DRUM TRIGGER MODULE DTX700 取扱説明書 (準備編/基本編) 紙で見る ( 目次:6 ページをご覧ください。) はじめに 読む 『取扱説明書』( 準備編 / 基本編 )... 本書 必要な ときに読む 『データリスト』... 別冊 コンピューターで見る(PDF ファイル) 必要な ときに読む 『リファレンスマニュアル』( 詳細編 ) 以下サイトからダウンロードしてご覧ください。 http://www.yamaha.co.
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損 害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」 という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという 「禁止」を示します。 「必ず実行」 してくださいという強制を示します。 ■「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可 能 性が想 定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 警告 電源 / 電源アダプター 禁止 電源プラグにほこりが付
異常に気づいたら ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 感電のおそれがあります。 下記のような異常が発生した場合、すぐに 電源スイッチを切り、電源プラグをコンセ ントから抜く。 禁止 必ず実行 ・電源コード/プラグがいたんだ場合 火に注意 ・製品から異常なにおいや煙が出た場合 ・製品の内部に異物が入った場合 ・使用中に音が出なくなった場合 本体の上にろうそくなど火気のあるもの を置かない。 禁止 そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障 ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になりま のおそれがあります。至急、お買い上げの販売店ま す。 たは巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依 頼ください。 注意 電源 / 電源アダプター この製品を電源コンセントの近くに設置 する。 たこ足配線をしない。 電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を 音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して火 災の原因になることがあります。 必ず実行 感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ ラグをコンセントから抜いてください。また、電源 禁止 スイッチを切った状態でも微電
パネルのすき間から金属や紙片などの異 物を入れない。 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用 しない。 感電、ショート、火災や故障の原因になることがあ 禁止 聴覚障害の原因になります。 禁止 ります。 本体の上にのったり重いものをのせたり しない。また、ボタンやスイッチ、入出力 端子などに無理な力を加えない。 禁止 本体が破損したり、お客様やほかの方々がけがをし たりする原因になります。 ●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。 ●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。 使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電源スイッチを切った状態 ( 電源スイッチがスタンバイの状態 ) でも微電流が流れています。スタンバイ時の消費電力は、最小限の値で設計されています。 この製品を長時間使用しないときは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。 注記 ( ご使用上の注意 ) 製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下の内容をお守りください。 ■製品の取り扱い / お手入れに関する注意 • テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など
はじめに このたびは、ヤマハDTX700をお買い上げいただき、まことにありがとうございました。 DTX700の優れた機能を十分にご活用いただくために、この取扱説明書をよくお読みくだ さいますようにご案内申し上げます。また、ご一読いただいたあとも、不明な点が生じた 場合に備えて、保証書とともに大切に保管いただきますようお願いいたします。 取扱説明書の読み方 本書 ( 準備編 / 基本編 ) 主にパネル上での操作について説明しています。 データリスト 本体に収録された音色やキットの名前、MIDI に関する資料を掲載しています。 リファレンスマニュアル ( 詳細編 ) ※本製品には付属していません。 DTX700 本体の [MENU]( メニュー ) を押すと表示される、すべての機能について説明しています。 リファレンスマニュアル (PDF) は本製品には付属していません。本製品のより詳しい使いかたを調べたい場合は、以下の ヤマハマニュアルライブラリー ( ウェブサイト ) からリファレンスマニュアル (PDF) をダウンロードしてご利用いただけ ますよう、お願いいたします。 http://www.
目次 はじめに ..................................................................... 5 取扱説明書の読み方.................................................. 5 付属品(お確かめください)...................................... 5 最初にやっていただくこと ............................... 7 クイックガイド .............................................. 8 自分だけのキットを作る........................................30 音色(インスト)を選ぶ ................................................ 30 インストの音を調整する ............................................ 31 ツーバス(ツインバス)で演奏する.................
最初にやっていただくこと お客様にやっていただくこと 1 箱を開けて中身を確認する • ドラムトリガーモジュール:DTX700( 本製品 ) • ラック:RS700、RS500 など • パッドセット: DTP750C、DTP750P、DTP700C、 DTP700P など 2 組み立てる • ラックを組み立てる。 → ラック (RS700、RS500 など ) の組立説明書を参照。 • パッド類、および DTX700( 本製品 ) をラックに取り付ける。 → パッドセット梱包箱の中にある組立説明書 (DTX750K、 DTX700K など ) を参照。 3 接続する • パッド類と DTX700( 本製品 ) をケーブルでつなぐ。 → 組立説明書 (DTX750K、DTX700K など ) を参照。 • 電源アダプターを本製品 (DTX700) につないで、電源を入れる。 → 本書 13 ページを参照。 4 演奏する • 本書の 8 〜 9 ページを参考に、さっそく叩いてみましょう。 • 基本的な使い方は本書をご覧いただき、さらに詳細な説明はリファレ ンスマニュアル (5 ページ ) をご活
クイックガイド 好きな音色を選んで叩きたい ( 本編 25 ページ ) q [KIT] を押します。 w ツマミを回して好きな音色を選び ます。 パッドに好きな音を割り当てることもできま す。( 本編 25 ページ ) 曲に合わせて叩きたい ( 本編 36 ページ ) q [SONG] を押します。 w ツマミを回して好きな曲を選びま す。 e [F3] を押して曲を再生します。 [F2] を押すと内蔵曲のドラム演奏を消音でき ます。( 本編 38 ページ ) 8 DTX700 取扱説明書
クイックガイド メトロノームに合わせて練習したい ( 本編 41 ページ ) q [CLICK] を押します。 w ツマミを回して好きなテンポを選 びます。 e [ ] を押してメトロノームをス タートします。 自分の演奏を記録したい ( 本編 48 ページ ) q [REC] を押します。 w [>/ ■ ] を押して記録をスタート します。 e 演奏が終わったら [>/ ■ ] を押し て記録を終了します。 記録した演奏の再生 / 停止をするときは [>/ ■ ] を押します。( 本編 48 ページ ) DTX700 取扱説明書 9
準備編 各部の名称と機能 フロントパネル q w e t r y @0 !0 o u i !8 !9 !1 !2 !3 !5 q [PHONES](ヘッドフォンボリューム)ノブ (13ページ) ヘッドフォンの音量(PHONES端子)を調整します。時 計方向に回すと音量が大きくなり、反対方向で小さくな ります。 w [MASTER](マスターボリューム)ノブ (19ページ) 全体の音量(OUTPUT 端子)を調整します。時計方向に 回すと音量が大きくなり、反対方向で小さくなります。 e 液晶ディスプレイ(LCD) (29ページ) !4 !7 !6 t (スタンバイ/オン)スイッチ (14ページ) 電源のオン/オフスイッチです。 y [F1]〜[F3](ファンクション)ボタン (18ページ) 各画面の中にある機能を選ぶときに使用します。 u [EXIT](エグジット)ボタン 設定内容のコピーや保存を中止する場合などに使用しま す。[SHIFT]ボタンを押しながら[EXIT]ボタンを押す と、現在発音中の音を強制的に止めます(オールサウン ドオフ)。音が止まらないとき
各部の名称と機能 !0 [SONG](ソング)ボタン (36ページ) ソングの選択画面に入ります。 !1 [MENU](メニュー )ボタン (20ページ) メニューの選択画面に入ります。メニューの選択画面は さらに数ページの設定画面(設定ページと呼びます)で構 成されています。また、[SHIFT]を押しながら[MENU] を押すと、Cubaseのリモート機能をオン/オフします。 ※ 本書では、メニューの選択画面について一部の基本的 な操作手順のみに限って説明します。すべての機能を 知りたいときは、下記のウェブサイトよりリファレン スマニュアル(詳細編、PDFファイル)を入手し、お 読みください。 http://www.yamaha.co.
