User Manual
42
基
礎
編
9
▲▼ボタンを使って、NtLmt(ノートリミット)やVelLmt(ベロ
シティリミット) のページを開き、ピアノパートのボイスがき
ちんと発音される状態になっているかどうか、発音域とベロシ
ティ範囲の設定を確認します。再生中に音が途切れるなどのト
ラブルを避けるために、特別な目的がある場合を除いて、発音
域もベロシティ範囲も限度をつくらないほうがよいでしょう。
上記
3
〜
9
の操作により、シーケンサーでソングファイルを再生
させたときに、MIDIチャンネル2で送信されるピアノトラックの
データによって、MIDI受信チャンネルが2に設定されたパート2
のボイスが発音されることになります。
)
上記
3
〜
9
と同じ要領で、今度はパート3の設定を行ないま
す。パート3では、ベースパート用のボイスを選び、MIDI受信
チャンネルを3に設定します。
!
さらに上記
3
〜
9
と同じ要領で、今度はパート10の設定を行
ないます。パート10では、ドラムパート用に任意のドラムボイ
スを選び、MIDI受信チャンネルを10に設定します。
n
使用しないパートのボイスが突然鳴り出すなどのトラブルを避け
るため、使用しないパートのMIDI受信チャンネルは、すべてoffにし
ておくとよいでしょう。
n
マルチエディットモードでは、この他にも各パートに関する細かい
設定が行なえます。詳しくはP.57をご参照ください。
@
マルチエディットモードを抜ける前に、これらの設定をマルチ
の1つとしてストアします。マルチストアについてはP.71を
ご参照ください。
マルチプレイモードで、今準備したマルチを呼び出せば、いつでも
コンピューター(シーケンサー)を使って、ソングファイルを再生さ
せるだけで、各トラックのMIDI送信チャンネルに従って、BXはピ
アノ、ベース、ドラムスのボイスでアンサンブル演奏を行ないま
す。
ソングファイルを再生させな
がら手弾き演奏してみよう
その他のユニークな使い方として、上記の例で取り上げたピアノ、
ベース、ドラムスの3パートから構成されるソングファイルを再生
させながら、ソロなどを特定のパートのボイスを使って手弾き演
奏するためのマルチを作ってみましょう。
このマルチは、先ほど作ったマルチ(P.40)に対して、もう1パート
だけ手弾き演奏用のボイスの設定をプラスするだけで簡単に作る
ことができます。設定に関するポイントは以下のとおりです。
● 先ほど作ったマルチでは、パート2、パート3、パート10を使
用しましたので、それ以外のパート、たとえばパート1にソロ
演奏用のボイスを設定し、MIDI受信チャンネルを1に設定しま
す。
● ユーティリティモードのTrans Chページ(PAGE 4)で、MIDI
送信チャンネルをパート1のMIDI 受信チャンネルに合わせて
1に設定します。これで、鍵盤を弾いてパート1のボイスを演奏
できる状態になります。
n
BXにはXG音源が搭載されていますので、市販のXG/GMマークのつい
たソングファイルを再生させると、多彩な音色やエフェクトによる豊か
な表現力を用いた演奏がお楽しみいただけます。また、MIDIファイルの
特定のパートだけを鳴らない状態にして、手弾き演奏したり、ピアノの
練習に利用したり、カラオケを楽しんだりすることができます。
KEYELEMPA RT
OCTAVE
PAG E
4 P 2
NtLmt-L
C-2
トラック1
トラック2
トラック3
ピアノ
ベース
ドラムス
送信ch2
送信ch3
送信ch10
パート1
パート2
パート3
ソロ用ボイス
ピアノ系ボイス
ベース系ボイス
受信ch1
受信ch2
受信ch3
パート10
ドラムボイス
受信ch10
ソングファイル
マルチ
手弾き演奏