ(ウェーブ)の 選択時】 Attack:アタックタイム パッドを叩いてから、ボイスが発音時の最大レベルに達するまで の時間を設定します。 設定値: -64〜+0〜+63 【VoiceCategoryがMelodyのとき】 Decay:ディケイタイム ボイスが発音時の最大レベルから減衰するのに要する時間を設定 します。 設定値: -64〜+0〜+63 Release:リリースタイム Tune:ボイスのチューニ
キット KIT ChoSend:コーラスセンド KIT/VOICE 4/6 コーラスエフェクトに送る量(センドレベル)を設定します。 設定値: 0〜127 NOTE • キット全体のコーラスセンドレベルは、MENU/KIT/EFFECT/ MIXERのChoSendで設定します。 • レイヤーが設定されている場合は、レイヤーごとの設定ができま す。 Filter:フィルターカットオフ周波数 RevSend:リバーブセンド ローパスフィルターのカットオフ周波数を設定します。設定した 周波数以上の信号成分をカットします。 リバーブエフェクトに送る量(センドレベル)を、レイヤーごとに 設定します。 設定値: -64〜+0〜+63 設定値: 0〜127 NOTE Q:Q(フィルターレゾナンス) • キット全体のリバーブセンドレベルは、MENU/KIT/EFFECT/ MIXERのRevSendで設定します。 フィルターのカットオフ周波数付近の信号を持ち上げることによ り、音にクセをつけます。 • レイヤーが設定されている場合は、レイヤーごとの設定ができま す。 設定値: -64〜+0〜
キット KIT AltGroup:オルタネートグルーブ MIDIに関する設定 オルタネートグループを設定します。オルタネートグループと は、同時に鳴らしたくない音をまとめたグループをいいます。あ らかじめ同時に鳴ることがあり得ないボイスを同じオルタネート グループに登録しておくと、同グループの中で後から叩いた音が 優先されて常に1つのボイスだけが鳴ります。設定しない場合は off にします。 KIT/MIDI ■ 設定画面の構成 MIDI Assign MessageType:MIDI メッセージタイプの選択 Mode:発音の設定 Note:出力MIDI ノート MIDI Ch:MIDI チャンネル GateTime:ゲートタイム RcvKeyOff:レシーブキーオフ TrgLink:トリガーリンク MaskTime:マスクタイム VelLimitLo:ベロシティーリミット(下限) VelLimitHi:ベロシティーリミット(上限) VelCrossFade:ベロシティークロスフェード TrgVel:トリガーベロシティー TrgMonoPoly:トリガーモノ/ ポリ TrgAltGrp:トリガーオルタ
キット KIT Note:出力MIDI ノート KIT/MIDI/ASSIGN 2/5 設定対象レイヤーが発音時に出力されるMIDIノートを設定しま す。 off 発音の設定に関係なくパッドを叩いた際にMIDI ノートを出力しません。 skip 発音の設定が stack または hold の場合は off の時と同じくパッドを叩いた際にMIDI ノートを出力しません。発音の設定が alternate の場合は空叩き(叩いた回数はカウ ントされるが発音はしない) となります。 Mode:発音の設定 設定対象のパッドを叩いたときの発音モード(スタック/ オルタ ネート/ホールド)を設定します。 stack スタックモード: 登録されたノートを同時に発音 します。和音を鳴らしたり複数のボイスや ウェーブを同時に鳴らしたりできます。単音で 鳴らすときもこのモードを選び、1音だけ発音す るように設定します。 alternate オルタネートモード: 登録されたノートを順番に 発音します。パッドを叩くたびに異なる音を鳴 らしたい場合などに、このモードに設定します。 hold ホールドモード: 登
キット KIT TrgLink:トリガーリンク KIT/MIDI/ASSIGN 3/5 off 以外に設定すると、任意のトリガー入力ソースを叩くことに より、同じパッド内の違うトリガー入力ソースもトリガー信号を 発生します。なお、設定対象のトリガー入力ソースによって、設 定値が違うのでご注意ください。 設定値: off、rim1、rim2、rim1&2、head、bow、Pad10 MaskTime:マスクタイム GateTime:ゲートタイム トリガー入力ソース発音後、指定された時間の間はトリガー入力 を受け付けなくする機能です。たとえばマスクタイムを 2.0s に設定した場合、1打目を発音後にパッドを連打しても2.0s間は 入力を受け付けません。 設定対象のレイヤーに割り当てられたMIDIメッセージの、ゲー トタイムを設定します。ゲートタイムとは、パッドを叩いてノー トオンを送信してからノートオフを送るまでの時間のことで、 パッドを叩いて鳴らした音の長さになります。 設定値: off、20ms〜30.00s 設定値: 0.0s〜9.
