POWERED POWERED MIXER MIXER 取 扱 説明書 クイックガイド P7〜P11 ミキサーの基礎知識 P12〜P18 JA
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害を未然 に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという「禁止」を示します。 「必ず実行」してくださいという強制を示します。 ■ 「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するため に、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 警告 電源 / 電源コード 接続 電源は必ず交流 100V を使用する。
水に注意 異常に気づいたら この機器の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かない。ま た、 浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。 電源コードやプラグがいたんだ場合、または使用中に音が出なく なったり 異常な におい や煙が 出たり した場 合は、 す ぐに電 源ス 感電や火災、 または故障の原因になります。 イッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜く。 感電や火災、 または故障のおそ れがあります。 至急、お買い上げの 必ず実行 禁止 濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。 販売店または 巻末のヤマハ 修理ご相談セ ンターに点検 をご依頼 ください。 感電のおそれがあります。 この機器を落とすなどして破損した場合は、すぐに電源スイッチ を切り、 電源プラグをコンセントから抜く。 感電や火災、 または故障のおそ れがあります。 至急、お買い上げの 禁止 必ず実行 販売店または 巻末のヤマハ 修理ご相談セ ンターに点検 をご依頼 ください。 注意 電源 / 電源コード 直射日光のあ たる場所(日中の車内 など) や ストーブの近 くなど 極端に温度が 高くなると こ
使用時の注意 スピーカーの 故障を防ぐ ために、 電 源を入れる ときは、 最 後にこ の機器の電源を入れる。 また、電源を切るときは、最初にこの機器 の電源を切る。 大きな音量で長時間ヘッドフォ ンやスピーカーを使用しない。 聴覚障害の原因になります。 禁止 必ず実行 この機器の通風孔やパネルのすき間に手や指を入れない。 お客様がけがをするおそれがあります。 この機 器の 上に のっ たり 重い もの をの せた り しな い。 ま た、ボタ ンや スイッチ、入出力 端子など に無理な 禁止 この機器の通 風孔やパネル のすき間から 金属や紙片な どの異物 を入れない。 禁止 禁止 感電、 ショート、火災や故障の原因になることがあります。入った 場合は、 す ぐに電源ス イッチを切り、電源プ ラグをコンセ ントか 力を加えない。 この機器 が破損し たり、 お 客様や他 の方々 がけ がを した りす る原 因に なります。 ら抜いた上で、 お買い上げの販売 店または巻末のヤマハ修理ご相 談センターに点検をご依頼ください。 XLR タイプコネクターのピン配列は、 以下のとおりです。 (IEC
このたびは、YAMAHA パワードミキサー EMX5014Cをお買い求めいただきまして、まことにありがとう ございます。EMX5014C の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用いただくために、この取 扱説明書をご使用の前に必ずお読みください。お読みになったあとは、保証書とともに保管してください。 目次 特長 ..................................................................................................................................................................................... 6 ご使用前の準備 .............................................................................................................................................................
特長 入力チャンネル ............................................................................................. 19 ページ 最大8 つのマイク入力 (チャンネル1 から9/10)、最大4 つのステレオ入力( チャンネ7/8 から 13/14)に対応 しています。たとえば、 マイク 6 本とステレオ 機器4 台を接続した り、マイク8 本とステレオ機器2 台を接続したりするなど、マイクからラインレベル機器、 ステレオ出力のシンセサイザーまで幅広い機器を組み合わせて使用できます。 ファンタム電源(+48 V) ............................................................................... 25 ページ PHANTOM スイッチを ON にすると、マイク入力端子に一括 してファンタム電源を供給 することができます。外部電源の必要なコンデンサーマイクも手軽に接続できます。 高性能デジタルエフェクト ...................
