User Manual

M7CLの概要
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M7CL 取扱説明書
スロットのデジタルI/Oカードを経由して接続されたもう 1
台のM7CL、またはヤマハPM5Dなどのデジタルミキサー
との間で、デジタル領域でのカスケード接続が可能。MIX
ス、MATRIXバス、STEREO/MONOバス、CUE バスのう
ち、最大24本のバスを共通化し、ミックスされた信号のす
べてのバスを個別にカスケードできます。
アドミニストレーター ( 管理者) とゲストと一般ユーザーの 3
段階のレベルに分け、アドミニストレーター以外のユーザー
が利用可能な機能を制限できます。アドミニストレーターと
一般ユーザーついてはパスワードが設定できるため、不用意
に重要な設定を変えられてしまうことを防げます。
また、ユーザー認証キーと呼ばれるユーザーごとの各種情報
(ユーザーレベル、環境設定、ユーザー定義キーの設定内容)
USB記憶装置に保存可能。USB記憶装置から自分のユー
ザー認証キーを読み込むことで、使い勝手を含めた操作環境
を再現できます。
リアパネルに別売のmini-YGDAIカードを装着する 3 系統の
スロットを装備しています。ADカード、DAカード、デジタ
ルI/Oカードを装着することで、 入出力を追加できます。さ
らに専用プロトコルに対応した外部ヘッドアンプ機器(ヤマハ
AD8HR) REMOTE端子に接続すれば、外部ヘッドアンプ
のファンタム電源やゲインの設定もM7CL 側からリモート操
作できます。
ステージボックスSB168-ESなどとの組み合わせで、入出
力端子をステージ上などコンソール本体と離れた場所に設置
して、配線の利便性を高めたシステム設計が可能です。さら
にM7CL-48ESとの組み合わせでは、SB168-ES上の
ディップスイッチとM7CL-48ES EXTERNAL HA 画面内
のSTAGE BOX SETUP機能を使った簡単な設定で、ヘッド
アンプのリモートコントロールや音声のパッチなど必要な準
備がすぐに整います。
デジタル領域での
カスケード接続が可能
ユーザーごとのレベルや使用環境を
設定可能なセキュリティ機能
I/Oカードによる
SB168-ESによる
拡張