キット KIT TrgAltGrp:トリガーオルタネートグループ KIT/MIDI/ASSIGN 5/5 設定対象のパッドを、オルタネートグループに割り当てるかどう かを設定します。複数のパッドを同じグループに入れると、その グループからは同時に1つのパッドの発音だけが有効になりま す。トリガーオルタネートグループに入れたパッドの1つが有効 になると、同じグループ内の別のパッドはMIDIノートオフを生 成します。このトリガーオルタネートグループパラメーターを使 う場合、MIDI 10chのボイスについてはMENU/KIT/MIDI/ ASSIGNの RcvKeyOff の設定を on にしておく必要があ ります。トリガーオルタネートグループは最大32個まで作成で きます。トリガーオルタネートグループに割り当てる必要がない 場合は off に設定します。 TrgVel:トリガーベロシティー 設定対象のパッドを叩いた時に発生するベロシティーの値を設定 します。 variable パッドを叩く強弱の違いをベロシティーの値に 反映させます。 1〜127 パッドを叩く強さに関係なく、ここで設定した 値でベロ
キット KIT KIT/MIDI/OTHER 1/4 KIT/MIDI/OTHER 2/4 キット選択時に出力される各種MIDIメッセージを設定しま す。 q q q Ch:設定対象のMIDIチャンネル 設定の対象となるMIDIチャンネル(1〜16)を選択します。 q Ch:設定対象のMIDIチャンネル 設定値: 1〜16 設定の対象となるMIDIチャンネル(1〜16)を選択します。 設定値: 1〜16 MSB:バンクセレクトMSB Transmit:トランスミット キット選択時に出力されるバンクセレクトMSBの値を設定しま す。 キット選択時に出力されるMIDIメッセージの種類を設定します。 設定値: 000〜127 off MIDIメッセージを送信しません。 all MENU/KIT/MIDI/OTHERで設定したすべての MIDIメッセージを送信します。 PC プログラムチェンジとバンクセレクトMSB/LSB のみを送信します。 LSB:バンクセレクトLSB キット選択時に出力されるバンクセレクトLSBの値を設定しま す。 設定値: 000〜127 設定値:
キット KIT KIT/MIDI/OTHER 3/4 KIT/MIDI/OTHER 4/4 キット選択時に出力される各エフェクトへのセンド(送出)レ ベルを設定します。 q q q Ch:設定対象のMIDIチャンネル 設定の対象となるMIDIチャンネル(1〜16)を選択します。 q Ch:設定対象のMIDIチャンネル 設定値: 1〜16 設定の対象となるMIDIチャンネル(1〜16)を選択します。 設定値: 1〜16 CC No:コントロールチェンジナンバー VarSend(Dry) :バリエーションセンド キット選択時に出力されるMIDIコントロールチェンジ番号を設 定します。 off に設定した場合はコントロールチェンジを出力 しません。 キット選択時に出力されるバリエーションセンドレベルを設定し ます。 設定値: off、1〜95 設定値: 0〜127 NOTE CC Val:コントロールチェンジバリュー • 上記MIDIチャンネルに10チャンネルを選択した場合、設定値は キット選択時に出力されるMIDIコントロールチェンジの値を設 定します。 --- と表示され設定で
キット KIT エフェクトに関する設定 KIT/EFFECT/MIXER 2/3 KIT/EFFECT ■ 設定画面の構成 EFFECT Mixer VarReturn:バリエーションリターン VarPan:バリエーションパン(定位) VarToRev:バリエーション トゥ リバーブ VarToCho:バリエーション トゥ コーラス ChoSend:コーラスセンド ChoReturn:コーラスリターン ChoPan:コーラスパン(定位) ChoToRev:コーラス トゥ リバーブ RevSend:リバーブセンド RevReturn:リバーブリターン RevPan:リバーブパン(定位) Variation Category:バリエーションカテゴリー Type:バリエーションタイプ Chorus Type:コーラスタイプ Reverb Type:リバーブタイプ ChoSend:コーラスセンド コーラスエフェクトへのセンドレベルを設定します。 設定値: 0〜127 ChoReturn:コーラスリターン コーラスエフェクトからのリターンレベルを設定します。 設定値: 0〜127 ChoPan:コーラス
キット KIT KIT/EFFECT/MIXER 3/3 KIT/EFFECT/CHORUS 1/5 RevSend:リバーブセンド Type:コーラスタイプ リバーブエフェクトへのセンドレベルを設定します。 コーラスエフェクトのタイプを選択します。 設定値: 0〜127 設定値: 別冊データリストをご覧ください。 NOTE • Type の値で No Effect を選択すると、2ページ目以降の設 RevReturn:リバーブリターン 定画面は表示されません。 リバーブエフェクトからのリターンレベルを設定します。 設定値: 0〜127 KIT/EFFECT/REVERB 1/4 RevPan:リバーブパン(定位) リバーブエフェクトからの信号のパン(定位)を設定します。 設定値: L63〜C〜R63 KIT/EFFECT/VARIATION 1/3 Type:リバーブタイプ リバーブエフェクトのタイプを選択します。 設定値: 別冊データリストをご覧ください。 NOTE • Type の値で No Effect を選択すると、2ページ目以降の設 定画面は表示されません。 Cat
キット KIT EQに関する設定 KIT/EQ ■ 設定画面の構成 EQ LowGain:ローゲイン LowFreq:ローフリケンシー LowQ:ロー Q LowShape:ローシェイプ LowMidGain:ローミッドゲイン LowMidFreq:ローミッドフリケンシー LowMidQ:ローミッドQ HighMidGain:ハイミッドゲイン HighMidFreq:ハイミッドフリケンシー HighMidQ:ハイミッドQ HighGain:ハイゲイン HighFreq:ハイフリケンシー HighQ:ハイQ HighShape:ハイシェイプ KIT/EQ 1/4〜4/4 ■ キットイコライザー (キットEQ)の設定 ボイスやソングなどの出力音の音質を補正するキットEQに関 する設定を行ないます。キットEQは4つの帯域を持ち、それ ぞれの帯域ごとに特定の周波数付近の信号レベルをブースト/ カット(増減)することができます。EQバンドのlowおよび high では、EQのタイプ(シェルビング/ピーキング)を選ぶ ことができます。 LowGain:ローゲイン LowMidGain:ローミッドゲイン Hig
キット KIT LowQ:ロー Q LowMidQ:ローミッドQ HighMidQ:ハイミッドQ HighQ:ハイQ パッドに関する設定 KIT/PAD ■ 設定画面の構成 Pad PadCtrlType:パッドコントロールタイプ HH Func:ハイハットファンクション HH MIDI Ch:ハイハットMIDI チャンネル HH MIDI Type:ハイハットMIDI タイプ SnaresOn/Off:スネアオン/オフ SnaresAdjust:スネアアジャスト SnareBuzz:スネアバズ ResonanceLevel:レゾナンスレベル ブースト/カットの周波数特性のカーブを変化させます。値が大 きくなると周波数の範囲が狭くなり急な音色変化になります。値 が小さくなると周波数の範囲が広くなりなだらかな音色変化にな ります。 設定値: 0.1〜12.0 Q=0.1 Q=12.