準備編 各部の名称と機能 リアパネル q w !1 e !0 r o q [LCD CONTRAST]ノブ (19ページ) LCDのコントラストを調節します。 w [ ]端子 (13ページ) 付属の電源アダプターを接続します。 y u i i トリガー入力端子(qSNARE〜iHI-HAT、!1) ステレオ出力のパッド(2ゾーン、3ゾーン) に対応して います。モノラル出力のパッドも接続できます。また、 これらの端子はパッドコントローラー機能に対応してい ます。 o HI-HAT CONTROL(ハイハットコントロール)端子 e コードフック (13ページ) 電源アダプターのコードが抜けないように、このフック でプラグ付近のコードを引っ掛けて固定します。 r [MIDI IN](MIDI入力)、 [MIDI OUT](MIDI出力)端子 t (13ページ) MIDI IN端子は外部MIDI機器から送信されるMIDIメッ セージを受信します。外部MIDI機器から本体の音源部 を鳴らしたり、コントロールすることができます。ま た、MIDI OUT 端子からは本体の演奏
準備編 音を出すまでの準備 電源の準備 スピーカーやヘッドフォンをつなぐ 1 DTX700 にはスピーカーが内蔵されていません。音を出す ためには、DTX シリーズ用モニターシステム (MS40DR など ) やヘッドフォンなどを接続してください。 2 3 本体の電源が切れている ( 液晶ディスプレイが消えて いる ) ことを確認してください。 電源アダプターの DC プラグをリアパネルの [ ] 端子にさし込みます。 電源アダプターのコードをコードフックに巻きつけ て固定します。 注意 • コードフックに巻きつけるとき、電源アダプターの コードを極端に折り曲げないでください。コードの 断線や発火の原因となります。 スピーカーを接続する [OUTPUT L/MONO]、[R] 端子 ( 標準モノラルフォー ンジャック ) にスピーカーを接続します。 ヘッドフォンを接続する [PHONES] 端子 ( 標準ステレオフォーンジャック ) に ヘッドフォンを接続します。ヘッドフォンの音量はフロ ントパネルの PHONES ノブで調節します。 注意 • ヘッドフォンをご使用の場合は、大きな
準備編 音を出すまでの準備 電源オン 電源オフ 1 ( スタンバイ / オン ) スイッチを押します。 LCD が消灯します。 注記 • 設定を変更した場合、保存せずに DTX700 の電源を切る と、設定した内容は消えてしまいます。変更した設定の保 存の仕方は 21 ページをご覧ください。 1 2 [MASTER] ノブを左に回し、本体の音量を最小にし ます。 ( スタンバイ / オン ) スイッチを押します。 LCD にオープニング画面が表示され、その後キット選 択画面が表示されます。 オートパワーオフ ( 自動電源オフ ) DTX700 は一定の時間に操作しなかったり、外部接続した 機器 ( コンピューターや MIDI 機器 ) との間で通信がなかっ た場合、自動的に電源がオフになります。これを「オートパ ワーオフ」といいます。 注記 • 設定した内容がすべて消えてしまうおそれがありますの で、オートパワーオフによって電源がオフになる前に、必 ずストア ( 保存 ) を実行してください。 オートパワーオフの設定 オートパワーオフするまでの時間を設定したり、オート パワーオフをし
音を出すまでの準備 7 ツマミを押します。 11 準備編 ツマミを押して、ストア ( 保存 ) を実行します。 カーソルが右側の値だけに切り替わります。 8 ツマミを回して、お好みの時間を選びます。 値はオートパワーオフするまでの時間 ( 分 ) を示します。 5 分、10 分、15 分、30 分、60 分、120 分で設定 できます。また、「Off」を選ぶとオートパワーオフは無 効になります。 NOTE • 初期の状態では、オートパワーオフは 30 分に設定されてい ます。 9 ツマミを押します。 カーソルが元の状態に戻ります。 10 電源オン時にオートパワーオフを無効にする 電源を入れる際、[>/ ■ ] を押しながら ( スタンバイ / オン ) スイッチを押すと、オートパワーオフが無効 (AutoPowerOff の値が「Off」) になります。 [STORE] を押します。 DTX700 取扱説明書 15
基本編 デモソングを聞く DTX700 にはデモソングが入っています。DTX700 の内 蔵音源の豊かな音色を聞いてみましょう。 1 4 もう一度 [F3] を押すと、デモソングが停止します。 ( スタンバイ / オン ) スイッチを押して電源を入れ ます。 起動画面 5 2 [SONG] を押します。 3 [F3] を押します。 デモソングが再生されます。また、再生中は [SONG] が点滅します。 16 DTX700 取扱説明書 違うソングを聞きたいときは、ツマミを回してソン グを選び、手順 3 〜 4 を実行します。
基本編 DTX700 の基本操作 ツマミ ( 押しボタン一体型 ) ツマミ カーソルを移動する 画面の中に値が複数あるときは、ツマミを押すとカーソルが 反転表示から下線表示に変わります。 ( 例 )[SONG] を押して表示される画面 この画面ではソング番号 定できます。 とテンポ の値を設 カーソル ( 反転表示 ) ツマミを押す ツマミを押すと、 下線表示のカー ソルに変わる。 カーソル ( 下線表示 ) 操作を実行したり、値を確定するときに使います。また、 カーソル ( 次で説明します ) の種類を切り替えるときに も使います。 ツマミを回す 値を変更したり、カーソルを動かすときに使います。 ツマミを回すとカーソルが動きます。ツマミを回して設定し たい値までカーソルを動かします。 カーソル ツマミを回すと、 カーソルが動く。 カーソル上の値を変える カーソルは画面内の反転表示です。 カーソル もう一度ツマミを押すと、反転表示のカーソルに戻ります。 ツマミを右か左に回すと、値を変更できます。 ツマミを右か左に回すと、値を変更することができます。 DTX700
基本編 DTX700 の基本操作 [ − /DEC]/[ + /INC] ボタン [F1] 〜 [F3]( ファンクション ) ボタン カーソルが置かれている位置の値を増減させることができま す。[ + /INC] ボタンを押すたびに値が1ずつ増加し、[ − / DEC] ボタンを押すたびに値が1ずつ減少します。どちらの ボタンも押し続けることによって値が連続的に変化します。 設定範囲の大きい値を変更する場合、[SHIFT] ボタンを押し ながら [ + /INC] ボタンを押すか、[ + /INC] ボタンを押し ながら [ − /DEC] ボタンを押すことで、値を 10 ずつ増加 させることができます。逆に [SHIFT] ボタンを押しながら [ − /DEC] ボタンを押すか、[ − /DEC] ボタンを押しなが ら [ + /INC] ボタンを押すことで、値を 10 ずつ減らすこと ができます。 ファンクションボタン [F1] 〜 [F3]( ファンクション ) の機能は、各画面の下部に 白抜き文字で反転表示されます。また、画面右下に の マークが表示されているときに [SHIFT] を押