基礎編 クイックガイド スピーカーから音を出す お手持ちのスピーカーを EMXに接続して、音を出してみましょう。接続する機器によって手順や操作が異なり ますが、ここでは 2台のスピーカーを使ってステレオ出力してみます。 1 1 1 スピーカー、マイク、楽器などを接続します。 正しい接続 SPEAKERS端 子 A/Bにそれ ぞれス ピーカー( 内蔵アン プなし)1 台ずつス ピーカー 専用ケ ーブルで 接続しま す。ギタ ーや楽器 などの 外部機器 を入力 端子に接 続しま す。30 ペー ジのセ ットアッ プを参 照してく ださい。 他の 機器(マイ クも含 む)と接続 する場 合は、すべ ての機器 の電源 を 切っ た状態で 行なって ください 。また電源 を入れ たり切っ たりする と きは、必ずすべ ての機器の 音量(ボ リューム)を最小に してください 。 1 台のスピー カーにS PEAKERS 端子A /B の両方の入 力をしないで く ださい 。EMX 本体が故障 する場合があ ります。 間違った接続 NOTE エレキギター やエレキベー スなどを接続 する場合は、DI
基礎編 クイックガイド 4 7 8 7 2,10 3 53 25 2 9,11 8,10 6 2 2 3 チャンネルフェーダーとSTマスターフェーダーを下げておき ます。(最小に設定します。) POWER AMP切り替えスイッチをL-Rにします。 POWER AMP 切り替え スイッ チについ て詳しく は、25 ペ ージを ご覧くだ さい。 4 接続したチャンネルの[26dB] スイッチをオン( はオフ( )に設定します。 )また キー ボー ドや オーデ ィオ 機器 など 入力 信号 のレ ベル が高 い機 器を 接続した チャンネ ルは、スイッ チをオ ン( )にし ます。マイク など入力 信号のレ ベルが 低い機器 を接続し たチャ ンネルは 、スイッ チをオフ ( 5 )にし ます。 コンデンサーマイクを使用する場合は、PHANTOMスイッ チをオンにします。 • ファンタム電 源が不要なときは、必ずこのスイッチをオフにし ておい てください。 • ファンタム電 源をオンにする場合は、コンデンサーマイク以外 の機器 が XLR タ イプの入力 端子に接続 されてい
基礎編 クイックガイド 6 電源を入れます。 接続し た外部 機器の 電源を すべてオ ンにし たあと 、EMX 本 体の電 源をオン にします 。パワー アンプ(パワー ドスピー カー)を 接続し ている場 合は、EMX本体 のあと に電源を オンにし ます。 NOTE スピーカーか ら大きなノイ ズが発生しな いようにする ため、音 源に近い機器 から順に電源 を入れてくだ さい。 例: 音源 (外部機器)→ EMX本体 → パワーアンプ (パワード スピーカー) 7 楽器やマイクで音を出しながら、最大入力時にPEAKインジ ケーターが一瞬点灯する程度にGAINコントロールを調整し ます。 NOTE ST/ AFL・P FL スイッ チを AFL ・PFL( ) にして、各 チャンネ ルの PFL スイッチをオ ンにすると 、より正確な 信号のレベ ルを LEVEL メ ーターに表 示できます。 LEV EL メ ーターの ▼ (0) の位置 をときどき超 えるように、 入力信号を GAINコント ロールで調整 してください 。 また、P FL スイ ッチ をオン にした チャ ンネル の信
基礎編 クイックガイド ボーカルにリバーブ(残響音)をかける コンサートホールやライブハウスで演奏しているような臨場感を得ることができます。 1 2 3,5 4 1 PROGRAM 選択ダイアルでエフェクトを選びます。 たとえば 、リバー ブなら 1 から 7を選 びます。 1 2 3 4 2 REVERB HALL 1 REVERB HALL 2 REVERB ROOM 1 REVERB ROOM 2 EFFECT ONスイッチをオン( 5 6 7 8 REVERB STAGE 1 REVERB STAGE 2 REVERB PLATE DRUM AMBIENCE 9 0 A B )にします。 オンにす ると、スイッ チが点灯 します 。別 売のフッ トスイッ チFC5 を EFF ON/OFF 端子 に接続 すると 、内蔵 エフェ クトの オン / オフ を足元で 切り替え ること ができま す。 3 4 5 EFFECT RTNフェーダーを 0 に合わせます。 エフェクトをかけたいチャンネルのEFFECTコントロールで エフェクトのかかり具合を調節します。 EFFECT