キット KIT 設定値: off、snares、tuning、tempo、filter、snaresOn/Off HH MIDI Type:ハイハットMIDI タイプ NOTE MENU/KIT/PADの HH Func を MIDI に設定した場合 に、ハイハットコントローラーから出力するMIDIメッセージの 種類を設定します。 • 初期設定では、パッドコントローラータイプの設定はドラムキッ トごとに違います。 • トリガー入力端子によっては、設定できる項目が違います。たと えば「snares」や「snaresOn/Off」は、トリガー入力端子が 「qsnare」の場合のみ設定できます。 設定値: CC01〜CC95(コントロールチェンジ)、AT(アフター タッチ)、PBup(ピッチベンド-ピッチアップ)、PBdwn (ピッチベンド-ピッチダウン) NOTE • MENU/KIT/PADの HH Func を hi-hat に設定している場 KIT/PAD 2/3 合は設定できません( ----- 表示)。 KIT/PAD 3/3 HH Func:ハイハットファンクション HI-HAT C
キット KIT キットジョブ KIT/JOB/COPY KIT:コピーキット KIT/JOB [KIT]を押すと表示されるキット選択画面で、現在選択中の キットに対しお好みのキットをコピーします。Bankと Numberを設定し、[F3]を押すと実行されます。 ■ 設定画面の構成 Job CopyPad:コピーパッド CopyKit:コピーキット ExchgPad:エクスチェンジパッド ExchgKit:エクスチェンジキット ClearPad:クリアパッド ClearKit:クリアキット KIT/JOB/COPY PAD:コピーパッド Bank:バンク キット内で、パッド単位でのコピーを行ないます。Pad1と Pad2でコピー元とコピー先のパッドを設定し、[F3]を押す と実行されます。 コピーしたいキットの種別を選択します。出荷時のDTX700に 内蔵のプリセットキットデータ(PRE)と、[KIT]を押すと表示さ れるキット選択画面で選択可能なユーザーキットデータ(USER) の2種類から選択できます。 Number:キット番号 コピーしたいキット番号を選択します。 設定値: Bank
キット KIT KIT/JOB/EXCHANGE PAD: エクスチェンジパッド KIT/JOB/CLEAR PAD:クリアパッド 現在選択中のキットをパッド別に初期化します。Padで初期 化したいパッドを設定し、[F3]を押すと実行されます。 入れ替えを行なう2つのパッドのパッド番号を選択します。 Pad1とPad2でそれぞれ入れ替えたい2つのパッドを設定 し、[F3]を押すと実行されます。 Pad:パッド番号 初期化を行なうパッドのパッド番号を選択します。 Pad1、Pad2:パッド番号 設定値: SnareHd、SnareOp、SnareCl、SnrHdOff、SnrOpOff、 SnrClOff、Tom1Hd、Tom1Rm1、Tom1Rm2、 Tom2Hd、Tom2Rm1、Tom2Rm2、Tom3Hd、 Tom3Rm1、Tom3Rm2、RideBw、RideEg、RideCp、 Crash1Bw、Crash1Eg、Crash1Cp、Crash2Bw、 Crash2Eg、Crash2Cp、HHBwOp、HHEgOp、 HHBwCl、HHEgCl、HHFtCl、HHSplsh、Kick、 Pad1
ソング SONG ソング全体に関する設定 SONG/COMMON SONG/COMMON : 設定の対象となるソングを1ずつ減らします。 : 設定の対象となるソングを1ずつ増やします。 Loop:ソングのループ再生 NOTE • [SHIFT]を押しながら[F1]/[F2]を押すと、ソングを10ずつ減ら onに設定すると、ソングの先頭から終わりまでの再生を繰り返し ます(ループ再生)。off に設定すると、ソングの終わりまで再生 すると自動的に停止します(ワンウェイ再生)。 し/増やします。 • メニュー画面のカーソル操作については、14ページをご覧くださ い。 設定値: off、on ■ 設定画面の構成 Tempo:ソングのテンポ Common Loop:ソングのループ再生 Tempo:ソングのテンポ Name:ソング名 ソングを再生するときのテンポを設定します。 設定値: 30〜300 NOTE MIDI Transmit:MIDIトランスミット Volume:MIDI ボリューム Pan:MIDI パン(定位) MSB:バンクセレクトMSB LSB:バンクセレクトLSB P
ソング SONG MIDIに関する設定 Pan:MIDI パン(定位) SONG/MIDI コントロールチェンジ10番のパン(定位)を設定します。内蔵音 源に対しては、この値が各MIDIチャンネルの定位となります。 SONG/MIDI 1/3 設定値: L64〜C〜R63 NOTE q • Transmitを off または PC に設定している場合は設定でき ません( --- 表示)。 SONG/MIDI 2/3 q : 設定の対象となるMIDIチャンネルを1ずつ減らします。 : 設定の対象となるMIDIチャンネルを1ずつ増やします。 q Ch:MIDIチャンネル q Ch:MIDIチャンネル 設定の対象となるMIDIチャンネル(1〜16)を選択します。 設定の対象となるMIDIチャンネル(1〜16)を選択します。 設定値: 1〜16 設定値: 1〜16 Transmit:MIDIトランスミット MSB:バンクセレクトMSB 内蔵音源と外部音源にMIDIメッセージを送信する/しないを設定 します。 off バンクセレクトMSBの値を設定します。 設定値: 000〜1
ソング SONG SONG/MIDI 3/3 ソングジョブ SONG/JOB q SONG/JOB/CLEAR:クリアソング 現在選択中のユーザーソングのデータを消去します。 q Ch:MIDIチャンネル 設定の対象となるMIDIチャンネル(1〜16)を選択します。 設定値: 1〜16 注記 • クリアソングを実行するとデータは完全に消去されますので、大 切なデータは必ずUSB記憶装置へ保存してください。 VarSend(Dry) :バリエーションセンド • クリアソングを実行した後は、ストアを実行してください。 バリエーションエフェクトへのセンドレベルを設定します。 設定値: 0〜127 SONG/JOB/CLEAR ALL:クリアオールソング NOTE • Transmit(34ページ)を off または PC に設定している場合 は設定できません( --- 全ユーザーソングを消去します。 表示)。 • MIDI 10チャンネル選択時は設定できません( --- 表示)。 ChoSend:コーラスセンド コーラスエフェクトへのセンドレベルを設定します。 設定値: 0〜127
ソング SONG SONG/JOB/COPY:コピーソング メモリーインフォメーション 選んだソングを、現在選択中のユーザーソングにコピーしま す。 SONG/MEMORY INFO 本体のソング用メモリーの使用状況を表示します。MENU/ SONG/MEMINFOの画面でメモリーの使用状況が表示されま す。 SONG/MEMORY INFO Bank:バンク データの所在を選択します。 USER は[SONG]を押して表示 されるソング選択画面で選択できるソングデータ、 PRE は工 場出荷時のソングデータ、 RECORDER は[REC]を押して記 録したレコーダーのソングデータです。 q 設定値: USER、PRE、RECORDER w e Number:番号 q メモリー使用サイズ(KB) コピーしたいソングのソング番号を選択します。 使用メモリーサイズをKB(キロバイト)単位で表示します。 設定値: PRE 1〜63、USER 1〜93 w メモリー使用サイズ(%) NOTE • バンクにRECORDERを選択した場合は表示されません。 メモリー全体に対する使用