DTX700 の基本操作 基本編 音量の調節 [OUTPUT L/MONO]、[R] 端子の音量は [MASTER] ノブ を回して調節します。また、リアパネルの [PHONES] 端子 につないだヘッドフォンの音量は [PHONES] ノブを回して 調節します。時計方向に回すと音量が大きくなり、反対方向 で小さくなります。 LCD のコントラスト調節 LCD のコントラストは、リアパネルにある [LCD CONTRAST] ノブを回して調節します。 [LCD CONTRAST] ノブ DTX700 取扱説明書 19
基本編 DTX700 の基本操作 [MENU] を押して呼び出せる画面について DTX700 には、多彩かつ高度な設定ができるメニュー画面が用意されています。メニュー画面は [MENU] を押して呼び出 すことができます。本書では、一部のメニュー画面のみ説明していますので、すべてのメニュー画面の説明をご覧になりた い方は、以下 URL よりリファレンスマニュアルをダウンロードしてください。 http://www.yamaha.co.
DTX700 の基本操作 基本編 設定の保存 ( ストア ) USB 記憶装置 ( デバイス ) を接続する DTX700 の設定を変更すると、[STORE] が点灯します。 [STORE] を押して DTX700 の設定を保存することを「ス トア」と呼びます。ストアは以下の手順で行なってくださ い。 USB 記憶装置をサイドパネルの USB TO DEVICE 端子に 接続します。 1 [STORE] が点灯していることを確認します。 USB TO DEVICE 端子のご使用上の注意 DTX700 本体には USB TO DEVICE 端子があります。 USB TO DEVICE 端子に USB 機器を接続する場合は、 以下のことをお守りください。 注記 • USBケーブルで接続する場合、3メートル未満のケーブル をご使用ください。 2 [STORE] を押します。 ストア ( 保存 ) を実行する確認を求める画面が表示され ます。 NOTE • USB 機器の取り扱いについては、お使いの USB 機器の取 扱説明書もご覧ください。 使用できる USB 機器 USB 対応の記憶
基本編 DTX700 の基本操作 注記 • USB 記憶装置の頻繁な電源のオン/ オフ( 接続したUSB 記 6 憶装置がセルフパワー機器の場合 ) や USB ケーブルの抜 き差しをしないでください。楽器本体の機能が停止するお それがあります。 [F3] を押します。 ファクトリーセットの実行を確認する画面が表示されま す。 • USB 記憶装置にデータを保存中、または USB 記憶装置か らデータを読み込み中に、USB TO DEVICE 端子から USB 記憶装置をはずしたり、双方の電源を切ったりしな いでください。楽器本体 /USB 記憶装置のデータが壊れた りするおそれがあります。 本体の設定を初期の状態に戻す ( ファクトリーセット ) DTX700 には、本体の設定を初期の状態に戻すファクト リーセットという機能があります。DTX700 では、はじめ からさまざまなキット、インスト、ソングなどが設定されて います。ファクトリーセットを実行すれば、これらを誤って 書き換えてしまった場合でも、本体の設定を初期の状態に戻 すことができます。 1 ファクトリーセットをやめるときは、[E
基本編 ドラムパッドの叩き方 スネア / タム ハイハット XP100SD のような 3 ゾーンパッドを使用すれば、アコー スティックのスネアドラムと同じように 3 種類 ( ヘッド、 オープンリム、クローズドリム ) の叩き方ができます。 RHH135 のような 2 ゾーンパッドを使用すれば、アコー スティックのハイハットシンバルと同じように演奏できま す。 クローズドリム ショット ( リム 2) オープンリムショット ( リム 1) ヘッドショット ヘッドショット ヘッドを叩きます。 エッジショット ボウショット オープン / クローズ ハイハットスタンドのペダルの踏み具合により、オープ ンからクローズまで音色が変化します。ペダルを踏み込 んで鳴らすフットクローズもできます。ハイハットをク ローズの状態からさらにペダルを踏み込んで叩くと、よ り締まった音が鳴ります。 ボウショット ハイハットのカップとエッジの中間地点を叩きます。 オープンリムショット オープン側のリムを叩きます。リムショットはスネアだ けでなく、タムでも使えます。 エッジショット ハイハッ
基本編 ドラムパッドの叩き方 チョーク奏法 シンバル シンバル PCY135 のような 3 ゾーンパッドを使用すれば、 アコースティックのライドシンバルと同じように演奏できま す。 叩いたシンバルのエッジ付近を手でつかむと音が止まり ます。 ベルショット ( リム 2) ミュート奏法 エッジショット ( リム 1) ボウショット ボウショット シンバルのカップとエッジの中間地点を叩きます。 エッジショット シンバルの外周 ( 端 ) を叩きます。 ベルショット カップの部分を叩きます。 24 DTX700 取扱説明書 シンバルのエッジをつかんだ状態で叩きます。音色が変 化します。
基本編 いろいろなキットを使って演奏する ドラムセットやパーカッションセットのように、打楽器をひ とまとめにしたものを「キット」と呼びます。DTX700 は キットを選ぶことで、いろいろなドラムやパーカッションの 音を鳴らすことができます。 キットを切り替える 1 [KIT] を押します。 2 ツマミを回して、お好みのキットを選びます。 ドラムセット キット番号 3 キット名 パッドを叩いてみましょう。 NOTE • 手順 2 の操作を行なうと、[STORE] が点灯します。このと パーカッションセット きストア ( 保存 ) を実行すると、キットを選んだ状態が保 存されます。次回電源を入れたときには、選んだキットが 最初に表示されるようになります。 DTX700 取扱説明書 25
