User Manual

DTX700 リファレンスマニュアル 6
DTX700のしくみ
ボイスとレイヤー
DTX7001つのトリガー入力ソースあたり4(AD)のレ
イヤーを持っています。レイヤーごとにボイスを設定できるの
で、1つのトリガー入力ソースから最大4つのボイスを鳴らす
ことができます。また、この4つのレイヤーは同時に発音さ
(スタック)けでなく、違う音を順番に鳴らしたり(オルタ
ネート)、発音/音を繰り返す(ホールド)など、鳴らし方も3
種類の中から選択できます(MENU/KIT/MIDI/ASSIGN
Mode)。
複数のボイスを重ねたいときは、まずボイスを重ねたいトリ
ガー入力ソースを選択し、それぞれのレイヤーにMIDIノートナ
ンバーを割り当てられているか確認します(MENU/KIT/MIDI/
ASSIGNのNote)。このときレイヤーにMIDIノートナ
バーが割り当てられていない場合は、MENU/KIT/MIDI/
ASSIGNのNoteからMIDIノートナンバーを選択します。
次に鳴らし方を設定し(MENU/KIT/MIDI/ASSIGN
Mode)、最後にお好みのボイスをそれぞれのレイヤーに割
り当てます(MENU/KIT/VOICEのVoiceCategoryと
Number)。
NOTE
トリガー入力ソースに対しパッドソングを割り当てた場合は、
レイヤー数が1つまでしか設定できません。
ボイスとMIDIノートナンバー
スタック/オルタネート機能(21ページ)を使う場合に、ボイス
MIDIノートナンバーに対応していることを覚えておくと便利
です。なぜなら、スタック/オルタネート機能では重ね合わせ
たい音を、ボイスではなくMIDIノートナンバーによって設定す
るからです。現在選択されているキットでのMIDIノートナン
バーとボイスの対応は、MENU/KIT/VOICEMIDIノートナ
ンバーに割り当てるボイスを選択することによって、パッドに
割り当てられるボイスを変更します。
エフェクト
音源部から出力された音声に、残響、広がり、厚みなど、さまざま
な効果をかけ音を加工する装置です。音作りの最終段階でエフェク
トを活用することによって、さらに表現力を加えます。
エフェクト構成
以下4種類のエフェクトが用意されています。
バリエーション
その名の通りさまざまな効果を付加するエフェクト群です。
キットごとにエフェクトタイプを選択しますが、各レイヤー
へのかかり具合を設定することができます(MENU/KIT/
VOICEのVarSend(Dry))。
コーラス
コーラス系などのタイプを持つエフェクトです。キットごと
にエフェクトタイプを選択しますが、各レイヤーへの係り具
合を設定することができます(MENU/KIT/VOICE
ChoSend)。
リバーブ
コンサートホールやライブハウスで演奏しているような残響
(リバーブ)効果をかけるエフェクトです。キットごとにエ
フェクトタイプを選択しますが、各レイヤーへのかかり具合
を設定することができます(MENU/KIT/VOICE
RevSend)。
NOTE
ソングに対しては、バリエーション、コーラス、リバーブ
エフェクトのかかり具合を設定し、ソングデータに含んで
保存することができます(MENU/SONG/MIDI
VarSend(Dry)ChoSendRevSend)。
キットEQ
音声の最終出力段階で本体サウンド全体にかける、4バンド
EQ(イコライザー )す。このエフェクトはキットごと
設定できます。設定はMENU/KIT/EQ行ないます。
マスター EQ
音声の最終出力段階で本体サウンド全体にかける、3バンド
EQ(イコライザー )す。マスター EQの設定は、キット
を切り替えても変わりません。設定はMENU/UTILITY/
MASTEREQで行ないます。
レイヤー A
レイヤー B
レイヤー C
レイヤー D
●ス
4つのレイヤーが同時に発音。
4つ同時に発音
オルタネート
叩くごとに1つのレイヤーずつ順次発音。
レイヤー A
発音
レイヤー B
発音
レイヤー C
発音
レイヤー D
発音