User Manual

DTX900のしくみ
リファレンス
62
DTX900 取扱説明書
音源(ドラムキットとドラムボイス)
入力されたトリガー信号を受け、DTX900の音源部はトリガー入力ソースに割り当てられているドラムボイスを鳴らしま
す。DTX900では、各トリガー入力ソースにドラムボイスを割り当てたセットをドラムキットといい、あらかじめ 50
のプリセットドラムキットが準備されています。ドラムキットは自分の好みで作り変えることも可能で、ユーザードラム
キットとして50個を内蔵メモリーに、またUSB TO DEVICE端子にUSB記憶装置が接続してあれば、エクスターナルド
ラムキットとして16バンク(A P) × 99 = 1584個ものドラムキットを保存することができます。
通常はプリセットドラムキットの中からお好みのものを選んで演奏すればよいのですが、自分オリジナルのドラムキットを
作りたい場合は、ドラムキットの構成など、内部的なしくみを理解しておくと便利です。
トリガー入力ソースごとに設定するドラムボイス
パッドから送られてくるトリガー入力ソースごとに、ドラムボイスを割り当てられますので、お好み
のドラムキットを作ることができます。具体的な操作手順は、61ページをご覧ください。
トリガー入力端子(パッド)ごとに設定するボイスセット
トリガー入力ソースごとにドラムボイスを設定するのはなかなか面倒な作業かもしれません。そこで
DTX900ではパッドごとに、すなわちトリガー入力端子ごとに、複数のトリガー入力ソースに割り当
てるドラムボイスをまとめて設定できる「ボイスセット」というパラメーターを準備しています。ボ
イスセットの設定方法については、79ページをご覧ください。
トリガー入力ソースごとにボイスを選ぶ。
A: トリガー入力ソース Aに、ドラムボイスを割り当てる。
B: トリガー入力ソース Bに、ドラムボイスを割り当てる。
C: トリガー入力ソース Cに、ドラムボイスを割り当てる。
トリガー入力端子ごとにボイスセットを選ぶ。
3 種類あるトリガー入力ソースに割り当てるドラムボイスを、
ボイスセットを選ぶことにより、まとめて設定する。