User Manual

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▲▼ボタを使って、Part Mode(パートモード)のページ
(PAGE 9)を開き、モードをnorm(ノーマル)に設定します。
上記
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の操作により、B2以下の低音部の鍵盤を弾いたとき
に、MIDI受信チャンネルが1設定されたパート1のストリング
スのボイスが発音されることになります。
)
上記
3
9
と同じ要領で、今度は高音部用のパート2の設定を
行ないます。パート2では、ピアノ系のボイスを選び、ノート
リミットの最低音を「C3」に、最高音を「G8」に、そしてMIDI
受信チャンネルはパート1と同じ「1」に設定します。これで、
C3以上の高音部の鍵盤を弾いたときに、パート2ピアノの
ボイスが発音されることになります。
n
エディット中は、選択中のパートのボイスが発音されます。
n
使用しないパートのボイスが突然鳴り出すなどのトラブルを避け
るため、使用しないパートのMIDI受信チャンネルは、すべてoffにし
ておくとよいでしょう。
n
マルチエディットモードでは、この他にも各パートに関する細かい
設定が行なえます。詳しくはP.57をご参照ください。
!
マルチエディットモードを抜ける前に、これらの設定をマルチ
1としてストアします。マルチストアについてはP.71
ご参照ください。
マルチプレイモードで、今準備したマルチを呼び出せば、いつでも
B2以下の鍵盤ではストリングスのボイスを、C3以上の鍵盤では
ピアノのボイスを演奏することができます。
2つのボイス(パート)を
重ねて鳴らす
次の図は、2つのボイスを重ねて鳴らす使用方法の一例を示したも
のです。この例では、パート1で選ばれているストリングスとパー
2 で選ばれているピアノのボイスを重ねて鳴らせるように設定
しています。
このマルチは、先ほど作ったマルチ(P.43)のパート1パート2
発音領域を分けず、完全に重なるように設定するだけで簡単に
作ることができます。設定に関するポイントは以下のとおりです。
パート1もパート2もノートリミットの最低音を「C-2に、
高音を「G8」に設定します。
n
エディット中は、選択中のパートのボイスが発音されます。
BXの設定を外部機器に保存する(バルクダンプ)
メモリーカードを使うと、BXの設定を簡単に保存してお
くことができます。また、バルクダンプの機能を使って、
BXの設定をコンピューターなどの外部機器に送信し、保
存することができます。大切なデータをバックアップす
る際に便利です。
また、曲データの先頭にデータを入力しておけば、曲を再
生させるだけで、各パートのボイスやパラメーターを設定
することができます。
ここでは、付属のシーケンスソフト DAworks のリアルタ
イムレコーディングの機能を使って、トラック1に任意の
1つのマルチの設定を記録してみましょう。
n
以下の設定はDAworksに限らず、通常のシーケンサーでも行な
うことができます。以下の説明をご参照の上、具体的な操作に関
しては、それぞれのシーケンサーの取扱説明書をご参照くだ
い。
n
DAworks の操作方法は、バージョンやご使用のコンピュー
ター
システムによって異なってくる場合があります。したがって
の説明中では DAworks の細かい操作方法は省略させて頂きま
す。細かい操作方法についてはDAworksの取扱説明書をご参照
ください。
n
あらかじめBXとコンピューターを正しく接続しておきます
(P.15)。DAworksのセットアップについては、DAworksに
付属の取扱説明書をご参照ください。
パート1
パート2
スト ピアノ