ユーティリティー UTILITY ■ 設定画面の構成 システム全体に関する設定 General MasterVolume:マスターボリューム MasterTune:マスターチューン PanDepth:パンデプス AuxOutSel:AUXアウトプットセレクト PlayCount:プレイカウント AutoPowerOff:オートパワーオフ LCD Mode:LCDモード UTILITY/GENERAL UTILITY/GENERAL 1/3 MasterEQ LowGain:ローゲイン LowFreq:ローフリケンシー LowQ:ロー Q LowShape:ローシェイプ MidGain:ミッドゲイン MidFreq:ミッドフリケンシー MidQ:ミッドQ HighGain:ハイゲイン HighFreq:ハイフリケンシー HighQ:ハイQ HighShape:ハイシェイプ MasterVolume:マスターボリューム 本体音源のマスターボリュームを設定します。この値が小さい と、本体パネルの[MASTER]を上げても音量が上がりません。 設定値: 0〜127 MasterTune:マスターチューン
ユーティリティー UTILITY AuxOutSel:AUXアウトプットセレクト マスター EQに関する設定 AUX IN端子から入力されるオーディオ信号の出力先を設定しま す。 UTILITY/MASTER EQ L&R+ph OUTPUT (L/MONO、R)端子とPHONES端子の 両方に出力します。 UTILITY/MASTER EQ 1/5〜5/5 phones PHONES端子にのみ出力します。 ■ マスターイコライザー (マスター EQ)の設定 ボイスやソングなどの出力音の音質を補正するマスター EQ に関する設定を行ないます。マスター EQは3つの帯域を持 ち、それぞれの帯域ごとに特定の周波数付近の信号レベルを ブースト/カット(増減)することができます。EQバンドの lowおよびhigh では、EQのタイプ(シェルビング/ピーキン グ)を選ぶことができます。 設定値: L&R+ph、phones PlayCount:プレイカウント 実際にソング再生を始める前に、2小節のカウントを挿入する (on)、挿入しない(off)を設定します。 Gain (ゲイン) 設定値:
ユーティリティー UTILITY LowGain:ローゲイン MidGain:ミッドゲイン HighGain:ハイゲイン LowShape:ローシェイプ HighShape:ハイシェイプ LowFreq/MidFreq/HighFreqで設定された中心周波数帯域の信 号レベルを、どの程度ブースト/カット(増減)するかを設定しま す。 設定値: shelving、peaking イコライザーのシェイプを設定します。 • shelving(シェルビングタイプ) 特定の周波数以下あるいは以上の信号を、ブースト/カットす るタイプのイコライザー 設定値: -12〜+0〜+12 EQ low LowFreq:ローフリケンシー MidFreq:ミッドフリケンシー HighFreq:ハイフリケンシー EQ high Gain(ゲイン) Freq (フリケンシー ) Gain(ゲイン) Freq(フリ ケンシー ) ブースト/カット(増減)したい中心周波数を設定します。 設定値: LowShapeがshelvingの場合:32Hz〜2.0kHz LowShapeがpeakingの場合:63Hz〜2.
ユーティリティー UTILITY パッドに関する設定 CC Ch:コントロールチェンジチャンネル UTILITY/PAD PadFuncで選択したコントロールチェンジのMIDI送信チャンネ ルを設定します。 パッドやフットスイッチに機能の割り当てなどを行ないます。 設定値: 1〜16 UTILITY/PAD 1/2 CC Val:コントロールチェンジバリュー PadFuncで選択したコントロールチェンジの値を設定します。 設定値: 0〜127 UTILITY/PAD 2/2 PAD 設定対象のパッドを選びます。ポップアップで表示されます。設 定したいパッドを叩くことで、設定対象を選ぶこともできます。 AUDITION FootClosePos:フットクローズポジション パッドを叩く代わりに設定対象に割り当てられた音を鳴らすこと ができます。音を確かめながら設定したいときに便利です。 ハイハットコントローラーを踏んだときに、オープン音からク ローズ音に切り替わる位置を調節します。値が小さいほどトップ とボトムの開きが狭い感じになります。 PadFunc:パッドファンクション 設定
ユーティリティー UTILITY エフェクトスイッチ LocalCtrl:ローカルコントロール UTILITY/EFFECT SW パッドやパターンによる演奏に対して内蔵音源が発音する(on) か しない(off) かを設定します。通常は on に設定します。 off にすると、本体のパッド/コントローラー部と音源部が内部的に 切り離され、パッドを叩いても音が出なくなります。ただし、こ こでの設定には関係なく本体の演奏情報はMIDI出力され、外部 からMIDI入力されたメッセージは本体音源部で処理されます。 シーケンサーやDAWソフトウエアなどに、ドラムの演奏をMIDI データとして記録するときには、オフにすると良いでしょう。 UTILITY/EFFECT SW 設定値: off、on この値を enable にしておくと、[KIT]→[SHIFT]+[F2] のオン/オフの切り替えを行なったときにエフェク トがオン/オフされます。 disable にしておくと、[KIT]→ [SHIFT]+[F2] のオン/オフの切り替えを行なった ときにエフェクトはオン/オフされません。 MIDI Sync:M
ユーティリティー UTILITY RcvPC:プログラムチェンジの受信 UTILITY/MIDI 2/3 プログラムチェンジを受信する(on)かしない(off) かを設定しま す。 off に設定すると、キット切り替え時にそのキットに組み 込まれたボイス切り替えにのみ対応し、それ以外のボイス切り替 えには対応しません。各チャンネルのボイスをソングの設定に対 応して切り替えたり、外部MIDI機器から切り替えたい場合は on に設定します。 設定値: off、on SeqCtrl:シーケンサーコントロール RcvPC10ch:10chのプログラムチェンジの受信 MIDIリアルタイムコントロールのスタート(FA)、コンティ ニュー (FB)、ストップ(FC) を送受信する/しないを設定します。 送信のみします。受信はしません。 MIDI10チャンネルのプログラムチェンジを受信する(on)かしな い(off)かを設定します。キットをソングの設定に対応して切り替 えたり、外部MIDI機器から切り替えたい場合は on に設定し ます。ここでの設定を有効にするためには、RcvPcの設定も on にしてください。
ユーティリティー UTILITY 2. ツマミを押してファクトリーセットを実行します。 DeviceNo.