基礎編 クイックガイド ボーカルにコンプレッサーをかける サビ など強く歌っている部分は音量 を抑えたり、弱く歌っている部分 は音量を持ち上げたりするため、全 体的 に音 が均等に聞こえるようになり ます。また、一つ一つの音がはっきり するので、歌詞も聴き取りやすく なり ます。 1 1 コンプレッサーをかけたいチャンネルの COMPコントロールでかかり具合を調節します。 右に回す とコンプ レッサ ーが強く かかりま す。コ ンプレッ サーをか けすぎ るとハウ リングし やすく なります ので、少 し抑えて 設定し ましょう 。コンプ レッサ ーについ て詳しく は、18 ページ をご覧く ださい 。 EMX5014C 取扱説明書 11
基礎編 ミキサーの基礎知識 は じめに ミキサー を手にして 使う準備は 万端、とりあえ ずミキサー にマイクや 楽器などを 接続してコ ントロール を回して みたけど、「どうし たらいいの かわからな い。」って 思われるか もしれませ ん。少し ミキサーを 使った経 験がある方 でも、ミキサ ーを使うの が初めての 方でも、この ミキサーの 基礎知識を 読むと意外 と知らな かったこと やミキシン グのコツを 知ることが できます。 知 ってお くと便 利な 知識 端 子の形 状 初 めてミキサ ーに楽器な どを接続す るとき「な ぜミキサーの リアパネル には違うタ イプの端子 があるのだ ろう ?」 「端子 の 違いは何だろ う ?」とい う疑問がわき ませんでした か ? ここ では、よく使 われる端子 のタイプを紹 介します。 R CA ピン 端子 長 い間 、家庭 用の オー ディ オ機 器に 多く 使わ れて いる お 馴染 みの 端子 です。 RCA ピン端子は、 アンバラン ス専用で標準 値 ( ノミナ ル ) − 10 dBV のラ イ ンレベルの信 号を送りま す。CD プ レ
基礎編 ミキサーの基礎知識 バ ランス とアン バラ ンスの 違い 配線の目 安 キ ーワードは、「ノイ ズ」です。 バ ランス伝送方 式はノイズ を打ち消すこ とができま すが、アン バランス伝 送方 マイクの配 線 式 は打ち消すこ とができま せん。では ノイズの打 ち消しがなぜ 重要なのか と言 う と、私たちが絶 えずノイズに 囲まれて生 活しているか らです。たとえ ば、テ ラインレベ ルの 短い配線 レ ビや ラジオ から のノイ ズは もちろ ん、電線 、モー ター、電 灯、コ ンピュ ー タ ーの画面など からもノイ ズは発生しま す。 ラインレベ ルの そ のため、ど んな長さの ケーブルでも アンテナの ようにあらゆ るノイズを 拾っ 長い配線 て しまいます。ケーブルが 長ければ長 いほどノイズ を拾いやす くなるため、長 い ケーブルを使 うときはバ ランスケーブ ルを選びま す。たとえ ば、ステー ジと ミ キサー の位置 が遠い ライブ ハウ スなど はバラ ンスケ ーブル がノイ ズ対策 に 有 効ですが、部屋で使 う程度の距 離 (1 〜 2 メ ートル ) ならア ンバラ
基礎編 ミキサーの基礎知識 バ ランス ケーブ ル バ ラン スケ ーブ ルの し くみ を少 し説 明し てお きま す。バ ラン スケ ーブ ルは、 「ホット ( + )」「コール ド ( − )」 「グ ラウンド」の 3 極の構 造になって いま す 。ホット ( + ) は正相 のオーディ オ信号を送り 、コールド ( − ) は逆 相の オ ーディオ信号 を送ります 。グ ラウンドは 、信 号を送りま せんが、外部ノ イズ か ら信号を保護 します。 バランス アンバランス ホット コールド シールド ( グラウンド ) 外皮 信 号のレ ベルと デシ ベル オ ーディオによ く使われる 単位「デシベ ル (dB)」について少 し覚えてお きましょう。 人 の耳に聞こえ るもっとも 小さな音を「 1」とすると 、人が聞く ことができる もっとも大き な音はおよ そ「1,000,000」 に もなります。 これでは桁 が多すぎて音 量を表すの に不便です。 そこでデシ ベル (dB) を使って 表してみる と「最小の音 と 最大の音の差 は 120 dB」に なります。 デ シベルと言っ
