User Manual
40
基
礎
編
3
鍵盤を弾きます。
選んだマルチのいずれかのパートの音が出ます。同じ MIDI 受信
チャンネルになっているパートは重なって発音されます。その他
のマルチも試してみましょう。
n
鍵盤のMIDI送信チャンネルと同じMIDI受信チャンネルに設定されてい
るパートのボイスが発音します。
マルチ音源としての活用
(マルチエディット)
マルチモードは、BX をコンピューターミュージック用( シーケン
サー用 ) のマルチ音源として活用するための優れた機能を兼ね備
えています。ソングファイルの各トラックのデータに合わせて、マ
ルチの各パートに別々のMIDIチャンネルと任意のボイスを設定し
ておけば、シーケンサーでそのソングファイルを再生させるだけ
で、BXは同時に複数の異なるボイスを使ったアンサンブル演奏を
行なうマルチ音源として機能します。
ここでは一例として、次の図のようにピアノ、ベース、ドラムスの
3 パートから構成されるソングファイルを再生させるためのマル
チを作っってみましょう。各トラックのMIDI送信チャンネルは、ピ
アノのトラックがCh2、ベースのトラックがCh3、ドラムスのト
ラックがCh10とします。次の手順で設定します。
n
MIDIチャンネルについてはP.103をご参照ください。
n
BXには、DAworksというシーケンスソフトウェア(別冊インストール
ガイド参照)が付属しています。コンピューター上からDAworksを使っ
て、BXをマルチ音源として演奏することができます。この場合、あらか
じめP.15を参照して、コンピューターとBXを正しく接続しておく必要
があります。
コンピューター
(シーケンスソフト)
BX
音源部
トラック1
トラック2
トラック3
ピアノ
ベース
ドラムス
送信ch2
送信ch3
送信ch10
パート2
パート3
パート10
ピアノ系ボイス
ベース系ボイス
ドラムボイス
受信ch2
受信ch3
受信ch10
ソングファイル マルチ