User Manual

ELC-02/ELCU-M02取扱説明書
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ボイスエディット
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ボイスエディット
エレクトーンに内蔵されているボイスの音色や音量を変更して、オリジナルのボイスをつくることができます。この機
能をボイスエディット機能といいます。
まずは「ボイスの構成」を読んで、エレクトーンに入っているさまざまな楽器音がどのようにつくられているかを理解
しましょう。ボイスの構成が理解できたら、次に「ボイスをエディットする」を読みながら実際のエディット作業に進
みましょう。
NOTE
スーパーアーティキュレーションボイスはエディットできません。
ボイスの構成
ボイスエディットを始める前に、エレクトーンに内蔵されて
いる個々のボイス(楽器音色)がどのようにつくられている
か、詳しく見てみましょう。また、「搭載されている音源に
ついて」(39ページ)もあわせてご覧ください。
AWM音色は、生楽器の音をサンプリングしてつくられた素
材(AWM音源)でつくられています。しかし、一つのボイ
が一つのサンプリング素材だけで構成されるわけではなく、
各ボイスは、最大8つのサンプリング素材を重ね合わせて作
られています。複数の素材を重ね合わせて一つのボイスをつ
くることで、広がりや深みを生み出しているのです。
ボイスを構成する一つ一つのサンプリング素材を「エレメン
ト」(構成要素)といいます。エレメントは、AWM1〜
AWM8の8つの箱に入っています。たとえば2つのエレメ
トから構成されるストリングス1は、下の図のようになって
います。
からの箱(AWM3〜8)に、別のボイスのエレメントを入れる
こともできます。たとえば、AWM3に、ブラス系のエレメ
ントを入れて、自分の好みのトゥッティを作るなど、複数の
ボイスのエレメントを組み合わせての音作りが可能です。
ボイスをエディットする
1
エディットしたいボイスを鍵盤に呼び出します。
たとえば、アコーディオン1の音をエディットしたい
場合は、いずれかのボイスセクションの[オルガン]ボ
タン(またはユーザーボタン)でアコーディオン1を選ん
でおきます。
エディットしたいボイス以外のボイスセクションは、
音量を下げておきます。
AWM音色の構成
エレメン1 エレメン2
スト 1
AWM1 AWM2 AWM3 AWM4
AWM5 AWM6 AWM7 AWM8
エディットしたいボイスを選ぶ