User Manual

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バルクダンプはAddressにブロックの先頭を指定したときに受信する。
"ブロック "は付表1-n でのTotalsize として括られるデータ列の単位を示す。
Checksumは、StartAddress、ByteCount、Data、Check-sum自身を加算した値の下位7bitが
ゼロになる値である。
2.2.1.1XGSystembulkdump
このメッセージはXGSYSTEM ブロックを設定する ( 付表< 1-1 >、< 1-2 >参照 )。
2.2.1.2SystemInformationbulkdump
このメッセージはSYSTEMINFORMATIONブロックの内容を示す ( 付表< 1-1 >、< 1-3 >参照 )。
DumpRequestにより、このメッセージを送信するが、メッセージの受信は無視する。
2.2.1.3MultiEffect1bulkdump
このメッセージはMULTIEFFECT1 ブロックを設定する ( 付表< 1-1 >、<1-4 >参照 )。
2.2.1.4MultiPartbulkdump
このメッセージはMULTIPART ブロックを設定する ( 付表< 1-1>、< 1-5>参照 )。
2.2.1.5DrumsSetupbulkdump
このメッセージはDRUMSSETUP ブロックを設定する( 付表< 1-1 >、< 1-6 >参照)。
2.2.2ネイティブバルクダンプ
このメッセージは機種固有のパラメーターを設定する。パラメーターチェンジと異なり、1 つのメッセー
ジで複数のパラメーターを変更する。メッセージのフォーマットは下記の通りである。
11110000 F0H Exclusive status
01000011 43H YAMAHA ID
0000nnnn 0NH N:Device Number
01101100 6CH Model ID
0sssssss SSH ByteCountMSB
0ttttttt TTH ByteCountLSB
0ggggggg GGH Address High
0mmmmmmm MMH Address Mid
0lllllll LLH Address Low
0vvvvvvv VVH Data
: :
0kkkkkkk KKH Check-sum
11110111 F7H End of Exclusive
AddressおよびByteCount は付表 x-n に記載している。なお ByteCountは付表x-n での Data
Totalsizeを示す。
バルクダンプはAddressにブロックの先頭を指定したときに受信する。
"ブロック "は付表x-n での Totalsize として括られるデータ列の単位を示す。
Checksumは、StartAddress、ByteCount、Data、Check-sum自身を加算した値の下位7bitが
ゼロになる値である。
2.2.2.1NativeSystembulkdump
このメッセージはNATIVESYSTEMブロックを設定する ( 付表< 2-1 >、<2-2 >、< 2-3
参照)。
2.2.2.2BulkControlbulkdump
このメッセージは、NativeMultibulkdump、NormalVoicebulkdump、DrumVoiceBulkdump
受信する際に、受信先のMultiNumber、MemoryBank、VoiceNumber などを設定する。
( 付表<2-1 >、< 2-2 >、<2-4 >参照)
2.2.2.3NativeMultibulkdump
このメッセージはNATIVEMULTIブロックを設定する( 付表< 2-1 >、< 2-2 >、<2-6 >、
2-7 >、< 2-8 >参照)。
このメッセージを受信する際は、受信前にBulkControl BulkHeaderを、受信後にBulkControl
BulkFooterを受信する必要がある。
BulkHeaderによって、受信するデータを格納する MultiNumber を設定する。
2.2.2.4NormalVoicebulkdump
このメッセージはNORMALVOICEブロックを設定する( 付表< 2-1 >、<2-2 >、< 2-9 >、
2-10>参照 )。
このメッセージを受信する際は、受信前にBulkControl BulkHeaderを、受信後にBulkControl
BulkFooterを受信する必要がある。
BulkHeaderによって、受信するデータを格納する MemoryBank、VoiceNumberを設定する。
2.2.2.5DrumVoicebulkdump
このメッセージはDRUMVOICE ブロックを設定する( 付表< 2-1 >、 2-2>、< 2-11 >、 2
-12 >参照)。
このメッセージを受信する際は、受信前にBulkControl BulkHeaderを、受信後にBulkControl
