User Manual

ドラムキットモード
[DRUM KIT]
リファレンス
86
DTX900 取扱説明書
スタック/オルタネートの設定をする
[F3] STK/ALT
スタックとは、パッドを叩いたときに複数のドラムボイスが鳴る機能、それに対してオルタネートとは、同じパッドでも叩
くたびに違うボイスが鳴る機能です。
スタック機能ではさらに、ピアノなどの鍵盤演奏用ボイス (ヤマハシンセサイザーでノーマルボイスと呼ばれているボイス )
による和音演奏が、パッドを叩くことで可能になります。鍵盤演奏用ボイスは、この画面上のCHを10チャンネル以外に
設定したあと、[F6] OTHER [SF3] MIDI画面上の該当チャンネルにピアノなどのボイスを選ぶことで、パッドに割り
当てられます。
なお、スタック/オルタネート画面では、トリガー入力ソースごとの設定だけが可能になります。

1
SOURCE ( トリガー入力ソース)
トリガー入力ソースを選択します。インプットロックがオフ
のときは、パッドの該当する部分を叩くことでも、トリガー
入力ソースを選択できます。
B
STEP (ステップ番号 )
オルタネート機能のステップ番号を設定します。ほとんどの
プリセットドラムキットではステップ001の1個だけがあら
かじめ作られていますが、これはスタック/オルタネート機能
が設定されていないことを意味しており、001を複数個、あ
るいは002以降のステップを作ることで、スタック /オルタ
ネート機能を活用することになります。
001では最初にパッドを叩いたときの条件、002では2回め
にパッドを叩いたときの条件が表示されます。003、004...
も同様に、3回め、4回めにパッドを叩いたときの条件が表示
されます。
既にあるステップ番号を変更した場合は、そのステップ番号
の行全体が点滅します。[ENTER/STORE]ボタンを押すこと
で点滅が止まり、ステップ番号を確定させられます。
C
[SF1] INSERT
このボタンを押すと、現在のカーソル位置の次に新しいス
テップが入り、これ以降に既に入っていたステップ番号は、1
つずつ増加されます。
D
[SF2] ADD
このボタンを押すと、現在のカーソル位置にあるのと同じス
テップ番号が追加されます。既に入っていたステップの番号
については、変更されません。
E
[SF3] DELETE
このボタンを押すと、現在のカーソル位置のステップが削除
されます。この操作により該当ステップ番号がなくなってし
まう場合は、既にあるこれ以降のステップ番号が1ずつ減り
ます。
F
[SF4] CLEAR
このボタンを押すと、現在のカーソル位置にあるステップ番
号が消去されます。この操作により、他のステップ番号が変
更されることはありません。
G
[SF5] CHORD
>
このボタンを押すと、MIDI IN端子に接続された外部 MIDI
キーボードを弾くことによってスタックを設定できる画面が
呼び出されます。詳細は、87ページをご覧ください。
H
[SF6]インプットロック
このボタンを押すことによりインプットロックをオン/オフし
ます。インプットロックがオンの場合(画面右上に Lインジ
ケーターが表示されている場合)、編集の対象となるトリガー
入力端子
1
はどのパッドを叩いても変更されません。これは、
いろいろなパッドを叩きながら現在編集中のパッドのパラ
メーターを調節したい場合に、便利です。

1
CH (MIDIチャンネル)
MIDIチャンネル番号を設定します。初期設定では 10になっ
ています。10チャンネルとは、DTX900でドラムボイスを
鳴らすために通常使われているチャンネルです。ドラム以外
の鍵盤演奏用ボイス(ピアノなど )を使いたい場合は、10以外
のチャンネルを設定しましょう。
スタック/オルタネートを作る
 61ページをご覧ください。
 001 100
NOTE
各トリガー入力ソースに対して最大100個まで(トータルでは最大
500個まで)入力ができます。制限以上のステップを追加しようとす
ると、エラーメッセージが表示されます。
3
1
2
4
5 6 7 8
 1〜16
NOTE
ボイスについては、[DRUM KIT] [F6] OTHER [SF3] MIDIで呼
び出される画面上で、各MIDI チャンネルに対して割当ができます。
この設定は、ドラムキットごとにできます。
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