基本編 いろいろなキットを使って演奏する ドラムセット全体の感度設定を切り替 える 4 好みの設定が決まったら、[EXIT] を押して設定画面 から抜けます。 元の画面 ( キット選択画面 ) に戻ります。 電子ドラムはパッド 1 つ 1 つの感度を設定できますが、演 奏する前に毎回設定するのは大変ですので、DTX700 では すべてのパッドの感度の設定を一括で記憶しています。これ を「トリガーセットアップ」と呼びます。 DTX700 には数種類の最適なトリガーセットアップが用意 されています。お手持ちのセットにあわせてトリガーセット アップを選びましょう。 1 [KIT] を押します。 2 [F2] を押します。 画面上には「TRIGGER」( トリガーセットアップ ) と表 示されています。 3 ツマミを回して、好みの設定を選びます。 パッドを叩きながらツマミを回すと、感度の違いが確認 しやすくなります。 26 DTX700 取扱説明書 5 [STORE] を押します。 保存をやめるときは、[EXIT] を押すと元の画面に戻り ます。 6 ツマミを押して、保存を実行しま
いろいろなキットを使って演奏する 音質を調整する 4 DTX700 の音質を手軽に調整することができます。 プリセット EQ を選ぶ プリセット EQ とは、お好みに合わせて最適な音質にな るようにあらかじめ調整した設定のことです。プリセッ ト EQ を呼び出すだけで音質を手軽に変えることができ ます。 基本編 好みの設定が決まったら、[EXIT] を押して設定画面 から抜けます。 元の画面 ( キット選択画面 ) に戻ります。 5 [STORE] を押します。 NOTE • 本体に収録されているプリセット EQ については、別冊の データリストをご覧ください。 1 保存をやめるときは、[EXIT] を押すと元の画面に戻り ます。 [KIT] を押します。 6 2 ツマミを押して、保存を実行します。 [F1] を押します。 画面上には「MASTER EQ」( マスター EQ) と表示され ています。 NOTE • ここで設定した内容は、キットを切り替えても変わりませ ん。 3 ツマミを回して、好みの設定を選びます。 パッドを叩きながらツマミを回すと、音質の違いが確認
基本編 いろいろなキットを使って演奏する 音響効果 ( リバーブなど ) をオフにする キットを初期化する DTX700 は元々、各キットに音響効果 ( リバーブなど ) を かけていますが、音響効果をオフにすることもできます。 設定を変更したキットは購入時の状態に戻すことができま す。キットを元の状態に戻したいときは初期化を行ないま す。 1 2 [KIT] を押します。 [SHIFT] を押しながら [F2] を押します。 画面上の ます。 が反転表示 され + 1 [KIT] を押します。 2 ツマミを回して、初期化したいキットを選びます。 3 [F3] を押します。 初期化をやめるときは、[EXIT] を押すと元の画面に戻 ります。 NOTE • もう一度手順 2 を行なうと、元に戻すことができます。 4 28 DTX700 取扱説明書 ツマミを押して、初期化を実行します。
いろいろなキットを使って演奏する 5 [STORE] を押します。 基本編 液晶ディスプレイ (LCD) 表示を切り 替える 通常 LCD にはキット名とイラストが表示されていますが、 キット名の表示のみに切り替えることもできます。 1 [KIT] を押します。 2 [SHIFT] を押しながら、[F3] を押します。 設定の保存をやめるときは、[EXIT] を押すと元の画面 に戻ります。 6 ツマミを押して、保存を実行します。 キット名だけが表示されます。 + NOTE • 元に戻したいときは、もう一度 [SHIFT] を押しながら、 [F3] を押します。 DTX700 取扱説明書 29
基本編 自分だけのキットを作る DTX700 では、パッドごとに好きな音色を選ぶことができ ます。また、好きな音色を選び終わったら、その設定を保存 することもできます。 5 ツマミを回して、お好みの音色を選びます。 インストのカテゴリー ( 画面はスネア ) インスト番号 音色 ( インスト ) を選ぶ 【用語】インスト キットを構成している一つ一つの打楽器 ( スネアドラム、 タム、シンバル、バスドラムなど ) のことを、ここではイ ンストと呼びます。 1 [KIT] を押します。 NOTE • インストのカテゴリーおよび、インスト番号については、 付属のデータリストをご覧ください。 6 2 音色が決まったら、[STORE] を押します。 ツマミを回してお好みのキットを選びます。 設定の保存をやめるときは、[EXIT] を押します。元の 画面に戻ります。 7 3 [INST] を押します。 4 音色を変えたいパッドを叩きます。 ツマミを押して、保存を実行します。 NOTE • 音色を変えて保存した後でも、キットの初期化 (28 ページ ) を行なえば、キットを初期の状態に
自分だけのキットを作る インストの音を調整する 1 [KIT] を押します。 2 ツマミを回してお好みのキットを選びます。 5 基本編 [F1] または [F2] を押します。 画面に表示される機能は、インストの種類によって異な ります。それぞれの機能については以下の表でご確認く ださい。 インストの種類 [F1] [F2] TUNING MUFFLING Cym (シンバル) SIZE SUSTAIN HH (ハイハット) SIZE CLUTCH TUNING DECAY Kick (キック) Sn1 (スネア1) Sn2 (スネア2) Tom1 (タム1) 3 Tom2 (タム2) [INST] を押します。 Latn (ラテン) Asia (アジア) AfAr (アフリカ) Orch (オーケストラ) ElPc (電子パーカッション) EFX (効果音) 4 音を調整したいパッドを叩きます。 Mldy (メロディー音) Wave (オーディオデータ) 機能の説明 • TUNING( チューニング ) チューニングを調整します。 • SIZE(
基本編 7 自分だけのキットを作る 調整が終わったら、[STORE] を押して設定を保存し ます。 パッドにオーディオファイルを割り当 てる 1 コンピューター接続した USB 記憶装置にお気に入り のオーディオファイルを保存します。 NOTE • オーディオファイルは USB 記憶装置の一番上の階層 ( ルー トディレクトリー ) に保存してください。 設定の保存をやめるときは、[EXIT] を押します。元の 画面に戻ります。 • DTX700 が取り扱うことができるオーディオファイルの形 式は、WAV および AIFF です。 • DTX700 は 16 ビットのオーディオファイルのみ取り扱う 8 ことができます。 ツマミを押して、保存を実行します。 • 16ビット以外のオーディオファイルをインポートしたい場 合、付属の DAW ソフトウェアなどでビット数の変換を行 なってください。ビット数の変換の方法については DAW ソフトウェアなどに付属の取扱説明書をご覧ください。 • 取り扱いできる 1 ファイルの最大の長さは約 23 秒 (44.
