User Manual

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ボイスエディットに挑戦しましょう
ここでは、ボイス作成/エディットに関する基礎知識や概念を次のような操作の流れに沿ってご説明します。
ここでご紹介する手順はあくまでもエディットの一例です。各パラメーターの内容を把握したら、ご自分の目的に合わせて好きなパラメー
ターから設定することができます。また、細かいパラメーターについてはリファレンス編でご確認ください。
n
すべてのパラメーターはボイス単位で設定し、ストアすることができます。
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エディットの対象となるボイスを選ぶ
VOICEボタンを押してボイスプレイモードに入ります。
ボイスエディットの対象となるボイスナンバーを選びます
(P.36)。
n
あるボイスを元に別のボイスを作る場合は、作成するボイスのイメージ
に近い音を選んでおくと、すべてのパラメーターを調節したり、大きな
修正を加えなくても簡単に新しいボイスを完成させることができます。
また、最初からオリジナルのボイスを作りたい場合は、ボイスジョ
モードのイニシャライズ機能でユーザーボイスをイニシャライズ ( 初期
化)すると便利です。詳しくはP.89、90をご参照ください。
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ボイスエディットモードに入る
ボイスの作成/エディットは、ボイスエディットモードで行ないます。
ボイスプレイモードの状態で、EDITボタンを押すとボイスエディッ
トモードに入ります。
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3
4
2
5
ボイスプレイモードで、エディットの対象となるボイ
スを選びます。
ボイスエディットモードに入ります。
エディットしたボイスをストアします。
コモンエディット(全エレメントに共通のエディット)の
各ディスプレイ
●発音方式をはじめ、音程/音色/音量に関するパラ
メーターなど、そのボイスの全エレメントに共通
した設定を行ないます。その他、コントローラー/
エフェクトなど 、演奏に表現力やさまざまな効果
を付加するための優れた機能が用意されています。
エレメントエディットの各ディスプレイ
●OSC/MIX(オシレーター/ミックス)の各ディスプ
レイで、そのボイスに必要なエレメントのウェー
ブ選択や音量、パンニング、発音鍵域の設定など、
ボイス構成の最も基本となる波形に関する設定を
行ないます。
●PITCH(ピッチ)の各ディスプレイで、チューニン
グをはじめ、各エレメントの基本的な音程に関す
る設定を行ないます。また、目的に応じてPITCH
EG(ピッチエンベロープジェネレーター)の設定を
します。
●FILTER(フィルター)の各ディスプレイで、フィル
ターを使って各エレメントの倍音成分を調節し、
音質を変化させます。また、目的に応じてFILTER
EG(フィルターエンベロープジェネレター)の設定
をします。
●AMP(アンプリチュード)の各ディスプレイで、音
量に関するパラーメーターを設定し、音源部から
の最終的な出力を決定します。また、目的に応じ
てやAMPEG(アンプリチュードエンベロープジェ
ネレーター)の設定をします。
●LFO(ローフリケンシーオシレーター)の各ディス
プレイで、変調に関する設定を行ないます。この
変調で各エレメントのウェーブを揺らすことによ
り、音にさまざまな表情をつけることができます。