基礎編 ミキサーの基礎知識 よ り良い ミック スに するノ ウハウ ミ ックス のアプロ ーチ―ど こからス タートす る ?― ミ ックスは、適当 にコントロー ルを回して 音が出れば完 成と考える 人もいるでし ょうが、もっと 使用してい る機器などに 合 ったシステマ チックなア プローチが、手 早くより良い サウンドを 作る近道です 。もちろんミッ クスにルー ルはありませ ん が、偶然で きたミック スよりもある 決まった手 順でミックス することが成 功の鍵です 。ここでは 、はじめ にいくつかの ア イディアを紹 介します。 コ ントロー ルをすべ て下げる と ても簡単に聞 こえるかも しれませんが 、最 初にすべて のチャンネル の LEVEL コントロー ルを下げてお きましょう 。標 準 値 ( ノ ミナル ) の設定から 始めることも できますが 、ミックスの アプローチ がわからなく なってしま います。LEVEL コ ントロールを 下げた状態 から、1 つ ずつコントロ ールを上げ ていきましょ う。 で は、どのチャ ンネルから 始めればいい のでしょう か ? 2 つ の
基礎編 ミキサーの基礎知識 イ コライ ザーは本 当に使う べき ? 一 般的に は、イコ ライザ ーの調 整は最 小限にす るのが いいで しょう 。ある周 波数帯 域をカ ットす ること がよくあ ります が 、逆にブースト する場合は慎 重に控えめ に使ってくだ さい。音質の透 明感を出そ うと単純に高 音域や低音 域をブースト し て、ひどい音に なるのは間違 ったイコラ イザーの使い 方です。ミック スしている 楽器と不自然 に飛び出し ている音の干 渉 を取り除くよ うにしまし ょう。 ク リアなミ ックスに するため のカット た とえば、シンバルの音 は低音域か ら中音域の範 囲に基 音 がある楽器で す。基音について 普段私たち が CD など の 音楽を聞くと きは意識し ていませんが 、低音域 から中 音 域の 範囲 でほ かの 楽器の 明瞭 さを 干渉 する 場合 があ り ます。基本的には 、シ ンバルの音 を入力してい るチャ ン ネルの低音域 は、カットして おきます。ミック スした 音 はよりすっき りとした感 じになり、ほかの楽器 の低音 域 の音がより鮮 明に聞こえ る
基礎編 ミキサーの基礎知識 音 場作り モジ ュレー ションエ フェク ト : フェ ーザー、 コーラス 、フラン ジャー リバーブやディレイなどのエフェクトをかけると、さらに ミックスに磨きをかけることができます。EMX には、エ フ ェ ク ト が 内 蔵 さ れて い ま す。内 蔵 の DSP(Digital Signal Processor = デジタル信号処理装置 ) を使って、 外 部のエ フェク ターと同 じよう に各チ ャンネ ルにリ バー ブやディレイをかけることができます。外部機器の配線も 外部接続のための音質劣化もありません。(22ページ参照) た だし、エ フェク トを使 いすぎ ると、せ っかく ミック ス し た音が 色あせ てしまい 全体的 に透明 感がなく なって し ま います 。エフェ クトを うまく 使って 、臨場感 ある音 質 に 変えてみまし ょう。 リ バーブ / ディレイ タイム リ バーブやディ レイの PROGRAM はさ まざまありま す が 、ほとんどの PROGRAM に はリバーブ / ディレイ タ イ ムを PARAMETER コン トロー
基礎編 ミキサーの基礎知識 コ ンプレ ッサー 「なぜ自 分の演奏とプ ロが作った CD の音は違う のだろうか。」と疑問に思っ たことがあ るかもしれま せん。もちろん理由 は たくさんあり ますが、1 つ の要因とし てはプロが作 った CD はほとん どコンプレ ッサーを通し た音になっ ていることで す。 コ ンプレッサー とは、過大入力時 に歪みを生じ させること な く入 力 信号 を適 切な レベ ルに 合わ せ るリ ミッ ター の役 割 と、ミ ックス の中で 音を より際 立 たせる ため に「音の ツ ブをそろえて 」音質を良くす る役割があ ります。コンプ レ ッサーを使う と、聴 覚上の音圧 が上がるだけ でなく音の 飽 和感を作るこ とができま す。具体的には 、アタック、リ リ ース 、しき い値 (Threshold)、レベ ルな どの パラ メー タ ーを調節する ことで、音のツ ブをそろえ ています。プロ の エンジニアた ちは、これ らのパラメー ターを 1 つ 1 つ 苦 労して 設定 して音 を作っ ていま す。コ ンプレ ッサー は、 プ ロの音づくり には欠かせ