トリガー TRIGGER この章では[MENU]内の TRIGGER の設定について説明し ます。接続するパッドの種類により、演奏時にパッドから送ら れるトリガー信号の特性は異なります。 TRIGGER の設定で は、パッドごとにトリガー信号を本体で処理するのに適正な信 号に調整し、トリガーセットアップデータとして保存します。 トリガーセットアップ名の設定 TRIGGER/NAME TRIGGER/NAME Name:トリガーセットアップ名 : 設定の対象となるトリガーセットアップを1ずつ減らし ます。 最大12文字までの長さでトリガーセットアップ名を設定できま す。[F1]/[F3]を押して変更したい文字に下線を合わせ、ツマミ を回すか[−/DEC]/[+/INC]を押して文字を選びます。使用で きる文字は以下のとおりです(表示順)。 : 設定の対象となるトリガーセットアップを1ずつ増やし ます。 NOTE • [SHIFT]を押しながら[F1]/[F2]を押すと、トリガーセットアップ を10ずつ減らし/増やします。 • メニュー画面のカーソル操作については、14ページをご覧くださ い。
トリガー TRIGGER パッドに関する設定 TRIGGER/PAD/CURVE TRIGGER/PAD TRIGGER/PAD VelCurve:ベロシティーカーブ パッドタイプで選択したパッドを叩いたときに入力される信号 (トリガー入力レベル)の変化に対するベロシティーの変化の仕方 (ベロシティーカーブ)を設定します。loud2のカーブは、弱く叩 いても大きい音量が出しやすいカーブです。hard2のカーブは、 強く叩かないと大きい音量が出しにくいカーブです。 : 設定を変更したいパッドを変更することができます。選 択されているパッドは、画面例 Snare のように画面 内の上部に表示されます。 ベロシティー → 設定値: loud2、loud1、normal、hard1、hard2 loud2 loud1 normal トリガー入力レベル(パッドを叩く強さ) → : ボタンを押すと、割り当てられた音を鳴らすことができ ます。 DTX700 リファレンスマニュアル 45 hard1 hard2
トリガー TRIGGER TRIGGER/PAD/PAD TYPE 1/6 TRIGGER/PAD/PAD TYPE 2/6 PadType:パッドタイプの選択 Gain:ゲイン パッドタイプを選択します。 パッドタイプで選択したパッドを叩いたときに入力される信号の ゲイン(増幅率)を設定します。この値を高く設定すると、あるレ ベル以上の入力信号をすべて同じレベル(最大レベル)の信号とし て扱います。このため叩く強さのばらつき補正をすることができ ます。この値を低く設定すると、パッドを叩く強弱が信号レベル に反映されやすくなるため表現力が広がります。 【Tips】パッドタイプとは? パッドを叩いたときに常に最適な音が鳴るように、あらかじ めトリガーパラメーター (パッドの入力信号などに関する複数 の値)を調整し、名前をつけたものです。パッドにはスネア、 タム、シンバル、キックなど色々な種類があるため、パッド の持つ特性もそれぞれ異なります。DTX700ではあらかじめ、 それぞれのパッドの特性に合ったパッドタイプを用意してい ますので、最適なパッドタイプを選ぶことによって、パッド の特性を最大限
トリガー TRIGGER 重 要 TRIGGER/PAD/PAD TYPE 3/6 下記の3つの項目(WaitTime、Sensitivity、NoiseFilterTbl)は、 通常ご使いいただく上で設定する必要はありません。お使いのパッ ドに対して適していない値を設定すると、パッドを叩いたときに正 しく発音されなくなることがあります。ご注意ください。 TRIGGER/PAD/PAD TYPE 4/6 MinLevel:最小レベル MaxLevel:最大レベル ベロシティー値を出力するトリガー入力信号のレベルを最小(%)〜 最大(%)で設定します。ここで設定した最小レベル以下のトリガー 信号では発音しません。またここで設定した最大レベル以上のトリ ガー信号は、次のMinVelocity/MaxVelocity(最小ベロシティー / 最大ベロシティー )で設定する最大ベロシティーとなります。 WaitTime:ウェイトタイム 設定値: 最小レベル:0%〜99% 最大レベル:1%〜100% 設定対象のパッドがトリガー信号を検出するまでの時間を設定し ます。トリガー信号が最大ピークのときに検出し、
トリガー TRIGGER CloseCupOff set:クローズカップオフセット CloseCup:クローズカップ パッドのクローズドリム部(シンバルパッドの場合はカップ部)の 検出時間を設定します。 パッドのクローズドリム部(シンバルパッドの場合はカップ部)の 感度を設定します。 設定値: 0〜64 設定値: 1.0〜2.
トリガー TRIGGER w RejectLevel:リジェクトレベル(発生源パッド) 3. ツマミを回してクロストークの発生源となっているパッド が接続されているトリガー入力端子番号にカーソルを合わ せ、ツマミを押してチェックを入れます。 チェックを外すときはもう一度ツマミを押します。 e で設定したパッドを叩いたときに[F1]で設定したパッドに発生 するトリガー信号を検出し、そのレベルがここで設定したレベル よりも低い場合には、クロストークとみなされ発音しません。値 が大きいほどクロストークが起きにくくなりますが、他のパッド と同時に発音しにくくなります。 設定値: 0%〜99% e From:発生源パッド 設定対象のパッドに発生するクロストークの発生源となっている パッドを指定します。パッドを叩いて選択することもできます。 設定値: Snare、Tom1、Tom2、Tom3、Ride、Crash1、 Crash2、HiHat、Kick、Pad10、Pad11 NOTE • 発生源パッドを2つ以上設定した場合、そのうち1つの設定値が表 示され、末尾に + が付きます。 4.
