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ステップ 4 ワードクロック設定
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ステップ 4 ワードクロック設定
デイジーチェーンのネットワークでは、最上流の機器が常にプライマリーマスターとなり、プライマリーマスターが常
に EtherSound ネットワークのワードクロックマスターとなります。 つまりユーザーによるワードクロックマスターの
指定は必要ありません。 各機器のワードクロックソース設定はその機器がプライマリーマスターかそうでないかで
異なります。
注:「先頭の機器が存在しない」リングトポロジーでは、ユーザーによるワードクロックマスターの指定が必要です。
(「ステップ7 リング接続によるリダンダンシーシステム」参照。)
ワードクロックソースとサンプリングレートの設定
ワードクロックの設定は機器によって異なります。
■MY16-ES64 (M7CL)のワードクロック設定
ワードクロックソースの選択
ワードクロックソース設定は MY16-ES64 のホスト機器である M7CL で行ないます。 その設定は、装着さ
れた MY16-ES64 がプライマリーマスターであるか否かによって異なります。
プライマリーマスターの場合:
INT(内部クロック)、または EtherSound ネットワーク以外の任意のワードクロックソースを選択しま
す。
プライマリーマスターでない場合:
ワードクロックソースとして SLOT(MY16-ES64 が装着されたスロット)を選択します。
本書の例では、M7CL に装着された MY16-ES64 がプライマリーマスターなので、M7CL の内部ワードク
ロックが MY16-ES64 に供給され、それが EtherSound ネットワーク全体に供給されます。 ここでは
M7CL のワードクロックソースを INT 48k に設定します。 ワードクロックソースの選択手順については、
M7CL の取扱説明書をお読みください。