リファレンス編 各部の名称と機能 チ ャンネ ル 1 から 1 3/ 14 1 チャンネル 1〜6 (モノラル) チャンネル 7/8、9/10 (ステレオ) INPUT A/B 端子(チャンネル 1 から 6) ギタ ーやマイクなど を接続します。入力 信号のレベルに応 じ て [26 dB] スイッチ 4 を切り替えます。 チャンネル 11/12、13/14 (ステレオ) INPUT A: XLR タイプのバランス型マイク入力端子です。 (1: グ ラ ウ ン ド、2: ホッ ト、3: コ ー ル ド) PHANTOM スイッチ \ をオンにすると、コン デンサーマイクを使用できます。 1 コールド(−) 2 グラウンド ホット(+) INPUT B:: TRS フォーンタイプのバランス型ライン入力端 子 です。(T: ホ ット、R: コー ルド、S: グラウ ン ド)アンバランス型ライン入力としても使用でき ます。 R: コールド(−) S: グラウンド T: ホット(+) ファンタ ム電源をオンにする場合は、コンデンサーマ イク以 外の機器がXLR タイプの入力端子に接続さ
リファレンス編 各部の名称と機能 3 チャンネル 1〜6 (モノラル) チャンネル 7/8、9/10 (ステレオ) INSERT I/O 端子 ( チャンネル 1 から 6) イ コラ イザ ーとフ ェー ダー の間 に設 けられ た入 出力 端子 で す。お手持ちのグラフィックイコライザーやコンプレッサー、 ノ イズフ ィルター などを 各チャン ネルご とに接続 できま す。 INSERT I/O 端子は、TRS(チップ、リング、スリーブ)型 のフォーン端子を利用した双方向の接続となっています。 チャンネル 11/12、13/14 (ステレオ) NOTE 接続 には下図のよう な特殊なインサー トケーブルが必要 で す。別売のヤマハインサートケーブル YIC025/050/070 などをご使用ください。 外部プロセッサーの 入力端子へ 3 INSERT I/O 端子へ 4 スリープ(グラウンド) チップ:OUT チップ:IN リング:IN リング:OUT 5 5 5 外部プロセッサーの 出力端子へ 6 7 8 4 この ボタンを押して オンにすると、各チ ャンネルの入
リファレンス編 各部の名称と機能 8 FCL(フィードバックチャンネルロケーティング) ( チャンネル 1 から 9/10) B 各チャンネルから EFFECTバスに送られる信号のレベルを調 整します。ステレオチャンネル(7/8 から 13/14)の場合は、L と R の信号がミックスされて、EFFECT バスに送られます。 EFFECT バスの信号は、内蔵エフェクトと SEND EFF 端子 I の両方に送られます。 演 奏が始まる前など のセットアップ の段階で、ハウリン グし て いる チャ ンネ ルを イン ジケ ータ ーで 表示 しま す。イン ジ ケーターが点灯しているチャンネルの EQ9 または、チャン ネルフェーダー H を下げてください。 NOTE 9 NOTE CD プレーヤーや演奏などの連続音が入力されると、ハウリ ングしていなくてもインジケーターが点灯します。 C EQ(イコライザー : HIGH、MID、LOW) 3 バンドイコライザーで、各チャンネルの高域 、中域、低域 を調整します。高域 (HIGH) と低域 (LOW) は、ツマミを ▼ の 位置にするとフラ
リファレンス編 各部の名称と機能 デ ジタル エフェ クト I SEND 端子 ・EFF フォーンタイプのアンバランス型出力端子です。 EFFECT バ スの 信号が出力され ます。外部エフェク ターなどを接続し ま す。外部エフェクターからのリターン信号を LINE 端子(チャ ンネル 7/8 から 13/14)に戻すことができます。 I 外部エフェクターから LINE 端子に信号を戻す場合は、リター ン信号が入 力されるチャンネルの EFFECT コント ロールを 0 にして置いてください。 ・AUX1、AUX2 フ ォ ー ンタ イ プの ア ン バラ ン ス型 出 力 端子 で す。AUX1、 AUX2 バスの信号が、それぞれの端子に出力されます。キュー ボッ クスなどのモニタ ーシステムや外部 エフェクターなど を 接続します。 J PROGRAM 選択ダイアル 内蔵エフェクトの PROGRAM(タイプ)を下記の 16 種類か ら選択します。 J K L M N O K No.