トリガー TRIGGER トリガージョブ TRIGGER/JOB/COPY TRIGGER: コピートリガー TRIGGER/JOB 編集中のトリガーセットアップのデータをコピーできます。 BankとNumberを設定し、[F3]を押すと実行されます。 TRIGGER/JOB/COPY PAD:コピーパッド 選択中のトリガーセットアップのデータを、パッド単位でコ ピーできます。Pad1とPad2でコピー元とコピー先となる パッドを設定し、[F3]を押すと実行されます。 Bank:バンク コピーしたいトリガーセットアップの種別を選択します。出荷時 のDTX700に内蔵のプリセットトリガーセットアップデータ (PRE)と、[KIT]→[F2]TRIGGERを押すと表示されるトリガー セットアップ選択画面で選択可能なユーザートリガーセットアッ プデータ(USER)の2種類から選択できます。 Pad1:コピー元パッド コピー元のパッドを選択します。パッドを叩いて選択することも できます。 設定値: PRE、USER Pad2:コピー先パッド Number コピー先のパッドを選択します。パッドを叩
クリック CLICK ■ 設定画面の構成 CLICK 2/2 Voice:クリックボイス OutputSel:クイックアウトプットセレクト MIDI In:クリックMIDI イン MIDI Out:クリックMIDI アウト MIDI NoteAcc: クリックエレメントボリューム(アクセント) MIDI Notesq:クリックエレメントボリューム(ノート) NOTE • メニュー画面のカーソル操作については、14ページをご覧くださ い。 MIDI In:クリックMIDI イン クリックに関する設定 MIDI IN端子で受信したキーオンメッセージに合わせてクリック 音を鳴らす(on)か鳴らさない(off)かを設定します。 on に設定 した場合、以下の動作をします。 CLICK • MENU/CLICK/MIDI NoteAccで設定したナンバーのMIDI ノートを受信した場合はクリックのアクセント音を発音しま す。 CLICK 1/2 • MENU/CLICK/MIDI Noteqで設定したナンバーのMIDI ノートを受信した場合はクリックの4分音符を発音します。 設定値: off、on
クリック CLICK MIDI NoteAcc: クリックエレメントボリューム(アクセント) クリックのアクセント音のMIDIノートナンバーを設定します。 設定値: off、C#-2〜F#8 MENU/CLICK/MIDI INが on の場合、ここで設定したナン バーのMIDIノートを受信するとクリックのアクセント音を発音 します。 NOTE • この設定を off にした場合、受信したMIDI ノートのナンバー に関わらずアクセント音は発音しません。 • このNoteAccとMENU/CLICK/MIDI Noteqに同じナンバーの MIDIノートを設定した場合は、クリックの4分音符を発音しま す。 MENU/CLICK/MIDI OUTが on の場合、クリックのアクセ ント音を発音するときに、ここで設定したナンバーのキーオン メッセージを出力します。 NOTE • この設定を off にした場合、MENU/CLICK/MIDI Noteqが off ならアクセント音を発音するときにキーオンメッセージを 出力しません。MENU/CLICK/MIDI Noteqが off 以外なら、 アクセント音を発音
ウェーブ WAVE ウェーブ全体に関する設定 WAVE/COMMON WAVE/COMMON 1/3 : 設定の対象となるウェーブを1ずつ減らします。 : 設定の対象となるウェーブを1ずつ増やします。 : 押している間、選択中のウェーブを再生します。 PlayMode:ウェーブの再生方法 NOTE ウェーブの再生のしかたを設定します。この設定は、選択した ウェーブをパッドに割り当てたときにも有効です。スタートポイ ント、エンドポイント、ループポイントは、次のWAVE/ COMMON/Start、Loop、Endで設定します。 • [SHIFT]を押しながら[F1]/[F2]を押すと、ウェーブを10ずつ減 らし/増やします。 • メニュー画面のカーソル操作については、14ページをご覧くださ い。 • oneshot(ワンショット)スタートポイントからエンドポイン トまでを1度だけ再生します。通常のドラム音や効果音な ど、ループなしで鳴らしたい場合に設定します。 ■ 設定画面の構成 • loop(ループ)スタートポイントからエンドポイントへ再生し た後、ループポイントへ戻り、ループポイン
ウェーブ WAVE ■ ウェーブのトリミング WAVE/COMMON 3/3 Start:スタートポイント ウェーブ再生の開始位置を設定します。この位置よりも前(小さ い数値) のデータは再生されません。 設定値: 00000〜 Loop:ループポイント Name:ウェーブ名 ループの開始位置を設定します。WAVE/COMMON/PlayMode が loop に設定されているとき、このループポイントとエンド ポイントの間がループ再生されます。 最大10文字までの長さでウェーブ名を設定できます。[F1]/[F3] を押して変更したい文字に下線を合わせ、ノブを回して文字を選 びます。使用できる文字は以下のとおりです(表示順)。 設定値: 00000〜 End:エンドポイント 再生の終了位置を設定します。この位置よりも後ろ(大きい数値) のデータは再生されません。 設定値: 00001〜 NOTE • [SHIFT]を押しながら[F1]または[F3]を押すと、カーソルが ウェーブ名の先頭または末尾に移動します。 • [SHIFT]を押しながら[−/DEC]/[+/INC]を押すか、[SHIF
ウェーブ WAVE ウェーブジョブ WAVE/JOB/IMPORT ALL: 全オーディオファイルの取り込み WAVE/JOB USB記憶装置のルートディレクトリーにあるWAVファイル とAIFFファイルのすべてを、本体の内部メモリーにインポー ト(取り込み)します。 WAVE/JOB USB記憶装置からウェーブファイル(WAVまたはAIFF) を 本体の内部メモリーへインポート(取り込み)したり、取り込 んだウェーブの削除などを行ないます。 WAVE/JOB/NORMALIZE: ノーマライズ MENU/WAVE/JOBでは、設定後に[F3]【EXECUTE】を押し てジョブの実行確認の画面を表示させ、ツマミを押して実行する ことで本体に設定が保存されます。 現在選択中のウェーブに対して、適度な音量になるよう増幅 します。 WAVE/JOB/IMPORT: オーディオファイルの取り込み USB記憶装置のルートディレクトリーにあるWAVファイル とAIFFファイルを選び、本体の内部メモリーにインポート (取り込み)します。 Ratio:レシオ ウェーブの増幅の割合を設定します。100%に