BulkFooterを受信する必要がある。
BulkHeaderによって、受信するデータを格納する MemoryBank、VoiceNumberを設定する。
2.3パラメーターリクエスト
このメッセージはパラメーター値の出力を要求する。
出力はパラメーターチェンジメッセージ(2.1.x 参照 ) のフォーマットに従う。
2.3.1XGパラメーターリクエスト
このメッセージはXG パラメーターの設定の出力を要求する。
設定の出力はXG パラメーターチェンジ (2.1.3 参照) のフォーマットに従う。
11110000 F0H Exclusive status
01000011 43H YAMAHA ID
0001nnnn 3NH N:device Number
01001100 4CH Model ID
0ggggggg GGH Address High
0mmmmmmm MMH Address Mid
0lllllll LLH Address Low
11110111 F7H End of Exclusive
2.3.2ネイティブパラメーターリクエスト
このメッセージは機種固有のパラメーター値の出力を要求する。
出力はネイティブパラメーターチェンジ(2.1.4 参照 ) のフォーマットに従う。
11110000 F0H Exclusive status
01000011 43H YAMAHA ID
0001nnnn 3NH N:device Number
01101100 6CH Model ID
0ggggggg GGH Address High
0mmmmmmm MMH Address Mid
0lllllll LLH Address Low
11110111 F7H End of Exclusive
2.4ダンプリクエスト
このメッセージは指定ブロックのパラメーター値の出力を要求する。
出力はバルクダンプのフォーマットに従う。
2.4.1XGダンプリクエスト
このメッセージはXG パラメーターの指定ブロックの全パラメーター値の出力を要求する。
出力はXG バルクダンプ (2.2.1 参照 ) のフォーマットに従う。
11110000 F0H Exclusive status
01000011 43H YAMAHA ID
0001nnnn 2NH N:device Number
01001100 4CH Model ID
0ggggggg GGH Address High
0mmmmmmm MMH Address Mid
0lllllll LLH Address Low
11110111 F7H End of Exclusive
Address はブロックの先頭を指定した場合有効となる。
2.4.2ネイティブダンプリクエスト
このメッセージは機種固有のパラメーターの指定ブロックの全パラメーター値の出力を要求する。
出力はネイティブバルクダンプ(2.2.2 参照 ) のフォーマットに従う。
11110000 F0H Exclusive status
01000011 43H YAMAHA ID
0001nnnn 2NH N:device Number
01101100 6CH Model ID
0ggggggg GGH Address High
0mmmmmmm MMH Address Mid
0lllllll LLH Address Low
11110111 F7H End of Exclusive
Address はブロックの先頭を指定した場合有効となる。
本機が、コンペア状態にあるときは、すべてのエクスクルーシブメッセージの受信を無視する。
3. リアルタイムメッセージ
3.1アクティブセンシング
a) 送信
270msec ごとに送信する。
b)受信
一度FEを受信後、約 300msec以上MIDI の信号がこない場合はALLSOUNDOFF、ALLNOTE
OFF、RESETALLCONTROLLERS を受信したときと同じ処理をして、FE を一度も受信しない状態に
戻る。
3.2タイミングクロック
このメッセージはシーケンサー再生の同期をとることができる。
タイミングクロックとして、内部クロックを使用するか、またはMIDIIN から入るタイミングクロックを
使用するかの選択ができる。
送信のOn/Off と受信の On/Off が設定できる。
3.3スタート
このメッセージはシーケンサーを曲の先頭から再生したときに送信される。
受信した場合は、シーケンサーが再生可能な状態であれば、曲の先頭から再生される。
送受信のOn/Off が設定できる。
3.4コンティニュー
このメッセージはシーケンサーを曲の途中から再生したときに送信される。
受信した場合は、シーケンサーが再生可能な状態であれば、曲中の現在のポジションから再生される。
送受信のOn/Off が設定できる。
3.5ストップ
このメッセージはシーケンサーが曲の再生を止めたときに送信される。
受信した場合は、シーケンサーの曲の再生を止める。
送受信のOn/Off が設定できる。