リファレンス編 各部の名称と機能 M EFFECT ON スイッチ / インジケーター ス イッチをオンにす ると、内蔵エフェク トが有効になり イン ジケーターが点灯します。 別売のフットスイッチ FC5 を EFF ON/OFF 端子 Q に接続 すると、内蔵エフェクトのオン / オフを足元で切り替えるこ とができます。 NOTE N POWER スイッチをオンにするたびに、インジケーターが 点灯して内蔵エフェクトが有効になります。 PFL スイッチ (Pre-Fader Listen) 内蔵エフェクトの信号を PFL バスに送り出すスイッチです。 ス イッチをオンにすると、EFFECT RTN フェーダー調整前の信 号を PHONE 端子でモニターできます。 NOTE O • 内蔵エフェクトがオフのときは、PFL バスに信号は送ら れません。 • PFL スイッチ (G、 N、 d ) または、AFL スイッチ e がオンになっている場合は、それらがミックスされて PHONES 端子に出力されます。 EFFECT RTN フェーダー ス テレ オバ スに 送られ るエ フェ クト 音のレ
リファレンス編 各部の名称と機能 マ スター セクシ ョン P P RCA ピンタイプのアンバランス型出力端子です。外部の DAT レコーダーやカセットレコーダーを接続します。ST マスター フェーダー g とグラフィックイコライザー V の調整前の信 号をステレオ出力します。 Q R REC OUT 端子 S T NOTE Q この端子から出力される信号は、グラフィックイコライザー V、ST マスターフェーダー g の影響を受けません。録音 レベルの調整はレコーダー側で行なってください。 EFF ON/OFF 端子 フォ ーンタイプの入 力端子です。フット スイッチを接続し ま す。別売のフットスイッチ FC5 をこの端子に接続すると、内 蔵エフェクトのオン / オフを足元で切り替えることができま す。 U R フ ォー ンタ イプ のア ンバ ラン ス型 出力 端子 です。ST SUB OUT コントロール c でレベル調整したミックス信号が L と R のステレオで出力されます。外部ミキサーや拡張 SR シス テムなどを接続します。 V S X Y Z \ W [ ] P
リファレンス編 各部の名称と機能 Y 最大出力切り替えスイッチ 2 チャンネルの内蔵パワーアンプの最大出力レベル を切り替 え ます。会場の広さやス ピーカーの許容 入力に応じて選 択し てください。 500W: 2 チャンネルで最大 500W+500W/4Ω の出力 が得られます。 200W: 2 チャンネルで最大 200W+200W/4Ω の出力 が得られます。 75W: 2 チャンネルで最大 75W+75W/4Ω の出力が得 られます。 Z YS Processing スイッチ サ ブウーハーを使用 しないときなど に、スピーカーの低 域を 補 正します。ただし、使用 するスピーカー によって低域 のバ ランスは異なる場合があります。 \ PHANTOM スイッチ / インジケーター STANDBY スイッチ チャンネル 1 から 6 の入力を一括してミュート(消音)する スイッチです。STANDBY スイッチをオンにすると、インジ ケーターが点灯します。ただし、チャンネル 7/8 から 13/14 は、ミュートされません。 NOTE ^ チャンネル 7/8 から 13/14 に CD
リファレンス編 各部の名称と機能 d PFL スイッチ (Pre-Fader Listen) ST OUT 端子または、ST SUB OUT 端子から出力される信 号を PFL バスに送り出すスイッチです。スイッチをオンにす ると、ST マスターフェーダーまたは、ST SUB OUT コント ロール調整前の信号を PHONES 端子でモニターできます。 NOTE e • PFL バスに送られる信号のレベルは、 ST マスターフェー ダーまたは、ST SUB OUT コントロールの影響を受け ません。 • PFL スイッチ (G 、 N、 d ) または、AFL スイッチ e がオンになっている場合は、それらがミックスされて PHONES 端子に出力されます。 AFL スイッチ (After-Fader Listen) ST OUT 端子または、SEND AUX1/2 端子から出力される 信号を AFL バスに送り出すスイッチです。スイッチをオンに すると、ST マスターフェーダーまたは、AUX1/2 フェーダー 調整後の信号を PHONES 端子でモニターできます。 NOTE f ST マスター
