User Manual

DTX900のしくみ
リファレンス
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DTX900 取扱説明書
エフェクト
音源部から出力された音声に、残響、広がり、厚みなど、さまざまな効果をかけ音を加工する装置です。DSP (デジタルシ
グナルプロセッサー )と呼ばれる回路を用いてエフェクトの処理を行ないます。音作りの最終段階でエフェクトを活用する
ことによって、さらに表現力を加えます。
エフェクト構成
DTX900のエフェクトは、下記のブロックで構成されています。
リバーブ
コンサートホールやライブハウスで演奏しているような残響(リバーブ )効果をかけるエフェクトです。
ドラムキットごとにエフェクトタイプを選択しますが、サウンドに対する効果はDTX900 全体にかか
ります。[DRUM KIT] [F4] EFFECT [SF1] CONNECTまたは [SF3] REVERB 画面で選びま
す。
コーラス
ディレイ系、コーラス系などのタイプを持つエフェクトです。ドラムキットごとにエフェクトタイプ
を選択しますが、サウンドに対する効果はDTX900 全体にかかります。[DRUM KIT] [F4]
EFFECT [SF1] CONNECTまたは[SF4] CHORUS画面で選びます。
バリエーション
ドラムボイス(ドラムキット )にだけ設定できるエフェクトです。ドラムキットごとにエフェクトタイ
プを選択します。[DRUM KIT] →[F4] EFFECT [SF1] CONNECT または[SF2] VAR画面で選び
ます。
インサーション A、インサーションB
外部から入力されたオーディオ音声に対してのみ設定できるエフェクトです。[UTILITY] [F4]
AUX IN →[SF3] INS A と[SF4] INS B画面でそれぞれエフェクトタイプを選びます。
マスターエフェクト
音声の最終出力段階で本体サウンド全体にかけるエフェクトです。本体で1 種類、エフェクトタイプ
を選択します。
[UTILITY] [F3] EFFECT [SF2] MEF画面で選びます。
マスター EQ
音声の最終出力段階で本体サウンド全体にかける、5バンドの EQ (イコライザー )です。本体で1
類、EQタイプを選択します。[UTILITY] [F3] EFFECT [SF1] MEQ画面で選びます。
NOTE
エフェクトタイプとパラメーターについて詳しくは70ページと72ページ
をご覧ください。エフェクトタイプごとのエフェクトパラメーターにつ
いては、別冊データリストのエフェクトタイプリストをご覧ください。