User Manual

DTX700 リファレンスマニュアル 57
ファイル FILE
MENU/FILEの機能や操作を理解するためには、用語に対する
理解が必要です。ここでは、MENU/FILEで使う用語について
説明します。
●フ(File)
USB記憶装置に保存された、ひとまとまりのデータをファイ
ルと呼んでいます。DTX700USB記憶装置との間でデータ
を受け渡しする場合は、すべてファイル単位でやり取りを行な
います。
ファイルネーム
ファイルに付けた名前をファイルネームといいます。ファイル
ネームはファイルを区別するために重要なもので、同じディレ
クトリー内では同じファイルネームを付けることはできま
ん。コンピューターではカナや漢字を使うことや、長い名前を
付けることができますが、DTX700で扱うファイルには英数
字のみをお使いください。
拡張子(かくちょうし)
「.mid」や「.wav」などのように、ファイルネームの最後に付
けられる「ピリオド+3文字」を拡張子といいます。拡張子は
ファイルの種類を示します。DTX700で扱うファイルにも
データの種類ごとに異なる拡張子がありますが、DTX700
画面には表示されません。
ファイルサイズ
ファイルの大きさのことです。保存するデータ量によってファ
イルの大きさは異なります。ファイルサイズは、B(バイト)
いう単位で表します。サイズの大きなファイルやデバイスの容
量を表す場合には、KB(キロバイト)MB(ガバイト)、
GB(ギガバイト)という単位を使います。1KB=1024B、
1MB=1024KB、1GB=1024MBとなります。
デバイス(Device)
ファイルを保存したり読み出したりするUSBフラッシュメモ
リーなどのUSB記憶装置のことをデバイスと呼びます。
ディレクトリー (Dir)
メモリーやハードディスクの中で、ファイルを整理するための
保管場所をディレクトリーと呼びます。コンピューターでは一
般的にディレクトリーのことをフォルダーと呼びますが、両者
はまったく同じものです。ディレクトリーには、ファイルネー
ムと同じようにディレクトリーネームが設定されます。
DTX700では、専用ディレクトリーを対象にファイル操作が
行なわれます。専用ディレクトリーはDTX700本体による
USB記憶装置のフォーマット(MENU/FILE/FORMAT)時に
以下の構成で自動作成されます。ただし、ディレクトリーは本
体ディスプレイ上には表示されません。
フォーマット(Format)
USB記憶装置を初期化することをフォーマットと呼びます。
DTX700でフォーマットすると、そのUSB記憶装置に保存さ
れているすべてのファイルやディレクトリー (フォルダー )
削除され、専用のディレクトリーが自動作成されます。
セーブ(Save)、ロード(Load)
USB記憶装置にデータを保存することをセーブ、USB記憶装
置からファイルを読み込むことをロードと呼びます。
設定画面の構成
NOTE
メニュー画面のカーソル操作については、14ページをご覧くださ
い。
ファイルをUSB記憶装置にセーブ(保存)します。
操作手順
1. DTX700でフォーマット(62ページ)したUSB記憶装置
を、本体側面のUSBTODEVICE端子に接続します。
2. MENU/FILE/SAVEを選びます。
以下の画面が表示されます。
¥YAMAHA
DTX700 ALL:オール
ALLKIT:オールキット
ALLSNG:オールソング
ALLTRG:オールトリガー
ALLWAV:オールウェーブ
UTL:ユーティリティー
FILE/SAVE:ファイルのセーブ(保存)
Save:ファイルのセーブ(保存)
Load:ファイルのロード(読み込み)
Rename:ファイル名の変更(リネーム)
Delete:ファイルの削(デリート)
Format:USB記憶装置のフォーマット(初期化)
Meminfo:メモリーインフォメーション