User Manual

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M7CL 取扱説明書
M7CLで利用可能な16MIXバスは、奇数/ 偶数番号の順に並んだ2 つのバスごとに、VARIまたはFIXED のタイ
プを指定できます(→P.212)。それぞれのタイプの特徴は、次の通りです。
VARI
インプット系チャンネルからMIXバスに送られる信号のセン
ドレベルが可変となります。インプット系チャンネルから
VARIタイプの MIXバスに送られる信号の位置は、EQの直
前、フェーダーの直前、[ON]キーの直後の中から選べます。
主に、モニターシステムや外部エフェクトに信号を送りたい
ときなどに利用します。
FIXED
インプット系チャンネルからMIX バスに送られる信号のセン
ドレベルが固定となります。インプット系チャンネルから
FIXEDタイプの MIXバスへは、[ON] キーの直後から信号が
送られます。主に、STEREO/MONOバスと同じミックスバ
ランスの信号を、外部に分岐して信号を送りたいときなどに
利用します。
ワードクロックとは、オーディオ信号をデジタル処理するタイミングの基になるクロックのことです。
通常は1 台の機器から基準となるワードクロック信号を送信し、その他の機器は受信したワードクロック信号に同
期させます。
M7CLのスロットに装着されたデジタルI/O カードを通じて、外部機器とデジタルオーディオ信号を送受信する場
合は、必ずお互いの機器でワードクロックを同期させなければなりません。同期していない場合、信号が正常に送
られなかったり、耳障りなノイズが生じたりしますので、ご注意ください(M7CLのワードクロックを外部機器と同
期させる方法は→P.208)。
本書では、パネル上にあるスイッチ類をキーと呼びます。また、パネル上のコントロールノブのうち、最小値
から最大値まで回転するものをノブ、エンドレスで回転するものをエンコーダーと呼んでいます。
パネル上の操作子は、画面内に表示される仮想のボタンやノ
ブ類と区別するために、名称を[ ] でくくって表記します
(例:[CUE]キー )。操作子によっては、[ ] の前にセクショ
ン名などを表記する場合もあります( 例:SCENE
MEMORY [STORE]キー )。
M7CL-32 モデルとM7CL-48モデルとで仕様が異なる場合、
M7CL-48 モデルのみの仕様については{ } でくくって表記
します(例:INPUT端子1〜32{148})。
ファームウエアのバージョンはSETUP画面でご確認いただけます(P.207)
また最新のファームウエアはウェブサイトからダウンロードしてご利用いただけます。
http://proaudio.yamaha.co.jp
MIXバスのタイプ(VARI/FIXED)について
ワードクロックについて
取扱説明書の表記方法について
ファームウエアのバージョンについて
MIXバスのタイプ(VARI/FIXED) について・ワードクロックについて 取扱説明書の表記方法について・ファームウエアのバージョンについて
m7cl_j.book 14 ページ 2005年8月17日 水曜日 午後6時44分