自分だけのキットを作る 6 オーディオファイルを割り当てたいパッドを叩きま す。 10 基本編 ツマミを押して、取り込みを実行します。 NOTE • 割り当てたいパッドが 2 ゾーンや 3 ゾーンの場合、すべての ゾーンに同じオーディオファイルが割り当てられます。 7 [F3] を押します。 NOTE • 取り込みを実行すると、自動的にストア ( 保存 ) も実行され ます。 8 ツマミを回して、取り込みたいファイルを選びます。 9 [F3] を押します。 取り込みをやめるときは、[EXIT] を押します。元の画 面に戻ります。 DTX700 取扱説明書 33
基本編 自分だけのキットを作る 作ったキットに好きな名前をつける 1 2 8 ツマミを回して「Name」を選びます。 9 ツマミを押します。 [KIT] を押します。 ツマミを回して、作ったキットを選びます。 10 好きな名前を入力します。 最大 12 文字までの長さでキット名を設定できます。 [F1]/[F3] で変更したい 文字に下線表示のカーソルを 合わせ、ツマミを回すか [ − /DEC]/[ + /INC] を押し て文字を選びます。 3 [MENU] を押します。 4 ツマミを回して「Kit」を選びます。 11 5 ツマミを押します。 6 ツマミを回して「Common」を選びます。 設定の保存をやめるときは、[EXIT] を押します。元の 画面に戻ります。 12 7 34 ツマミを押します。 DTX700 取扱説明書 入力が済んだら、[STORE] を押します。 ツマミを押して、保存を実行します。
自分だけのキットを作る スナッピー ( 響き線 ) の調整をする 5 基本編 [SHIFT] を押しながら [F2] を押します。 スネアパッド(トリガー入力端子 qSNAREに接続されてい るパッド)のスナッピー (響き線)を調整することができま す。パッドコントローラー付きのパッドが接続されている場 合は、パッドコントローラーを回すだけでスナッピーを調整 できます。 + パッドコント ローラー 6 ツマミを回して、スナッピーの調整をします。 「off」はスナッピーを外した状態です。数字は、1 がス ナッピーが最もゆるんだ状態で、数値が大きくなるほど スナッピーが張った状態になります。 ここでは、パッドコントローラーが付いていないパッドが接 続されている場合の、スナッピーの調整方法について説明し ます。 1 2 3 4 [KIT] を押します。 7 [STORE] を押して、設定を保存します。 8 ツマミを押して、保存を実行します。 ツマミを回してお好みのキットを選びます。 [INST] を押します。 スネアパッド(qSNARE端子に接続されたパッド)を 叩きます。
基本編 ソング ( 曲 ) にあわせて練習する ソングを再生する ソングのドラム以外の音量を調整する 1 [SONG] を押します。 1 [SONG] を押します。 2 ツマミを回して、お好みの曲を選びます。 2 [F1] を押します。 3 [F3] を押すと曲が再生されます。 3 ツマミを回してお好みの音量に調整します。 再生中の曲を止めたいときは、もう一度 [F3] を押しま す。 4 [EXIT] を押してソング選択画面に戻り、[F3] を押し て曲を再生します。 お好みの音量になっているか確認しましょう。 36 DTX700 取扱説明書
ソング ( 曲 ) にあわせて練習する ソングのドラムだけ音量を調整する 5 基本編 ツマミを回してお好みの音量に調整します。 ソングのドラムのパートだけ音量を調整します。わずかに内 蔵のドラム演奏を鳴らしながら練習したいときに便利です。 1 [SONG] を押します。 6 [EXIT] を押してソング選択画面に戻り、[F3] を押し て曲を再生します。 お好みの音量になっているか確認しましょう。 2 [F1] を押します。 3 ツマミを 1 回押してカーソルを切り替えます。 4 ツマミを回して、カーソルを「DRUM」に合わせ、 もう一度ツマミを押します。 DTX700 取扱説明書 37
基本編 ソング ( 曲 ) にあわせて練習する ソングのドラムだけミュート ( 消音 ) する ソングのドラムのパートだけミュート ( 消音 ) します。ソン グと一緒に演奏したいときに使います。 1 2 ソングのベースをソロ演奏にする ソングのベースのパートだけ再生されるようにします。ベー スのみの演奏と一緒に演奏したいときに使います。 1 [SONG] を押します。 2 [F1] を押します。 3 [F2] を押します。 [SONG] を押します。 [F2] を押します。 画面上の が反転表示 にな ります。元に戻すときはもう一度 [F2] を押します。 伴奏パートがミュート ( 消音 ) されます。 4 [F3] を押します。 ドラムパートがミュート ( 消音 ) されます。 38 DTX700 取扱説明書
ソング ( 曲 ) にあわせて練習する 5 [EXIT] を押してソング選択画面に戻り、[F3] を押し て曲を再生します。 ソングのベースがソロ演奏になっているか確認しましょ う。 基本編 ソングを選んだときにキットが切り替 わらないようにする (KIT LOCK) DTX700 は、ソングを選ぶとキットもソングに最適なもの に自動で切り替わります。お好みのキットのまま、さまざま な内蔵曲に合わせて練習したいときはキットロックをオンに すると便利です。 1 [KIT] を押します。 2 演奏に使いたいキットを選びます。 3 [SHIFT] を押しながら [F1] を押します。 キット番号の横に鍵マーク が表示されます。 + 4 [SONG] を押します。 DTX700 取扱説明書 39
基本編 5 ソング ( 曲 ) にあわせて練習する ツマミを回して好きな曲を選びます。 NOTE • 元の設定に戻すときは、手順 1 〜 3 を行なってください。 キット番号の横の鍵マーク 40 DTX700 取扱説明書 が消えます。
基本編 クリック ( メトロノーム ) を鳴らす テンポを設定してクリックを鳴らす クリックの音量を調節する 1 クリック全体の音量を調節するとき [CLICK] を押します。 スライダーの Click を上下に動かします。 音量アップ スライダー 音量ダウン 2 ツマミを回して、お好みのテンポにあわせます。 クリックの細かい音量の調節 各クリックタイミングの音量を設定することもできます。 3 [ ] を押します。 設定したテンポでクリックが鳴ります。 NOTE • ここでテンポを設定した後にソングを選ぶ画面 (36 ページ ) 1 [CLICK] を押します。 2 [F1] を押します。 でソングを選ぶと、クリックを鳴らすテンポはソングのテ ンポになります。 • クリック音は [MENU] →「Click」→「Voice」で変更でき ます。詳しくは別冊のリファレンスマニュアル (PDF) をご 覧ください。 : : : : : 小節の先頭 4 分音符 8 分音符 16 分音符 8 分 3 連符 DTX700 取扱説明書 41
