User Manual

初回起動時に必要なセットアップ
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M7CL 取扱説明書
ここでは、M7CLを最初に起動したときに必要なセットアップ方法について説明します。また、接続が適切かどう
かを確認するために、インプット系チャンネルの入力信号をSTEREOバスに出力するまでの基本操作についても説
明しています。
STAGE BOX SETUP機能を使ってM7CL-48ES SB168-ESを接続している場合は、「ワードクロックの接続
と設定」が完了しています。「カレントシーンを初期状態に戻す」を行なったあと、「HA(ヘッドアンプ)のゲインを
設定する」(→P.51) から手順を進めてください。
M7CLの電源を入れ、初期設定用のシーン(シーン番号000)
をリコール(読み込み)します。
1
M7CLの電源を入れてください。
M7CLの電源を入れるときは、M7CL→パワーアンプや
モニターシステムの順で電源をオンにします(電源を切る
ときは、逆の順番で行ないます)。
2
トップパネルのSCENE MEMORY [▲]/[ ▼] キー
を使って、ディスプレイのファンクションアクセ
スエリアにあるSCENEフィールドに、シーン番号
000を表示させます。
1
SCENE MEMORY [ ]/[▼ ]キー
B
SCENE MEMORY [RECALL]キー
3
トップパネルのSCENE MEMORY [RECALL]
キーを押します。
シーン番号000が読み込まれ、ミックスパラメー
ターやバスの設定などが初期状態に戻ります。
ワードクロックとは、オーディオ信号をデジタル処理する
タイミングの基になるクロック情報のことです。
スロット13に装着されたデジタルI/Oカードに DAWシス
テムやHDR(ハードディスクレコーダー ) などの外部機器を
接続し、M7CLと外部機器との間でデジタルオーディオ信号
を送受信するときは、相互の機器のワードクロックを同期さ
せる必要があります。これを行なうには、片方をワードク
ロックのマスター (送信側)、もう一方をスレーブ(受信側)に
設定して、マスター側のワードクロックにスレーブ側を同期
させます。
M7CL をワードクロックスレーブに設定して、外部から供給
されるワードクロックに同期させるには、デジタルI/O カー
ドから入力されるデジタルオーディオ信号に含まれるクロッ
ク情報を利用する方法と、リアパネルのWORD CLOCK IN
端子に単体のワードクロック情報を供給する方法があります。
どちらの場合でも、以下に説明する方法でM7CL が動作する
ワードクロックソースを指定する必要があります。
初回起動時に必要なセットアップ
カレントシーンを初期状態に戻す
ここで初期設定用シーンをリコールするのは、この章の以下
の操作を適切に行なうためです。実際の操作では、初期設定
用シーンを毎回リコールする必要はありません。
NOTE
M7CL にパワーサプライユニットPW800Wが接続されている
ときは、M7CL またはPW800Wどちらの電源スイッチを先に
オンにしても、電源が入ります。
HINT
1
2
SCENEフィールド
シーン番号000が読み込まれると、インプットパッチ、
アウトプットパッチ、内蔵エフェクト、HA(ヘッドアンプ )
などの設定も初期状態に戻りますので、ご注意ください。
HINT
ワードクロックの接続と設定
デジタルオーディオ信号
クロック情報
HDR などのデジタルオーディオ機器
(ワードクロックマスター)
M7CL(ワードクロックスレーブ )
SLOT1〜3
SLOT1 3
デジタルオーディオ信号
クロック情報
WORD
CLOCK IN
端子
M7CL(ワードクロックスレーブ)
デジタルMTRなどの
デジタルオーディオ機器
(ワードクロックマスター)
M7CLをワードクロックマスターとして使用する場合、M7CL
外部機器をデジタル接続していない場合、またはM7CL-48ES
AUTO CONFIGURE ボタンをON にしている場合は、以下の操作
は不要です。
HINT