User Manual
DTX900のしくみ
リファレンス
60
DTX900 取扱説明書
DTX900では、送られてきたトリガー信号を内部で適切に処理するために、トリガーセットアップを使って調整します。
たとえば、パッドを叩いたときの感度(センシティビティー )や、ダブルトリガーやクロストークなどの誤動作を防ぐため
の設定が、トリガーセットアップに含まれています。
DTX900ではあらかじめ 9個のプリセットトリガーセットアップが準備されているほか、お好みの設定をユーザートリ
ガーセットアップとして5 個まで作ることができます。
ここまで説明してきたとおり、パッドの種類によっては1 個のパッドに複数のトリガー入力ソースがあり、それぞれからト
リガー信号が発生します。しかし、トリガー信号の受け手側となるDTX900 に差し込む端子によっては、全種類のトリ
ガー信号に対応できない場合があります。下表にパッド各製品とDTX900 リアパネルのトリガー入力端子との対応を掲載
してありますので、パッドをDTX900 に接続するときの参考にしてください。
◎3ゾーンパッドとして機能します。
XPシリーズ、TPシリーズの場合、リム部(2箇所)、ヘッド部に設定されたドラムボイスが鳴ります。
PCYシリーズの場合、ボウ部、エッジ部、カップ部に設定されたドラムボイスが鳴ります。
○2ゾーンパッドとして機能します。
RHHシリーズの場合、ボウ部、エッジ部に設定されたドラムボイスが鳴ります。
PCYシリーズの場合、ボウ部、エッジ部に設定されたドラムボイスが鳴ります。
△ モノラルパッドとして機能します。
( ) 技術的には接続可能ですが、DTX900のボイスが、該当機種が接続されることを想定して作られていません。
トリガーセットアップ
パッドとトリガー入力端子の対応
2ゾーン/3ゾーン
対応
パッドコントロー
ラー対応
2ゾーン /3ゾーン
対応
パッドコントロー
ラー対応なし
2ゾーン/3ゾーン
対応
パッドコントロー
ラー対応なし
2ゾーン/3ゾーン
対応なし
2ゾーン/3ゾーン
対応
パッドコントロー
ラー対応なし
XP100T タムパッド ◎ (◎ ) (◎) (△) ◎
XP120T タムパッド ◎ (◎ ) (◎) (△) ◎
XP100SD スネアパッド ◎ (◎ ) (◎) (△) ◎
XP120SD スネアパッド ◎ (◎ ) (◎) (△) ◎
TP65 タムパッド △ (△ ) (△) (△) △
TP65S タムパッド ◎ (◎ ) ◎ (△) ◎
TP100 タムパッド ◎ (◎ ) (◎) (△) ◎
TP120SD スネアパッド ◎ (◎ ) (◎) (△) ◎
RHH130 ハイハットパッド (○) (○ ) ○ (△) (○ )
RHH135 ハイハットパッド (○) (○ ) ○ (△) (○ )
PCY65 シンバルパッド (△) △ (△) (△) △
PCY65S シンバルパッド (○) ○ (○) (△) ○
PCY130 シンバルパッド (△) △ (△) (△) △
PCY130S シンバルパッド (○) ○ (○) (△) ○
PCY130SC シンバルパッド (◎) ◎ (◎) (△) ◎
PCY135 シンバルパッド (◎) ◎ (◎) (△) ◎
PCY150S シンバルパッド (◎) ◎ (◎) (△) ◎
PCY155 シンバルパッド (◎) ◎ (◎) (△) ◎
KP65 キックパッド (△) (△ ) (△) △ (△ )
KP125 キックパッド (△) (△ ) (△) △ (△ )
KP125W キックパッド (△) (△ ) (△) △ (△ )
DT10 ドラムトリガー △ △ △ △ △
DT20 ドラムトリガー △ △ △ △ △