基本編 3 4 クリック ( メトロノーム ) を鳴らす ツマミを回して、設定したいクリックタイミングを 選びます。 ツマミを押します。 選択したクリックタイミングが反転表示されます。 5 ツマミを回して、音量を調節します。 6 ツマミを押します。 7 8 ほかのクリックタイミングを調節したいときは、手 順 3 〜 6 を繰り返します。 [STORE] を押します。 設定の保存をやめるときは、[EXIT] を押します。元の 画面に戻ります。 42 DTX700 取扱説明書 9 ツマミを押して、保存を実行します。
クリック ( メトロノーム ) を鳴らす クリックを鳴らすときの拍子を選ぶ 1 6 基本編 ツマミを押して値を確定します。 [CLICK] を押します。 NOTE • ここで拍子を設定した後にソングを選ぶ画面 (36 ページ ) で 2 ツマミを押します。 ソングを選ぶと、クリックを鳴らす拍子はソングの拍子に なります。 編集カーソルが移動カーソルに変わります。 3 ツマミを回して、下線を拍子の値に合わせます。 4 ツマミを押します。 移動カーソルが編集カーソルに戻ります。 5 ツマミを回して、クリックを鳴らしたい拍子を選 びます。 DTX700 取扱説明書 43
基本編 クリック ( メトロノーム ) を鳴らす タイマーを使う クリックを鳴らす時間をタイマーで指定できます。時間を決 めて練習したいときに便利です。 1 [CLICK] を押します。 2 [F3] を押します。 パッドを叩いてテンポを決める (TAP TEMPO) 1 [CLICK] を押します。 2 [SHIFT] を押しながら [F1] を押します。 1 回押すと 30 秒ずつタイマーの時間が増えます。最大 600 秒まで設定できます。 + 3 お好みのテンポでパッドを 3 回以上叩きます。 叩いたテンポが画面に表示されます。 3 [ ] を押します。 クリックが鳴ると同時にタイマーの時間が減り始めま す。タイマーの時間がゼロになると、クリックは自動的 に停止します。 NOTE • クリックを鳴らしている最中、もう一度 [ ] を押すと、ク リックが停止しタイマーの時間はゼロになります。 NOTE • パッドを叩くかわりに、[F1] を 3 回以上押してもテンポを 設定できます。 • ここでテンポを設定した後にソングを選ぶ画面 (36 ページ ) でソング
基本編 クリック ( メトロノーム ) を鳴らす トレーニング機能を使う 4 DTX700 には全部で 3 つのトレーニング機能があります。 [F1] を何度か押して、「GROOVE CHECK」の画面 を呼び出します。 • 叩くタイミングのズレやばらつきを見る: グルーブチェック機能が便利です。 • 正確なタイミングで叩く練習をする: リズムゲート機能が便利です。 • 一定のリズムで叩く練習をする: メジャーブレイク機能が便利です。 何度か押す 叩くタイミングのズレやばらつきを見る ( グルーブチェック機能 ) 叩くタイミングがクリック ( メトロノーム ) からどれく らいずれているのかを画面で確認できます。 1 [CLICK] を押します。 5 [ 6 クリックに合わせて演奏します。 ] を押してクリックを鳴らします。 叩くタイミングのばらつき 2 ツマミを回して、お好みのテンポにします。 テンポより早い 3 グルーブチェックで 叩いた平均 テンポどおりのタイミング テンポより遅い 画面の説明 [F2] を押します。 自分が叩いたタイミングは▼印で表
基本編 クリック ( メトロノーム ) を鳴らす 正確なタイミングで叩く練習をする ( リズムゲート機能 ) 5 レベルは EASY( 簡単 )、NORM( 普通 )、PRO( プロ ) の 3 段階から選べます。 パッドを正確なタイミングで叩かなければ発音しない機 能です。ゲーム感覚で楽しみながら自分の演奏を確認で きます。 1 [F2] を押して、レベルを決めます。 [CLICK] を押します。 レベル 2 ツマミを回して、お好みのテンポにします。 6 [ 7 クリックに合わせて演奏します。 ] を押してクリックを鳴らします。 正しいタイミングで叩いた例 叩いた タイミング 3 [F2] を押します。 音が鳴ります タイミングがずれている例 叩いた タイミング 叩いても音が鳴りません 8 トレーニングが終わったら、[ す。 ] をもう一度押しま クリックが止まります。 4 [F1] を何度か押して、「RHYTHM GATE」の画面 を呼び出します。 何度か押す 46 DTX700 取扱説明書 NOTE • リズムゲート機能は、内蔵曲に合わせ
クリック ( メトロノーム ) を鳴らす 一定のリズムで叩く練習をする ( メジャーブレイク機能 ) 5 クリックを鳴らす小節数を設定します。 設定した小節数だけクリックの音をミュート ( 消音 ) で きます。たとえば、フィルインの小節数だけクリックを 鳴らさないように設定するとフィルインでハシる、モタ る状態が把握できるので、演奏全体を通して一定のリズ ムで叩くトレーニングをするのに最適です。 1 基本編 Measure: クリックを鳴らす小節数 [CLICK] を押します。 Break: クリックを鳴らさない小節数 2 3 ツマミを回して、お好みのテンポにします。 5-1 5-2 ツマミを押して、下線表示をカーソルにします。 5-3 ツマミを押して、カーソルを下線表示に戻します。 ツマミを回して、お好みの小節数を設定します ( 小 節数は 1 〜 9)。 6 ツマミを回します。 7 クリックを鳴らさない小節数を設定します。 [F2] を押します。 7-1 7-2 ツマミを押して、下線表示をカーソルにします。 7-3 ツマミを押して、カーソルを下線表
基本編 自分の演奏を記録する 演奏を記録する 記録した演奏を消去する DTX700 では自分のドラムの演奏を内蔵のレコーダーに記 録することができます。 1 1 [REC] を押します。 ボタンが赤く点灯します。 [REC] を押します。 ボタンが赤く点灯します。 2 2 [>/ ■ ] を押します。 [>/ ■ ] ボタンが青く点滅します。 [>/ ■ ] を押して、記録をスタートします。 [>/ ■ ] ボタンが青く点滅します。 3 3 演奏を終えたら、再び [>/ ■ ] を押します。 [REC] ボタンと [>/ ■ ] ボタンの両方が消灯します。 NOTE • 内蔵のレコーダーに記録される演奏データはオーディオ ファイルではありません。 • オーディオファイルの取り込み中や、USB 記憶装置とデー タをやりとりしているときは、[REC] が点灯しません ( 記 録できません )。 • 一度、演奏を記録したあとで、もう一度演奏を記録する と、前回記録した演奏は消えてしまいます。 記録した演奏を再生する 1 [>/ ■ ] を押します。 2 再生をやめるときは、も
