User Manual
Cubase と KX を組み合わせて使ってみよう
取扱説明書
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4.
KX の MIDI ポート 2 と MIDI ポート 3 に該当す
るAll MIDI Input のチェックボックスをクリッ
クして、チェックを外します。
Windows では「Yamaha KX-2」と「Yamaha
KX-3」が、Mac では「YAMAHA KX Port2」と
「YAMAHA KX Port3」が、MIDI ポート 2 と 3 に
それぞれ該当します。KX の MIDI ポート 2 と 3
は、CONTROL ノブの操作情報や専用エディター
(KX Editor) のエディット情報など、鍵盤演奏とは
違う情報の通信に使われます。これらのポートに該
当する All MIDI Input のチェックを外すことによ
り、Cubase 上のトラックに間違って演奏情報以
外の情報が録音されてしまうことを防ぎます。
5.
[OK] ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
これで Cubase 側の設定は完了です。
NOTE
通常、USB MIDI ポート 2 の All MIDI Input の
チェックは、Extensions for Steinberg DAW
により自動的に外れています。チェックが入っ
ていた場合は、チェックを外してください。
この画面は Windows によるものです。
Mac 上では、「YAMAHA KX Port2」
「YAMAHA KX Port3」と表示されます。
チェックを外す
「MIDI ポートのセットアップ」をクリック
KX の MIDI ポートについて
KX では、USB-MIDI ドライバーをインストールす
ることにより、3つのMIDI ポートが使用できます。
KX とコンピューターとの USB 通信で各ポートが
扱う MIDI メッセージは、以下のとおりです。
MIDI ポート 1:
Windows では「Yamaha KX-1」、Mac では
「YAMAHA KX Port1」と表示されます。KX 上での
鍵盤演奏(ノートオン / オフ ) やモジュレーション
ホイール ( コントロールチェンジ )、ピッチベンドホ
イールの操作情報などが送受信されます。
MIDI ポート 2:
Windows では「Yamaha KX-2」、Mac では
「YAMAHA KX Port2」と表示されます。KX パネル
上のカーソルボタン、[ESC] ボタン、[ENTER] ボタ
ンを除く DAW CONTROL ボタン群の操作情報や
CONTROL ノブの操作情報が送受信されます。
MIDI ポート 3:
Windows では「Yamaha KX-3」、Mac では
「YAMAHA KX Port3」と表示されます。KX 専用エ
ディター(KX Editor) 上での操作情報が送受信され
ます。
NOTE
・ MIDI Select パラメーター(37 ページ )
がMIDI に設定されている場合は、USB
TO HOST 端子が使えなくなります。こ
の間、USB MIDI ポートを使った MIDI
メッセージの送受信は行なえません。
・ コンピューター上で Cubase 以外の
DAW ソフトウェアを使用している場合
は、USB MIDI ポート 1 で演奏情報、
USB MIDI ポート 2 でトランスポート
などの操作情報が送信されるよう、
DAW ソフトウェア側で MIDI デバイス
の設定を行なってください。
・ Cubase 以外の DAW ソフトウェアを
ご使用の場合、CONTROL ノブの操作情
報はポート 1 から送受信されます。
Cubase をお使いの場合でも、
KnobOutSel パラメーター(29 ページ )
が「CC」に設定されていれば、ノブの操作
情報はポート 1 から送信されます。
・ Windows XP ではポートが「USB 0-
1」などと表示されることがあります。こ
の場合、[スタート ] → [ コントロールパ
ネル ] から [Yamaha USB-MIDI
Driver] をダブルクリックします。「Use
Device Name As Port Name (Valid
after system restart.)」のチェック
ボックスにチェックを入れてからコン
ピューターを再起動してください。