リファレンス編 各部の名称と機能 リ アパネ ル h k h j i j SPEAKERS 端子 AC IN 端子 スピーカー を接続します。POWER AMP 切 り替えスイッチ Y の設定によって、出力される信号が決まります。 付属の電源コードを接続します。まず EMX 本体と電源コー ドを接続し、次に電源プラグをコンセントに差し込みます。 A1, B1: NEUTRIK NL4 スピコン端子です。極性は、下記 の表を参照してください。 電源コー ドは付属のものをご使用ください。それ以外 のもの を使用 すると、故障、発熱、火災などの原因になること があ ります。 1- 1+ NEUTRIK プラグ A1/B1 端子 1+ + 1– – 2+ 2+ 2- 2– k アース用ネジ 安全にお使いいただくため、EMX 本体のアースを確実に取っ てください。付属の電源コードにはアース線がありますので、 接地 されたコンセン トにアース線を 接続してください。コ ン セン トからアースを 取れない場合は、こ のネジを利用して 確 実にアースを取ってください。また接
リファレンス編 スピーカーの接続 SPEAKERS 端子から 2 チャンネル接続、または 2 チャンネルパラレル接続をする場合は、スピーカーインピーダンスが 下記の最小値より下回らないようにしてください。接続方法や接続スピーカーの数に応じてスピーカーインピーダンスの条 件が異なります。 • 各機器を接続するときは、必ず適切な規格のケーブルおよびプラグを使用してください。 • スピーカー端子とスピーカーの接続には、スピーカー接続専用のケーブルのみをお使いください。 2 チャンネ ル接続 スピーカーを 2 チャンネル接続する場合は、 スピーカーのインピーダンス 4Ω から 8Ω のスピーカーを使用してください。 4Ω − 8Ω 4Ω − 8Ω 2 チャンネ ルパラレ ル接続 スピ ーカーをパラレル接続す る場合は、スピーカーの インピーダンス 8Ω から 16Ω のス ピーカーを使用してくだ さい。 8Ω − 16Ω 28 EMX5014C 取扱説明書 8Ω − 16Ω 8Ω − 16Ω 8Ω − 16Ω
リファレンス編 ラックマウント ラ ックマ ウント 別売のラックマウントキット RK5014 を使用して、EMX 本体をラックにマウントできます。 EMX 本体をラックにマウントする場合は、通風パネルなどを取り付けるなど EMX 本体に熱がこもらないようにしてください。特に、密閉され たラックは避けてください。 NOTE EMX 本体をラックにマウントする場合は、12U のスペースが必要です。 ラックマウントキット RK5014 ラックマウント金具の取り付け方 1 2 EMX 本体に取り 付けられてい るネジをド ライバーでゆ る めて取り外します。 ラックマウントキット RK5014( 金具 2 枚 ) を使って、 RK5014 に付属のネジ ( シルバー) で本体に金具を取り付 けます。 EMX 本体に取り付けられていたネジ ( 黒色 ) は、使用しない でください。 3 ラックにマウントして固定します。 パワーア ンプなど熱を発生する機器の近くにはこの機 器を設 置しないでください。 EMX5014C 取扱説明書 29
リファレンス編 セットアップ フロントパネル NOTE シンセサイザー ASSIGN A PAN/SEND ASSIGN TONE ASSIGN B PAN REVERB CUTOFF RESONANCE SWING GATE TIME ASSIGN 1 CHORUS ASSIGN 2 TEMPO ATTACK RELEASE VELOCITY UNITMULTIPLY REMOTE ON/OFF ARPEGGIO R-AUDIO G-MIDI Integrated Sampling Sequencer / Modular Synthesis Plug-in System / Real-time External Control Surface ON/OFF MUSIC PRODUCTION SYNTHESIZER PRE 1 KNOB CONTROL FUNCTION KN 1 LOW KN 2 LOW MID KN 3 HIGH MID KN 4 HIGH VOLUME 1 VOLUME 2 VOLUME 3 VOLUME 4 BYPASS