自分の演奏を記録する 内蔵曲と一緒に記録する 1 5 [>/ ■ ] を押して、記録をスタートします。 [>/ ■ ] ボタンが青く点滅します。演奏をはじめましょ う。 [SONG] を押します。 6 2 基本編 [F3] を押して、内蔵曲をスタートします。 ツマミを回してソングを選びます。 7 曲が終わったら、もう 1 回 [>/ ■ ] を押して記録を終 了します。 [REC] ボタンと [>/ ■ ] ボタンの両方が消灯します。 3 [F2] を押し、内蔵曲のドラム演奏を消音します。 画面上の ります。 4 が反転表示 にな [REC] を押します。 ボタンが赤く点灯します。 DTX700 取扱説明書 49
基本編 別売品を取り付ける 別売品を DTX700 に接続して楽しむ方法を紹介します。 ハイハットコントローラー HH65 ( 別売品 ) をキックペダルとして使う ハイハットコントローラー HH65をトリガー入力端子 !2 HH-KICKに接続すると、HH65を使ってバスドラムの音を 鳴らすことができます。 1 DTX700 の電源を切ります。 DTX700 に別売品のパッド ( シンバ ルパッド PCY135) を増設する ここでは DTX700 に別売品のシンバルパッド PCY135 を増設する手順を説明します。 1 2 接続する前に、DTX700 の電源が切れていることを確 認してください。 2 購入したシンバルパッド PCY135 を、別売のシンバ ルホルダーなどを用いて、お手持ちのセットに取り 付けます。 パッドに付属のケーブルを用いて、パッドと DTX700を接続します。今回は !1 端子に接続しま す。 HH65 に付属されているケーブルの一方のプラグを、 HH65 の OUTPUT 端子に差し込みます。 OUTPUT 3 50 ケーブルのもう一方のプラグを、DTX
別売品を取り付ける 6 基本編 [STORE] を押して設定を保存します。 以下のメッセージが表示されたら、ツマミを押して保存 を実行します。 7 [INST] を押して、増設したシンバルパッドを叩きま す。 パッドが正しく接続されている場合、画面右上に 「Pad11」が表示されます。 8 9 ツマミを回して、増設したパッドから鳴らしたい音 色を選びます。 音色が決まったら、[STORE] を押して設定を保存し ます。 以下のメッセージが表示されたら、ツマミを押して保存 を実行します。 DTX700 取扱説明書 51
基本編 DTX700 をコンピューターに接続する USB TO HOST 端子ご使用時の注意 コンピューターに接続する 本体とコンピューターを USB ケーブルで接続することで MIDI データを送受信でき、音楽制作ソフトウェアの入力機 器として使えます。ここでは、本体とコンピューターの接続 方法について説明します。 NOTE • 音を鳴らすには、本体にスピーカーやヘッドフォンを接続 する必要があります。詳しくは、13 ページをご覧くださ い。 • USB ケーブルは付属しておりません。本体をコンピュー ターと接続するときは、3 メートル以下の、AB タイプの USB ケーブルをお買い求めください。 1 以下の URL から、最新の USB-MIDI ドライバーをダ ウンロードします。 ダウンロードボタンを押したあと、ファイルの実行およ び解凍をします。 http://www.yamaha.co.
DTX700 をコンピューターに接続する 基本編 コンピューターを活用した音楽制作 では本体側とソフトウェア側の設定のしかたについて、それ ぞれ以下で説明します。 DAW ソフトウェアに本体の演奏を録音する 本体側の設定手順 本体のローカルコントロールを「off」に設定します。 【用語】DAW ソフトウェア デジタルオーディオワークステーション (Digital AudioWorkstation) ソフトウェアの略で、オーディオの録音や 編集、ミキシングなど一連の作業ができる Cubase のよ うなアプリケーションソフトのことを指します。 本体をコンピューターに接続して、DAW ソフトウェア に本体の演奏を録音する準備について説明します。本体 をコンピューターに接続して使用するとき、通常は、 パッドを叩いて演奏したデータをコンピューターに送信 し、その情報をコンピューターから返してもらって音源 部を鳴らします。このとき本体のローカルコントロール がオンになっていると、音源部に情報を送信してしまう ので、コンピューターから送り返された情報と重なるこ とにより、音が二重に鳴って聞こえたりする
基本編 DTX700 をコンピューターに接続する Cubase をリモートコントロールする 3 [SHIFT] を押しながら [MENU] を押します。 LCD に「Cubase Remote」のメッセージが表示され、 リモート機能が有効になります。 本体には Cubase のリモート機能が搭載されています。こ の機能を使えば、Cubase のクリックのオン / オフやトラ ンスポートコントロールなどを本体パネル上から行なえるの で、効率よく音楽制作ができます。 + コンピューター側の設定手順 はじめてリモート機能を利用するときは、以下の手順で コンピューター側の設定をしてください。 1 NOTE • リモート機能が有効になると、DTX700 本体パネルの操作 以下の URL から、最新の DTX700 Extension をダ ウンロードします。 可能なボタンが点灯します。 ダウンロードが完了したら、適当な場所でファイルを解 凍します。 http://www.yamaha.co.
メッセージ一覧 メッセージ Are you sure? 説明 [YES]/[NO]各操作を実行したときの、確認を求める表示です。 Completed. ロード、セーブ、フォーマット、ジョブなどの実行が完了したときに表示されます。 Connecting USB device... USB記憶装置を接続中です。 Copy protected. 著作権保護されているデジタルオーディオソースのため、ウェーブ編集などができません。 Excessive demand for USB power. USB記憶装置の消費電力が規定値を超えています。 Executing... フォーマット中や、ジョブの実行中に表示されます。そのままお待ちください。 File already exists. 同じ名前のファイルがすでに存在しています。 File not found. 選択したタイプのファイルがありません。 Illegal file. ロードのとき、目的のファイルが本体では扱えない、または現在のモードではロードできない場 合に表示されます。 Illegal file name.
