User Manual

ボイスコンディション画面で設定するもの
ELC-02/ELCU-M02取扱説明書
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ボイスコンディション画面
で設定するもの
パネル上のボイスボタンを二度続けて押すと(画面上に使用
したいボイスがすでに表示されている場合は一度だけ押す
と)、画面上にボイスコンディション画面が現れます。
各ボイスにはそれぞれ5ページのボイスコンディション画面
があり、画面右上の[1]〜[5]ボタンでページを切り替えま
す。
ボイスコンディション画面【ページ1】
ボイスコンディション画面の1ページ目では、パンやタッチ
トーン、ボリュームなどの、ボイスの基本的な設定を行ない
ます。ボイスセクションによって画面に表示される内容が異
なります。
1 ボイスリンク
ボイスリンクは、ボリュームとブリリアンスを除くボイスコ
ンディション画面上の設定を反映した音色を、1つのボイス
として登録する機能です。登録されたボイスは、すべてのボ
イスセクションのユーザーボタンから呼び出される画面中の
ボイスリンクカテゴリーから選択できます。登録の手順につ
いては、51ページをご覧ください。
2 パン
ステレオ出力による楽器音の左右の位置を決定します。ボイ
スセクションごとに、7か所の位置で設定できます。
3 タッチトーン
タッチトーンは、弾き方によって音量や音質を変化させる機
能です。より豊かに、またはより繊細に表現する力を発揮す
るもので、個々の楽器特有の微妙な表現が可能となります。
タッチトーンには、イニシャルタッチとアフタータッチの
2種類があり、ボイスセクションごとに設定できます。
3-1イニシャルタッチ
鍵盤を押すスピードによって、音量と音質をコント
ロールします。一般的に、鍵盤をよりく弾けばそれ
だけ音量は大きくなり、音質は明るくなります。
レベルを0にするとイニシャルタッチはかからなくな
り、レベルを上げると、タッチによる変化が大きくな
ります。
設定範囲:0〜14
NOTE
オルガンの一部のボイスでは、イニシャルタッチはかかりま
せん。
3-2アフタータッチ
鍵盤を押さえつけるさによって、立ち上がったあと
の音量と音質をコントロールします。
一般的に、鍵盤をよりく押さえることによって音量
は大きくなり、音質は明るくなります。
レベルを0にするとアフタータッチはかからなくなり、
レベルを上げると、タッチによる変化が大きくなりま
す。
設定範囲:0〜14
NOTE
ペダルボイスには、アフタータッチはありません。
減衰系の音(ピアノやビブラフォンなど)やパーカッションサ
ウンド、オルガンの一部のボイスには、アフタータッチは
かかりません。
4 ピッチ
ピッチは、アフタータッチを使って、音程(音の高さ)を変
ることのできる機能です。
4-1アフタータッチ
鍵盤を押さえつけるさ(アフタータッチ)によって、
音程をコントロールします。
レベルを0にするとアフタータッチはかからなくなり
ます。プラスの値にすると、鍵盤を押すさに応じて
音程が高くなり、マイナスの値にすると、鍵盤を押す
さに応じて音程が低くなります。+14または−14
にレベルを近づけるほど、アフタータッチによる変化
幅が大きくなります。
設定範囲:−14〜+14
5 フィート
ボイスセクションごとに異なったオクターブに設定でき、
1つのボイスを幅広い音域で使用することができます。4'
8'、16'の3種類の設定が選べます。ペダルボイスセクショ
ンの場合はさらに2'の設定が追加されます。プリセットを選
ぶと、そのボイスにあらかじめ設定された、最適なフィート
になります。
3 -1 3 -2
43
2
3
2
567 8
3 -1 567
4 -1
8
9
)
1
1