ウェーブ WAVE WAVE/JOB/DELETE ALL: 全ウェーブの削除 メモリーインフォメーション WAVE/MEMORY INFO 本体のウェーブ用メモリーにあるウェーブをすべて削除(デ リート)します。 本体のウェーブ用メモリーの使用状況を表示します。MENU/ WAVE/MEMINFOの画面でメモリーの使用状況が表示されま す。 WAVE/MEMORY INFO WAVE/JOB/OPTIMIZE: メモリーの最適化(オプティマイズ) 本体のウェーブ用メモリーを最適化します。最適化とは、メ モリー領域を整理し直すことで、メモリーの有効活用領域を 拡大する作業のことです。メモリーを最適化することで、メ モリーの空き容量が増える場合があります。 q w e q メモリー使用サイズ(MB) 使用メモリーサイズをMB(メガバイト)単位で表示します。 w メモリー使用サイズ(%) メモリー全体に対する使用メモリーサイズを%表示します。 e メモリー全体サイズ(MB) メモリー全体のサイズをMB(メガバイト)単位で表示します。 DTX700 リファレンスマニュアル 56
ファイル FILE ● フォーマット(Format) MENU/FILEの機能や操作を理解するためには、用語に対する 理解が必要です。ここでは、MENU/FILEで使う用語について 説明します。 USB記憶装置を初期化することをフォーマットと呼びます。 DTX700でフォーマットすると、そのUSB記憶装置に保存さ れているすべてのファイルやディレクトリー (フォルダー )は 削除され、専用のディレクトリーが自動作成されます。 ● ファイル(File) USB記憶装置に保存された、ひとまとまりのデータをファイ ルと呼んでいます。DTX700とUSB記憶装置との間でデータ を受け渡しする場合は、すべてファイル単位でやり取りを行な います。 ● セーブ(Save)、ロード(Load) USB記憶装置にデータを保存することをセーブ、USB記憶装 置からファイルを読み込むことをロードと呼びます。 ● ファイルネーム ファイルに付けた名前をファイルネームといいます。ファイル ネームはファイルを区別するために重要なもので、同じディレ クトリー内では同じファイルネームを付けることはできませ ん。コンピューターでは
ファイル FILE 3. Type(ファイルタイプ)を選択します。 5.
ファイル FILE 5. ファイルを選択したら、[F3]を押します。 FILE/LOAD:ファイルのロード(読み込み) 【All、AllKit、AllWave、AllSong、AllTrigger、 Utilityのファイルを選択した場合】 USB記憶装置にセーブしておいたファイルを、DTX700の 記憶域にロード(読み込み)します。 ファイルを選択した後に[F3]を押すと、手順7の画面が 表示されます。 ■ 操作手順 1. DTX700でセーブしたファイルが保存されているUSB記 【Kit、Wave、Song、Triggerのファイルを選択した 場合】 憶装置を、本体側面のUSB TO DEVICE端子に差し込み ます。 ファイルを選択した後に[F3]を押すと、手順6の画面が 表示されます。 2. MENU/FILE/LOADを選びます。 以下の画面が表示されます。 6.
ファイル FILE 【Triggerの場合】 FILE/RENAME:ファイル名の変更(リネーム) USB記憶装置に保存されたファイルのファイル名を変更(リ ネーム)します。 ■ 操作手順 1. USB記憶装置を、DTX700側面のUSB TO DEVICE端 設定値: 01〜20 子に差し込みます。 2. MENU/FILE/RENAMEを選びます。 7. ファイルを選択したら、[F3]を押します。 以下の画面が表示されます。 ファイルロードの確認画面が表示されます。 3. リネームするファイルのタイプ(Type)を選択します。 8.
ファイル FILE 5. リネームするファイル名を設定します。 7. ツマミを押して、リネームを実行します。 リネームが完了すると Completed. 手順2の画面に戻ります。 と表示された後、 Name にカーソルを合わせてツマミを押し、ファイル 名の設定画面を表示させます。 注記 • リネーム実行中は、USB記憶装置をUSB TO DEVICE端子 から外したり、USB記憶装置や本体の電源を切らないでく ださい。楽器本体の故障やUSB記憶装置の故障の原因とな ります。 ●ファイル名の入力方法 FILE/DELETE:ファイルのデリート(削除) 5-1 [F1]/[F3]でカーソルを移動させ、ツマミを回すか USB記憶装置の中にあるファイルをデリート(削除)します。 [−/DEC]/[+/INC]を押して文字を選びます。使用 できる文字は以下のとおりです(表示順)。 ■ 操作手順 1. DTX700でデリートしたいファイルが保存されている USB記憶装置を、本体側面のUSB TO DEVICE端子に差 し込みます。 2.
ファイル FILE 4. ファイルタイプを選択したら、ツマミを回してカーソルを File FILE/FORMAT: USB記憶装置のフォーマット (削除) に合わせます。 USB記憶装置は、そのままではご使用になれない場合があり ます。その場合は、以下の手順に従ってフォーマット(初期 化)を行なってから使用してください。 注記 • フォーマットを実行すると、USB記憶装置内のすべてのデータ は消去されます。必要なデータが入っていないことを確認した上 でフォーマットを実行してください。 5. ツマミを押し、ツマミを回すか[−/DEC]/[+/INC]を押し て、デリートするファイルを選択します。 手順3で選択したファイルタイプにより、デリート可能な ファイルだけが表示されます。 NOTE • コンピューターでフォーマットしたUSB記憶装置は、本体では使 用できない場合があります。フォーマットは必ず本体で行なって ください。 6. [F3] EXECUTEを押します。 デリート実行の確認画面が表示されます。 ■ 操作手順 1.
