User Manual

DTX700 リファレンスマニュアル 3
DTX700のしくみ
設定によってトリガー入力ソースが異なる例(パッ
ドコントローラー )
たとえばスネアドラムパッドXP100SDSNAREq端子に
接続し、パッドコントローラーの設定(MENU/KIT/PAD
PadCtrlType)をSnaresOn/Offに設定してある場合を
想定します。ドラムパッドXP100SD3ゾーンパッド(A:
オープンリム部、B:クローズドリム部、C:ヘッド部)ですの
で、3種類のトリガー入力ソースを持っています。さらにパッ
ドコントローラーの操作によって、SnaresOn/Offがon
またはoff)にした場合を区別しますので、全部で6種類の
トリガー入力ソースを持つことになります。
3ゾーンパッドとパッドコントローラーの操作による
6種類のトリガー入力ソース
トリガーセットアップ
DTX700では、送られてきたトリガー信号を内部で適切に処理す
るために、トリガーセットアップを使って調整します。たとえば、
パッドを叩いたときの感度(センシティビティー )や、ダブルト
ガーやクロストークなどの誤動作を防ぐための設定が、トリガー
セットアップに含まれています。DTX700ではあらかじめ9個の
プリセットトリガーセットアップが準備されているほか、お好みの
設定を20個まで作ることができます。
パッドとトリガー入力端子の対応
パッドの種類によっては1個のパッドに複数のトリガー入力ソー
があり、それぞれからトリガー信号が発生します。しかし、トリ
ガー信号の受け手側となるDTX700に差し込む端子によっては
全種類のトリガー信号に対応できない場合があります。パッド各製
品とDTX700リアパネルのトリガー入力端子との対応について
最新情報は、下記のウェブサイトでご確認ください。
http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/
drums/el-drums/
音源(ドラムキットとボイス)
入力されたトリガー信号を受け、DTX700の音源部はトリガー入
力ソースに割り当てられているボイスを鳴らします。DTX700
は、各トリガー入力ソースにボイスを割り当てたセットをドラム
キットといい、あらかじめ50個のプリセットドラムキットが準備
されています。ドラムキットは自分の好みで作り変えることも可能
です。通常はプリセットドラムキットの中からお好みのものを選ん
で演奏すればよいのですが、自分オリジナルのドラムキットを作り
たい場合は、ドラムキットの構成など、内部的なしくみを理解して
おくと便利です。
トリガー入力ソースごとに設定するボイス
パッドから送られてくるトリガー入力ソースごとに、ボイスを
割り当てられますので、お好みのドラムキットを作ることがで
きます。具体的な操作手順は16ページをご覧ください。
例:XP100SD
パッドコントローラーを右に回して
SnaresOn/Off onに設定した場合
全部で6種類の
トリガー入力
ソース
トリガー入力
ソース
SnareOp
パッドコントローラーを左に回して
SnaresOn/Off offに設定した場合
トリガー入力
ソース
SnrOpOff
トリガー入力
ソース
SnrCIOff
トリガー入力
ソース
SnrHdOff
トリガー入力
ソース
SnareCI
トリガー入力
ソース
SnareHd
A:トリガー入力ソースAに、
ドラムボイスを割り当てる。
B:トリガー入力ソースBに、
ドラムボイスを割り当てる。
C:トリガー入力ソースCに、
ドラムボイスを割り当てる。
トリガー入力ソースごとにボイスを選ぶ