困ったときは お困りの際は、別冊のリファレンスマニュアル (PDF) もあわせてご覧ください。 リファレンスマニュアルのダウンロードについては、5 ページをご覧ください。 DTX700が発音しない、または打撃を検出しない • パッドが正しくDTX700のトリガー入力端子に接続されていますか? • DTX700とヘッドフォンやアンプ/スピーカーなどの外部機器とは正し く接続されていますか? (13ページ) • DTX700に接続しているアンプ/スピーカーの電源は入っていますか? またボリュームは下がっていませんか? • マスターボリューム(VOLUME)が下がっていませんか? (19ページ) • 使用しているケーブルが不良ではありませんか? 音は出るが感度が低い(音が小さい) • パッドにレベル調節つまみなどがある場合は、(上げる方向で)調整してく ださい。 • 鳴らない音色(インスト)のスライダーが最小になっていませんか? (11 ページ) ダブルトリガー (二度鳴り)を起こす パッドにレベル調節つまみなどがある場合は、(下げる方向で)調整してくだ さい。 DTX700がすべてのスイッチやトリガ
仕様 音源部 トリガー ウェーブ シーケンサー クリック その他 音源方式 AWM2 最大同時発音数 64 音 波形メモリー 100 メガバイト相当 (16 ビットリニア換算 ) ボイス数 ドラム / パーカッション:1268 音色 キーボード:128 音色 ドラムキット数 60 キット ( すべて編集 / 上書き保存可能 ) ※うち 50 キットはプリセットデータ エフェクター バリエーション× 42 タイプ、コーラス× 6 タイプ、リバーブ× 6 タイプ、 キット EQ(4 バンド )/ マスター EQ(3 バンド ) トリガーセットアップ 20 種類 ( すべて編集 / 上書き保存可能 ) ※うち 9 種類はプリセットデータ パッドソング スタート / ストップ、チェイス、カットオフ 最大同時 3 曲再生可能 読み込み可能ウェーブ数 500 ファイル ウェーブデータビット 16 ビット 波形メモリー 64 メガバイト サンプル形式 オリジナルフォーマット、WAV、AIFF シーケンサー容量 約 152000 音 音符分解能 4 分音符 /
索引 Symbols [ ]端子... 12, 13 [ ]ボタン...................... 11, 41 スイッチ............... 10, 13, 14 [>/■]ボタン ................ 11, 48 [AUX IN](外部入力)端子12, 13 [CLICK]ボタン ............... 11, 41 [EXIT]ボタン ......................... 10 HI-HAT CONTROL端子 12, 32 [INST]ボタン.................. 11, 30 [KIT]ボタン..................... 10, 25 [LCD CONTRAST]ノブ 12, 19 [MASTER]ノブ ....... 10, 14, 19 [MENU]ボタン ............... 11, 20 [MIDI IN] (MIDI入力)端子 .......... 12, 13 [MIDI OUT] (MIDI出力)端子 .......... 12, 13 [OUTPUT L/ MONO]、[R]端子 ....
DTX700 の機能一覧表 別冊のリファレンスマニュアル (PDF) もあわせてご覧ください。 リファレンスマニュアルのダウンロードについては、5 ページをご覧ください。 Kit MIDI Common Volume Tempo TrgSetupLink Name Icon キット全体の音量 キット選択時のテンポ トリガーセットアップリンク キット名 アイコンの変更 Other Transmit Volume Pan MSB LSB PC VarSend(Dry) ChoSend RevSend CC No CC Val Voice VoiceCategory VoiceNumber Tune Volume Pan Attack Decay Release Filter Q VarSend(Dry) ChoSend RevSend Mono/Poly AltGroup SliderSelect ボイスのカテゴリー ボイス番号 ボイスのチューニング ボイスの音量 ボイスのパン(定位) アタックタイム ディケイタイム リリースタイム フィルター Q(レゾナンス) バリエーションセンド コーラスセンド
DTX700 の機能一覧表 Kit Utility General Pad PadCtrlType HH Func HH MIDI Ch HH MIDI Type SnareOn/Off SnaresAdjust SnareBuzz ResonanceLevel パッドコントロールタイプ ハイハットファンクション ハイハット MIDI チャンネル ハイハット MIDI タイプ スネアオン / オフ スネアアジャスト スネアバズ レゾナンスレベル MasterVolume MasterTune PanDepth AuxOutSel PlayCount AutoPowerOff LCD Mode マスターボリューム マスターチューン パンデプス AUX アウトプットセレクト プレイカウント オートパワーオフ LCD モード MasterEQ Job CopyPad Pad1 Pad2 CopyKit Bank Number ExchgPad Pad1 Pad2 ExchgKit Kit1 Kit2 ClearPad Pad ClearKit コピーパッド(コピー元) コピーパッド(コピー先) コピーキ
DTX700 の機能一覧表 Trigger Name Name トリガーセットアップ名 Pad Curve VelCurve PadType PadType Gain RejectTime MinLevel MaxLevel MinVelocity MaxVelocity WaitTime Head/Bow OpenEdgeOffset CloseCupOffset Sensitivity Head/Bow OpenEdge CloseCup NoiseFltrTbl CrssTalk Level Level From ベロシティーカーブ パッドタイプの選択 ゲイン リジェクトタイム 最小レベル 最大レベル 最小ベロシティー 最大ベロシティー ウェイトタイム ヘッド / ボウ オープンエッジ オフセット クローズカップ オフセット センシティビティー ヘッド / ボウ オープンエッジ クローズカップ ノイズフィルター リジェクトレベル(オール) リジェクトレベル Job CopyPad Pad1 Pad2 CopyTrg Bank Number コピーパッド コピートリガー(バンク) コピートリガー
同梱ディスクについて ご注意 • 付属のソフトウェアの著作権は、Steinberg Media Technologies GmbH が所有します。 • 以下に付属のソフトウェアのご使用条件が記載されています。付属のソフトウェアをインストールする前に、必ずこのご使用条件を お読みください。ディスクの包装を解かれた場合は、付属のソフトウェアのご使用条件に同意したことになります。 • 付属のソフトウェアおよび取扱説明書の一部または全部を無断で複製、改変することはできません。 • 付属のソフトウェアおよび取扱説明書を運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。 • 付属のソフトウェアのディスクは、オーディオ用ではありません。一般のオーディオ・ビジュアル用の CD/DVD プレーヤーでは絶 対に使用しないでください。 • ヤマハ株式会社では、付属のソフトウェアについてのサポートは、一切行なっておりません。 付属 DAW ソフトウェアについて 同梱のディスクには付属 DAW ソフトウェアが入っています (Windows/Macintosh)。 NOTE • 付属 DAW ソフトウェ
保証とアフターサービス サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 ● 保証書 本機には保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お買 い上げ日」などの記入をお確かめのうえ、大切に保管してく ださい。 有寿命部品の例 ボリュームコントロール、スイッチ、ランプ、リレー類、 接続端子、鍵盤機構部品、鍵盤接点、ドラムパットなど ● 補修用性能部品の最低保有期間 製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、 製造打切後8年です。 ● 保証期間 保証書をご覧ください。 ● 保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証書 をご覧ください。 ● 持込み修理のお願い まず本書の「困ったときは」をよくお読みのうえ、もう一度 お調べください。 それでも異常があるときは、お買い上げの販売店、または最 寄りの修理品お持ち込み窓口へ本機をご持参ください。 ● 保証期間経過後の修理 修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修理さ せていただきます。 有寿命部品については、使用時間や使用環境などにより劣
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