ファイル FILE FILE/MEMORY INFO: USBメモリーインフォメーション USB記憶装置のメモリーの使用状況を表示します。MENU/ FILE/MEMINFOの画面でメモリーの使用状況が表示されま す。 q w e q メモリー使用サイズ(MB) 使用メモリーサイズをMB (メガバイト)単位で表示します。 w メモリー使用サイズ(%) メモリー全体に対する使用メモリーサイズを%単位で表示しま す。 e メモリー全体サイズ(MB) メモリー全体のサイズをMB (メガバイト)単位で表示します。 NOTE • 容量の単位はメモリーサイズに応じて表示(KB:キロバイト、 MB:メガバイト、GB:ギガバイト)が変わります。 DTX700 リファレンスマニュアル 63
困ったときは パッドを叩いても音が鳴らない、または音量が小さい ■ 正しく接続されていますか? • ヘッドフォンやアンプ/スピーカーなどの外部機器が正しく接続されているか確認してください。 • 使用しているケーブルが不良ではないか確認してください。 ■ ボリュームやレベルが適切ですか? • 本体に接続しているアンプ/スピーカー • フロントパネルのマスターボリューム • フロントパネルの各スライダー • MENU/KIT/COMMONの Volume (15ページ) • MENU/KIT/VOICEの Volume (18ページ) • MENU/UTILITY/GENERALの MasterVolume (37ページ) • (トリガー出力のレベル調節ツマミのあるパッドの場合)出力レベル ■ トリガーの設定は正しいですか? • MENU/TRIGGER/PAD/PAD TYPEの PadType を確認してください。(46ページ) • MENU/TRIGGER/PAD/CURVEの VelCurve と、MENU/TRIGGER/PAD/PAD TYPEの Gain を確認してくださ い。(45、46ページ)
困ったときは ■ 接続した外部音源が鳴らない場合 • MIDIケーブル(コネクター )が正しく接続されているか確認してください。 • MENU/UTILITY/MIDIの MIDI IN/OUT は適切に設定されていますか?このパラメーターを USB に設定している場合 は、MIDIケーブルで接続した外部MIDI音源と通信できません。(41ページ) • MIDIチャンネルは一致していますか?MIDI設定について詳しくは20ページをご覧ください。ソングの再生中のMIDI設定につい て詳しくは(34ページ)をご覧ください。 • MENU/KIT/MIDI/TG MIDI SWの MIDI Switch が off になっていませんか? off の場合、MIDIメッセージが送信さ れないので、音が鳴りません。(23ページ) • 叩いたパッドにパッドファンクションがアサインされていませんか?MENU/UTILITY/PADの PadFunc の値を off に設 定します。パッドファンクションが割り当てられているパッドは、叩いても音が鳴りません。(40ページ) • MENU/KIT/MIDI/ASSIGNの
困ったときは ■ 音が歪む • エフェクトの設定は適切ですか?エフェクトタイプや設定によっては、音が歪む場合があります。(7ページ) • MENU/KIT/VOICEの Filter の設定は適切ですか?フィルターをかける場合、Q(フィルターレゾナンス)によっては音が歪む 場合があります。(19ページ) • マスターボリュームを下げてください。 ■ 音が鳴りやまない • MENU/KIT/MIDIの RcvKeyOff の値を off に設定すると、音色によっては音が止まらないことがあります。(22ページ) 音を消すには、[SHIFT]ボタンを押しながら[EXIT]ボタンを押します。 • (ウェーブ音のみ)MENU/WAVE/COMMONの PlayMode がLoopになっていると、音が鳴りやまないことがあります。 (53ページ) ■ 連打をしたときに音が途切れてしまう • MENU/KIT/MIDI/ASSIGNの Mode で、割り当てている不必要なデータがある場合は削除してください。 • MENU/KIT/VOICEの Mono/Poly を poly に設定してください。(19ページ) ■ 連打
困ったときは ■ ストップを押してもソングが停止しない • [SHIFT]を押しながら[EXIT]を1秒以上押し続けてください。 ■ Waveに対してMENU/KIT/VOICEの Decay (「INST]のDecay)の効果が得られない • MENU/WAVE/COMMONの Decay を127よりも小さくしてください。 ■ [DBL BASS]をオンにしてツーバスで演奏しているとき、ハイハットの音が意図せず鳴ってしまう • 設定対象のパッドをハイハットにし、MENU/TRIGGER/PAD/PAD TYPEの MinLevel の値を大きくしてみてください。 ただし値を大きくしすぎるとハイハットが鳴りにくくなりますのでご注意ください。 値が設定できない、ボタン操作ができないなどのトラブル ■ ソング再生がスタートしない • 選んでいるソングデータが空の場合、ソングは再生できません。 • MENU/UTILITY/MIDIの MIDI Sync の値を ext に設定している場合、外部MIDIシーケンサーまたはコンピューターか らのMIDIクロックが、DTX700に正しく入力されているか確認してくだ
困ったときは ■ クロストーク(叩いたパッド以外のパッドが発音してしまう)を起こす • トリガーセットアップの設定をもう一度確認してください。 • MENU/TRIGGER/PAD/CROSS TALKの RejectLevel を適切な値に設定してください。(48ページ) • 別売のパッドを接続している場合、パッドにレベル調節つまみがあるときは、適切なレベルに調節してください。 • MENU/TRIGGER/PAD/PAD TYPEの MinLevel を適切な値に設定してください。(47ページ) ■ 2つのパッドを同時に叩いたときに1つしか鳴らない • トリガーセットアップの設定をもう一度確認してください。 • MENU/TRIGGER/PAD/PAD TYPEで鳴らないほうのパッドを選び、Gainの値を高くしてください。(46ページ) • MENU/TRIGGER/PAD/PAD TYPEで鳴らないほうのパッドを選び、MinLevelの値を小さくしてください。(47ページ) • MENU/KIT/VOICEの AltGroup の設定で両方のパッドのオルタネ―トグループが同じに設定されていると、1つし
困ったときは USB記憶装置に関するトラブル ■ データを外部USB記憶装置に保存(セーブ)できない • USB記憶装置をDTX700でフォーマットしてください。(62ページ) • USB記憶装置にライトプロテクトがかかっていないか確認してください。 • USB記憶装置の空き容量は十分にありますか?空き容量はMENU/FILE/MEMORY INFOで確認できます。(63ページ) ■ USB記憶装置からスタンダードMIDIファイルを読み込みできない • DTX700はフォーマット0のスタンダードMIDIファイルしか読み込みできません。フォーマット1のスタンダードMIDIファイ ルではありませんか? • 対象ファイルをUSB記憶装置のルートディレクトリーに保存してください。 ■ USB記憶装置からウェーブファイルが読み込みできない • ウェーブファイルが16ビットであることを確認してください。 • 本体のメモリーが一杯になっていないか確認してください。 • USB記憶装置をDTX700本体でフォーマットしてください。(62ページ) • 対象ファイルをUSB記憶装置のルートディレクトリーに保存してください。