User Manual

インプット系チャンネルからMATRIXバスに信号を送る
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M7CL 取扱説明書
ここでは、インプット系チャンネルからMATRIXバス 18に信号を送る方法について説明します。MATRIX バス
は、主にマスターレコーダーや楽屋のモニターシステムなどの機器に、STEREOバスや MIXバスとは異なるミック
スを送信する用途で利用します。
インプット系チャンネルからMATRIXバスに信号を送るには、次の 2つの方法があります。
SELECTED CHANNELセクションのエンコーダーを使って、MATRIXバスへのセンドレベルを調節する方法です。この方法を
使えば、特定のインプット系チャンネルからすべてのMATRIXバスに送られる信号を同時に操作できます。
Centralogicセクションのマルチファンクションエンコーダーを使って、MATRIXバスへのセンドレベルを調節する方法です。こ
の方法を使えば、連続した8つのインプット系チャンネルから特定のMATRIXバスに送られる信号を同時に操作できます。
SELECTED CHANNELセクションのエンコーダーを使っ
て、特定のインプット系チャンネルからすべてのMATRIX
スに送られる信号のセンドレベルを調節します。
1
信号を送るMATRIXバスに出力ポートが割り当て
られ、対応する出力ポートに外部機器が接続され
ていることを確認します。
MATRIXバスに出力ポートを割り当てる方法はP.95、
外部機器の接続方法はP.39をご参照ください。
2
トップパネルの[SEL]キーを使って、MATRIX
スに信号を送るインプット系チャンネルを選びま
す。
3
SELECTED CHANNELセクションのいずれかの
エンコーダーを押して、SELECTED CHANNEL
VIEW 画面を表示させます。
インプット系チャンネルからMIXバス/MATRIXバスへ
のセンドレベルの操作は、この画面のTO MIX/TO
MATRIXフィールドで行ないます。
1
TO MIX/TO MATRIX フィールド
インプット系チャンネルからMIX バス/MATRIXバスに
送られる信号のオン/オフやセンドレベルを設定する
フィールドです。
B
TO MIX/TO MATRIX ボタン
TO MIX/TO MATRIXフィールドで操作する送り先を選
択するボタンです。TO MATRIXボタンがオンのときは
MATRIXバスへ送る信号を操作できます。
C
TO MATRIX SEND LEVELノブ
インプット系チャンネルからMATRIXバスに送られる信
号のセンドレベルを表示します。センドレベルを調節す
るには、SELECTED CHANNELセクションのエンコー
ダーを操作します。
なお、送り先のMATRIXバスがステレオに設定されてい
るときは、2つ並んだノブの左側がPANノブ(ST IN チャ
ンネルではBALANCEノブ) として動作します。
D
TO MATRIX SEND ON/OFF ボタン
インプット系チャンネルからMATRIXバスに送られる信
号のオン/オフを切り替えます。
なお、インプット系チャンネルから信号を送るときの送
出位置がPRE( プリフェーダー )の場合のみ、これらのボ
タンの上部に白地に黒文字でPREと表示されます。
POST(ポストフェーダー )の場合は表示されません。
(PRE POST を切り替える方法は→P.77)。
4
画面内のTO MIX/TO MATRIXフィールドにある
TO MATRIXボタンがオンになっていることを確
認します。
TO MATRIXボタンがオンのとき、TO MIX/TO
MATRIXフィールドにはMATRIXバス 1〜8に対応する
ノブやボタンが表示されます。オフになっている場合は、
ボタンを押してオンに切り替えてください。
必要ならば、奇数/偶数の番号順に並んだ2系統の
MATRIXバスをステレオバスに設定し、主要なパラメー
ターを連動させることができます(P.212)。
送り先のMATRIXバスがステレオに設定されているとき
は、2つ並んだTO MATRIX SEND LEVELノブのうち、
インプット系チャンネルからMATRIXバスに信号を送る
SELECTED CHANNELセクションを
使
Centralogicセクションを使う
SELECTED CHANNEL
セクションを使う
1
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m7cl_j.book 66 ページ 2005年8月17日 水曜日 午後6時44分