リファレンス編 困ったときは ? ■ 電源が入らない □ 付属の電源コードが電源コンセントに正しく接続されていますか ? ■ 突然、電源が切れた □ 前面と背面の通風孔をふさいでいませんか ? 放熱が不十分のため EMX 本体に熱がこもると、電源が切れます。しばらくして から電源を入れ直してください。 ■ 突然、音が出なくなった □ 前面と背面の通風孔をふさいでいませんか ? 放熱が不十分のため EMX 本体に熱がこもると、内蔵アンプの出力が切れて自動 復帰します。 ■ 音が出ない □ 外部機器(マイクを含む)やスピーカーは、正しく接続されていますか ? □ 各チャンネルの GAIN コントロール、チャンネルフェーダー、ST マスターフェー ダー、AUX1/2 フェーダーなどは、適切に調節されていますか ? □ POWER AMP 切り替えスイッチが、適切に設定されていますか? ステレオで出力する場合は、L/R に設定してください。 □ スピーカーケーブルがショート ( 断線 ) していませんか ? □ それでも音 が出ない場合は、取扱説明書(本書)に記載さ れているヤマハ修理ご 相談センタ
リファレンス編 仕様 ■ 一般仕様 最小 最大出力 (SPEAKERS) (RL=4 ohms) (RL=8 ohms) A/B 両チャンネル駆動 , 1kHz, THD+N ≦ 0.5% 全高調波歪率 (THD+N) 20 Hz-20 kHz (ST, ST SUB, AUX, EFFECT) +14dBu 600 ohms 出力 周波数特性 (ST, ST SUB, AUX, EFFECT) GAIN= 最小レベル , PAD=OFF, 20Hz-20kHz, (SPEAKERS) ノミナル出力レベル @ 1kHz 標準 最大 500 W 370 0.3 (REC) 0 dBV 10 kohms 出力 入力換算ノイズ 残留ノイズ − 3.0 0,0 − 3.0 0,0 % 0.5 % 1.0 dB 1.
リファレンス編 仕様 ■ 入力仕様 入力端子名称 PAD CH INPUT A 1-6 0 dB GAIN 入力インピー ダンス CH INPUT B 1-6 0 dB ST CH INPUT 7/8-9/10 + 4 dBu (1.23 V) − 34 dB − 54 dBu (1.55 mV) − 34 dBu (15.5 mV) − 14 dBu (155 mV) +10 dB − 10 dBu (245 mV) +10 dBu (2.45 V) + 30 dBu (24.5 V) 50 − 600 ohms マイク − 80 dBu − 60 dBu (0.078 mV) (0.775 mV) − 60 dB − 16 dBu (123 mV) + 4 dBu (1.23 V) − 34 dB − 54 dBu (1.55 mV) − 34 dBu (15.5 mV) − 14 dBu (155 mV) +10 dB − 10 dBu (245 mV) + 10 dBu (2.
リファレンス編 仕様 寸法図 444(440 ネジ頭を除く) 493 485 8 155 145 単位:mm 34 EMX5014C 取扱説明書 6
BA 3-Stage EQ 3-Stage EQ SIGNAL PEAK SIGNAL PEAK ON ON DIGITAL EFFECT (DSP) RO LO BA INSERT I/O[0dBu] IN BA ST CH Fader [-10dBu] BA ST CH Fader BA BAL AUX2 PFL AUX2 AUX1 BA BA [-6dBu] [-6dBu] [-6dBu] CH & ST CH to ST [0dBu](PAN,BAL hard left/right) [-6dBu] [-6dBu] [-6dBu] [-6dBu] [0dBu] EFFECT RTN [-10dBu] PFL EFFECT PRE AUX1(PRE) PFL EFFECT AUX2 [-6dBu] AUX1(PRE) PRE [0dBu] PAN/BAL CH fader [-10dBu] [0dBu] [0dBu] EFFECT(MUTE) SUM SUM SUM SUM SUM SU
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